岩殿満喫クラブ 岩殿 Day by Day

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2020年02月

荒川水系荒川中流右岸ブロック河川整備計画(県管理区間) 2006年2月

埼玉県では一級河川のうち、県が管理している河川の荒川水系を4つのブロック、利根川水系を2つのブロックに分けて河川整備計画を定めています。
埼玉県河川整備計画(6ブロック)

はじめに
 河川整備計画策定の背景
 荒川中流右岸ブロック河川整備計画の内容

1. 荒川中流右岸ブロックの概要
 1.1 荒川中流右岸ブロックの地域概要
地形・地質
荒川中流右岸ブロック西部の山地は秩父山地の一部をなしており、ブロックの西端には1,000m未満の峰が連なっている。この秩父山地の東端に接する形で比企ひき丘陵きゅうりょう、岩殿丘陵、毛呂山丘陵、高麗丘陵が半島状に東に突き出し、さらにこれら丘陵の東側縁辺部に東松山台地、入間台地等が分布している。ブロック東部に広がる平地は関東平野の一部をなす荒川低地で、関東平野の西北端に位置している。
山地は主に中・古生代に形成された堆積岩や変成岩からなっており、丘陵地や台地は第三紀に形成された礫層や堆積層、平地は第四紀に形成された砂や泥からなる沖積層となっている。

気象・気候
荒川中流右岸ブロックの気候は、夏は高温多湿、冬は低温乾燥の太平洋岸性気候である。年間の平均気温は15°C程度で、季節に応じて5~25°Cの範囲内で変動する。また、降雨については、年間の総雨量が900~1,500mm程度と全国平均に比べて少ない。また、梅雨や台風の影響により夏に多く、冬に少ない傾向がある。

動植物
荒川中流右岸ブロック内の植生は、植林による人為的影響を大きく受けており、全体としてスギ・ヒノキの人工林の占める割合が高い。自然林としては台地・丘陵地においてコナラ-クリ群落、アカマツ-ヤマツツジ群集、モミ-シキミ群集等、山地においてはミズナラやヤマザクラなどが人工林の間に存在する。また、低平地においても、かつて存在した広大な低湿地帯のほとんどが開発され、農地や市街地に変わってしまったため各所に雑草群落が見られる。河川敷においては、オギ群集、ヨシ群落が見られる。
ブロック内の動物としては、魚介類ではアユを初めとしてウグイなどコイ科魚類やマシジミなど、哺乳類ではホンドタヌキ、ホンドキツネなど、鳥類ではアオバズク、イカルチドリ、サギ類、カワセミなど、両生類ではトウキョウサンショウウオ、モリアオガエルなど、昆虫類ではハルゼミ、オオムラサキなどが生息している。
また、荒川中流右岸ブロック内には、埼玉県のレッドデータブックに絶滅危惧種として指定されている、スナヤツメ、ホトケドジョウ、メダカ、カジカなどの魚類、オオタカ、ヤマセミなどの鳥類、カジカガエル、イモリなどの両生類、タガメ、ゲンジボタルなどの昆虫類の生息が確認されている。

土地利用
平成9年[1997年]の国土数値情報によると、荒川中流右岸ブロックにおける土地利用は、流域の約44%が森林、約18%が畑、水田と市街地がそれぞれ約13 %ずつとなっている。過去50年間では、森林・水田が減少し宅地と畑が増加してきており、相対的に市街地化が進んできている。

名勝
景勝地として特に有名なのは、独特の地形を持つ「高麗川の巾着田」や、河原遊びも楽しむことができる「入間川の飯能河原」、渓谷の素晴らしい景勝が京都の嵐山に似ていることから武蔵嵐山と名付けられた「槻川の嵐山渓谷」である。その他にも、越生梅林、黒山三滝、鎌北湖、名栗湖、名栗渓谷等多数の景勝地がある。

歴史
荒川中流右岸ブロックに人間が住み始めたのは、縄文時代以前の今からおよそ2万年前と考えられる。また、奈良時代の初め、高麗人の渡来により大陸文化が伝えられ、文化・産業の基礎が築かれた。江戸時代には、江戸の発展にともない、江戸近郊の農業地域として開拓が進み、河川では舟運や漁が盛んに行われるようになった。近年になり、首都近郊の立地条件の良さから、宅地開発がブロック内の各地で進んでいる。
現在の荒川中流右岸ブロックの川は、最終的に荒川に流入しているが、その荒川の川筋は古くは和田吉野川のものであった。江戸時代初期の1629年に、現在の熊谷市久下くげ付近で元の荒川の川筋を締め切り、荒川の本流を和田吉野川に付け替える工事が行われ、入間川へと続く現在の荒川の様相となった。この工事により、江戸の水害の軽減や埼玉県の新田開発の促進、舟運の開発等の効果があった。しかし、その反面、現在の荒川本川に接するようになった町村に大きな水害をもたらすこととなった。
こうしたことから、治水事業は江戸時代より盛んに行われてきたが、水害は頻繁に生じてきた。明治以降も大水害が続いたが、段階的な河川改修の結果、昭和22年[1947年]以降は大規模な堤防の決壊を伴う洪水は起こっていない。

史跡・文化財
荒川中流右岸ブロックには、国・県から指定を受けている史跡や文化財が数多くある。代表的なものは、吉見町の吉見百穴や、日高市の高麗村石器時代住居跡、高麗神社本殿、聖天院の梵鐘、毛呂山町の出雲伊波比神社本殿、都幾川村の慈光寺の開山塔と銅鐘、小川町・東秩父村の細川紙等である。特に吉見百穴のヒカリゴケ発生地が国の天然記念物に指定されている。
また、古くから水害常襲地帯であった荒川の沿川では、人々が洪水から逃れるために水塚みづかを築き、その上に水屋と呼ばれる建築物を設けていた。
荒中右整備計画(県)200602

 1.2 荒川中流右岸ブロックの現状と課題
  1.2.1 治水に関する現状と課題
   (1) 過去の洪水の概要
・表1 荒川中流右岸ブロックにおける過去の主な水害
荒中右整備計画(県)200602_01

   (2) 治水施設の整備状況
・図1-8 治水施設の整備状況
荒中右整備計画(県)200602_02


   (3) 治水事業の課題
平成12年[2000年]12月、河川審議会において、流域が有している保水機能の保全、氾濫域における適切な治水方式の採用、市街地における洪水氾濫を想定した水害に強いまちづくりの推進等をまとめた「流域での対応を含む効果的な治水のあり方について」が中間答申された。
今後は国とともに従来の治水施設による対策だけでなく、多様な方策を荒川流域全体で検討していくことが必要である。
また、現在埼玉県においては、開発に伴う雨水の急激な流出増を抑制するため、開発者に対する調整池の設置要請や、小学校や公園などを利用した雨水貯留浸透施設の設置などの流域対策を進めているほか、流域の保水機能等を持続させるため、森林の保全を積極的に進めているところである。今後とも、荒川中流右岸ブロックのみではなく、荒川流域全体を見据えた治水対策についても、国や地域住民とともに、検討していくことが必要である。

  1.2.2 河川の利用及び河川環境に関する現状と課題
   (1) 水利用
   (2) 河川環境
   (3) 流況
・図1.11 荒川中流右岸ブロックにおける流量観測地点
荒中右整備計画(県)200602_03


   (4) 水質
・図1.12 荒川中流右岸ブロックにおける水質の類型指定
荒中右整備計画(県)200602_04


   (5) 河川利用

2. 河川整備計画の目標に関する事項
本計画は、「水害を軽減する安全な川づくり」と「川の個性、地域との関わりを踏まえた川づくり」を進め、「安全で豊かな自然を有した荒川中流右岸ブロック」及び「次世代に継承できる川」の実現を目指す。
河川整備にあたっては、近年の浸水被害状況や、流域内のまちづくりや資産の集積状況等を考慮しながら、自然豊かな荒川中流右岸ブロックの特徴に合わせた整備を行う。

 2.1 計画対象期間及び計画対象区間
(1) 計画対象期間
計画の対象期間は、計画策定時から概ね30年間とする。
(2) 計画対象区間
河川整備計画の対象とする区間は、荒川中流右岸ブロックにおける一級河川のうち埼玉県が管理する全ての区間とする。
・図2.1 荒川中流右岸ブロック河川整備計画の対象区間
荒中右整備計画(県)200602_05


 2.2 河川整備計画の目標
  2.2.1 洪水による被害発生の防止または軽減に関する事項
洪水による災害の発生の防止または、軽減を図るため、将来的な計画を考慮しながら、当計画では当面の県の改修目的である時間雨量50mm 程度の降雨より発生する洪水は、安全に流下させることができる治水施設の整備を行う。

  2.2.2 河川の適正な利用及び流水の正常な機能の維持に関する事項
関係機関と連携・協力して、取水・還元量等の実態の把握や河川流量の把握に努めるとともに、健全な水循環系の構築に努める。

  2.2.3 河川環境の整備と保全に関する事項
河川環境の現状を十分把握し、荒川中流右岸ブロックの地形特性、自然環境、景観、水環境、親水利用等の観点から、治水及び利水と整合を図った河川環境の整備と保全に、関係機関及び地域住民と連携しながら取り組んでいく。荒川中流右岸ブロック内の上流部を中心とした十分な流下能力を有する区間においては、現状で有している良好な河川環境を極力保全する。
また、平地部の一部の河川整備が必要な区間においても、事業実施にあたっては、現在の良好な河川環境を可能な限り保全していく。

3. 河川整備の実施に関する事項
 3.1 河川工事の目的、種類および施行の場所
荒川中流右岸ブロック内では上流部を中心とした十分な流下能力を有する区間を除き、改修が必要な平地部の区間では、時間雨量50mm程度の降雨により発生する洪水は安全に流下させるため、堤防の嵩上げや築堤、河道拡幅、河床掘削等の河道改修と洪水調節のための放水路の整備や排水機場の設置を行う。
本計画で示した河道の断面は、治水機能上その地点において最低限必要な流下断面を確保するものとして設定したものである。したがって、もともと用地に余裕がある箇所や、計画図に示した河道の断面以上の用地が確保できる箇所においては、それらの用地を有効に活用した河道の整備を地域の方々の意見を参考にしながら実施していく。

(1) 越辺川、小畔川、南小畔川、都幾川、槻川、兜川、鳩川、大谷木川、毛呂川、霞川、角川、新川、和田吉野川、和田川 一部の区間で流下能力が十分ではないことから、洪水による浸水被害が発生している。そのため、堤防の嵩上げや築堤、河道拡幅等の河道改修を行う。
(2) 葛川 河川の流下能力が十分ではないことと、洪水時に本川越辺川の水位が上昇し、越辺川から洪水が逆流することにより、浸水被害が発生している。そのため、築堤、河道拡幅等の河道改修と併せて、放水路を整備し、下流部の洪水流量を軽減する。また、越辺川との合流点については、越辺川を管理する国と協力して浸水被害の解消を図る。
(3) 市野川 一部の区間では流下能力が十分ではないことから、洪水による浸水被害が発生している。そのため、堤防の嵩上げや築堤、河道拡幅等の河道改修を行う。なお、下流部の荒川水位の影響区間において、堤防断面が不足しているため、堤防を補強する。また、治水施設の整備に合わせ、関係機関や地域と連携・協力し、人々が身近に水辺に親しめる河川空間の整備を行う。さらに、水環境の改善に努める。
(4) 横塚川 一部の区間では流下能力が十分ではないことから、洪水による浸水被害が発生している。そのため、築堤、河道拡幅等の河道改修と併せて、放水路を整備し、下流部の洪水流量を軽減する。
(5) 安藤川 一部の区間では流下能力が十分ではないことから、洪水による浸水被害が発生している。そのため、堤防の嵩上げや築堤、河道拡幅等の河道改修を行う。また、治水施設の整備に合わせ、関係機関や地域と連携・協力し、人々が身近に水辺に親しめる河川空間の整備を行う。
(6) 飯盛川 洪水時に本川越辺川の水位が上昇し、その洪水が飯盛川に逆流し、浸水被害が発生していた。この浸水被害解消のために、逆流防止の樋門が、国によって整備された。今後は、築堤、河道拡幅等の河道改修と併せて、越辺川との合流点に、排水機場の整備を行う。
(7) 新江川 洪水時に本川市野川の水位が上昇し、新江川からの自然排水が困難となることにより、内水被害が発生している。このため、市野川合流点に樋門及び排水機場を整備する。
(8) 九十九川 洪水時に本川越辺川の水位が上昇し、越辺川から洪水が逆流することにより、浸水被害が発生している。このため、合流点の整備について、越辺川を管理する国と協力し、浸水被害の解消を図る。
(9) その他 沿川の状況の変化により必要に応じて護岸等を整備し、安全を確保するものとする。また、河岸の崩壊等被災箇所においては護岸工等適宜災害復旧工事を実施する。関係機関や地域と連携・協力しながら、身近に水辺に親しめる河川空間や動植物の生息・生育に配慮した河川環境の整備に努める。

・図2.1 河川工事の施工の場所
荒中右整備計画(県)200602_08

 3.2 河川の維持の目的、種類および施行の場所
河川の維持管理については、災害発生の防止または軽減、河川の適正な利用、流水の正常な機能の維持及び河川環境の整備と保全等の観点から、河川の機能が十分に発揮されるよう適切な維持管理を行う。
   (1) 堤防・護岸等の安全性の維持
   (2) 有間ダムの維持
   (3) 許可工作物等への適正な指導

 3.3 河川の機能の維持、保全等に関する事項
河川には様々な機能があるが、その機能が十分に発揮されるためには河川のみではなく、流域全体で様々な対策を講じることが必要であるため、関係機関や地域住民との連携、協力が必要である。
   (1) 洪水時の被害の軽減・河川情報の提供などに関する事項
   (2) 水質の保全及び改善
   (3) 河川の自然環境の保全
   (4) 親水利用・環境学習の場としての利用促進
   (5) 河川の美化
   (6) 市民団体、NPOとの連携
   (7) 水源地域の維持管理
森林の持つ水源かん養機能、土砂流出防止機能、保健休養機能等の公益的機能により、森林は河川の流量や水質、生態系等の河川環境に大きな影響を及ぼしている。今後、これらの公益的機能を高度かつ持続的に発揮させるために、森林の保全について、関係機関や地域住民とともに検討していく必要がある。
現在、埼玉県においては、「多様な機能をもつ森林の保全」として、間伐の推進や広葉樹林の整備推進、森林サポーターへの活動支援等、様々な施策を推進し、優れた自然景観や多様な生態系を持つ豊かな森林の整備を進めている。また、公共施設や公共工事での県産木材の利用を推進するなど、幅広い分野で県産木材の利用拡大を進めている。
今後とも、それらの施策に関係機関や地域住民とともに連携・協力していく。
   (8) 健全な水循環系の構築
   (9) 河床の保全
荒川流域にはダムや砂防堰堤等が多数存在する。砂防堰堤は下流への土砂供給をコントロールし、河床の上昇を抑える働きもあるが、一方で土砂の移動を制限するために、下流への土砂供給が減少し、場所によっては河床低下や河床材の変化により魚類等の生息環境へ影響を与えている。
現在、埼玉県においては、地すべり、崖崩れなどによる突発的あるいは過剰な土砂の流入を防ぐための保安林の整備や、自然な土砂の移動を妨げないための砂防堰堤のスリット化や、既設ダムの堆積土砂を河床の低下している下流部の河床材に活用するなど、様々な施策を推進している。
今後とも、それらの施策に関係機関や地域住民とともに連携・協力していく。
埼玉県の河川整備計画(埼玉県HP)

無名沼イ号周囲の笹苅り 2月20日

無名沼イ号の周りの笹苅りと沼に接する市民の森の裾刈りをしました。
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太田猛彦「日本の森の変遷-荒廃から復活へ」 2月19日

2月16日の東松山市環境学習会で紹介された『全国植樹祭70周年記念写真集』(国土緑化推進機構、2019年)の巻末にある太田猛彦さんの解説「日本の森の変遷-荒廃から復活へ」(54~56頁)を読みました。全国植樹祭は1950年奈良県で「植樹行事並びに国土緑化大会」として開催され、1959年、第10回大会が埼玉県で実施されています。1970年、福島県で開かれた第21回大会から現在の名称に変更されました。全国植樹祭の前身は1934年に始まった「愛林日植樹行事」(Wikipedia)です。
 日本は高温多雨の夏を持つ温帯の島国
  豊かで多様な森に育まれた縄文文明
 日本はユーラシア大陸の東岸に横たわる南北約3000 km の弧状列島である。しかも世界地図を広げてみればわかるように、四季が明瞭な温帯には日本のような大きな島は極めて少ない。すなわち、海の影響を受ける島々は熱帯や亜熱帯、寒帯には多いが温帯には日本列島とイギリスの2島、ニュージーランドの2島ぐらいしかない。
 さらに日本列島とイギリス二島は大陸の近くに位置しその影響も受けるが、影響の受け方は全く異なり、大陸の東岸はモンスーン気候で夏季に降雨が多く、冬季は乾燥する。一方大陸の西岸は西岸海洋性気候で、夏は乾燥気味であり、冬に雨が多い。つまり日本は熱帯雨林のような高温多雨の夏を持つ世界で唯一の温帯の島国であり、そのような気候が日本の豊かな森を育んでいる。その上「冬は乾燥する 」と言っても、シベリアからの北西季節風と日本海を北上する暖流の影響で日本海側は降水量が多く、それは降雪となって日本の森林を一層多様にしている。
 日本人は縄文時代の昔からそのような森に支えられた豊かな自然を利用して暮らしてきた。この時代の列島にはドングリやクリが実る落葉広葉樹の森が広がっていたため、縄文人は基本的に食糧に困ることはなく、しかも煮炊きを可能にする縄文式土器の発明によって利用できる食材の幅を広げることができたため、農耕を受け入れることがなくても豊かな生活を送ることができた。例えば 、縄文時代の遺跡として有名な三内丸山の定住集落は1700年ほど続いたと言われるが、そこでは春は山菜採り、夏は漁労、秋は木の実の採集、冬は狩猟などにより豊かな食料を得、集落の中心には木材を使った祭祀用の施設を建造していた。しかし森が大きく傷つくことはなく、自然と共生した「持続可能な社会」が展開されていたと言える。農耕の始まりを研究したジャレド・ダイアモンドは日本の縄文文明を「森を利用した最も豊かな狩猟採集民族文明」と評価している。
 稲作の伝来とともに森林は劣化
  江戸時代は「森林荒廃の時代」
 しかし縄文時代に稲作が伝来すると、日本の森林はその後大きく変化していった。すなわち、縄文時代後期には豆類などを栽培する簡単な農業は始まり、居住地の周りの森林が変化し始めたが、水田稲作は連作は可能で、病虫害も畑作より軽微な上、何よりも単位面積当たりの収穫量が多く、したがって人口収容力も大きく、一方で用水確保のために集団生活が必要であり、集落が発達した。その結果、集落や農地の開発による森林の消失のほか、食料以外の資源は燃料も含めてほとんどが林産物であったため、いわゆる里地・里山システムを基本とする稲作農耕社会が成立するとともに集落の周りの森林の劣化も始まった。
 やがて飛鳥・奈良時代以降に次々と古代都市が成立すると、建築資材等木材の本格的使用が始まって大量の木材が伐採され、畿内を中心に本来の豊かな天然林はやせ地でも育つマツ林に変わるなど森林の劣化が進行した。また、それが原因で洪水や土砂災害がたびたび発生した。そこで森林を保護するため、例えば天武天皇は676年に飛鳥川上流に禁伐令を発している。そして、10世紀末には田上山など畿内各地に荒廃山地(はげ山)が出現するようになった。
 その後室町時代頃になると、各種産業の発達による人口の増加によって地方でも城郭や都市の建設が盛んになり、燃料用や資材用の木材需要が増加した。そのため森林の劣化も全国に広がっていった。またこの時代になると、製塩業、製鉄業、窯業等に必要な産業用燃料材の需要が増加して、森林の劣化がいっそう進んだ。さらに戦国時代以降、戦国大名は江戸時代の各藩によって水田の開発がいっそう進み、江戸時代中期には100万人が暮らす巨大都市江戸を要する人口3000万人の稲作農耕社会が成立した。当時の日本は世界人口の4~5%を占める人口大国であり、その人口を支えたのが稲作農業と森林を中心とする自然資源だった。しかしその頃、森林資源は既に逼迫しており、各地にはげ山が広がるとともに、里地・里山システムにかかわる入会地での村落間の境界争いや村落内での資源の奪い合い、あるいは水争いが頻発した。
 一方で、森林の消失(裸地化)や劣化は山地での土砂崩壊や平地での洪水氾濫を引き起こし、それらは災害となってたびたび人々を襲った。江戸時代は「森林荒廃の時代」ということができるだろう。以降、日本の国土は20世紀前半まで、山地で土砂が生産され続け、それが河川に流出し続け、海岸に土砂を供給し続ける国土となった。幕府は土砂留工事や砂溜工事を進めるとともに、熊沢蕃山ら儒学者からの治山治水の進言を受け入れて、例えば1666年の「諸国山川掟」のような、要所での伐採禁止や植林の奨励を布告した。また幕府や各藩は今日の保安林制度につながる留山や留木の制度を制定し、海岸では飛砂害防止のために砂防林を造成した。
 当時の山地・森林の様子は、例えば歌川広重の浮世絵「東海道五十三次」を見れば一目瞭然である。どの図版にも鬱蒼とした豊かな森は描かれていない。遠景の山はどの図版でも木々がまばらである一方で東海道名物の「松並木」や山腹の松が繰り返し描かれている。土壌が貧弱で他の樹木は生育できない荒れ地や砂地でもマツはよく育つ。「白砂青松」とよく言われるが、養分が少ない海岸の砂地にはマツしか生えない。つまり江戸時代の山も基本的にはこの写真集に掲載されている古い写真のような状態で、マツしか生えないほど貧弱だったのだ。

 治水三法を制定した明治政府
  乱伐は昭和の終戦直後まで続いた
 明治時代に入ると近代産業が勃興し、人口が急増し、都市が発達したが、この時期、産業用燃料はいまだ薪炭に頼っていた。そのため、建設資材や燃料材確保の必要性から森林伐採への圧力がいっそう強まった。その結果として、明治中期は日本の森林が歴史上最も劣化・荒廃していた時期と推定される。そのため明治政府はいわゆる治水三法を制定して河川では河川法に基づく洪水氾濫防止のための連続堤工事を開始するとともに、森林法の保安林制度に基づく治山事業や砂防法に基づく砂防事業によって荒廃山地での植林を精力的に行った。しかし近代的治山治水事業が始まっても国民の大部分は依然として森林に頼る農民であり、戦争の半世紀もあって里山の荒廃地はあまり回復しなかった。この写真集の大半の写真はこの頃の里山の状況を示している。
 一方、古代以来の都の造営や城郭、社寺の建設で必要な大径木は江戸時代には全国の奥山に探し求めるまでに減少したようだが、通常使われる木材もすでに江戸時代には品薄だった。そのため各地に人工林業も始まったが、大部分は天然林から伐り出された。さらに明治時代以降は近代化のための資材としての木材の需要が増大し、昭和時代に入ると森林鉄道の普及もあって奥山で本格的な伐採が始まった。加えて大戦中及び終戦直後の混乱した時代には、木材は唯一の自前の資源として文字通り乱伐された。全国植樹祭はこうした状況の中で昭和25年[1950]に始まったのである。

 「拡大造林」を経て「森林飽和」へ
  変わらぬ植樹活動の大切さ
 以来70年。この間、奥山では列島改造~高度経済成長期に木材需要を満たすための大規模な森林伐採があり、その跡地には「拡大造林」と称してスギやヒノキ、カラマツなどが植えられた。その後外材の輸入自由化や火災防止のための木質建材の使用制限もあって国産材の需要が減少したため奥山での伐採圧力は低下した。一方里山では治山・砂防事業の成果がようやく現れ始めたのに加え、燃料や肥料が森林バイオマスから化石燃料や化学肥料に転換されて薪炭林や農用林が不要となったため森林が回復し始めた。こうして昭和時代末期から平成時代を通して日本の森林は奥山でも里山でもその蓄積を増加させ、「森林飽和」と呼べるほどに復活した。その背景には全国植樹祭を中心とした緑化運動や国民参加の森づくりによる緑化の呼びかけも大きく影響していると思われる。
 一方この時代には広葉樹の復活を望む声も広がるとともに、かつての里山を保存する活動も盛んになった。この傾向は全国植樹祭の植栽樹種の選択にも表れ、1970年代からモミジやサクラ類、トチノキなど各種の広葉樹の植林が見られるようになり、1990年代に入ってからは広葉樹が大勢を占めるようになった。これは森林の全般的な成長と林業の不振の一方で1990年代以降は生物多様性保全の重要性が広く知られるようになって、多様な森づくりが好まれるようになった結果とみられる。 [以下略]
※久那村(秩父市)の治山工事施行地(完了後、1938年)(同書31頁)
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※山本悟さんの「知っておきたい日本の植林史」(同書20頁)
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ドラム缶石焼き芋機ほぼ完成 2月19日

ドラム缶石焼き芋機ほぼ完成し、試しに燃してみました。重量は中に入れた玉石を含めて30㎏ぐらい。煙突の支え脚、本体とエビマガリを固定する金具をつければ完成です。三本さん、細川さん、ありがとうございます。
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蓋も上手に丸く作られ、蓋板を切り抜いた残りの部分も丸テーブルになっていました。
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岩殿入山谷津の植物追加調査第11回 2月18日

2020年最初の植物調査。二宮さん、坂田さん、加倉井さんで実施しました。午前中はボッシュ林、中央園路、尾根園路のルートで、上から入山谷津谷底の耕作放棄地の畦や水路の配置を再確認しました。
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岩殿D地区下段のクワの幹にはコウヤクダケ、枯葉にはクワコの繭がついていました。
    (全国農業改良普及支援協会HP『農業温暖化ネット』) 
   


ドラム缶の加工 2月18日

昨年1月19日に買ったドラム缶を加工して、石焼き芋のカマドをつくる作業を三本さん、細川さんでしました。今日は二つに切断して、炊き口を開けるところまでです。
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キノコの駒打ち 2月18日

岩殿では夜間、みぞれが降ったようです。片桐さん、澤田さん、細川さんでキノコの駒打ちをしました。
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0次谷の表層崩壊 2月17日

昨年10月、台風19号の豪雨により、市民の森や石坂の森では小規模な表層崩壊がありました(10月26日の記事)。岩殿満喫クラブの管理する岩殿C地区の西側、無名沼イ号の奥の谷頭は「明瞭な流路をもたない谷頭の集水地形」、「九十九川が始まる湧水のポイントではあるが、表面では川の様相を呈していないが、集水しているお椀状のエリア」=0次谷で、今後集中豪雨で山腹が崩壊する危険がないとは言えないので、災害に備えて「表層崩壊」等について資料を調べてみました。
「流木災害等に対する治山対策検討チーム」中間取りまとめ
2017年7月、九州北部豪雨において、山腹崩壊に伴い発生した流木が下流に大きな被害を与えました。林野庁では、「流木災害等に対する治山対策検討チーム」を設置し、災害の実態把握や山腹崩壊の発生メカニズムの分析・検証等を行い、更なる効果的な治山対策の在り方について検討し「中間取りまとめ」として公表しています。
●「流木災害等に対する治山対策検討チーム」中間取りまとめ01「流木災害等に対する治山対策検討チーム」中間取りまとめ資料分割6

※「災害に強い森林づくり指針」(長野県、2008年)
災害に強い森林づくり指針(長野県)shishin_8
長野県では、2006年7月に大規模な豪雨災害に見舞われ、連続累積雨量400mmを記録した県央部を中心に76億円を超える林地被害が発生し、12名が亡くなりました。この災害を教訓にして、森林の土砂災害防止機能を強化し、山地災害から県民生活の安全・安心を確保するために、「森林の土砂災害防止機能に関する検討委員会」を計10回開催し、2008年1月にその検討結果を『災害に強い森林づくり指針』として公表しています。
災害に強い森林づくり指針(長野県)shishin_8_01災害に強い森林づくり指針(長野県)shishin_8_02災害に強い森林づくり指針(長野県)shishin_8_03災害に強い森林づくり指針(長野県)shishin_8_04

災害に強い森林づくり指針(長野県)shishin_8_05災害に強い森林づくり指針(長野県)shishin_8_06災害に強い森林づくり指針(長野県)shishin_8_07災害に強い森林づくり指針(長野県)shishin_8_08

検索に移動0次谷(ぜろじたに、zero-order basin):塚本良則さんによって定義された流域の呼称。
 表層崩壊との関係(Wikipedia)
表層崩壊は、斜面崩壊のうち斜面表土が飽和側方流や地震によって滑落する現象であるが、0次谷との関係においていくつかの特徴が指摘されている。内容は以下の通りである。

表層崩壊は0次谷流域を単位として、その多くが0次谷内部で発生する。
1つの0次谷に1つの表層崩壊が発生する。
表層崩壊面積と0次谷流域面積には相似関係が存在する。
豪雨型山崩れによる流域総生産土砂量には上限値が存在する。

表層崩壊とそれにともなう土石流は過去に大土砂災害を引き起こしている。0次谷と、0次谷と崩壊の関係を調査・研究することは、斜面災害対策を行う上で極めて有意義であるといえる。

東松山市環境学習会第1回 2月16日

東松山市と環境基本計画市民推進委員会では、市民の皆さんに協働による環境まちづくり活動や環境問題への認識を深めていただくことを目的に、環境学習会を企画しています。今日は『森林飽和』、『ダムと緑のダム』の著者、太田猛彦さんを講師に「日本の森林の現状を知り、今後の保全のあり方を考える」をテーマに実施し、多くの参加者がありました。
次回、3月8日(日曜日)は勝浦信幸さんを講師に「協働による持続可能なまちづくり」を予定しています(10~12時、総合会館3階304会議室)。

日本の森林の現状を知り、今後の保全のあり方を考える
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現在の森を知るためには、かつての森の姿を知ってほしい
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治水三法(1896年河川法、97年砂防法、森林法)
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林業基本法(1964年)、森林・林業基本法(2001年)
計画的な治山・治水事業に社会の変貌(燃料革命、肥料革命等)により人々が森から離れ、里地・里山システムが終焉。森林は400年ぶりの緑を回復したが、放置され荒廃はすすむ。
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日本学術会議答申、森林の多面的機能
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地球環境問題の出現
 土地と水の利用の問題→生物多様性喪失
 地下資源利用の問題→廃棄物問題・地球温暖化(エネルギー問題)
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新しい森林の原理(2004年)と持続可能な森林管理と地域の木材の利活用
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(2014年7月29日に行われたウッドマイルズフォーラム2014での太田さんのスライドの一部を引用)

学習会後半部分で取りあげられていたプラネタリー・バウンダリ、SDGs、ESG等については別記事を準備中です。
 

虫明功臣、太田猛彦監修『ダムと緑のダム』 2月15日

虫明功臣、太田猛彦監修『ダムと緑のダム 凶暴化するする水災害に挑む流域マネジメント』(日経BP、2019年12月)です。台風19号の集中豪雨で市民の森のボッシュ林エリアの0次谷(明瞭な流路をもたない谷頭の集水地形)と石坂の森見晴らしの丘下では小規模な表層崩壊が起きていたこと(2019年10月26日記事12月23日記事)を頭に置いて、市民の森の森林管理について考えながら読み終えました。
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ダムと緑のダム 凶暴化するする水災害に挑む流域マネジメント』目次
はじめに(虫明功臣[むしあけかつみ]、太田猛彦)

第1章「緑のダム」が決壊した(井山聡)
 2017年九州北部豪雨災害の爪痕
  豪雨で孤立した集落
  1942年の観測開始以来最大の雨
  東京ドーム約9個分の土砂と流木の流出
  洪水、土砂、流木を防いだ ダム
  2018年西日本豪雨での最悪夢
  連年の豪雨災害
  山林崩壊のメカニズム
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 近年、特に頻発する土砂・流木災害
  森林が豊かな地域でも多発の恐れ
  全て砂防堰堤での対策は現実的でない

第2章森林における治水・利水機能とその限界(高橋定雄)
 緑のダムの限界
  大洪水ではピーク流量の低減を期待できず
  渇水時には貯水ダムの代わりにならず
  日本学術会議の見解
  森林施業による治水・利水対策の限界
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 川辺川ダムにおける緑のダム論争
  緑のダム論争の経緯と論点
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  森林の保水力についての共同検証(現地試験)
  健全な流域水循環系の構築に不可欠な森林の保全・整備

第3章急峻な国土に生きる(小山内信智)
 山は動く
  3つの土砂災害
  過去30年でどんどん増える土砂災害
 森林(植生)の土砂流出抑制効果と限界
  森林(植生)の土砂流出抑制機能
  近年の土砂災害の実態
  緑の落とし穴?
 土砂・立木災害にどう立ち向かうか
  第二次世界対戦後の日本の土砂災害対策
  ソフト対策の進展とその課題
  土砂移動現象にほぼ必ず含まれる流木

第4章森林政策を考える(太田猛彦)
 日本の森林の劣化と回復
  「世界で唯一」の森で暮らした縄文人
  稲作の伝来と森林の劣化
  江戸時代は山地荒廃の時代
  日本の森林が史上最も劣化・荒廃した明治中期
  戦後社会では森林の蓄積が増加
  林業の経済政策を優先した林業基本法
  地球環境時代の到来と森林・林業基本法
  竹林の繁茂や花粉症のまん延などの新たな問題
   表層崩壊の激減と土石流の変化
 一方、森林の復活による最も大きな影響は、山地における侵食様式の変化でした。すなわち、主にはげ山や林間の裸地、山間の耕地で発生する表面侵食は、ヒノキの人工林などで未間伐な部分やシカの食害で林床植生が消滅した部分を除くと 、ほとんど起こらなくなりました。また表層崩壊は、斜面表層の1、2メートル程度の風化土壌層が地表面から浸透する降雨の作用や地震の震動で崩れるもので、はげ山や幼齢林地で発生することが多いのですが、壮齢林では樹木の根系の作用によって発生し難くなるため、平成時代には目に見えて減少しました。
 土石流も発生形態が変化しているように見えます。森林が劣化していた時代に起こった豪雨による土石流の大部分は、1次谷(常時表流水がある最上流の谷)内の数個の表層崩壊が集合して発生していました。一方、森林が回復した平成時代に入ると、谷頭などで単独に発生した表層崩壊が土石流化する場合が多くなりました。豪雨の規模の増大化によって 、大量の水が山腹から流出して崩壊土砂に加わるようになり、小崩壊でも土石流化する場合が多く見られるようになった結果と推測されます。このような理由によって、表層崩壊が減ったにもかかわらず、土石流の発生はそれほど減少していないようです。
 こうした状況は山地での流木の発生に大きく影響しています。すなわち、山地での流木の発生の大部分は、表層崩壊地の立木が崩壊土砂とともに流出することにより発生するので、先述した土石流の発生様式の変化とは、「 表層崩壊は必ず流木を発生させる」と考えた方がよくなったことを意味します。(114頁)
  森林の充実で河川も海岸も変貌
  森林は水源涵養機能を十分に発揮
 森林の多面的機能と森林・林業
  森林・林業基本法と森林の多面的機能
  国連のミレニアム生態系評価とほぼ一致する「森林の原理」
 森林・林業基本法の制定に関連して日本学術会議は01年に、当時の農林水産大臣の諮問に応じて「地球環境・人間生活にかかわる農業及び森林の多面的な機能の評価等について」を答申しました(図5)。
 このうち「森林の原理」は、詳しくは「森林と人間の関係に関する『森林の原理』」というもので、環境、文化、物質利用の3つのサブ原理から成り、「多面的な機能の種類」の①~⑤、⑥と⑦、⑧がそれぞれほぼ対応します。さらにこれらは国連のミレニアム生態系評価で04年に提案された「生態系サービス( 生態系によって人類に提供される資源と公益的な影響)」の調節サービス、文化サービス、供給サービスとほぼ一致しています。森林の適切な管理とは物質生産機能(林産物供給機能)とその他の環境保全機能等とを共にバランスよく発揮させることといえます。
 また、上記の各機能を議論する際に忘れてならないのは「森林の多面的機能の特徴」の指摘です。特にそれぞれの機能を単独に取り上げて議論する場合に出てきた結論で、直ちに森林の存在そのものに評価を下すことは避ける必要があります。例えば、流木災害の原因になるからといって、渓流の周りの森林を除去することは、渓流生態系を保全する森林の機能を犯すことになり、森林の機能の多面性を正しく評価していないことになります。(119~120頁)
図5 日本学術会議が答申した森林の多面的機能
2.森林の原理:森林(植生)の最も基本的なはたらきは、自然環境の構成要素としての働きである(環境原理)。しかし、人々が身近な森を利用し、生活を向上させてきたことも自明であり、昔から森は目いっぱい 利用された(物質利用原理)。さらに、かつての森の民・日本人にとって、森が日本の精神・文化、すなわち日本人の心に影響を与えたこともまた当然と言える(文化原理)。
3.森林の多面的な機能の種類と意味:最も根源的な森林の機能として、人類そのものが森林を舞台とした生物進化の所産であることの意味まで含む①生物多様性保全機能がある。森林の本質である環境保全機能としては②地球環境保全機能、③土砂災害防止機能/土壌保全機能、④水源涵養機能、⑤快適環境形成機能がある。日本人の心にかかわるものとしては、⑥保健・レクリエーション機能、⑦文化機能がある。さらに 、⑧物質生産機能(林産物供給機能)は森林の本質的機能であるが、その利用は環境保全機能等とトレードオフの関係にあり、異質の原理に基づく機能といえる。
4.森林の多面的な機能の特徴:森林は極めて多様な機能を持つが、ここの機能には限界がある。森林の多面的機能は総合的に発揮されるとき最も強力なものとなる。さらに森林の多面的機能は、他の環境の要素との複合を発揮や、重複発揮性、階層性等の特徴を持つ。

  7つの機能からみる現代の森林問題
……01年の日本学術会議による答申で詳説しており、本書でも特に関係が深いのは、「③土砂災害防止機能/土壌保全機能」と「④水源涵養機能」です。この2つを詳しく解説します。
 山地災害の中で最も深刻なのは土砂災害です。落葉落枝層(A0層)や林床植生が健全な森林では、豪雨があってもほぼその全量を地中に浸透させて地表流を発生させず、表面侵食を確実に防止することが重要です。しかし、伐採により地表がかく乱された場合や林床植生がシカの食害を受けた林地、あるいは間伐されず林床が裸地化したヒノキ林などでは地表流が発生して表面侵食が起こってしまいます。
 地表から浸透水による間隙水圧の増加や地震の慣性力によって風化土壌層が崩れる表面崩壊は、森林が成長するとその樹木の根系の先端が基盤岩やその弱風化層に食い込む「杭効果」や、隣接木の根系同士が絡み合う「ネット効果」によって大幅に減らすことができます。また、土石流は表層崩壊による崩落土砂に表流水や地下水が加わって発生することが多いので 、森林は表層崩壊を減少させることによって土石流の発生も減らせることになります。
 しかしながら森林には、基盤岩そのものや厚い堆積土層が崩れる深層崩壊の発生、さらには地すべりの発生を防止する効果はほとんど認められません。また表層崩壊であっても豪雨の規模が極端に大きい場合や震度7クラスの地震の直撃に対しては防止軽減効果にも限界があります。
 一方、森林が劣化して裸地化した山地斜面と比較して健全な森林山地が水源涵養機能を発揮する最大の理由は、落葉落枝層(A0層)や林床植生が豊かな”健全な”森林土壌層が雨水を地中に浸透させて、裸地斜面で発生する地表流を流速の遅い地中 流に変えることにあります。すなわち地表流が地中流に変わると、山地斜面に降った雨が河川に流出するまでの時間が長くなり、洪水流出ハイドログラフのピーク流量が低下し、ピーク流量発生までの時間が遅くなり、さらには減衰部が緩やかになります。主に健全な森林土壌が発揮するこの機能を森林の洪水緩和機能と呼んでいます。そして、河川流出におけるこの変化は直接流出成分の一部が基底流出成分に変わることを意味し、水資源貯留効果を発揮することにつながります。あるいは洪水流出として無駄に海洋に排出される流量をゆっくり流出させて水利用の機会を増やすことにもなります。これは見方を変えると、流量を調節しているということもできます。
 さらに、健全な森林に到達した雨水は森林土壌を通過し河川に流出する間に土壌のろ過作用や緩衝作用、土壌鉱物や基盤岩からのミネラルの添加、飽和帯での脱窒作用などを受けて水質が改善され、あるいは清澄なまま維持されます。これは水質浄化機能といわれています。
 一方で極端な渇水が発生すると森林は蒸散作用によって通常は河川に流出するはずの水分を消費するので渇水流量を低下させてしまうことも知られています。また、成長した森林は遮断蒸発と蒸散作用の両方で大量の水を消費するので、この場合は伐採や間伐により主に樹冠の葉量を制限することが水資源利用上有利です。(122~124頁)
  現代の林業問題
 持続可能な社会と今後の森林管理
  SDGsと親和性が高い森林・林業
  新たな森林管理システム
  市町村に配分する新しい税制「森林環境税」
  森林認証制度で適切なチェックを
 山地災害対策と災害に強い森づくり
  保安制度と治山事業
  3つの流木の発生源
 流木の大部分は、①「表層崩壊と呼ばれる山腹崩壊地から流出流出する流木」です。 具体的には35~40度程度の急勾配の山腹斜面、特に0次谷(常時表流水がある谷の上部に位置する集水地形)と呼ばれる凹型斜面で表層崩壊が発生し、さらに崩壊土砂が流動化して土石流となった時、大量の流木が渓流に流出します。
 そして発生した土石流の運動エネルギーが大きい場合は、②「山脚部や古い土石流堆積地、掃流堆積地)が侵食されて、その上に成立したいわゆる渓畔林も流木化」します。その後、流木の大部分は通常は土砂とともに渓流の下流部に堆積しますが、一部は土石流と共に下流河川に流出します。
……さらに、③「谷底低地や小河川沿いの低平地の渓畔・河畔、あるいは氾濫した洪水流の進路上の樹木が押し流されて流木化」したものが加わります。(137~138頁)
 ここで①について、森林と崩壊と流木発生の関係に関する基本的知識を3つ挙げておきます。
 第1は、山崩れには山腹斜面上の風化土壌層が崩壊する「表層崩壊」と厚い堆積土層や基盤岩から崩れる「深層崩壊」があり、豪雨による崩壊のほとんどが表層崩壊です。また、表層崩壊は花こう岩系や堆積岩系(特に新第三紀層)のち地質の山地に多発する傾向がありますさらに前述したように、豪雨による表層崩壊は急斜面だけでなく、水が集まりやすい0次谷に発生しやすい性質があります。
 第2は、森林は「根系の働き」と「風化土壌層中の効果的な排水システム」によって表層崩壊を抑制します。このうち根系の働きについては、根が基盤岩の弱風下層や割れ目に食い込む杭効果と、隣接する樹木の側根同士が絡み合うネット効果があり、両者によって表層崩壊を起こりにくくしています。また効率的な排水システムとは土壌中に浸透してきた雨水が風化土壌層の底部(基盤岩の表面)に発達したパイプ状の水みちを通して効率的に排水される機構を指し、これによって土壌中で水圧が高まるのを防ぎ、崩壊を抑制しています(図9)。しかしながら17年の九州北部豪雨のように、豪雨の規模が強大だと崩壊に至る場合もあり、森林の働きには限界があることもしっかり受け止める必要があります。
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 第3は、流木は主に表層崩壊によって発生するということです。切り捨て間伐材などのリ林地残材や伐採後搬出前の材が豪雨によって直接流出する懸念が指摘されていますが、崩壊土砂や土石流に巻き込まれて流出することはまれにあるにせよ、通常はこれらの材を押し流すほどの水深を持つ流れが山腹斜面上に発生するとは考えられません。
 一方、温暖化によって、表層崩壊が発生するような豪雨がある場合、山腹や谷の上部から大量の流出水が加わって崩落土砂が土石流化する事例が多くなっており、今後はいったん表層崩壊が発生すれば、ほとんどの崩壊地から流木が渓流にまで流出してくると予想されます。(139~140頁)
  山地・渓流における流木災害軽減対策
  山腹斜面では表層崩壊をできるだけ抑制
 山腹斜面では、表層崩壊をできる限り抑制する対策が望まれます。ただし、急斜面で多発する特性を考えれば、①[発生し流下する土砂や流木そのものへの対策]の施設による対策は限定的にならざるを得ません。それでも特に危険な急斜面や凹型斜面では、これまでより強化した斜面安定対策(山腹土留工など)を実施する必要があるでしょう。また0次谷下部などでは谷止工を設置し、崩壊土砂の流動化、土石流化を防ぐ必要があります。
 一方②[流木が出にくい森づくり]の災害に強い森づくりでは、人工林であっても広葉樹林であっても、密度管理により根系・下層植生の発達した林木で構成される森林を、息長く育てる森づくりを進めていくことが基本となります。特に0次台の斜面や40度を超える急斜面では、現在そこがどんな林相であっても「非皆伐」とし、密度管理とギャップへの補植によって強靭な森林に改良していく方が良いと思います。(142頁)
  渓流の上・中流部では渓床・渓岸の浸食を防ぐ治山施設を
  渓流下流部では流木捕捉に期待
  災害に強い森づくりとは
 ここで災害に強い森づくりについてまとめておきます。
 災害に強い森づくりの基本は0次谷であっても渓岸であっても、強靭な根系を持ち、下層植生の発達した大径木で構成される森林を、時間をかけて育成していくことです。樹種の違いに配慮するよりも、より大径木化することを優先する方が重要であると思います。つまり、針葉樹人工林であっても広葉樹林であっても現在の森林を間伐する(場合によっては補植も行う)ことによる密度管理等によって、より高齢の森林へ導くことを第一に考えるべきです。人工林の場合、伐採・新植から20~30年後以降を想定し、劣勢木が自然に淘汰されることを考慮すると、たとえ間伐が多少遅れていても、樹種を変更するために伐採するよりも健全な森林に改良していく方がはるかに重要です。繰り返しになりますが、流木の出にくい森づくりの基本は現存の森林をとにかく長期的に維持して、できる限り高齢で、健全な大径の林木が存在するように林相を改良していくことだと思います。
 なお、木材生産の観点からは0次谷や渓岸堆積地はスギ林の適地です。非皆伐さらには禁伐が必要な0次谷内やけ渓岸の数メートルの範囲内の林木を除けば、製材可能な程度の大径木生産は差し支えないと思われます。 (144~145頁)
  不可欠な警戒・避難体制

第5章これからのダムに求められる役割(安田吾郎)
 ダムの目的と機能
   ダム では目的別に使用権を設定
   九州北部豪雨で治水効果を発揮したダム
  ダムが満杯になると洪水調節機能は喪失
  予備放流と事前放流~洪水調節容量を自主的に増やす操作~
  通常より洪水時の放流量を絞り込む特別防災操作
  他の洪水対策と比べたダムの特徴
 日本と海外のダムの変遷
  世界一のダム大国だった日本
  目的が農業、上工水から発電、治水へ
  ダム大国は日本から米国そして中国へ
  第1次世界大戦後にダム建設の進展期を迎えた日本
  戦前の治水ダム整備の遅れのツケを戦後払わされた日本
  日本の成長を支えたダムによる都市用水の供給
  ダム完成ラッシュの時期から最近までのダム整備の動向
  発電面を中心としてダムを見直す最近の米国の動き
  日本も本格的なダム再生の時代に突入
 日本のダム課題と対応
  地域の分断と人口流出の問題
  河床低下や海岸侵食とダムの持続性の問題
  ダム下流の流量の平滑化に伴う問題
  ダム湖でアオコなどの富栄養化現象が発生
  魚類等の移動ルートの分断の問題
  異常洪水の際のダムの限界
  ダム放流に関するリスクコミュニケーション
  水需要が伸びない中でのダムの役割
  ダムの安全性神話
  生物生態系への影響軽減
 意外と知られていないダムの機能
  可変型装置としてのダム
  生物の生息場としてのダム
  流木災害や大規模土石流を抑止するダム
 気候変動時代におけるダムの役割
  増えている豪雨災害のリスク
  将来はさらに洪水リスクが増加
  増加する気候変動リスクへの対応策

 コラム
  米国が世界一の大国になった事情
  オリンピック後の水資源確保対策により救われた首都圏

第6章 ダムと森林の連携(虫明功臣)
 ダムと森林の連携による価値創造
  ダムと森林の機能の関係性
  ダムと森林の連携によって生じるメリット
  流域マネジメントの枠組みによる連携
 これまでの流域マネジメント
  流域マネジメントの先駆け:熊沢蕃山の治山・治水
  ダム水没地域の再建・振興を目指す水源地域対策特別措置法
  水源地研究会の提言
  120のダムで策定した 水源地域ビジョン
  流域マネジメントを推奨する水循環基本法の制定
  流域水循環計画への認定事例
 ダムと森林が連携した流域マネジメントの実現
  新たな森林・林業行政とダム水源施策の連携
  効果的な流域マネジメントを実現する体制の構築

おわりに(虫明功臣、太田猛彦)

執筆者




太田猛彦『森林飽和 国土の変貌を考える』 2月15日

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太田猛彦『森林飽和 国土の変貌を考える』目次

まえがき

第1章 海辺の林は何を語るか-津波と飛砂
  1 津波被害の実態
    林がそっくりなくなった
    マツも「被災者」
    倒れた木と倒れなかった木
    津波にも耐えたマツ
  2 津波を「減災」したマツ林
    マツ林には”実績”があった
    津波を弱め、遅らせる
    なぜ海岸林の再生が必要なのか
  3 なぜ海岸にはマツがあるのか
    笑顔にマツあり
    ”人工の森”をめぐる疑問
    砂浜の砂はどこから来たか

第2章 はげ山だらけの日本-「里山」の原風景
  1 日本の野山はどう姿をしていたか
    これが日本の山なのか?
    江戸の絵師が描く
    里山ブームの盲点
  2 石油以前、人は何に頼って生きていたか
    森しか資源のない社会
    理想の農村
  3 里山とは荒地である
    知られざる実態
    資源を管理する
    収穫を待ち望む
    里山生態系は荒地生態系?

第3章 森はどう破壊されたか-収奪の日本史
  1 劣化の始まり
    前史時代の森林利用
    古代の荒廃
    マツはいつ定着したか
    都の近辺で大伐採  
    領主の支配が及ぶ
    森が人里を離れる
    建築材を求めて全国へ
    里山の収奪が進む
  2 産業による荒廃の加速
    「塩木」となる
    製鉄のための炭となる
    焼き物のための燃料となる
  3 山を治めて水を治める
    3倍増した人口
    里山の疲弊
    思わぬ副作用
    山地荒廃への対策
    海岸林の発明
    なぜクロマツだったのか?
    地質によって荒れ方も変わる
    土壌とは何か
    木を植え続ける努力

第4章 なぜ緑が回復したのか-悲願と忘却
  1 荒廃が底を打つ
     劣化のピークは明治
    浚渫から堤防へ-治水3法の成立
    治山と砂防は本来ひとつである
  2 回復が緒につく
    災害の激増
    森林再生の夢
    海岸林の近代的造成とは
  3 見放される森
    エネルギーと肥料が変わった
    林業の衰退で木が育つ?
    森林は二酸化炭素を減らすのか
    劣化と回復を理解するモデル
    やがて新しき荒廃

第5章 いま何が起きているのか-森林増加の副作用
  1 土砂災害の変質
  土砂災害の呼び名いろいろ
     img-200215195535-002img-200215195535-0001
    なぜ崩れるのか
    表層崩壊と深層崩壊の違い
    地すべりとは何か
    土石流とは何か
  2 山崩れの絶対的減少
    かつて頻発した表層崩壊
    表面侵食が消滅した
    表層崩壊も減少、しかし消滅せず
    荒廃の時代は終わった
    流木は木が増えた証拠
  3 深層崩壊
    専門用語が定着した
    対策はあるのか
  4 水資源の減少
    森は水を貯めるのか
    流出を遅らせる力
    天然林志向を問う
    森は水を使う
    同じ雨は二度と降らない
    森を伐採して水が増える
  肝心の渇水時に水を増やさない
     img-200215195614-0001
    激甚災害は必ず起きる
  5 河床の低下
    砂利採取とダムの影響は?
    森の影響を見落とすな
    生態系への影響
    川はどうなるのか
  6 海岸の変貌
    海岸線の後退
    ”犯人探し”
    いくつかの「証拠」
    国土環境の危機

第6章 国土管理の新パラダイム-迫られる発想の転換
  1 ”国土”を考える背景
    国土の特徴を一文でつかむ
    プレートを読む
    気候を読む
  2 新しい森をつくる
    荒れ果てる里山
    人工林の荒廃、天然林の放置
    究極の花粉症対策とは
   森林の原理とは何か
     img-200215195654-0001
  里山は選んで残せ
 最後に、読者に身近な里山の将来について付言したい。往事の里山の再生がきわめて困難なことはすでに明らかであろう。人手をかけて森を徹底的に収奪しなければならないからである。割り切って、里山を稲作農耕森林社会の時代の文化財と考え、地域を限定し、森林ボランティアなどの力を借りて、”収奪”を試み、 かつての里山の姿を維持するほかない。
 近年、里山を保存しようという運動がさかんである。私も関東ローム層の台地の崖の斜面林や多摩丘陵その他の里山を保存するグループをいくつか知っている。どこでも保存活動に熱心なリーダーがいて頭が下がる。そして”間伐”が大切と考え抜き伐りなどの手入れに汗をかいている。しかし、一般の人にとって樹齢50年を超えた木を伐ることは難しく、また「もったいなくて伐る気になれない」という。しかし、かつての里山にそれほど大きな木はなかった。20年も経てば待ちかねて伐採し、利用していたのである。つまり、間伐をしても大きな木が残っているなら、 それは往事の里山の姿とはほど遠いことになる。かつての里山では、落葉や下草はおろか、灌木や高木の若芽まで刈り取っていた。だからこそ毎年春植物が咲き、清々しい里山が見られたのである。里山の保存がいかに困難であるかがわかるであろう。したがって、保存する里山を厳選し、一部に限定したうえで、昔の姿に戻し、それを維持するしかないのである。
 残りは「現代」の里山としての環境林、保健林、レクリエーション林、教育林などとして維持していくことになろう。しかしこの場合も、 管理はかなり難しい。その理由は、それぞれの目的にふさわしい森林を維持するためには、程度の差はあれ植生遷移の進行を止める”継続的な管理”が必要だからである。その管理方法に関しては多くの団体から有用な指導書が発行される時代になっている。しかし、このような使い道が見出せない場合、里山の森をどうすればよいのだろうか。
 私は最近、低炭素社会が叫ばれる中で、里山の森であっても生物多様性を保存した木材生産林として役立つ道を探るべきだと主張している。里山の森は地味も豊かで樹木の成長も早く、また道路に近いので伐採・搬出が容易である。管理次第で十分人々の好む広葉樹林同様の機能を発揮させられる 。ただしこのことを真に身に納得してもらうためには、先ほど述べた「新しい森林の原理」の中味をもう一度確認する必要があるだろう。(238~239頁)

  3 土砂管理の重要性
    異常現象にどう立ち向かうか?
    生物多様性を守るには
    山崩れを起こす
  4 海岸林の再生
    海岸林が浮き彫りにした国土の変貌
    海辺に広葉樹を植えるのか?

参考文献

あとがき


コナラ伐採 2月14日

毎週金曜日の定例作業日。参加者は芦田さん、新井さん、片桐さん、金子さん、草間さん、澤田さん、細川さん、渡部さん、Hikizineの9名でした。作業道上近くのコナラを伐採しました。
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落ち葉・枯草焼却 2月13日

昨日の続きで、無名沼イ号下の一段目、二段目の刈笹・落ち葉と土手の枯草を焼却しました。落ち葉の下にあるイネ科の雑草は枯れていますが湿気ってい焼きづらいです。
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枯損木伐採 2月13日

市民の森保全クラブ作業エリア内の園路近くのサクラ枯損木や落枝・倒木のおそれのあるコナラ、アカマツが業者により伐採されました。
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コナラ、アカマツは玉切り、加工してイスやベンチに利用できそうです。


落ち葉・刈笹焼却 2月12日

無名沼イ号下の畑で2月3日に水路から掻きだしておいた落ち葉と刈笹を焼却しました。
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明日、雨が降るかもしれないので、全部燃してしまいたかったのですが、2割くらいは燃せませんでした。

裾刈り 2月11日

入山沼下の岩殿I地区の上段の周り(堰堤、市民の森側、愛弘園側)の裾刈りをしました。
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耕作放棄地のヤナギの伐採 2月10日

新井さんが岩殿I地区のヤナギの伐採をしました。
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ヤナギの中にハンノキ(カバノキ科)が1本ありました。
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笹・枯葉・落ち葉焼却 2月10日

昨日、岩殿I地区で刈ったアズマネザサ、枯草と溜まっている落ち葉を燃しました。
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時間をかけて堆肥化できるものは貯めていますが、今回は焼却です。






入山沼下で草刈り 2月9日

岩殿I地区は地番でいうと3筆あります。入山沼下の湿地化している耕作放棄地、岩殿1397(上段)と1372(下段)と入山沼からの水路の西側にある岩殿1373です。岩殿1372は今年度、湿地に生えているヤナギ類の伐採を計画しているエリアです。今日は岩殿1397と1372の境界のアズマネザサや枯れたアシを刈り、上段にまとめて積みました。
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作業前
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2019年2月2日
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岩殿入山谷津の空中写真1975年頃1980年頃1985年頃1990年頃
ほぼすべての田んぼが耕作されていた時期の田んぼの区画や年を追って耕作放棄地が拡大していった過程が確認できます。

管理機試運転 2月9日

1月末にいただいた管理機「シバウラRC700」の試運転をしました。農機具屋さんに出して動くように点検・修理してもらいましたが、現場で使うにはまだまだ修理が必要なようです。
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ブルーベリーの枝剪定 2月9日

昨日、今日でラビットアイ系、ハイブッシュ系の枝剪定がひとまず終わりました。
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花芽を摘むのは「もったいない」と思いがちですが、花芽が3つだから実が3個しかならないということはないので、「思いきりよく」切ってしまうことが大切だそうです。

伐採木の玉切りと刈草燃し 2月8日

新井さんが1月31日に作業した岩殿B地区の伐採木を玉切りして片づけました。昨日、購入したスチールのチェンソーで初仕事です。
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併せて岩殿D地区下段と土手の刈草を燃しました。
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伐倒木を玉切りして運ぶ 2月7日

市民の森保全クラブの毎週金曜日の定例活動日です。参加者は新井さん、澤田さん、細川さん、三本さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの7名でした。駒打ち用のホダ木として使うために伐倒現場で乾燥させていたコナラを玉切りして岩殿C地区に運びました。
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キノコの駒打ちは1月26日に実施し終了していますが、今日で10月16日に伐採したコナラすべての片付けが終わりました。

落葉ネット追加 2月6日

昨年12月15日22日に満杯にした堆肥箱の落葉はこの2週間で更に5㎝位下がっています。今年度はイベントとして落ち葉掃きが実施できなかったので、追加用に置いておく落葉を詰めたネットも数が足りません。作業道近くの落葉を集めてネットに詰めておきました。
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尾根の奥の落葉堆肥箱にヌカを撒いて落葉をかけました。
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強風で枯枝が落下 2月6日

市民の森の園路付近の高木は強風等で落枝のおそれがないかチェックされ、危険木にはテープが巻かれています。今日は作業エリア内で直径10㎝位、5m長の枯れ枝が林床に転がっていました。
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園路からの距離には関係なく倒木、落枝は起こります。林内作業時にはヘルメット着用、強風時には林内作業は中止です。落葉して枝や幹の状態が見やすい今のうちに、作業エリア内のコナラを再チェックしましょう。

レイチェル・イグノトフスキー『プラネットアース イラストで学ぶ生態系のしくみ』 2月6日

レイチェル・イグノトフスキー『プラネットアース イラストで学ぶ生態系のしくみ』(創元社、2019年12月)を読みました。小学校5年生以上で習う主な漢字にルビをふってあるということですが、高等学校の「生物基礎」級の内容です。バイオーム(生物群系)地図の理解が第一歩でしょうか?
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プラネットアース イラストで学ぶ生態系のしくみ』目次
 はじめに
 生態学の構成レベル
 バイオーム地図
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 生態系とは何か
 エネルギーの流れ
 生物の分類
 生物どうしのかかわり合い
 健全な生態系
 遷移
 微小生態系
 顕微鏡で見た生態系

 北アメリカ大陸
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  セコイアの森
  北部グレートプレーンズ
  フロリダのマングローブ湿原
  モハーヴェ砂漠

 南アメリカ大陸
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  アマゾン熱帯雨林
  アタカマ砂漠
  パンパ
  熱帯アンデス

 ヨーロッパ
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  ブリテン諸島の湿原
  地中海沿岸
  アルプス

 アジア
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  北東シベリアのタイガ
  インドシナ半島のマングローブ
  東モンゴルのステップ
  ヒマラヤ山脈

 アフリカ大陸
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  コンゴの熱帯雨林
  アフリカのサバンナ
  サハラ砂漠
  ケープ半島

 オーストラレイシア
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  オーストラリアのサバンナ
  タスマニアの温帯雨林
  グレートバリアリーフ

 極地方の氷床
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  北極圏
  南極のツンドラ

 水圏の生態系
  外洋
  深海
  河川
  湖沼

 自然の循環
  炭素の循環
  窒素の循環
  リンの循環
  水の循環
  植物

 人類と地球
  農場
  都市
  人類が自然に与えた影響
  気候変動
  地球を守るために

 用語集
 参考資料
 感謝のことば
 著者について
 索引

※NHKのEテレ(毎週火曜日午後2:40〜3:00)で放送している『NHK高校講座・生物基礎』の第32回「世界のバイオーム①〜気候と生物の適応〜」(講師:宇田川麻由さん)、第33回「世界のバイオーム②〜さまざまなバイオーム〜」(講師:宇田川麻由さん)、第34回「日本のバイオーム」(講師:市石博さん)、第35回「生態系でのエネルギーと物質の流れ」(講師:関口伸一さん)の各回ページには「動画」、「文字と画像で見る」、「学習メモ」(PDF)、「理解度チェック」があり、至れり尽くせりです。
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※darie1228さんの『高校生物をまとめてみる
    1.森林の構造、2.光合成曲線、3.生産構造図、4.植生の遷移
  【生物基礎】第4章植生の多様性と分布(バイオーム)
    1.世界のバイオーム、2.日本のバイオーム、3.ラウンケルの生活形
  【生物基礎】第5章生態系とその保全(炭素の循環・窒素の循環)
    1.生態系、2.炭素の循環、3.窒素の循環、4.物質収支
  【生物基礎】第5章生態系とその保全(環境問題)
    1.地球温暖化、2.富栄養化、3.生物濃縮、4.自然浄化、5.外来生物

マルクビクシコメツキの幼虫? 2月5日

朽木のチップの中にいました。コウチュウ目コメツキムシ科のマルクビクシコメツキ(ハリガネムシ)の幼虫だと思います?
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小鹿野町農産物栽培マニュアル(PDF、2007年)257頁
●小鹿野町農産物栽培マニュアル

  

腐葉土追加(3) 2月5日

青木ノ入の畑へ腐葉土搬入をしました。昨日と今日で土のう袋77袋。12月18日2月1日2日と合わせて4回で220袋になりました。畑の周囲から掘りあげた土と腐葉土を併せて、畑全体がお皿を伏せたような形になって雨後の水たまりがなくなればよいのですが、しばらく様子見です。
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各苗木には鶏ふん、油かす、配合肥料など栽培ポイントを参照して必用量を与えます。

一丁138円(外税)の豆腐 2月4日

草加市のマルエツ松原店で買った豆腐です。

木綿
北海道大豆100%使用

北海道産大豆を100%使用し
甘みとコクを引き出した木綿豆腐です。


一丁138円(外税)の豆腐 → 39.4円(100グラムあたり)
名称:木綿豆腐
原材料名:大豆(国産)(遺伝子組換えでない)
     凝固剤
     消泡剤(グリセリン脂肪酸エステル)
内容量:350グラム
賞味期限:20.02.08
保存方法:要冷蔵(1℃~10℃)
 開封後は、賞味期限にかかわらずお早めにお召し上がりください。
販売者:相模屋食料品株式会社
 群馬県前橋市鳥取町123
製造者:株式会社デイリートップ東日本
 神奈川県川崎市川崎区白石町6-1
お問い合わせ先:℡:0120-7102…(土・日・祝日を除く月~金曜日9:00~17:00)
プラ 容器:PP PA
   フィルム:PP

栄養成分表示 100グラム
 エネルギー:69kcal
 タンパク質:6.1g
 脂質:4.1g
 炭水化物:2.4g
食塩相当量:0.01g
分析機関:(公財)群馬県健康づくり財団

※デイリートップ東日本は相模屋の子会社(→相模屋グループ
  1996年7月設立株式会社ディー・エム・デイリーフーズ
    株式会社ダイエーデイリーフーズと丸紅株式会社による合弁会社
  2003年10月株式会社デイリートップ東日本へ商号変更、
  2012年5月相模屋食料株式会社の子会社(100%)

※鳥越淳司著/夏目幸明構成『「ザクとうふ」の哲学 相模屋食料はいかにして業界No.1となったか
(PHP研究所、2014年9月)

「相模屋食料」大量生産と衛生管理の徹底で豆腐業界を革新(独立行政法人中小企業基盤整備機構『J-Net21』、2013年2月12日掲載)
消費期限を3倍伸ばす取り組み
配送に1日かかると、販売期間は4日しかない。生活者は購入しても、ちょっと冷蔵庫に寝かせておいただけで、食べる機会を逸する可能性がある。
しかし、同社は2005年、その心配を払拭した。本社が前橋市で、大消費地の東京から少し離れた場所にあったこともあり、消費期限を伸ばす取り組みを重ねた。そして、一般的な豆腐の消費期限だった5日間を、段階的に15日程度に引き延ばすことに成功した。現在の工場では15日以上の賞味期限の製品の製造もできるという。5日以内だと、生活者にとって使い勝手がよくないが、逆に長すぎても日配食品としてのイメージが良くない。総合的に判断し頃合いがいいのが15日だったという。
賞味期限長期間化の仕組みはこうだ。主力の第3工場は本社近くにある。大豆の搬入、浸責からパッキングまで一貫した製造ラインを設置、さらに工場内にゴミが入ったり、菌が増えたりしないように複合的な衛生管理の仕組みを導入した。雑菌の繁殖を限りなく抑えたことで、賞味期限の長期化に成功した。この賞味期限の長期化こそが同社成長の原動力となっている。
同社の製造方法には多くの逆転の発想が織り込まれている。例えば「ホットパック」と呼ぶ方法だ。通常、豆腐は成形した後、水の中に浸して温度を下げる。手ですくい上げ、その後に加熱殺菌を施す。そのため温度が上がったり下がったりして、品質に影響が出るという。しかし、同社は大豆の搬入や浸責段階から、殺菌の必要がないほど衛生管理しているため、形成された豆腐を水の中に浸さずに済み、温度の変化がない。結果として「おいしさを閉じこめることができる」(鳥越社長)という。
しかも通常は豆腐を手ですくいパックに詰めるが、同社はライン上に流れている形成された温かい豆腐に、ロボットが上からかぶせるように容器をパックする。ライン上でほとんど人の手に触れることはないのだ。
配送工程にも工夫がある。通常、豆腐は通い箱に入れて配送する。その通い箱の維持回収にそれなりのコストがかかっている。だが、同社の製品は賞味期限を長期化したため、ダンボールでの配送が可能となり、コストダウンを実現した。また販売期間が長くなったことで販売数量の先読みができ、廃棄ロスも減らせる。取引先のスーパーなどは、例えば4トン車でまるごと仕入れるなど、大ロットを購入してくれるようになった。
取引先はその日に仕入れた商品をその日に売り切らなくてもよく、値引き販売しなくてもさばけるからだ。両者でウィンウィンの関係が成立、受注が増えてそれがまた同社の大量生産に結びついている。ちなみに賞味期限の長期化を実現した第3工場を増築し本格稼働した07年の売上高は41億円だったが、昨年は120億円超。わずか4年で3倍の売上高に成長した。
売上10倍をめざしM&Aも
鳥越社長は豆腐市場6000億円市場のうち、今後15—20年内に1000億円の売上高、シェアにして16—17%を獲得したいという。そのためのステップとして目指すのが「全国展開」と「豆腐のスタンダード化」だ。おいしくて、かつ日持ちがして使い勝手の良い豆腐が全国どこでも買えること。メーカー、小売り、生活者の“三方よし”という製品だ。
まず、全国展開にむけて今年、布石を打った。かつてダイエーの子会社で豆腐などを製造していたデイリートップ東日本を買収、商圏拡大に足場を築いたのだ。
同社の製品の賞味期限が15日以上と長くても、鳥越社長は「前橋から仙台へ配送するのと比べて、(距離的には大差ないが)静岡以西の中部地区に配送するのはわけが違う。東京や神奈川を通過せざるを得ない配送には、やきもきする」という。
現在の東北、中部地区までの配送範囲を西日本へと拡大し全国区になるためには、どうしても東京近郊に足場が必要だった。デイリートップ東日本は神奈川県川崎市のダイエーの流通センター内に工場がある。2012年10月には約5億円かけて全ラインを入れ替えし、前橋の工場で蓄積したホットパック製法など生産ノウハウを全面的に導入した。生産能力は、従来に比べ商品によるが2.5倍から5倍にまで高まった。
今後は同工場を足がかりに、商圏を拡大していく。鳥越社長はさらに新規の工場増設や、合併・買収(M&A)、提携などを選択肢に西日本攻略を進めていく考えだ。一方、商品開発にも磨きをかける。同社の知名度を飛躍的に高めたのがガンダムのキャラクター「ズゴック」と「ザク」の形状をした豆腐。ズゴックは品切れする店が続出、鳥越社長の趣味から出来たこの商品は、まさに大ヒット商品となったが、「ザク」は豆腐でありながら甘くデザートとして食べられる豆腐だ。
鳥越社長は「デザートとして販売激戦区のデザート売り場に並べられると、埋没してしまう。だが、豆腐売り場なら、豆腐の延長線上で買ってもらえる」と話す。ただ、今後はキャラクター豆腐路線を拡大する考えは強くない。奇抜な販売戦略を中心に据えることでなく主力商品の絹豆腐、木綿豆腐に磨きをかける正攻法で勝負する。すでに大手加工食品メーカーと組み鍋物用や、麻婆豆腐用として訴求するなど、戦略的なコラボーレーションも活発化させている。この快進撃を続け、豆腐のスタンダードになれるか。相模屋食料の挑戦は続く。

……相模屋食料は、事業継続支援において、ノウハウを活用した事業基盤強化と、新規ライン導入などの設備投資により、早期での事業収益改善を実現してきた。12年にはデイリートップ東日本(川崎市)、14年には秀水(栃木県塩谷郡)、17年には石川サニーフーズ(石川県中能登郡)、同年に日本ビーンズ(群馬県伊勢崎氏)を子会社化し、直近では昨年に、廃業した旧但馬屋食品の本社工場を製造拠点とし、新会社「匠屋」(兵庫県伊丹市)を設立した。デイリートップ東日本、秀水はすでに債務超過解消しており、石川サニーフーズも子会社化2期目で完全黒字化を果たしている。
また、業界関係者からは、「競合となりシェアの取り合いが発生するのは間違いないため、楽観視はできないが、市場全体で見れば、他メーカーも生産性向上や付加価値を上げることで、すみ分けができるのではないか。当面は、売上高100億以上の上位6社で競う構図に変わりはないのではないか」との見解が示された。

全産業の1/3が改善!? 日本気象協会が提唱する「食の天気予報」(立命館大学食マネジメント学部『ガストロノミア』2019年4月15日記事)

※消費者庁消費者教育推進課『食品ロス削減関係参考資料』(PDF、2019年7月11日版)
    消費者庁『食品ロス削減関係参考資料』(2019年7月11日版)

※本ブログ記事
    
    

    

    

刈笹や落ち葉を水路から掻きだす 2月3日

岩殿C地区に接する市民の森保全クラブ活動新エリア南向き斜面の裾刈りで水路に溜まっていた刈笹や落ち葉を掻きだしました。
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1月26日に落ち葉を燃しましたが、水路に溜まっているものは湿気っていて焼却しませんでした。落ち葉に笹が混じっているので、畑の上に置いて乾燥させて焼却処分します。

腐葉土追加(2) 2月2日

青木ノ入の畑に腐葉土を運びました。土のう袋38袋(内9袋はブルーベリー用)です。
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青木ノ入苗木追加 2月1日

須田さんが青木ノ入の東側の上と下の畑にバラとラズベリー、ザクロを追加して植えました。
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苗木購入時に付いている「育て方」を写しておきますね。

バラ 大輪・四季咲 エリナ
CM200202-090548005
植え場所:日当りと排水のよい場所が最適です。
庭植えの場合:植え穴は径、深さ共に約40㎝。元肥として堆肥、鶏糞等を大バケツ1杯位、さらに油粕、配合肥料、骨粉等を入れ土とよく混ぜ、軽くおさえます。この上に肥料が直接根につかない様に土を15㎝位のセテ、接ぎ目が土に埋まらない様に植えます。
剪定:12月から1月中に3年以上の古い枝や細枝、未熟枝、花をつけた枝などを切り捨て、主として若い今までに花をつけなかった枝を残す。又、春の花が終われば若枝を半分位に切り詰める。
肥料:春の花が終わってから、骨粉と油粕を9月上旬までに月2~3回与える。花の前後にうすい液肥を与えるのがよい。

イエローラズベリー
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初夏から夏にかけ熟す実はさわやかな酸味があり、そのまま食べるよりジャムやジュースにした方がよりおいしい。
庭植えの場合:土質は選びません。やせ地でも良く生育する。肥料は毎年1~2月頃、株の周囲に鶏ふん、油かす、化成肥料をまぜて与える。

大実ざくろ
CM200202-090621007
改良された大型の品種で、熟した果肉は濃厚な甘さの果汁がたっぷりと含まれいます。梅雨時に咲く紅色の花も美しく、観賞用として楽しむことができます。
栽培のポイント:大きく深めに掘った植え穴に腐葉土を多めにいれ、土とよく混ぜてから、根土ごと植えつけて水を与えます。植えつけ時に50~60㎝程度切りつめます。2年目以降は毎年新たに発生する梢を切りつめ、樹形を整えます。肥料は毎年1~2月に配合肥料を3~4握り木の周囲に施し、軽く混ぜます。

青木ノ入の畑にある植栽した苗木、どこに何があるかは以下の記事で確認してください。


外周の溝掘り 2月1日

須田さんが青木ノ入の畑外周の溝掘りをしました。お疲れさまでした。
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1月29日記事「雨後の滞水状態(2)」の写真をみると、周囲の溝から畑の排水口に向けて水がうまく流れずに溜まっている箇所があり、また、畑が全体として鉢状になって中央部が低くなって周囲の溝に雨水が排水されずに溜まっていることもわかります。畑に放射状にうすく溝を入れたり、低い場所には土を入れて、周囲の溝に雨水が流れ出すように手を入れ、様子を見たいと思います。


腐葉土を追加 2月1日

青木ノ入の道の反対側(西側)の畑に腐葉土を25袋運んでおきました。
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