岩殿満喫クラブ 岩殿 Day by Day

市民の森保全クラブ Think Holistically, Conduct Eco-friendly Actions Locally

2019年12月

株元に有機物マルチ 12月31日

木質チップとモミガラを混ぜてブルーベリーの株元にマルチしました。
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青木ノ入の果樹③ 12月30日

青木ノ入の上の畑の果樹です。
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⑦サクランボ(暖地)
実は小粒ですが、一本で植えても実付きがよく、多収穫が見込めます。樹勢は強健で、耐病性もあるので家庭菜園に最適です。
水はけと風通しが良く、直接西日の当らない場所に植え穴を大きめに掘り、腐葉土を多めに入れて土とよく混ぜてから、根土ごと苗木を植えつけて水を与えます。植えつけ時に苗木の高さを50~60㎝程度に切りつめます。2年目の落葉期には主となる幹の新たに発生する梢を半分程度切りつめます。3~4年で
高さ3~4mの幹になるよう適時剪定して樹形を整えます。肥料は毎年冬に木の周囲に配合肥料を3~4握り与え、軽く混ぜます。
他品種を一緒に植えると実が付き易くなります。

⑧モモ(白鳳)
熟れた果肉は肉質が溶けるようにやわらかく、濃厚な甘さの果汁をたっぷりと含んでいます。
日当たりと水はけの良い場所に植え穴を大きく深めに掘り、腐葉土を多めに入れて土とよく混ぜてから、根土ごと苗木を植えつけて水を与えます。植えつけ時に苗木の高さを50~60㎝程度に切りつめます。2年目の落葉期には主となる幹の新たに発生する梢を3分の1程度に切りつめ、他の枝は全て切り落します。3年目以降は適時不要な枝を剪定します。肥料は毎年冬に、木の周囲に溝を掘り、配合肥料を200~300g程度埋め込みます。
他品種(白桃、大久保など)を一緒に植えると実が付き易くなります。

⑨アンズ(ハーコット)
春を告げる淡いピンクの花は大変美しく美事。ジャムやシロップ等に利用する。生食用にも美味。
排水の良い場所であれば土質は選ばない。肥料は乾燥鶏ふん、油かす等を混ぜて溝を掘り埋め込む(毎年1月~2月頃)。花芽は主に短い枝に付くので1月~2月頃前年に伸びた枝を3分の1程切り、新しい枝を伸ばすようにする。異品種(ももでもよい)と混植すると良く実がなる。


⑩カキ(次郎)
甘柿。日当たりと水はけ、通気性のよい場所を好み、土の過湿を嫌います。富有や次郎にはほとんど雄花がつかないので、結実させるために雄花の咲く品種を近くに植えます。
寒肥として1~2月に、気の周りの地面に溝を掘って遅効性の固形肥料を埋めます。多肥にすると花芽がつきにくくなるので注意します。

⑪ナシ(幸水)枯れている
ほのかに緑に染まった褐色の果皮は見た目にも鮮やかで、果肉は白色で、たっぷり甘味の強い果汁を含んでいるのが特長です。
酸味も少なく、梨の代表種として広く親しまれています。排水の良い土壌を好むので植えつけ前に、植え穴を大きく深めに掘り、腐葉土を土とよく混ぜて根土ごと苗木を植え、水を与えます。植えつけ後、1年目の落葉期に高さ60~70㎝ぐらいになるように苗木を切りつめます。主となる枝から毎年発生する小枝は適時切り落とします。肥料は毎年冬に、配合肥料を2~3握り木の周囲に与え、軽く混ぜます。
他品種(長十郎、二十世紀など)を一緒に植えると実が付き易くなります。

⑫プラム(太陽)
生食用から加工用に巾広く利用できます。春の開花も美しく、鉢栽培、庭植えにもよく生育します。
風当りが少なく排水の良い所を選らんで植える。植え穴はなるべく大きめに掘り、根に直接ふれない様に堆肥等有機質肥料を入れる。追肥は乾燥鶏ふん、油かす等を混ぜて溝を掘り埋め込む。
なるべく異品種を混植すると良く実がなる。

⑬ブドウ(デラウェア)
アメリカから輸入されて以来、最も多く栽培されてきたブドウの代表的な品種です。小粒の紅色品種で、甘味が強く美味です。
日当りと水はけの良い場所に植え穴を大きく深めに掘り、腐葉土を多めに入れて土とよく混ぜてから、根土ごと苗木を植えつけて水を与えます。植えつけ時に苗木を先端の芽の間隔が狭くなった位置で切りつめ、支柱を立てて誘因します。2年目以降は棚を作ってつるを這わせ、適時剪定します。肥料は毎年11月~2月に配合肥料を約300~500g、木の周囲に与え、軽く混ぜます。

⑭クリ(利平)枯れている
中国種との交雑種。水はけと通気性のよい場所に土をよく耕してから植えます。日当りのよいことも大切な条件です。
2品種以上を植えて、お互いの花にもう一方の花をくっつけて人工授粉させると、療法とも収穫できます。梅雨時期に日照不足や水不足、肥料ぎれになると生理落果が起こるので注意します。
1~2月、株の周りに溝を掘って施肥します。秋にはお礼肥として窒素とカリ分を補います。

⑮リンゴ(紅玉)
日当りと水はけの良い場所に植える。弱酸性の土を好む。1~2月に木の周囲に溝を掘り、遅効性の有機質肥料を施します。

⑯ミカン(早生温州みかん)
豊産生で栽培容易。皮はむきやすく、ジューシーで、酸味、糖度共に高いです。
日当りと排水のよい場所に出来るだけ大きめの穴を掘り、下の方に堆肥等有機質肥料を入れ込む。土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。肥料は春、夏、秋の3回、市販の肥料を適量与えてください。


青木ノ入の果樹② 12月29日

道の反対側の上の果樹です。
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③梅(南高)
紅色に染まる果皮が美しい中粒で、梅干し、梅酒、シロップ漬けに適した品種です。白色一重の花は美しく、観賞用としても定評のある果樹です。
大きく深めに掘った植え穴に腐葉土を多めに入れて土とよく混ぜてから、根土ごと苗木を植えつけて水を与えます。植えつけ時に高さ50~60㎝ぐらいになるように苗木を切りつめます。2年目以降は毎年新たに発生する梢を適時剪定して樹形を整えます。肥料は毎年1月に、配合肥料を2~3握り木の周囲に与え、軽く混ぜます。
他品種(白加賀、梅郷など)を一緒に植えると実が付き易くなります。

④菓子クルミ(胡桃)
栽培容易な健康果樹。水はけの良い肥沃な土を好みます。12月~2月頃に有機質肥料を施します。
2本以上植える→実付き◎

⑤アンズ(信州大実)[おおみ]
モモの仲間で英名はアプリコット、別名のカラモモ(唐桃)とも呼ばれます。花も美しいので、鑑賞も考えて仕立てましょう。冷涼で、雨の少ない環境を好みます。庭植えは、水はけと日当たりのよい場所にします。信州大実は生食、ジャム、シロップ煮に加工。よい実をつけるには違う品種かウメやモモ、スモモを植えておき、花粉をとって人工授粉したほうが確実です。花が美しいので摘蕾はせず、実が小指の頭大になったところで、かたまって実がつきすぎているところを摘果します。1~2月に、株の周囲に溝を掘って施肥します。

⑥イチジク
雨の少ない暖地でよく育ちます。植え場所は、あらかじめ苦土石灰で中和しておきます。水はけがよすぎる場所では水ぎれを起こすので、水もちのよい土を入れて盛り上げて植え、支柱を立てます。

青木ノ入の果樹① 12月28日

青木ノ入の畑の果樹。購入時についていたシールが風で吹き飛ばされてしまいそうなので種類・品種等を記録しておきます。
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①アーモンド
アーモンドは桃の仲間で、熟した果実のタネの内部が、あの香ばしいナッツとして食用になります。木をゆすって落ちる頃が食べごろ。花は桜の花に似て美しく淡いピンク色。花だけでも観賞価値が十分です。
日当たりの良い所になるべく大きな穴を掘り、直接根にふれない所に堆肥などの有機質肥料を入れて植え込む。又、毎年収穫後、乾燥けいふんや油かすなどを与えると良い。

②ビワ(茂木)
樹勢が強く庭植えでは、ほっておくと6~7mにもなります。寒さに弱い爲、寒い地方では鉢植えにしたほうが良い。
冬の暖かい地方でないと実を付けません。強い北風のない南側の暖かい所を選らんで植え込む。肥料は毎年3月頃、乾燥鶏ふん、油かす等を混ぜ溝を掘って埋め込む。3~4月頃、小果、病害果等を摘果することを忘れない様にする。

青木ノ入の畑の除草④ 12月28日

青木ノ入の上の畑の枯れ草を刈りました。
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J・ロックストローム『小さな地球の大きな世界』 12月27日

ヨハン・ロックストローム、マティアス・クルム『小さな地球の大きな世界 ープラネタリー・バウンダリーと持続可能な開発 ー 』(原著は2015年発行。監修:武内和彦、石井菜穂子、訳:谷淳也、森秀行 ほか。丸善出版、2018年)。プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)は、2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の基礎となった概念。著者のロックストローム博士はこの概念を主導する科学者グループのリーダーです。

プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)とは?
人間の活動が地球システムに及ぼす影響を客観的に評価する方法の一つに、地球の限界(プラネタリー・バウンダリー)という考え方があります。地球の限界は、人間が地球システムの機能に9種類の変化を引き起こしているという考え方に基づいています。この9種類の変化とは、①生物圏の一体化(生態系と生物多様性の破壊)、②気候変動、③海洋酸性化、④土地利用変化、⑤持続可能でない淡水利用、⑥生物地球化学的循環の妨げ(窒素とリンの生物圏への流入)、⑦大気エアロゾルの変化、⑧新規化学物質による汚染、⑨成層圏オゾンの破壊です。これらの項目について、人間が安全に活動できる範囲内にとどまれば、人間社会は発展し、繁栄できますが、境界を越えることがあれば、人間が依存する自然資源に対して回復不可能な変化が引き起こされます。
生物地球化学的循環、生物圏の一体性、土地利用変化、気候変動については、人間が地球に与えている影響とそれに伴うリスクが既に顕在化しており、人間が安全に活動できる範囲を越えるレベルに達していると分析されています。
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(2017年版『環境・循環型社会・生物多様性白書』第1部・第1章地球環境の限界と持続可能な開発目標(SDGs)第1節持続可能な開発を目指した国際的合意 -SDGsを中核とする2030アジェンダ-)

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小さな地球の大きな世界 プラネタリー・バウンダリーと持続可能な開発』目次
序文 変革への協力関係
 生き方への二つのアプローチ
 新しい物語

重大な10のメッセージ
 1.目を開こう
 2.危機は地球規模で差し迫っている
 3.すべては密接につながっている
 4.予期せぬことが起こる
 5.プラネタリー・バウンダリーを尊重する
 6.発想をグローバルに転換する
 7.地球の残された美しさを保全する
 8.私たちは状況を変えることができる
 9.技術革新を解き放つ
 10.大事なことを最初にする

第一部 偉大なる挑戦
 第1章 新たな苦難の時代
  人新世にようこそ
  すべてが互いにつながっている
  地球を守る緩衝材

 第2章 プラネタリー・バウンダリー
  九つプラネタリー・バウンダリー
  プラネタリー・バウンダリーの現状
  ここからどこへ向かうのか?

 第3章 大きなしっぺ返し
  南極大陸:弱々しい兄貴分?
  地球からのメッセージ……「支払期限」
  崖っぷちの生物多様性
  サンゴ礁:気候変動における「炭鉱のカナリア」
  青天の霹靂?

 第4章 あらゆるものがピークに
  水圧破砕による石油・天然ガス採掘の問題
  リンのピーク
  何のピークも恐れなくてもよい世界

第二部 考え方の大きな変革
 第5章 死んだ地球ではビジネスなどできない
  問題の兆し
  地球が世界の経済を支えている
  狼、樹木、そしてマルハナバチ
  CSRはもう死語だ
  新しい物語

 第6章 技術革新を解き放つ
  技術革新の新しい波
  世界のエネルギー・システムを脱炭素化する
  すべての人のための持続可能な食料生産の増強
  循環経済への変革
  回復力のある都市の構造
  持続可能な交通手段
  想像力を解き放つ
  政策的手段
 この新たなパラダイム、すなわち、安定的で回復力のある地球とともに発展する世界のコミュニティを作るために、革新や技術、協働、そして普遍的な価値が結び付くというパラダイムを作るのに必要なものは何だろうか?そのために、私たちは以下の領域で、包括的な政策手段を構想している。

 1.地球上の安全な機能空間を世界的に規制すること:生物多様性の損失率をゼロとし地球温暖化を2℃以内にとどめることなど、世界の発展のための科学に基づく地球の持続可能性に関する基準に基づいて規制すること。
 2.地球に残された生物物理学的な余地空間を公平に分け合う方法について世界的に合意すること:鄭玄のある地球上の炭素排出量の配分、土地利用の配分、窒素とリン排出量の配分、また淡水利用量の配分に関する責任を分担すること、および残された重要な森林システムの保全や生物多様性の損失を食い止めるのに合意することを含む。
 3.世界的な炭素価格制度を導入すること:二酸化炭素1トンあたり少なくとも50ユーロ(60米ドル)が必要。
 4.政策的手段とガバナンスのあり方に幅広い多様性を許容すること:提携や誓約、市民運動、アクティビズムなどの「ボトム・アップ」の活動が、世界の国々や地域のガバナンスや組織的な統合など「トップ・ダウン」の取り組みと組んで発展すること。
 5.「GDPを超えて」成長と進歩に関する新しい基準を定義すること:進歩を測る新たな指標と環境志向の経済発展の概念を基礎にして構築する。
 6.対応能力の開発に莫大な投資をすること:世界の途上国への自由な技術移転と「第二の機械時代」を本格化するのに必要な大きな投資資金を含む。(153頁)

第三部 持続的な解決策
 第7章 環境に対する責任の再考
  新しいゲームのルール
  新しい緑の色合い
  計測することの重用性
  グローバル・コモンズに別れを

 第8章 両面戦略
  パワー・アップ
  新しい緑の革命 三つの課題
  青い大理石
  賢い投資

 第9章 自然からの解決策
  ウジを好きになる
  展望と解決策をつなげる
  実効性を確保するために

あとがき 新たなプレイ・フィールド

写真に関する補足情報
主要な出典および参考文献
著者紹介
謝辞
※監修者・武内和彦さんの本書紹介から(『UTokyo BiblioPlaza』HP)
地球に限界があることを指摘したのではない。プラネタリー・バウンダリーの範囲内でこそ、持続可能な経済や社会の成長と繁栄が保障されうるとの提案

ロックストロームらがプラネタリー・バウンダリーの概念を提唱した目的は、単に人間活動の加速化が地球システムの限界を超えるリスクを増大させていることに警告を発することにとどまるものではない。そうした限界を十分把握したうえで、人間活動をいかに回復力があり安定した生物物理的な「安全な機能空間」に収れんさせていくか、という新しい方向性を導こうとしているのである。この考え方は、かつてローマクラブが提唱した「成長の限界」とは一線を画している。むしろ、プラネタリー・バウンダリーの範囲内でこそ、持続可能な経済や社会の成長と繁栄が保障されうるとの提案である。この考え方は、国連が採択した2030年までの持続可能な開発目標 (SDGs) の捉え方にも大きな影響を与えている。すなわち、環境に関する目標の達成が、社会や経済に関する目標を達成するための大前提となるとの考え方である。


ヒラタケ栽培用のヤナギを伐る 12月26日

ヒラタケ栽培用のホダ木をとるために、岩殿H地区のヤナギを伐りました。奥の岩殿G地区寄りのものを伐りました。ここの整地を進めるとG地区に軽トラを入れられるようになりそうです。G地区の手前の側は枯れ草を刈って取り除きました。春にはお花畑になりますように……。
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心材部分の腐朽が気になります。




入山沼堰堤の桑を伐る 12月26日

ため池の堰堤に木が生えて大きくなっているのは、ため池の維持・管理上問題であると以前から気にしていたのですが、今日、入山沼堰堤のクワを伐りました。
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除草③・腐葉土を入れる 12月25日

青木ノ入の下の果樹園の草刈りをして腐葉土を入れました。
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手前にあったラズベリーの苗は枯れてしまいました。
左の列は手前からラビットアイ系のホームベル、バルドウィン、サザンハイブッシュ系のシャープブルー、ピロキシー、サザンハイブッシュ系の品種不明3本です。

畦の草刈り 12月24日

毛塚一反田の畦の草刈りをしました。
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岩殿入山谷津の植物追加調査第10回 12月23日

今日は、二宮さん、小野さんとボッシュ林、石坂の森、市民の森を歩きました。秩父地方では、22日夕から降った雨が23日未明から雪に変わり、初雪となりました。外秩父山地の山もうっすらと雪化粧しているものがありました。空気が澄んでいて北にある比企丘陵の山の上に太平洋セメント熊谷工場の煙突が見えていました。
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ボッシュ林では台風19号で倒れたアカマツやコナラの幹が玉切りされていました。
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年輪を数えてみるとどちらも50年前、1970年頃の産まれです。

石坂の森は若い雑木林です。市民の森は国有林、石坂の森は民有地+国有林という来歴や払い下げ後の管理の仕方の違いによるものではないかと思いましたが、明らかにすることは今後の課題です。
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市民の森31.9ヘクタールは岩殿1738-1という地番一筆ですが、岩殿物見山駐車場からの中央園路の地球観測センター寄りの森は市民の森保全クラブの作業エリアよりは、石坂の森っぽい雑木林です。入山沼側の北向き斜面はコナラの成長が保全クラブ作業エリアの南向斜面よりは悪いですが、ボッシュ林の北向き斜面と比較するとシデが目立つことはありません。森の成り立ちに思いをめぐらすのも楽しいものです。
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中央園路沿いの石坂の森見晴らしの丘下の土砂崩れを起こしていた場所は修覆工事が終わっていました。
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ナリワイを作る「百姓ライフ」 12月22日

上村邦彦『ローザの子供たち、あるいは資本主義の不可能性:世界システムの思想史』(平凡社、2016年)の「終章 資本主義の終わりの始まり」3 資本主義からの脱出からの引用(211~214頁)です。引用されている本も読んでみたいですね。

……資本主義が終わるということは、「経済成長」が不可能になる、ということである。「経済成長」が止まるということは、言い換えれば、「剰余価値の実現」が不可能になり、個人消費が低迷し、商品が売れなくなり、利潤を獲得できずに赤字に転落して倒産する企業が増加していく、ということである。大学を卒業して会社に就職し、定年まで同じ会社で勤め上げる、という生活の仕方を選ぶことがますます困難になる、ということである。
 そうだとすれば、私たちは、これから次第に縮小していくはずの、会社に雇用されて賃金労働者として働く「第一経済」以外に、副業としての「第二経済」や互酬的「第三経済」にも足をかけて、危険を分散するとともに生活維持を図る、という複線的な生き方を選択せざるをえなくなるだろう。ただし、それはおそらく、単線的な「第一経済」だけの生活よりずっと「楽しい」ものである。
 そのような生活実践は、すでに少しずつ始まっている。例えば、朝日新聞記者の近藤康太郎は、長崎県諫早支局での記者勤務という本業の傍ら、始業前の早朝一時間だけ「オルタナ農夫」(オルタナティヴな農夫)として自給用の米作りを実践し、それを「資本主義から少しだけ外れる、近代社会からばっくれる」と表現した。「ちょっとだけ、はずれる。全力で逃げるんではない。資本主義社会にも足を突っ込みつつ、肝心なところは、ばっくれる」*さしあたりは、この「ちょっとだけはずれる」ことが重要かもしれない。
近藤康太郎『おいしい資本主義』4頁(河出書房新社、2015年)
 それ以上にもっと「資本主義からはずれる」生活実践も、広く見られるようになった。たとえば、「ナリワイ実践者」を自称する伊藤洋志は、「個人レベルではじめられて、自分の時間と健康をマネーと交換するのではなく、やればやるほど頭と体が鍛えられ、技が身につく仕事」を「ナリワイ(生業)」と定義し、「一人がナリワイを3個以上持っていると面白い」と言う*。ナリワイは「やっていて楽しいということも大事な条件なので、単なる労働ではない」**。それを彼は「人生を盗まれない働き方」と名づけている***。
伊藤洋志『ナリワイをつくるー人生を盗まれない働き方』4頁(東京書籍、2012年)
**同上、9頁
***同上、副題
 東京出身の水柿大地は、岡山県美作市で「地域起こし協力隊員」として働いた後、美作市上山地区に住み着いて、そこで同じような「多就業」の生活を実践している。彼によれば、「月に五万円稼げる仕事を五つ持ったら二五万円、六つ持てれば三〇万円になる。仮に一つ仕事がなくなっても二五万は稼げる、というところに持っていけるのが多就業の利点であり、幅広くいろころなことに取り組めるので、人としての厚みも増していくのではないだろうかと考えている」*。
水柿大地『21歳男子、過疎の山村に住むことにしました』201頁(岩波ジュニア新書、2014年)
 そのような生活の仕方を、社会学者の上野千鶴子は「百姓ライフ」と名づけた。「「百姓」とは読んで字のごとく「百の姓[ひゃくのかばね]」、つまり多様な職業の組み合わせのことです。気候風土に応じて、夏は稲を耕作し、冬は麦や菜種を育てる。農閑期には機織りや炭焼きをして現金収入に充て、杜氏のような専門的技術を以て出稼ぎをする」*。このような「百姓ライフ」という言葉で彼女が強調するのは、「正規雇用はこれから希少財化する。これからはシングルインカムではなくマルチプル・インカムの時代だ」ということである。それを彼女は「持ち寄り家計」とも呼んでいる。「それは自分の収入源をひとつに限定しない、という選択肢のことです」**。
上野千鶴子『女たちのサバイバル作戦』326頁(文春新書、2013年)
**同上、327頁
 念のために確認しておけば、「資本主義の終わり」が、ただちに経済生活の崩壊や貨幣経済の終わりを意味するわけではない。現在でも、「利潤獲得」を目指してはいない独立自営業者や専業農家も存在しているし、公務員、教員、NPO法人の専従職員など、賃金労働者ではあるが営利活動に従事しているわけではない人も多い。ただし、資本主義的生産様式が支配的な「資本主義社会」に生きている以上、そのような人々も「資本主義の終わり」と無縁でいられるわけではない。だからこそ、自分の生活は自分で守るためのさまざまな工夫がこれから必要になる、ということである。
 最近「脱資本主義宣言」をしたフリーライターの鶴見済は、この宣言の意味を次のように説明している。

「脱資本主義」などと言うと、「社会主義にするのか」「カネは使わないのか」「昔に戻るのか」などと極端な反論が飛んできそうだが、どれも違う。少なくとも自分は、とりあえず理想とする方向に向かってみて、その先のことはその都度考えればいいという立場だ。なぜなら、どういう社会にすべきかは、それぞれの場所によって違う答があるはずだから。*

 彼が主に実践しているのは「手作りのイベントと、共同運営の畑」だそうだが、彼がイベントに参加する高円寺の「素人の乱」下北沢の「気流社」など、「こうした店の“界隈”では、贈与経済とも呼ぶべき別の経済が芽生えていて、「脱資本主義」が当たり前に実践されている」**という。
鶴見済『脱資本主義宣言ーグローバル経済が蝕む暮らし』214頁(新潮社、2012年)
**同上、213頁
 作家の佐藤優もまた、「資本主義といるシステムが自壊しているプロセス」の中で「重要なのは、自分の周りで、直接的人間関係の領域、商品経済とは違う領域を、きちんと作ること」*だと語っている。そのうえで彼は、これから起こりうる「資本主義の暴発」をできるだけ抑える対応策として、「具体的には、労働組合、宗教団体、非営利団体などの力がつくこと、さらに読者が周囲の具体的人間関係を重視し、カネと離れた相互依存関係を形成すること(これも小さな中間団体である)で、資本主義のブラック化に歯止めをかけること」**を重視している。
佐藤優『いま生きる「資本論」』241-242頁(新潮社、2014年)
**同上、250頁


朱野帰子『わたし、定時で帰ります。』(新潮文庫、2019年)[あけのかえるこ]

※※「わたしたちの月3万円ビジネス」(2018.01.28)
NPO法人チーム東松山主催『わたしたちの月3万円ビジネス』体験ワークショップ

コナラ林の落ち葉掃き② 12月22日

市民の森保全クラブの定例作業日です。参加者は芦田さん、新井さん、金子さん、澤田さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの8名です。12月15日に続いて、市民の森作業エリア南向き斜面コナラ林の落ち葉掃きを行いました。1間×1間の堆肥箱2つを満杯にして作業終了しました。
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今年は落ち葉掃きをイベントとして実施することができず残念でしたが、効率良く落ち葉を掃き集める技の向上がありました。来年度に生かしていきましょう。

安富歩編訳『超訳論語 革命の言葉』③ 12月21日

安富歩編訳『超訳論語 革命の言葉』エッセンシャル版(ディスカヴァー・トゥェンティワン、2016年)のアマゾンサイトでは同書の「内容紹介」として「序」の、①、②で引用した文章の直前部分が掲載されています。

 危機にこそ、人間の真価がわかる。今この時代に読み直したいまったく新しい「論語」。

 本書は、私自身が、この世界を生きるためのよすがを求めて、論語の言葉の響きを聞き取った、その報告である。
 論語という、二千数百年という時間を越えてこの私に届いた奇跡の言葉には、人々の心を響かせてきた、何かがあるはずだ。
 私はその何かを聞こうとして、多くの知識を蓄えつつ、耳を澄ませてきた。
 その響きを本書ではお伝えしたいと思う。

 もちろん本書は、徹底して客観的たらんとしつつ、同時に、徹頭徹尾、主観的な書物である。
 それゆえ、ここに書かれていることを、決して鵜呑みにしないで頂きたい。
 一つ一つの言葉が、役に立てば役に立て、役に立たなければ、捨てて欲しい。
 そして、論語について何かを誰かに言いたい、と考えたなら、必ず原文に当たり、
 本当に私が聞き取った響きが聞こえるかどうか、読者自ら確認してほしい。
 もし違った響きが聞こえたら、それがあなたにとっての論語なのであり、その響きを大切にして欲しい。
 本書はそのための手がかりに過ぎないのである。(「序」より 著者よりコメント)

※本書が「徹底して客観的たらんとしつつ、同時に、徹頭徹尾、主観的な書物」であるとはどういう意味でしょうか? 
内容紹介で引用されている部分の更に前の部分では、論語の言葉から真実を聞き取るには、二つの方法、客観的な方法と主観的な方法とがある。客観的な方法とは、「二千数百年前の、孔子が生きた時代がどのようなものであったのかを、文献や考古学の資料に基づいて推定し、その上で、論語を資料として読む」方法であるが、この客観的な方法だけで「正確な意味を汲み取る、というのは、人間にはできない相談」、「孔子が言った言葉の本当の意味を客観的に措定することなど、決してできない」。それでも客観的方法には「ある言葉が意味していないことを明らかにできる」ことと、「その言葉が元来意味した内容を明らかにできる」ことを指摘していますが、で引用した部分からも、安富さんの『超訳論語』が客観的方法を十二分に踏まえたものであることが理解出来ると思います。

※アマゾンのカスタマーレビューにある甘凡君さんの「なぜ、革命の言葉なのか」(2019年5月25日)では、この本と著者の選書である『生きるための論語』との併用が勧められ、安富さんの『論語』三部作、『生きるための論語』、『生きる技法』、『あなたが生きづらいのは「自己嫌悪」のせいである。 他人に支配されず、自由に生きる技術』を読むと、①現代でどうしたら幸福に生きられるかという問題提起から、論語をどう解釈し直したか、②現代人が幸福を考える上での8要素(1自立、2友達、3愛、4貨幣、5自由、6夢、7自己嫌悪、8成長)に対して、どう考えるかを提示し、③その8要素で、もっともやっかいな自己嫌悪に関して、どう克服するのかの著者の思想(論語をベースにした実践哲学)が述べられているとして、この3冊を読むのがベストとしています。

※仁とは
白川静『字通』(1996年)によれば、字訓に「したしむ・いつくしむ・めぐむ」があり、「初形は人の下に敷物をおく形」「人が衽(しきもの)を敷いている形」で「衽席(じんせき)を用いて人に接することによって親しむ、和むという具体的な行為や事実から、次第に抽象化して「和親・仁愛」の意に展開したものであろうとしています。
仏教語に「一月三舟」(いちげつさんしゅう、いちがつさんしゅう)があって、「一つの月も、止まっている舟、北へ行く舟、南へ行く舟から見るとそれぞれ異なって見えるように、人はそれぞれの立場により仏の教えを異なって受け取るということ」(『デジタル大辞泉』)とされています。仁についてもあれこれと考えていきたいですね。

安富歩編訳『超訳論語 革命の言葉』② 12月21日

安富歩編訳『超訳論語 革命の言葉』エッセンシャル版(ディスカヴァー・トゥェンティワン、2016年)
序より引用。

 「仁」の基礎は「孝」であり、「孝」の基礎は親が子に与える「三年の愛」である。
 「仁」たりうる人は、心の平安を得ている人である。それは自らに対する信頼がなければ不可能である。人が自分を信頼しうるようになるには、幼少期に無条件に「三年の愛」を両親から与えられている必要がある。そうすると、その子もまた自然に両親を愛するようになる。これが「孝」である。それゆえ「孝」が仁の元だ、と言われるのである。
 「孝」は、親から子へと与えられる慈愛を基礎としており、そこから自然に生まれる感情であり、それが社会秩序の基礎となる。親が子供を愛することができず、子供が「孝」とならない社会は崩壊してしまう。「孝」たりえない者が無理に孝行しても、それはやっているフリに過ぎず、そのようなものは、社会秩序の基礎たり得ない。

 「学習」回路を開いている者同士の間でコミュニケーションが成り立つ。
 対話者の双方が学習回路を開いていると、双方は共に学び合いながら成長していく。このようにして達成される調和を「和」という。「和」であることによってはじめて、本当のコミュニケーションは成立する。そのとき、両者のやりとりのありさまを、「礼」にかなっている、と言う。「礼の用は和を貴しとなす」という言葉はこのことを意味している。
 学習回路を閉じた者が、いくら礼儀作法に叶ったことをしても、それは慇懃無礼なだけであって、「礼」とは言えない。「礼」が横溢している場で人々が言葉を発するとき、その言葉に偽りはなく、それぞれの心と一致している。言葉と心とが一致している状態が「信」である。
 君子は「和」を実現する相手とは仲良くするが、誰とでも仲良くするのではない。君子は、学習回路を停止させようとする者には敢然として立ち向かい、悪[にく]むことができる。それゆえ、善人からは好まれるが、悪人からは嫌われる。
 君子は他人と意見を対立させることを恐れず、激しい「乱」を生みだすが、それは「義」にもとづく本気の応答であって、それゆえ最終的に相手と心を通わせて、高次元の「和」を生みだすことができる。

 学習回路の閉じている状態が「悪」であり、そういう者を「小人」と呼ぶ。
 論語では「仁」ではなく、学習回路の閉じている状態を「悪」と呼ぶ。そして君子とは逆に、学習回路が閉じている者を「小人」と呼ぶ。
 小人は情報収集に余念がなく、情報や知識をかき集めて保身をはかろうとする。小人には「道」が見えないので、いくつもの選択肢の中から最適な道を選ぼうとして「惑」う。しかし、自分の選択が本当に最適かどうかは、人間にはわからないので、必然的に怯え、うまくいかないと僻[ひが]んだり、拗[す]ねたりする。自分自身を信じることが出来ないので、常に評価を気にしており、人と自分とを比べようとする。
 君子は過[あやま]てば改めるが、小人はそれができないので、過つと言い訳や隠し事をする。小人は誰か力のある者からひどい扱いを受けると反発ができないので我慢し、腹いせに、弱い者に八つ当たりをする。小人は対立が苦手であって、「乱」をおそれる。それゆえ何らかの記号や意見や形式や規則を共にすることで同調し、「乱」を防ごうとする。これを「同」という。「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」というのはそういう意味である。こういう同調は長続きしないので、やがて亀裂が生じ、小人は仲間を裏切ることになる。これを「盗」という。

 私は、このような論語の思想は、現代のに本社会でなんとなく「正しい」と考えられていることをことごとく否定し、まったく異なった倫理を体系的に提示しているように思える。『論語』は、古臭い保守的な書物ではなく、衝撃的で前衛的な革命の書だと、私には思えるのである。

安富歩編訳『超訳論語 革命の言葉』① 12月21日

安富歩編訳『超訳論語 革命の言葉』エッセンシャル版(ディスカヴァー・トゥェンティワン、2016年)の「序」より安富流論語論。

 私は論語の思想を、次のように捉えている。

 「学習」という概念を人間社会の秩序の基礎とする思想である。
 論語の冒頭は、「学んで時にこれを習う、亦たよろこばしからずや。」という言葉である。この言葉に、論語の思想の全ての基礎が込められている、と私は考える。
 人間にはなにかを学びたい、という好奇心がある。その好奇心によって外部から知識を取り入れても、その段階で自分自身のものになっておらず、そればかりか、とり入れたものに自分自身を譲り渡す格好になっており、「振り回され」ている。
 それが習練を重ねていると、あるときふと、しっかりと自分のものになる瞬間が訪れる。このとき、学ぶ者は学んだことに振り回されるのをやめて、主体性を回復する。これを「習う」という。
 そうなったとき、人は、大きな喜びを感じる。人間は、そういう生き物である。この「学習」のよろこびに孔子は、人間の尊厳と人間社会の秩序との根源を見た、と私は考えている。

 学習回路を開いている状態が、「仁」であり、仁たり得る者を「君子」と呼ぶ。
 このような「学習」の作動している状態が「仁」であり、それができる人を「君子」と呼ぶ。君子は、自分の直面する困難を学ぶ機会と受けとめて挑戦し、何か過[あやま]ち犯せば、すぐに反省して改める。このような学習を通じて変化し、成長するのが、君子のあり方である。
 もちろん君子は、他者の過ちに寛容であり、そこからの学びを促そうとする。しかし世間は往々にして、人間を型に嵌[は]めて「器」として使おうとして圧力を掛けてくる。それに負けて固定した「器」になってしまうと、もはや学習回路を停止し、君子ではなくなってしまう。「君子は器はならず」という言葉はそういう意味である。
 それゆえ君子には、如何なる圧力にも屈しない「勇」が必要である。どんな状況でも、命を脅かされたとしても、自分自身を見失わず、学習過程を守りぬき、自らの心の中心にいる状態が「忠」であり、心のままに偽らない姿が「恕」である。「忠恕」の状態にあるときに、君子の前に進むべき「道」が広がっているので、道の「選択」を迫られることがない。その道を進むなかで見えてくる成すべきことが「義」である。


青木ノ入の畑の除草② 12月21日

青木ノ入の道の反対側の下の畑の草刈りをして、二つの畑の境界の畦下集めました。
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6月3日4日に掘った溝に山盛りです。



北向き斜面の下草刈り終了 12月20日

市民の森保全クラブの追加作業日。参加者は芦田さん、澤田さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの5名でした。作業エリアの北向き斜面の下草刈りが終了しました。22日(日曜日)は、落ち葉掃き。1月からは、チェンソーを使ったコナラ林の伐倒作業を軸にして活動します。
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ヤママユガの繭 12月20日

市民の森作業エリアの南向き斜面下部に落ちていたヤママユガの繭です。
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※岩手県立盛岡農業高等学校 環境科学科2年 森林文化研究班(2010年)
   研究の動機及び目的
 ヤママユガは、昆虫網・鱗翅目・ヤママユガ科の日本在来種の野生の蚕で屋内飼育で養蚕業に用いる中国原産の白色蚕(家蚕)とは違い、国内に植生するナラ類をはじめとする広葉樹の森林に生息していることから野蚕とも天蚕とも言われている。もともと天敵も多く繁殖率も低いことに加え、近年の国内林業の衰退による森林荒廃によって自然界のヤママユガの個体数は減少の一途をたどっている。また、繭からとれる生糸は、貴重で高価なことから私達は「ヤママユガの生態メカニズムを解明し、大量繁殖させ、産業への有効活用法を見出し、その魅力を広げることで林業の活性化や森林の再生、山村復興、しいてはそれが豊かな自然環境づくりにつながると考え、その一躍を担いたい」との思いを込めて研究に取り組むことにした。

青木ノ入の畑の除草① 12月19日

青木ノ入の道の反対側(西側)の上の畑と隣の耕作放棄地の草刈りをしました。
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キツネの交通事故死 12月19日

関越自動車道に並行して走っている道路でキツネが死んでいました。関越道にかかる西本宿4号橋の近くです。高坂カントリークラブの方から4号橋を渡って来て車に衝突したのでしょうか、その逆も?「動物飛び出し注意」の看板が立っています。
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青木ノ入に腐葉土を運ぶ 12月18日

青木ノ入の畑に腐葉土を運びました。とりあえず、果樹1本に付き3袋配当です。
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『多摩丘陵の自然と研究 フィールドサイエンスへの招待』 12月17日

土器屋由紀子・小倉紀雄ほか『多摩丘陵の自然と研究 フィールドサイエンスへの招待』(けやき出版、2001年)第4章波丘地の植物の「4.3アズマネザサの調査」を読みました。市民の森保全クラブの作業エリアや岩殿満喫クラブの管理エリアのアズマネザサを頭に浮かべながら読み終えました。「波及地」とは東京農工大学の農場の呼称ですが、その地形は英語を当てると roiiing hill 、私たちが使っている用語では谷津田地形でしょうか。
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多摩丘陵の自然と研究 フィールドサイエンスへの招待』目次
はしがき
1章 「波丘地」の歴史
  なぜ「波丘地」とよばれたか
2章 波丘地の土壌と渓流水
 2.1 波丘地土壌の物理性と水循環
 2.2 渓流水の富栄養化とN2O発生
 2.3 大気降下物による土壌酸性化
3章 波丘地の大気
 3.1 波丘地の気象の記録
 3.2 波丘地の降水の化学成分
 3.3 波丘地の地表オゾン濃度
4章 波丘地の植物
 4.1 植物の四季
 4.2 クロムヨウランに始まりクロムヨウランに終わった8月

 4.3 アズマネザサの調査(星野義延、八木正徳)
   1.アズマネザサというササ
   2.アズマネザサの繁茂
   3.アズマネザサの稈[かん]と株の構造
アズマネザサは土中に地下茎を伸ばし、その節から地上部の稈を発生させ、さらに直立した稈の基部からも稈を発生させることによって大きさや空間分布を変化させて、コナラ林の林床に繁茂しているのである。(97~98頁)
   4.波丘地内におけるアズマネザサの分布状況
 アズマネザサはこれまでみてきた刈り取りなどの人為的な管理の違いによって、稈サイズなどに違いがみられるが、より大きなスケールでみると丘陵地のなかでも、微地形の違いや上層で優先する樹木の種類などによってその広がりや優先の度合いが異なる。
 アズマネザサは波丘地全域に分布しているが、耕作地や崩壊斜面、毎年下草刈りが頻繁に行われている草地や雑木林の林床、スギ植林やモウソウチク竹林の林床など日照量の少ない場所で優先することは稀である。しかし、それ以外の場所ではコナラが優先する雑木林の林床、林縁、日照を遮る樹冠のないオープンサイトを問わず、アズマネザサが広く優先している。(99頁)
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A型:アズマネザサの稈高約3~6m、篠竹と呼ばれるほど大型化。光環境の良好な雑木林の林縁、樹木の疎らな林内の一部
B型:平均稈高が1.5~3mのBa型、約0.5~1.5mのBb型。雑木林の林縁や林床
C型:平均稈高が最大でも0.5m未満。頻繁に刈り取り等の管理が行われている場所。

   5.アズマネザサの生態学的管理に向けて
アズマネザサは頻繁な刈り取りによって繁茂を抑制することができるとされている(例えば、石坂、1989、重松、1988など)が、地下茎で繁殖するアズマネザサの生態学的な管理には地下部の把握が不可決であると考える。(101~102頁)

 4.4 波丘地の畑地としての土壌
5章 波丘地の動物
 5.1 波丘地の鳥
 5.2 昆虫:特に蛾と性フェロモンについて

 タケ類やササ類の葉を食草としているヒカゲチョウなど
 

※目籠(メカイ)は篠竹(アズマネザサ)で作ります
   

浅野智彦編『考える力が身につく社会学入門』 12月16日

浅野智彦さんの著作『自己への物語論的接近 家族療法から社会学へ』(勁草書房、2001年)等を読もうと思っています。先ず、浅野智彦編著『考える力が身につく社会学入門』(中経出版、2010年)を読んでみました。「はじめに」「第1章 社会学でわかる「私」という存在」「おわりに」が淺野さんの執筆です。

浅野智彦編著『考える力が身につく社会学入門』目次
はじめに
 ◎「生きるための道具」として、社会学を使う
 ◎「先の見えない時代」への不安
 ◎社会学は「現代社会を見るためのレンズ」

第1章 社会学でわかる「私」という存在
 ①「自分探し(磨き)」を強いる現代社会
  ◎社会学への招待
  ◎「自分探し」に夢中な人々
  ◎なぜ、人々は「自分探し」をするようになったのか?
  ◎「ゲームをうまくやること」「ゲームのルールを知ること」
 ②「二つの関係」から成り立つ私
  ◎「他者との関係」から成り立つ私
  ◎「私を中心としたネットワーク」と「私」
  ◎「私」と「鏡に映った私」は何が違うのか?
 ③「複数の私」を生む二つの要素
  ◎「もっと○○があるかもしれない」という意識の広まり
  ◎「私」という存在が不安定になっていく
  ◎「伝統」という枠組みが崩壊していく
  ◎「よりどころ」が失われていく
 ④「終りのない自分探し」のはじまり
  ◎ゲマインシャフトとゲゼルシャフト
  ◎「第二の個人化」が自由をもたらす
  ◎「キャラを立てる」という戦略
  ◎「終りない自分探し」を余儀なくされる
 ⑤成熟の新しい形へ
  ◎これからの社会の流れと「私」について

第2章 社会学でわかる「人間関係」
 ①社会学から見た「人間関係」とは?
  ◎「社会学の視点」から人間関係を考える
  ◎人間関係には「普遍的な側面」と「社会的な側面」がある
  ◎社会によって「人間関係の常識」は異なる
  ◎「理解しがたい他者」と共存するには?
 ②人間関係は希薄化したのか?
  ◎現代人の「対人関係能力」は低下している?
  ◎「濃密な人間関係」を求める現代人
 ③「現代社会の人間関係」をつくるさまざまな要素
  ◎「伝統重視」から「個人重視」へ
  ◎個人の「人格」が大きな意味を持つ
  ◎「人間関係のルール」は一つではない
  ◎「人間関係マニュアル本」が売れる理由
  ◎携帯電話はメールは人間関係を変えた?
  ◎「全面的なつきあい」と「部分的なつきあい」のバランス
 ④「三つの可能性」からこれからの人間関係を考える
  ◎第一の可能性、「精神的な満足感」に基づく関係へ
  ◎「純粋な関係性」が持つ不安定さ
  ◎第二の可能性、「その場限りの欲求」に支配される
  ◎第三の可能性、「古きよき人間関係」に戻る
  ◎「伝統的な人間関係」から「新しい人間関係」へ

第3章 社会学でわかる「家族」
 ①「ALWAYS 三丁目の夕日」のヒットと現代家族
  ◎「家族」とは何か?
  ◎「すでにある家族」と「こらからつくられる家族」
 ②社会とともに変化する「子ども像」
  ◎「家族の個人化」とは?
  ◎「小さな大人」から「無垢で愛されるべき存在へ」
  ◎児童虐待は「増えている」のか?
 ③変化し続ける「恋愛観」と「結婚観」
  ◎「婚活」時代の到来?
  ◎「できちゃった結婚」が生れた背景
  ◎「婚活」と「できちゃった結婚」からわかること
  ◎世界各国の自由な結婚や恋愛の形
  ◎多様な恋愛や結婚の形が広がった後は
 ④「専業主婦」に未来はあるのか?
  ◎「近代家族」とは何か?
  ◎「女性は社会進出を果たした」?
  ◎「専業主婦」は近代によって生み出された
 ⑤「少子高齢化」と日本の行く末
  ◎少子化と晩婚化の密接な関係
  ◎高齢化社会と介護の現実
  ◎少子高齢化への特効薬はあるのか?
 ⑥「家族の個人化」=「わがまま」?
  ◎みんなが「わがまま」になっている?
  ◎家族を「支援要因」として考える

第4章 社会学でわかる「会社と仕事」
 ①〈普通〉に働くことが困難な時代
   「自己責任」か「社会の責任」か?
  ◎「派遣切り」は他人ごとか?
  ◎「正社員でいること」が難しい時代
  ◎自己責任論の問題点
    ニートは怠け者か?
  ◎「ニート」が増加した理由
  ◎「やりたいこと」にこだわってはダメなのか?
  ◎「やりたいこと」を求める現代社会
 ②日本型雇用システムは崩壊したのか?
  ◎日本型雇用システムとは何か?
  ◎なぜ日本型雇用システムが成立したのか?
  ◎社会学から見た終身雇用と年功賃金
  ◎徐々に変化してきた日本型雇用システム
  ◎日本の雇用システムが変化した理由
 ③「正社員が減る」と、社会はどうなるのか?
  ◎大きな経済格差
  ◎「豊かな社会」における貧困
  ◎セーフティネットの格差
  ◎ほんとうに正社員は勝ち組か?
  ◎標準モデルという前提の見直し
 ④新しい働き方へ
   絶望を希望に変えることは可能か?
  ◎従来の日本型雇用システムへ回帰すればよいのか?
  ◎社会保障の二つの立場
    ベーシックインカムとワークフェア
  ◎ベーシックインカムとは
    すべての人に「最低限度の生活」を
  ◎ワークシェアとワークライフ・バランス
  ◎働くことの「純粋な関係」へ

第5章 社会学でわかる「文化・流行」
 ◎「オーラの泉」の流行を社会学的に考える
 ①「文化」を社会学的に見る
  ◎文化とは何か?
  ◎「ちょっと斜めからの視点」で世界を眺める
 ②「流行」はどのように生れるのか?
  ◎流行を知れば、社会がわかる!?
  ◎流行の持つ「三つの特性」
  ◎人はなぜ流行に乗るのか?
  ◎「マイブーム」が表す現代社会
 ③スピリチュアリティの流行から何が見える?
  ◎「スピリチュアリティ・ブーム」って何?
  ◎なぜ「スピリチュアリティ」は流行したのか?
  ◎「神秘性」が人々を動かした?
  ◎「カウンセラー」という肩書の力
  ◎「スピリチュアル」でほんとうの自分を知る
 ④なぜ人は自殺するのか?
  ◎自殺大国ニッポン
  ◎現代社会における自殺の原因トップ3
  ◎精神疾患と自殺の深い関わり
  ◎女性より男性の自殺率が高い理由
  ◎自殺対策を社会学的に考える
  ◎文化・流行から見えてくる社会の新しいカタチ

おわりに
 ◎「見通しの悪い社会」で生きるために

※「第4章 社会学でわかる「会社と仕事」」後半ではベーシックインカムが紹介されています。
ワークシェアなどによって、働く時間を減らすことができ、かつ[ベーシックインカム等によって]基礎的な所得が保障されているのであれば、働き方の選択肢も広がることになるでしょう。賃金を得ることのできない、家事や育児に専念したり、地域活動に力を入れたりすることも可能になり、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の実現にもつながっていくものと考えられます。(218頁)
                   [ ]はHikizine挿入

※ベーシックインカムについては、『BUSINESS INSIDER JAPAN』HPに、



 映画『七つの会議』(WOWOWオンライン
      12/27(金)午後4:45~
      1/1(水・祝)よる8:50~

コナラ林の落ち葉掃き① 12月15日

市民の森保全クラブの追加作業日です。芦田さん、新井さん、片桐さん、澤田さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineと東京から自然観察指導員の伊藤さんと稲子さんが参加して10名でコナラ林の落ち葉掃きを実施しました。
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1間×1間の落ち葉堆肥箱3つ(A、F、G)と一間×半間の2つ(b、c)を満杯にしました。来週22日(日曜日)の定例活動日に残りの2箱(D、E)に掃いた落ち葉を入れます。

落ち葉堆肥の袋詰め⑤ 12月14日

南向斜面の尾根側の奥にある落ち葉堆肥箱の堆肥を土のう袋に詰めました。29袋詰めたところで残りの袋がなくなりました。カブトムシの幼虫は1袋で20匹位出て来ました。落ち葉堆肥箱1箱には700匹位はいると思います。
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左奥には木っ端を入れて、コンパネの下のすき間を塞ぎます。
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明日は市民の森保全クラブの追加作業日として、9時から落ち葉掃きを実施します。


橋板を架ける 12月13日

市民の森保全クラブ第2金曜日の定例作業日です。参加者は、芦田さん、新井さん、金子さん、草間さん、澤田さん、細川さん、渡部さん、Hikizineの8名でした。

北向き斜面の下刈り
奥の部分は終了し入山沼側の下斜面に移りました。
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橋板架設
セメント林で加工(11月29日12月1日)した橋材を皆で運んで2ヶ所に架けました。 
 ボッシュ林、岩殿C地区の間の水路
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 無名沼イ号の水路
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 前回、脱輪したので1枚増設しました。

簡易トイレ復活
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台風19号で倒れて片づけていたものを立て直しました。

石焼き芋失敗
羽釜で石焼き芋作りに挑戦しましたが羽釜が壊れて失敗。
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強火で加熱しすぎたようです。

落ち葉堆肥箱の容量 12月12日

市民の森保全クラブ管理エリアに設置している落ち葉堆肥箱は1800㎜×900㎜のコンパネ4枚を使っているので1800㎜×1800㎜×900㎜の大きさで、容量は2916リットルになります。
尾根の園路付近にある⑤の堆肥箱は、現在上から720㎜下がったところに落ち葉堆肥があります。昨年12月23日に満杯にしてその後1月14日5月1日に落ち葉を追加して山盛りにしていますので、5 月から8ヵ月で落ち葉の堆肥化がすすみ、現在8割減で583.2リットルになったということです。
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コナラの落葉 12月12日

落ち葉が厚く積もっている場所や風で吹き飛ばされている場所などいろいろです。
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夕方から風が強くなったので落葉がすすむでしょう。


ピートモスを入れる 12月11日

7日に掘った溝に湿らせたピートモスをいれました。土壌を酸性に保つためです。
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落ち葉堆肥の袋詰め④-2 12月11日

昨日の続きで3袋追加して4箱目の堆肥は23袋になりました。
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5個目の落ち葉堆肥箱です。
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この箱も箱の下側に穴が掘られ荒らされていました。
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落ち葉堆肥の袋詰め④ 12月10日

昨日に比べると温かい一日で、南向斜面の尾根側にある落ち葉堆肥箱で堆肥を土のう袋に詰めました。
箱の外側を直したり、堆肥の量が少なめ(箱に入れた落ち葉の量が少なかったためか?)で、その分カブトムシの幼虫の密度が高く、潰さないように移植ゴテで作業したり、堆肥化が遅れている落ち葉を取り除いたりしたので手間取りました。
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25袋詰めたところで、夕暮れになり途中で終えました。


落ち葉堆肥の袋詰め③ 12月9日

市民の森作業エリアの南向斜面下部、園路の東側にある落ち葉堆肥箱で落ち葉堆肥を土のう袋につめました。
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35袋になりました。

ブルーベリージャムを作る 12月8日

高坂丘陵市民活動センター(松風台)のクッキングルームでブルーベリージャムを作りました。昨年は冷凍していたブルーベリー3㎏でしたが今年は5.5㎏を使い、210グラムと780グラム瓶の2種類ができました。
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10月16日に高坂市民活動センター(宮鼻)で予定していましたが、台風19号被災で施設が使えなくなり、10月20日の産業環境フェスタも中止となったため、延期していました。

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できたてを食パンとアイスクリームにのせて試食しました。

有機物マルチ追加準備 12月7日

ブルーベリーの株元に有機物マルチを追加するための準備作業をしました。
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一丁94円(外税)の豆腐 12月7日

秩父郡長瀞町大字本野上704-1にあるフジマート長瀞店で買った豆腐です。

手造りもめんとうふ
雪奴とうふ

一丁94円(外税)の豆腐 →29.4円(100グラムあたり)
品名:もめんとうふ
原材料名:丸大豆 100%
     消泡剤
     塩化マグネシウム製剤(ニガリ)
 遺伝子組み換え大豆は使用しておりません。
内容量:320グラム
消費期限:19.12.07
保存方法:要冷蔵 1℃~10℃以下
製造発売元:食品工業雪奴
 工場:埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄42[すすき]
 責任者:浅見正吉
 ℡ 494-79-05…
プラ:フタ PS,PET
   容器 PS

森林整備は安全第一 12月6日

市民の森保全クラブは結成以来、「無理なく、楽しく、安全に」をモットーにしてきましたが、安全が第一です。これからも事故をおこさないように研鑚していきましょう。
NPO法人森づくりフォーラムのサイトニュースに『安全な森づくり活動のために<事故事例に学ぶ>』が掲載されています。

◎伐採作業における事故(1)伐採方向のズレによる事故
 大ケガにつながる伐採での作業
 事故の約3分の1は伐採作業中の事故
 伐採作業における事故の分類
 伐倒方向のズレによる事故
 ①ツルの残し方が基本どおりにできてない。 特に、受け口を作る際の水平方向の刃がツルの部分まで食い込むと、ツルが機能しません。
 ②追い口の切り過ぎ。ツルが機能せず木は重心方向に倒れていきます。太くて重い木なら、倒れる方向のコントロールは困難です。
 ③木の重さに対する甘さ。特に、重量のある木の伐倒方向は手で引っ張るロープではコントロールできません。
 ④広葉樹大径木の重心と重量の認識。広葉樹は横枝が張り、重心が木の中心を外れて偏っているのが一般的です。また、とんでもない重さです。伐採する時のツルの残し方とチルホール等の引っ張り加減により、ツルが機能せずに思わぬ方向に倒れるかもしれません。

◎伐採作業における事故(2)かかり木処理の際の事故」、「チェーンソーによるケガ
 かかり木処理の際の事故
 かかり木の処理は危険な作業
 チェンソーによる伐採中のケガ

◎伐採作業における事故(3)その他の事例
 枯れ枝の落下による事故
 玉切りの際のケガ
 枝落としの事故
 伐倒時の巻き込まれ
 伐倒時の避難の際の事故

※過去のブログの記事からリンクを辿って下さい。
ダウンロードして印刷しておいたらよいものがあります。

市民の森追加作業日 12月6日

市民の森保全クラブ追加作業日。参加者は芦田さん、澤田さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの6名でした。コナラ林(旧エリア)の北向き斜面の草刈りの続き。北向き斜面のアズマネザサは南向き斜面のものよりは日当たりが悪いので全般的に丈が短いですが、奥の斜面の方が伸びがよいようです。日蔭の日当たりの違い?照度を測ってみたいですね。
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鷲巣さんがワラビ園の草刈りをしました。
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一丁58円(外税)の豆腐 12月6日

秩父郡長瀞町大字本野上704-1にあるフジマート長瀞店で買った豆腐です。

ふるさとの味
新田もめん
叶 水は自然の生命の母である

一丁58円(外税)の豆腐 →14.5円(100グラムあたり)
品名:もめんとうふ
原材料名:丸大豆(アメリカ又はカナダ)
     凝固剤(硫酸カルシウム)
内容量:400グラム
消費期限:19.12.06+E
保存方法:要冷蔵(10℃以下)
製造者:叶食品
 群馬県太田市薮塚町2206番地
 ℡ 0277-78-27…
 製造所固有番号は消費期限の後に記載
使用上の注意:生ものですからお早めにお召し上がり下さい。
プラ:容器・フィルム

栄養成分表示(100gあたり)
エネルギー:72kcal
たんぱく質6.6g
脂質4.2g
炭水化物 1.6g
食塩相当0.1g
この表示値は目安です。

小砂利を凹地に入れる 12月5日

入山沼堰堤の穴ぼこと市民の森作業道の凹地に小砂利を入れました。充分な量ではありませんが、冬の間は集中豪雨はないでしょうから、とりあえず様子をみてみましょう。
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生きものの隠れ場 12月5日

青木の入の谷津から出てきたキジに出くわしたら、慌てて畑の傍の藪に隠れました。秋にはセイタカアワダチソウ、チガヤ、ワレモコウが目立っていた場所でそろそろ刈ろうかなと思っていたところです。ここはきれいに刈り払いしますが、生きものの隠れ場、待避場も残しておいてやりたいですね。
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近づくと九十九川の方向に逃げていきました。




麦まき準備 12月5日

片桐さんが、児沢の下の畑を管理機でうないました。麦まきの準備です。
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ブルーベリーの苗をいただく 12月5日

 ブルーベリーの苗を15本いただきました。ブルーベリーの系統は大きくわけて3つあります。ノーザンハイブッシュ系、サザンハイブッシュ系、ラビットアイ系です。今日いただいたのはすべてサザンハイブッシュ系のブルーベリーです。ブルーリッジ、ガルフコースト、マグノリア、サミット、サンシャインブルーの5品種でした。
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 サザンハイブッシュ系は暖地でも品質のよいノーザンハイブッシュ系統を栽培したいという育種目標から生まれたハイブリッドです。レガシー、スター(フロリダスター)、シャープブルー、オニール、ブラデン、ダブリン、ミスティーなど今日いただいたものの他にも多数の品種があります。
 児沢ホタルの里ブルーベリー園はこれまでノーザンハイブッシュ系統(エリザベス、チャンドラー)、ラビットアイ系統(ビッグバルドウィン、ノビリス、ティフブルー)の品種を育ててきましたので、サザンハイブッシュ系統は新しい仲間です。収穫できるようになったら、生で食べて楽しみましょう。

晩秋に芽生える田面の植物 12月5日

晩秋に芽生える田面の植物
晩秋に芽生える田面の植物
岩殿丘陵入山谷津植物調査の主任調査員二宮靖男さん撮影・作成資料です。
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ノササゲ 12月5日

ノササゲ(マメ科)
ノササゲ A1 
岩殿丘陵入山谷津植物調査の主任調査員二宮靖男さん撮影・作成資料です。
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白僵病菌(ムシカビ) 12月5日

白僵病菌(はくきょうびょうきん)別名 ムシカビ
ムシカビ 白僵病菌
岩殿丘陵入山谷津植物調査の主任調査員二宮靖男さん撮影・作成資料です。
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キッコウハグマ 12月5日

キッコウハグマ(キク科)
キッコウハグマ 

岩殿丘陵入山谷津植物調査の主任調査員二宮靖男さん撮影・作成資料です。
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田面の植物 イチョウウキゴケ 12月5日

田面の植物 イチョウウキゴケ
田面の植物  イチョウウキゴケ
岩殿丘陵入山谷津植物調査の主任調査員二宮靖男さん撮影・作成資料です。
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アキノキリンソウとヤクシソウの差異 12月5日

アキノキリンソウとヤクシソウの差異
アキノキリンソウとヤクシソウの差異
岩殿丘陵入山谷津植物調査の主任調査員二宮靖男さん撮影・作成資料です。
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落ち葉堆肥の袋詰め② 12月4日

今日は隣の落ち葉堆肥箱で、落ち葉堆肥を土のう袋に詰めました。
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1箱で38袋になりました。

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