









6月6日の稲刈り、7月9日、8月6日の除草、本日の稲刈りと4回の援農作業、ありがとうございました。



昨年、神戸の農家からいただいたバインダー(ヰセキRL30)を動かしてみました。今日は田んぼがぬかるんでいたので、無事に動くかどうか、使えるかどうかの試運転で終わりましたが、今後、活用していきたいと思います。
市民の森保全クラブ Think Holistically, Conduct Eco-friendly Actions Locally
さて、私の職業は豆腐屋です。店の名前は「岩之崎豆腐・大谷豆腐店」といいます。文久2年生まれの曽祖父大谷七五郎が桜沢村岩崎の現在の地に豆腐屋を起こしたのが始まりです。創業は明治20年ごろと言われております。豆腐の製造過程を簡単に説明しますと、原材料の丸大豆を水洗いして浸漬します。その大豆を水を加えながら磨砕します。つぎにその呉を煮沸し、煮あがったものを濾し袋でこし、豆乳とおからに分けます。出来た豆乳に苦汁(凝固剤)を加えて徐々に攪拌し、固まってきたものを型箱に入れて成型します。それを冷水に放って切ったら出来上がりです。簡単な作業なのですがその日の天候(気温など)大豆の種類、苦汁の濃さなどわずかな違いで出来た豆腐がまったく違ってきますので、日々勉強といった面があります。
豆腐製造業は今日決して成長産業ではありません。はっきり言って衰退しつつあります。おそらく10年もしないうちに昔懐かしい豆腐屋の味はなくなってしまうと思います。典型的な労働集約型の産業ですから、朝早くから晩も遅くまでの長時間労働ですし、水仕事のきつさもあって後継者が激減しているのです。しかしそれ以上に深刻なのは今の子供たちとその若い親御さんはスーパーの豆腐の味が豆腐だと思っているからです。いやに甘かったり、お菓子みたいなバラエティーものは正直言って豆腐とはほど遠いものです。本来豆腐は酒の肴によくご飯のおかずにも良い、他の食材の邪魔をしない控えめでいて滋味のある食べ物なのです。
これからの豆腐製造業は完全に二極分化していくと思います。それは昔ながらの製法を守る零細だが正直な町店と、スーパーなどの大手量販店相手の大規模工場の二者です。私としては、昔ながらの製法にのっとり、厳選された材料で昔ながらの豆腐の味を伝えていきたいと考えています。(正直言って現在はスーパー卸が仕事の8割方を占めています。)
第1章 不思議な魚、イワナ第7章~第11章は、
第2章 「幻の魚」イワナのプロフィール
第3章 イワナ研究のフィールドワーク
第4章 イワナの姿かたちは川や支流ごとに違う
第5章 謎多きイワナの暮らし(1) 年齢の調べ方、成長、成熟、寿命
第6章 謎多きイワナの暮らし(2) イワナはいつ、どれくらい移動するのか
第7章 天然のイワナを守る
第8章 イワナの種川を残し、守る
第9章 イワナが産卵床をつくる場所の条件とは何か
第10章 イワナの人工産卵場のつくり方
第11章 イワナを守りつつ利用する新しい方法―イワナとヒトの未来
おわりに
第7章 天然のイワナを守る
それぞれの川固有のイワナを保護する
「聞き取り調査法」で天然魚の生息分布を推定する
鬼怒川支流での天然魚の聞き取り調査例
天然魚は支流の滝や堰堤上流の狭い範囲に生息している 養殖魚を放流すると天然のイワナがいなくなる
なぜ天然魚を残さなくてはいけないのか?
漁業法で定められた増殖義務が安易な放流につながった
放流だけが魚の増殖ではない。漁場管理こそが重要
保護水面に指定すれば天然魚を守れるか
今となれば、あえて魚道をつくらないほうがいい堰堤もある
天然魚が生息している水域の堰堤には、魚道を付ける
遺伝子解析によって天然魚かどうか判別できそうだ
遺伝子解析の具体的な手順とは
できるだけ多くの川で天然魚の分布を調査したほうがよい
第8章 イワナの種川を残し、守る
イワナの産卵床は支流に多い
たくさんのイワナが支流に産卵のために遡上する
なぜイワナは支流で産卵するのか
これまで「種川の条件」に関する研究は行われてこなかった
イワナが産卵遡上する支流の環境条件とは
産卵床は本流の遡上阻害物の下流に流入する支流や、遡上できる距離が長い支流ほど多い
イワナの産卵保護のための河川管理方法
釣り人や漁協にも、できることがある
「産卵数の多い支流」より「繁殖に適した支流」の条件探しが大切
禁漁にすると本当にイワナは増えるのか?
禁漁河川で5年にわたり個体数を調査した
そして、イワナは、増えた
第9章 イワナが産卵床をつくる場所の条件とは何か
産卵場所の細かい環境条件を調べる
イワナとヤマメでは産卵場所の条件が少し違う
ヤマメにくらべてイワナはいろいろな場所で産卵できる
第10章 イワナの人工産卵場のつくり方
魚の増殖方法は大きく三つ
なぜ人工産卵場を造成するのか?
はじめての造成実験
人工産卵場の造成はそれほどむずかしくない
造成した人工産卵場で多くのイワナが産卵した
そして、産みつけられた卵はふ化した
人工産卵場の造成技術の改良はじめての造成から10年が経過
人工産卵場をつくるのに適した川の条件がある
人工産卵場のつくり方の実際
人工産卵場の耐久性、周囲の景観との調和
人工産卵場造成のハウ・ツービデオがある
河川管理者の許可は必要か?
造成費用はいくらかかるのか?
一か所あたりの造成費用は31,500円から 42,000円
もっと安く造成する方法がある
人工産卵場の増殖効果と、養殖イワナとの金銭的比較
人工産卵場には天然魚や野生魚の産卵を助ける働きがある
人工産卵場の造成は子どもの環境教育にも役立つ
人工産卵場の造成はあくまで「次善の策」にすぎない
第11章 イワナを守りつつ利用する新しい方法 イワナとヒトの未来
川をゾーニングして、イワナを守りつつ、釣りを楽しむ
新しいゾーニングを提案します
川を釣りで高度利用する具体例のあれこれ
放流方法の違いによるゾーニング
群馬県の上野村漁協さんのゾーニング管理
長野県の志賀高原漁協さんのゾーニング管理
イワナを、守り、増やし、釣りに利用する方法は、たくさんある
水源の森林を保全している漁協さんもいる