岩殿満喫クラブ 岩殿 Day by Day

市民の森保全クラブ Think Holistically, Conduct Eco-friendly Actions Locally

2015年12月

岩殿A・B地区の東側の景観(13年、15年) 12月31日

2013年末と15年末の岩殿A・B地区に接する耕作放棄地です。入山沼に向かう道路の下側になります。道路沿いと斜面の裾刈りにより、道から田んぼが見えるようになりました。

●2013年12月31日撮影
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●2015年12月30日撮影
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巣箱の掃除 12月30日

岩殿B地区のヤナギに架けてある巣箱の掃除をしました。5月にシジュウカラが入っていました。壊れた部分があるので修理のためとりはずしています。
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サツマイモの保存

市民の森保全クラブは1月24日(日曜日)の定例作業日に「落葉掃き&焼き芋体験」を計画し、参加者を募集しています。サツマイモの貯蔵適温は13~15℃、湿度が80~90%とされています。寒さで焼き芋用のサツマイモが腐らないように籾ガラに埋めてみました。湿度がちょっと心配ですが……
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刈払機による事故を防ぐために 12月28日

12月13日、栃木県大田原市で刈払機の刃がそばにいた人にあたり死亡する事故がおきた。
 
     草刈り機接触、男性死亡 高速回転の刃、注意呼びかけ
                  (『朝日新聞デジタル』 2015年12月26日10時51分
高速で回転する草刈り機の刃がそばにいた人に当たり、当たった人が死亡する事故が今月、栃木県内で起きた。一昨年には幼児が亡くなる事故もあった。国民生活センターは一般の人も草刈り機を使うようになり、不注意が事故につながるケースが多いとして注意を促している。
 栃木県警によると、同県大田原市の神社の土手で今月13日、男性が【電動】草刈り機を使っていた時に、そばで作業していた別の男性(62)の胸付近に刃が接触した。男性は大量に出血し、まもなく死亡した。現場は急斜面で足場も悪かった。県警は何かの拍子で過って刃が当たったとみている。
 栃木県内では5月にも、草刈り機の刃がそばの人に当たって死亡した事故があった。一昨年には九州地方で、男性が自宅の庭先で草刈り機を使用中に3歳の娘が近づいてきたのに気づかず、娘の首に刃が当たって亡くなる事故も起きた。
 国民生活センターによると、草刈り機はホームセンターや通販でも買える。一昨年おこなった製品テストでは、回転する刃が樹木や地面に当たると、思わぬ方向に大きく跳ね返る「キックバック」という現象が起きることが確認された。この時、使用者や近くの人に当たるおそれがある。刃が当たった空き缶は10メートル以上、8センチ程度の石は5メートル前後飛ぶことも分かった。
 草刈り機が出す音で人が近づいてきたことに気づかないこともある。センターは「周囲に人がいないかしっかり確認し、人がおおむね15メートル以内に入ってきたらエンジンを切ってほしい。周囲の人も近づかないようにしてほしい」と呼びかけている。(毛利光輝、岩佐友)
刈払機(草刈機)の使い方に注意-指の切断や目に障害を負う事故も-(動画)(国民生活センター 2013年7月22日)

刈払機(草刈機)の使い方に注意 -指の切断や目に障害を負う事故も-(国民生活センター報道発表資料  2013年7月4日)

刈払機による事故(『くらしの危険』315、国民生活センター、2013年9月)

草刈りヒヤリハット 事故事例  リンク集草刈機でGO!
……金属片が眼球の中で錆びて炎症、感染症を起こして角膜を傷める。少しの違和感、傷みなので翌日までほっといたら悪化して手遅れ。ということがありうる。草刈作業中の飛散物は土壌細菌等付着してて非常に有害。草刈作業中の飛散物、刈り刃の目立て作業でも同様の事故が起きるので、目の保護装備は必ず装着するべき。……
草刈機使用で失明の危険 飛散防護カバーを付けていても事故が発生しており、飛散防護カバーは、飛散物による事故防止対策として十分とはいえない。草刈作業では、目の保護装備は必ず装着するべき。……

笹を刈り払い、その後集草しようとかがんだら刈り逃した笹が顔面に突き立った。メガネをかけてるので目への直撃は避けられたが危ない事故だった。中途半端に刈った笹はとても危険。……

山の境界を刈っていて、倒木の枝を払ったら枝が刈刃に食い込み、枝が顔面に向けて飛んできた。フェイスガード(防災面)が飛んでしまうほどの衝撃だったがしてて助かった。……

草刈り中、パシッという音とともに視界が曇ったが、汚れかと思ったらメガネのレンズが割れていた。まだフェイスガードを使う前の事故。……

蜂に刺される。予測、予防不能!黒っぽい色を攻撃するというが、実際刺された場所は黒くはなく、手だったり帽子の上からだったり。威嚇の段階で気づけば逃げられるが、蜂が居そうな場所は予測できない。……

 刈払機を使いながら、経験を積みながら危険性を学んだのでは遅い! 危険性を学んだ上で経験を積むべし!

コナラ伐木、巣箱点検 12月27日

市民の森保全クラブ定例作業日です。参加者は、芦田さん、片桐さん、金子さん、澤田さん、三本さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの8名でした。コナラを3本、チェーンソーで伐木をしました。
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昨年(2014年)12月12日に設置した巣箱の点検をしました。3箱とも営巣していました。シジュウカラでしょうか。
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棚田の棚田(岩国市棚田) 12月26日

山口県岩国市長野地区棚田の棚田です。長野川に沿った谷津田は耕作されていますが、棚田上の方は耕作放棄地となっています。
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※山口県岩国市長野・棚田の地図


やまぐちの棚田(山口県農村整備課HP)
棚田保全活動の手引(山口県農村整備課HP)

国清の棚田(柳井市阿月) 12月25日

山口県柳井市阿月(あつき)地区国清(くにきよ)の棚田です。整備され、稲作がされている下段の田んぼと、耕作されていない上段の田んぼがあります。棚田からは、瀬戸内海、周防大島(屋代島)が見えます。
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※山口県柳井市阿月国清の地図


※柳井市阿月面影山墓地には理論物理学者・坂田昌一さんのお墓があります。
 坂田昌一(やないコミュニティミュージアム)

※半島の先端は上関町(かみのせきちょう)。長島から対岸の室津にかかる上関大橋。
上関町には中国電力上関原子力発電所建設計画があります。
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休眠化したお寺 善光寺(茨城県・石岡市)

茨城県石岡市(旧・八郷町)にある善光寺は、室町時代中期、1501年に建立されたといわれる寺院ですが、本堂は屋根が朽ち、壁は壊れています。江戸時代中期に建てられ、これまでも建て替えの話はありましたが費用をめぐって合意にいたらず、荒れるままになってしまったようです。『廃墟検索地図』というサイトがあって、仮面ライダーなどのロケの名所としてでています。

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楼門は、国指定重要文化財で1990年代前半に解体修理がされています。
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『東洋経済』(2015年8月8・15合併号)は「お寺とお墓の大問題」を特集しています。「無残!寺が朽ちていく」に登場しているのが、この善光寺の本堂と、熊谷市下川上の愛染堂です(50~51頁)が、愛染堂は修理に市民が募金活動をしているようです。

入山沼下の耕作放棄地 12月23日

入山沼のすぐ下の耕作放棄地です。田んぼだった底地には、ヤナギやハンノキなどが生えています。
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細くひょろひょろした感じですが樹齢はどの位でしょうか。A地区の西側、岩殿C地区下の耕作放棄地にある樹木に比べればずっと細いです。







来年の植物観察・モニタリング相談 12月22日

今年に続いて来年も、岩殿A・B・C地区、市民の森の植物調査・モニタリングを二宮さん、中村さんにお願いしました。テーマをしぼった観察会・勉強会などもおこなう予定です。
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2015年産米の精米おわる 12月21日

残っていたウルチの籾の籾摺り、精米をしました。児沢米は42㎏、岩殿米は28㎏で、合わせて70㎏になりました。
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刈払機・チェーンソー点検・修理 12月20日

渡部さんと寄居町のヤングリーブス・ログ・ホームに刈払機のFS2201(5号機)、FS55、チェーンソーMS362を持って行き、点検してもらいました。FS55とMS362は持ち帰り、FS2201は点検・修理のため置いてきました。帰りにカインズ寄居桜沢店で1㎏の米袋を購入しました。
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刈払機操作練習 12月19日

里山再生ボランティア養成講座受講者の菊池さんが、午後1時半から岩殿A地区横の耕作放棄地で、刈払機操作の練習をしました。刈刃のつけ方、燃料の入れ方、エンジンのかけ方などを復習して、平地での操作練習です。2時半からは須田さんが、岩殿C地区の無名沼ロ号付近のアズマネザサを刈り取りました。
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県監査実施 12月18日

市民の森保全クラブが2014年度みどりの埼玉づくり県民提案事業(県民企画・実施事業)補助金をいただいて実施した「市民の森里山保全作業プロジェクト(3年次))の職員予備監査を受けました。
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環境みらいフェア(10月10日)記事の写真 12月18日

11月5日の『埼玉新聞』の記事です。10月10日に松山市民活動センターを会場に開催された環境みらいフェアで市民の森保全クラブで取組んだ森のクラフト体験(松ボックリ)の写真が使われています。
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西側雑木林の木障木を伐倒 12月17日

今日も午前、午後、岩殿B地区に西側の木障木を伐採しました。
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一輪車で入山沼からの水路を渡れるようになりました。










稲架棒置き場、水路に橋 12月16日

午前、午後、岩殿B地区で作業をしました。西側の雑木林のシデとコナラをチェーンソーで伐倒し、稲架棒の仮置き場を作り、ブルーシートをかけました。入山沼からの水路には、伐倒材を利用して2本橋を架けました。
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13日の刈払い現場 12月15日

13日(日曜日)の刈払機の実習現場の写真です。
小松﨑さん、須田さんの班が刈払機の実習をした耕作放棄地からは、市民の森の南向き斜面がよく見えるようになりました。
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鷲巣さん、片桐さんが裾刈りした市民の森の南向き斜面。
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峯岸さん、澤田さんの班が刈払った無名沼イ号の左側。
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一丁30円(内税)の豆腐 12月14日

12月12日、ベイシア寄居北店で買った豆腐です。

伝統の味 木綿
味わいある大豆で心を込めて丹念に造りました。謹製
遺伝子組み換え大豆は使用しておりません。

一丁30円(内税)の豆腐 →10円(100グラムあたり)
名称:木綿豆腐
原材料名:丸大豆(遺伝子組換えでない)
 凝固剤(塩化マグネシウム〈にがり〉)
 消泡剤(グリセリン脂肪酸エステル)
内容量:300グラム
賞味期限:15.12.19
保存方法:要冷蔵(1℃~10℃ 未開封で保存して下さい。)
販売者:株式会社エムエフフーズ MF1 群馬県甘楽郡甘楽町小幡204-1
お客様相談室 TEL…… 受付時間9:00~17:00(土日祝日を除く)
使用上の注意:開封後はお早めにお召し上がり下さい。
プラ:フィルム 容器

※甘楽町小幡204-1には株式会社ヨコオデイリーフーズが運営するこんにゃくパークがあります。

里山再生ボランティア養成講座3日目 12月13日

昨日の無名沼ロ号周辺の草刈りで、今までより10m位手前から岩殿C地区の田んぼが見えるようになりました。
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開講前の実習地。今日の作業はどの位できるでしょうか。
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刈払機経験者は、購入した刈払機3台とバイザー、イヤマフ付ヘルメット3個の組立て。
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6名の学生は3班に分かれて、澤田さん、小松﨑さん、須田さんがていねいにと刈払機操作を指導。
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刈払機に慣れている峯岸さん、片桐さんは藪や傾斜地の草刈り。
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市民の森保全クラブから応援に来てくれた鷲巣さんは昨日からの無名沼イ号に向けて、親指大になったアズマネザサを鎌で刈り取り。
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お昼は、細川さんの作ってくれたけんちん汁と須田ゼミ手製のキムチをおいしくいただきました。
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午後は2班が実習地の草刈りを体験し、3日間の里山再生ボランティア養成講座を終了しました。
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里山再生ボランティア養成講座2日目 12月12日

里山再生ボランティア養成講座2日目です。今日は学生が授業で来られないので、刈払機の講習はなしで岩殿C地区の整備作業をしました。市民の森保全クラブから応援に来てくれた鷲巣さんを含め参加者は6人です。

金曜日の雨で、岩殿C地区進入路で車がハンドルをとられそうな程ぬかるんだので、道路補修から始めました。
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岩殿C地区と接する市民の森の草刈りを鎌や刈払機で行いました。進入路から無名沼イ号にかけては傾斜が急なので、刈払機と鎌やノコギリ、ナタなど手道具を使った作業となり、刈り取り後の表土の流出抑制のための地拵えも必要です。
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下の田んぼの下になる今回の実習地と無名沼ロ号周辺のアズマネザサやセイタカアワダチソウなどを8枚刃の刈刃で刈りました。
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午後、むさしの里山研究会の新井裕さんに「アキアカネと共存できる田んぼ作り」について話していただきました。
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 ①稲刈り後にすぐに耕耘せず、田んぼに水を引くか、バケツで水をまくなどして水たまりができやすくする(産卵場所となる水たまりを作る)
 ②水入れは5月上旬までに行う(卵が孵化する時期に合わせて水を入れる)
 ③殺虫剤は使わない(使う場合は赤とんぼへの影響が少ないものを選ぶ)
 ④中干しは7月中旬以降に行う(赤とんぼの羽化を終えてから)
 ⑤わらや牛ふんなどの有機質肥料を施す(ヤゴの餌となるミジンコを増やす)
 ⑥春に荒起こしをする(一時的な水溜りができて、水入れ前に卵が孵化しないようするため)
 ⑦ブロックローテーションを行う場合には、稲作を2年続ける
などです。田んぼの水利や周囲の環境など田んぼ1枚、1枚の条件に合わせて赤トンボと共存する田んぼづくりを来年も試していきたいと思います。

一丁100円(外税)の豆腐 12月11日

12月11日にジャパンミート千代田店で買った豆腐です。

 なつかしい味がする
 昭和のお豆腐 絹

一丁100円(外税)の豆腐
 →28.6円(100グラムあたり)
名称:絹豆腐
原材料名:大豆(遺伝子組み換えでない)
      豆腐用凝固剤      
内容量:350グラム
賞味期限:15.12.14
保存方法:要冷蔵(1℃~10℃)
製造者:(株)小沢食品 茨城県那珂市向山…… Tel
プラ  容器 PS ラップPE、PP

※茨城「うまいもんどころ」認定企業(1996年認定開始、2014年1月15日現在73社)・小沢食品

水路改修工事3日目 12月10日

午前中は、ボッシュ林側の奥の区画、午後は無名沼イ号の下の区画の水路の改修をしました。
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ユンボを使う水路工事は今日で終わりました。様子を見ながら細かい補正をして行きたいと思います。

水路改修工事2日目 12月9日

比企の川づくり協議会の渡辺さんに測量、市民の森保全クラブの渡部さんに障害木の伐採をしてもらい、入山田んぼの会の吉田さんがユンボで51mある市民の森からの水路の半分を掘り直しました。軽トラダンプは、夕方、林さんにお返ししました。2日間でしたが、充分に役に立ちました。
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水路改修工事初日 12月8日

岩殿C地区の奥のボッシュ林との境界にある水路の改修(50m強)をするため、ユンボの進入路整備をしました。
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奥の堆肥場にクヌギの落葉を入れました。作業道の落葉を掃いて、上の田んぼに入れ始めました。



ユンボと軽トラダンプを借りる 12月7日

夕方、東松山市内の早俣(はやまた)からユンボと軽トラダンプを借りてきました。明日から岩殿C地区の水路改修工事をします。
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紅葉が一段と進む 12月7日

午前11時頃の岩殿入山地区の風景です。気温が下がり一段と紅葉が進みました。
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昨年の12月2日の写真はこちら

刈払機取扱作業者安全衛生教育 12月6日

里山再生ボランティア養成講座(公益財団法人サイサン環境保全基金助成事業)の初日、刈払機取扱作業者安全衛生教育を岩殿会館で実施しました。講師はヤングリーブス・ログ・ホーム、NPO法人森林活用研究会コピス代表高橋昭夫さんと助手の方2名、受講者は市民5名、大東文化大学学生7名の12名、今後の刈払機を利用した里山再生活動に活かしていきたいと思います。会館につめて1日お茶いれなどしてくださった地元の小峯さん、ありがとうございました。次回は、12日(土曜日)、岩殿C地区で実習します。
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児沢の田んぼもトラクターで耕う 12月5日

三本さんに児沢の3枚の田んぼをトラクターで耕ってもらいました。下の田んぼにはヌカを二袋入れました。
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千本松牧場(栃木県那須塩原市)の松林 12月4日

東北道西那須野塩原インターチェンジを降りて2分、那須野原台地にある千本松牧場(那須塩原市千本松799)と、接骨木地区(にわとこ)のマツ林を見学しました。
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※「千本松」命名について(「せんぼんまつ牧場のひみつ」より引用)
 この地域は、古くは「那須野」、江戸時代には「那須野原」、明治初期より「那須野が原」と呼ばれていました。那珂川・蛇尾川・箒川などが那須連山から運んだ土砂が堆積した扇状地で、水に乏しく原っぱや雑木林ばかりだったようです。人も住まないことから「九尾の狐」の伝説も生まれたといいます。鎌倉時代初期の建久4(1193)年には、ときの将軍 源頼朝が1万人を使い巻狩を行ったと「吾妻鏡」に記されています。
 明治13(1880)年、伊藤博文や松方正義の薦めにより開拓が始められました。開拓に不可欠な水を確保するため、印南丈作や矢板武らの努力により、那珂川上流より水をひくことに成功しました。「那須疏水」の開通です。 那須疏水は、福島県の「安積疏水」と京都「琵琶湖疏水」と並び、日本三大疏水と称されて、今も那須千本松牧場の南端を東西に流れています。
総理大臣を2度務めた松方正義公が、明治26(1893)年にこの地を那須開墾社より譲り受け、大農具を導入して欧米式の農場を開きました。これが、那須千本松牧場のはじまりです。……
この地には、天然のアカマツが密生繁茂していたので、松方正義公は「千本松」と命名し、それがそのまま地名となりました。現在でもたくさんのアカマツが群生しており「栃木の景勝100選」にも選ばれています。……
※高度経済成長期の施業で千本松牧場の平地林は広葉樹林からアカマツ優占林となる(犬井論文参照)
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※接骨木地区の放置された平地林
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犬井正「那須野原台地における平地林利用の変容」(『人文地理』40巻2号、1988年)
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 那須野原台地西原の概況
  Ⅲ 平地林の伝統的利用法
   (1) 農業の再生産資材としての落葉の利用
   (2) 農家の生活資材としての林産物の利用
  Ⅳ 塩原町接骨木地区における平地林利用の変容
   (1) 高度経済成長期以前の営農形態と落葉採取利用
   (2) 高度経済成長期以降の平地林と農業の分離
  V  西那須野町千本松地区における平地林利用の変容
   (1) 高度経済成長期以前の平地林の利用形態
   (2) 高度経済成長期以降の農用林野的利用の消滅
  Ⅵ むすび

※千本松農場における林業経営(犬井論文78~79頁から引用)
第二次世界大戦後, 千本松農場は蓬莱殖産株式会社が会社組織により酪農と平地林の育成林業に主力を置いて農場経営を行なった。1946 (昭和21) 年に酪農経営を取り入れ北海道から乳牛10頭を導入し, 生乳の生産とともに1949年にはバター製造所を建設し, バターの生産を開始した。1956年には農場の作業を馬等の畜力中心からトラクター・自動車等の大型機械へと転換した。1961年には乳牛飼育頭数が100頭に増加したためにそれに必要な牧野造成を開始した。1965年には乳牛飼育頭数が200頭になり, 採草地を造成拡大して接骨木地区に建設された地方競馬全国協会にも飼料用干草の販売を開始した。1973年には乳牛飼育頭数が300頭に増加し, 観光農場部門も併設された。1985年現在, 乳牛350頭と耕地・牧草地215haの規模に成長した。
 一方1960年代の高度経済成長期以降, 燃料革命により全国的な薪や炭の需要減少の影響を受け, それまで農場の大きな収入源だった平地林からの薪炭材の生産量は減少した。同時に,「落葉・生草利用組合」の組合員農家の平地林の利用面積も漸減したので, 農場は順次広葉樹から針葉樹へと平地林の樹種転換をはかっていった。植林等に要する造林経費は酪農部門で得た収益によって補填した。
 長い間の落葉採取慣行のため林地の地力消耗が著しかったので, 林業用固形肥料等を施用してアカマツへの転換を積極的に図るとともに,適地には小面積ながらスギ・ヒノキも植林した。その結果かつて最も広大であったクヌギ等の広葉樹林の面積は減少した。それに替わってアカマツが528.8haと大半を占め, スギ・ヒノキは24.1haである。アカマツは40~50年生を中心に高度経済成長期以降, 土木建築用材として材木業者に立木で売却し高収益を得てきたので, 毎年計画的に造林されてきたために他の樹種に比べ畜積量が非常に多い。スギ, ヒノキは1960年代以降に造林をしたものが大部分のため20年生以下の若齢級の林分が多い。全国的な国内材の売れ行き不振の影響を受けてスギ・ヒノキの販売量は少ない。61年生以上のスギ・ヒノキは農場社屋や畜舎の周辺に仕立てた防風林である。広葉樹林は大部分アカマツ林との二段林になっており, コナラを中心にしいたけ栽培のホダ木原木として20~30年伐期で伐採し販売している。
 接骨木地区の農家保有の平地林は保有規模が小さいとともに, 個々の農家の資本畜積が小さいため平地林を林業用地へ転換することは困難であった。しかし, 千本松地区は600haに及ぶ広大な平地林を千本松農場が単独で保有してきたので, 酪農部門で得た収益を林業部門に補填しつつ造林を可能にしてきたのである。その結果, 古村と同様に高度経済成長期以降, 農用林野としての機能を喪失しても, 不動産業者等による平地林の蚕食を防ぎ大規模な育林地に転換できた特殊な事例と考えられる。

トラクターで田んぼと畑を耕う 12月3日

吉田さんが午後、トラクターで岩殿C地区の2枚の田んぼのボッシュ林側と無名沼イ号のすぐ下の畑を耕しました。
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無名沼イ号のすぐ下の畑にも緑肥をまくことにしました。

木障木の伐採 12月3日

冬の間に岩殿の田んぼのまわりで木障になっている木を伐採します。今日は岩殿B地区の西側のクヌギを1本伐採しました。
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一丁210円(内税)の豆腐 12月3日

11月30日、JA埼玉中央東松山農産物直売所 いなほてらすで買った豆腐です。

埼玉県産大豆使用
ときがわ

一丁210円(内税)の豆腐 →60円(100グラムあたり)
名称:もめんとうふ
原材料名:埼玉県産大豆
 凝固剤(塩化マグネシウム(にがり)) 消泡剤
内容量:350グラム
賞味期限:15.12.02
保存方法:要冷蔵(10℃以下で保存)
 なまものですからお早めにお召し上がり下さい。
製造者:緑と清流 ときがわ (有)とうふ工房 わたなべ
    埼玉県比企郡ときがわ町番匠……
TEL:……
プラ PP,PET 容器 PP

児沢の畑に緑肥を播く 12月2日

午後、児沢の下の畑に緑肥(クリムソンクローバ-、エン麦、ライ麦)を播きました。
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サツマイモの収穫 12月2日

児沢の上の山ぎわの畑のサツマイモ(太白と紅あずま)を収穫しました。
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岩殿C地区冬の緑肥播き終了

岩殿C地区で、ずるずると遅れていた冬の緑肥(エン麦、ライ麦)を蒔き終わりました。
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チップを堆肥箱に入れる

11月13日に市民の森作業エリアの尾根の園路沿いに置いたチップを一輪車で運んで下の小さい堆肥箱に入れてみました。
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