岩殿満喫クラブ 岩殿 Day by Day

市民の森保全クラブ Think Holistically, Conduct Eco-friendly Actions Locally

2015年03月

アライグマが捕まる 3月31日

とうとうアライグマが捕まりました。
児沢のビオトープのところに仕掛けられた捕獲器です。
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耳の白い縁取り、白いヒゲ、眉間の黒い筋、尻尾の縞模様からアライグマとわかります。




県北も満開 3月31日

早くから咲いていた東松山市役所のウスズミザクラ。
1997年、日本スリーデーマーチの第20回記念大会に、岐阜県根尾村より天然記念物「淡墨桜」の苗木が送られ、きんさんぎんさんが植樹したものです。
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今日も暖かい一日で、県北のサクラも満開でした。
深谷城址公園・市民文化会館に車を駐めて、唐沢川の桜堤を散策しました。
高崎線の南側で上唐沢川と下唐沢川が合流したあたりからは、埼玉県の水辺再生100プラン事業で整備されています。
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南から北に流れています(下流から撮影)。

深谷駅の南側を高崎線に平行して西から東に一直線に流れている上唐沢川。
薩摩守忠度(ただのり)を一ノ谷で討ち取った岡部六弥太忠澄が弔ったという平忠度の供養塚がある清心寺まで1キロ何百メートルか、両岸みごとな桜堤でした。
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唐沢川は、1932年(昭和7)に流路の改修があって現在の形になったそうです。唐沢堀というのは、堀を掘ったからだったのですね。YouTubeの深次郎さん「中山道深谷宿-21唐沢川」では、唐沢川の付け替え工事による流路変更がわかりやすく示されています。

県南はサクラ満開 3月30日

場所や木によってサクラ開花の状況は違います。東松山市の市役所周辺のソメイヨシノは満開です。
比企地域のサクラは明日、気温が高ければ満開でしょう。
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  松山高校グランド南側

県南のサクラは満開のところが多いようです。
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  熊谷桜堤(荒川左岸)
吉見町のさくら堤公園は明日あたりか?

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鴻巣市吹上町元荒川の桜並木

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岩槻城址公園東側の桜並木

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無線山・KDDIの森(緑のトラスト保全第13号地)と
日本薬科大学との間の桜並木(伊奈町小室)

田村麿の悪蛇退治

北條清一『武州このごろ記』(日本公論社、1935年7月発行)の122頁~124頁に収録されています。目次では、「田村麿の悪蛇退治(小谷野忍海氏)」となっていますと( )がついています。小谷野さんに取材した記事で、『東京日々新聞』埼玉版の一千字訪問シリーズに掲載されたものと思われます。見出しは悪蛇ですが、本文では悪龍です。「蛇」、「龍」、「龍蛇」もあるかもしれません。
   田村麿の悪蛇退治
 比企郡松山町在の岩殿山の千手観世音菩薩は、坂東十番の霊所である。春全山は新緑の粧ひをこらして、つつじが満開である。山の頂に佇んで眺むれば、真澄の空に関八州を一望し、脚下には新緑と真紅のつつじが溶け合って美観この上なし。
 この岩殿山麓を中心に、比企、横見、入間、高麗川、秩父地方に亘る方二十里ほどの部落では、毎年六月一日軒下に焚火をして、道行く人に『おあたりなさいまし……』といふ古い習慣が遺ってゐるといふ。セルか単衣の着物の肌に汗を覚えようといふ季節に、火を焚いて、おあたりなさいましといふ習慣は珍無類であるが、この伝説について、岩殿山正法寺住職小谷野忍海師は次のやうに語る。
 桓武天皇十年[790年、延暦九年]奧州の逆徒高丸を征伐に坂上田村麿が征夷大将軍として、軍卒を引き具して東国に進軍する途中、岩殿山の麓に差しかかった。ところが、この辺に悪龍が棲み土民に危害を加へたり、夏日に氷雪を降らすかと思へば、厳冬の候に雷雨を呼び起し、或は大風砂石を降らすといふやうに、農民を悩ましてゐた。これを聞いて田村麿は、岩殿山西方一里、今の笛吹峠に陣を張り付近の地理を究めて二夜を明かし、軍勢を繰出して山野を跋渉すといへども、天をかけるか地に潜んだか、悪龍は影も形も見せない。万策つきて岩殿山に上り千手観世音に詣で『我勅命を奉じて悪龍を退治せんと思へども、悪龍通力自在にして姿を見せず、眼に見ゆるものはいかなる強敵といへど、わが武術をもって征伐すべけれど、眼を遮るものは凡力をもって如何ともなし難く、願はくば大悲の神力をもって、われに君命をふづかしめ給ふな』と夜を徹して祈念した。暁の明星の出るころに一人の高僧現れ『明旦必ず神力により瑞相を示すであらう、夢疑ふ勿れ』といって、高僧の姿は煙の如くに消えてしまった。
 さてその翌日は、六月だといふのに忽ち指の千切れさうな寒さが襲来して、卯の刻から巳の刻にかけて一尺余も雪が積った。緑の山々は、忽ちにして白皚々[はくがいがい]の冬の山と化してしまった。田村麿はこれ大悲擁護の奇瑞と打ち喜び、士卒をはげまして岩殿山上より西方に眼を配れば、北の方に當って悪龍が姿を現はしたので、田村麿は南無観世音菩薩と念じながら、一殺多生の義箭[ぎせん]を放って、遂に悪龍を退治した。この悪龍の長さは二十余尋[ひろ]あったといふ。
 かくて田村麿は、付近農民の感謝に送られて東国指して出発した。村民は軒に火を焚いて田村麿将士を労を犒[ねぎら]ひ『おあたりませう』といったものだといふ。
※6月1日の行われる「ゲツアブリ」については、『嵐山町Web博物誌』7巻2章3節の「4.ケツアブリ」をご覧下さい。


腐葉土をいただく 3月28日

高坂ニュータウンの松風公園で、公園内の落ち葉を「落葉柵」、「落葉ボックス」に集めて堆肥にして利用する落ち葉減量プログラムに取り組む丘陵ホタルを守る会から腐葉土をいただきました。ありがとうございました。とりあえず、軽トラで児沢の下の畑の側に運びました。
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松風公園の呉器沼上流の水路の赤い沈殿物が気になりましたが、呉器沼のほとりに「現状の水質は特にの問題ないレベルのもので、この池に棲む生物にとっても問題の無い環境」との掲示板がありました。詳しくは丘陵ホタルを守る会のHPにある「水質調査」の頁をご覧下さい。
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丘陵ホタルを守る会HPの記事には、「2015.02/28 松風公園ホタルの里整備作業」、「2015.03/07  トウキョウサンショウウオ保全状況確認」、「2015.03/28  松風公園いきものしらべ」などがあり、勉強になりました。

児沢田んぼの荒おこし 3月28日

児沢田んぼの荒おこしをしました。児沢探検隊の三本さんの応援を得て、トラクターと管理機で耕運しました。相変わらずの湿気っ田で、管理機が土中にはまりこんだりしましたが、なんとか終了しました。
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奥の田んぼで火燃し 3月27日

児沢の奥の田んぼで、アズマネザサや枯枝を焼却しました。
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田んぼの北側の林の倒木やツルを片づけました。
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林内にクビキリギス(褐色型)がいました。成虫で越冬します。
クビキリギスは口(大顎)が赤いので「血吸いバッタ」と呼ばれます。
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春休みになって、子供たちが遊びに来ていました。
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今日、3月27日、熊谷のソメイヨシノ開花した(熊谷桜堤)との発表がありました。

児沢上の畑耕い完了 3月27日

児沢の上の畑を一日かけて、片桐さんが耕いなおしました。
田んぼの作業と分かれていたので、耕運機で耕している写真はありません。
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今年は上の畑の下の段でゴマを栽培します。

昨日の作業を完了 3月27日

昨日、児沢の下の畑で中断していた、火燃し木障の竹伐りを行いました。
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捕獲器にタヌキがかかる

アライグマ捕獲器にタヌキがかかりましたが、野生哺乳類の無許可捕獲は鳥獣保護法違反ですので解放しました。捕獲器はビオトープのそばのアズマネザサの薮のフェンス側に移動しました。
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フェンス側のアズマネザサの切り株に草刈り機をかけて切り下げました。
明日は、奥の田んぼでアズマネザサや枯枝を焼却します。
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タヌキの生態と対策について(長崎県農林部農政課)

木障の竹を伐る 3月26日

児沢の下の畑に植えたライ麦の木障になっている竹を伐りました。
日当たりの悪い場所の麦は丈が低いようです。
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ウメ枝の片づけ 3月26日

児沢の下の畑の側にある梅の木の先日、伐った枝を片づけて畑で焼けるように積み上げました。
今日は午前中、風が強かったので、燃すのは明日にします。
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寒冷紗を片づけ 3月25日

児沢の上の畑のブロッコリーにかけてあった寒冷紗を片づけました。
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今日は風が吹いて寒い一日でした。
熊谷の2012年のソメイヨシノの開花・満開は4月4日・10日。
2013年は3月19日・26日。2014年は3月28日・4月1日。
今年は?

灰の片付、アライグマ捕獲器増設 3月25日

昨日、燃したアズマネザサの灰を回収しました。土のう袋に軽く詰めて5袋でした。
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ビオトープの側に新しいアライグマ捕獲器が設置されました。
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枯草やアズマネザサの焼却 3月24日

田んぼの荒起こしの準備に、児沢の下の田んぼに積んであったアズマネザサや枯草を焼却しました。
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緑肥としてエン麦をまく 3月23日

岩殿C地区の無名沼イ号の下の転換畑にエン麦を6㎏まきました。今日の作業には、金子さんが助っ人で参加して下さり大助かりです。
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トラクターで荒く耕運していますが、粘土質の土が乾いて石のように固まっています。

『現代農業』2014年4月号に掲載されている長野・竹孝功さんの「緑肥ミックスで田んぼを畑に」を指針にして1年間、緑肥栽培を続け水はけのよい畑にしたいと考えています。

ビオトープの枯草を田んぼに移す 3月22日

児沢のビオトープの上の池にあった枯草を田んぼに移しました。
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児沢も春になり、生きものが動き始めています。
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作業エリアを点検 3月22日

今年度最後の作業日です。参加者は金子さん、澤田さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さんとHikizineの6名、作業用具の軽トラでの運搬担当は鷲巣さんでした。
今日は、作業エリア周って現状を確認し、今後の取り組みなどについて話合いました。
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来年度、作業道と下の耕作放棄地との間の斜面の枯損木やアズマネザサも地権者の同意を得て刈り取る予定です。

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入山沼も園路からよく見えるようになりました。

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作業エリア外には、枯損木や倒木、落枝が目立ちます。

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北向き斜面の作業エリア境界。右が作業エリア。
アズマネザサは刈って1年半で左の状態になります。

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直径巻き尺でコナラを測定。直径45㎝。

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春になりました。シイタケやカナヘビも出ています。

田んぼの荒起こし 3月21日

岩殿・入山田んぼの会の吉田さんが、トラクターで岩殿C地区の大きな田んぼの荒起こしをしました。午後は水路の落ち葉も上げて下さいました。
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澤田さんは、市民の森の境界のアズマネザサを刈払機で刈り取りました。
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森林・山村多面的機能発揮対策交付金活動報告会

林野庁がおこなっている森林所有者や地域住民等が協力して行う里山林などの森林を保全・利用する活動を直接的に支援する事業(森林・山村多面的機能発揮対策交付金)の活動報告会に出席しました。
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2014年度は東京都・神奈川県・埼玉県では46組織に交付され、6団体が報告しました。
 ①住宅に隣接した平地林の整備
    NPO法人一二三富の会(埼玉県坂戸市)
 ②近隣小学校に対する森林環境教育の開始
    パウロの森くらぶ(東京都八王子市)
 ③マウンテンバイク愛好者との協働による森林整備
    あきる野菅生の森づくり協議会(東京都あきる野市)
 ④生物多様性の保全に着目した森林整備
    NPO法人三浦半島生物多様性保全(神奈川県横須賀市)
 ⑤少人数でも始められる身近な森林の整備
    狭山丘陵の森レスキュー隊(埼玉県所沢市)
 ⑥薪ストーブユーザーとの協働による森林整備とGPS活用
    薪まきネットよしみ(埼玉県吉見町)

森林・山村多面的機能発揮対策交付金の趣旨
里山林は、居住地近くに広がり、薪炭用材の伐採、落葉の採取等を通じて地域住民に継続的に利用されることにより、維持・管理されてきた森林です。
しかし、このような里山林は、昭和30年代の石油・ガスなどの化石燃料の普及、化学肥料の普及等により地域住民との関係が希薄になり、侵入竹などによる荒廃が進んでいます。
そこで、林野庁では、地域住民、森林所有者、自伐林家等が協力して行う、里山林の保全管理や資源を利用するための活動に対して支援を行います。

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捨てられていたゴミを処分 3月19日

岩殿C地区に捨てられていたゴミを軽トラの荷台に集めました。
西本宿不燃物等埋立地に運び、処分してもらいました。
林内がきれいになりました。
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田んぼのすみの水がたまっている所に土を移動し均しました。
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ジャガイモを植える 3月18日

児沢の下の畑にジャガ芋を植えました。
上から、キタアカリ、メークイン、ダンシャク、アンデスレッドです。
今年は、マルチを敷いて栽培します。『やさい畑』(2015年春準備号)に掲載されている、木嶋博士の驚き育てワザ第1回「らくらく&どっさり! ジャガイモの超浅植え」により、じゃがいもを逆さ植えにして黒色マルチで覆うという方法です。
昨年は買った草木灰を付けましたが、今年の種イモの切り口につける灰は自家製です。
まだマルチには穴を開けていません。2週間ほどして芽が地表に出て、マルチを押し上げた時にあけます。
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アズマネザサと落ち葉の焼却 3月18日

昨日に続き、岩殿C地区の落ち葉とアズマネザサを燃しました。
ボッシュ林側に積んであるものを残して燃しきりました。落ち葉の下から、持ち込まれて捨てられていたお酒のカラス瓶や、投げ捨てられたコーヒー缶などが出てきました。藪があるとゴミを捨てるというのは困りますね。
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アライグマ捕獲器 3月18日

児沢の田んぼのフェンス側に仕掛けてあるアライグマ捕獲器です。三本さんが毎日、見回っています。「食わせ餌」もバナナやコーン系のスナック菓子などメニューが増えてきましたが、まだかかりません。
餌は、①アライグマの好物(トウモロコシ、コーン系スナック菓子、ラッカセイ、ピーナッツ、ピーナッツバター、甘い果物、あんパン、揚げパンなど )、②匂いがあるもの、③腐りにくく、管理が簡単なものが適しています 。
捕獲器の入り口に誘導するように、周辺にドッグフードなどの「寄せ餌」(撒き餌)も試してみようかと思います。
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今日は、道路側の水路に水が流れていなかったので、ビオトープも乾き気味でした。
下の田んぼに積んであるアズマネザサを焼却する時に一緒にビオトープの枯草も燃しましょう。
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市民の森案内板の修繕 3月17日

市民の森の岩殿・入山沼口にある案内板がみどり公園課により修繕されました。
釘が甘くなって、大風が吹くと飛ばされるそうになっていましたが、枠にきちっと固定されました。
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岩殿C地区をトラクターで耕運 3月17日

最高気温が20℃を超す温かい一日でした。岩殿入山田んぼの会の吉田さんは昨日に続いて岩殿C地区の作業をして下さいました。午前中、澤田さんは刈払機でアズマネザサの切り株を再度、根元近くから刈り取る作業。吉田さんは、昨日し残したアズマネザサと落ち葉の焼却。午後は細川さんは集めた落ち葉を堆肥場に追加する作業。吉田さんは、トラクターで、昨年大豆と里芋を植えた上の転換畑と、下のモチを植えた田んぼの耕作をしました。2日間の作業で、岩殿C地区は下の大きな田んぼ以外は耕運が終わりました。下の大きな田んぼは土を一輪車で移動して平にしてから、耕すことになりました。
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昨日耕した奥のボッシュ林側

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※比較 2014年2月4日と今日(2015年3月17日)
 中央の鬱蒼としたアズマネザサの藪が刈取りにより消滅    
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児沢の畑で梅やカシの枝を燃やす 3月16日

4日に伐採し、上の畑に積んであったた梅の木や畑のまわりにあった枯れ葉や枯れ枝なども集めて一緒に燃しました。
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お米の手持ちがなくなったので籾摺りをしました。玄米で27.5㎏になりました。
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雨具の種類と変遷 三芳町史

埼玉県入間郡三芳町はふじみ野市の隣で、現在、東京から一番近い町です。

※雨具の種類と変遷 『三芳町史 民俗編』(1992年) 312頁~313頁 執筆:水谷いづみさん
 雨具としては、カマスをほぐし背中に油紙をはったショイタ(ゴザ、ショイゴザともいう)を主に使った。昔はほとんど自分の家で作ったが、やがて志木の荒物屋などから購入するようになった。このほかに雨の日には、男は藁で編んだ帽子、女は菅笠(マンジュガサという軽い笠のこともある)をかぶって働いた。
 傘を使う時には、油がよく乗っていて黄色っぽい青梅で作られた青梅傘や、黒塗りの蛇の目傘(ハレの日やお客用だった)や、番傘(白っぽい色)などであった。ゴムの長ぐつは、昭和の初めごろからあるにはあったが、一般的になったのは第二次大戦後である。ビニール製の雨ガッパも昭和30年代に入ると使われはじめた。
※青梅傘については、青梅市議会議員のこうい伸二さんのブログに写真がありました。貴重な写真なので紹介します。
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※ブログでは、「青梅縞と青梅傘」(ブログ『徒然日記』)という記事がありました。

かわごえ里山2015田んぼフォーラム 3月14日

かわごえ里山イニシアチブ主催『かわごえ里山2015田んぼフォーラム 川越の田んぼからコウノトリ育む農法を考える』に参加しました。林鷹央さん(食楽風土:クラフード渋谷 代表)「田んぼの生きもの調査の意義と方法~生物多様性を考えよう~」、稲葉光國さん(NPO法人 民間稲作研究所代表)「生きものの多様性を活かした抑草と病害虫防除技術」の講演がありました。
かわごえ里山イニシアチブは「かわわシェア田んぼ」を立ち上げ、クラウドファンディングを利用して「生きものの賑わいを取り戻す米づくりのための農機具を購入したい」と資金集めを行っています(3月30日締切。「かわわ」は「川越の輪」の意。
今後、有機稲作ポイント研修会や、田んぼの生きもの調査も計画されているようです。次回も都合をつけて参加してみようと思いました。

    私と小鳥と鈴と
           金子みすず
  
  私が両手をひろげても、
  お空はちっとも飛べないが、
  飛べる小鳥は私のように、
  地面を速く走れない。

  私が体をゆすっても、
  きれいな音はでないけど、
  あの鳴る鈴は私のように、
  たくさんな唄は知らないよ。

  鈴と、小鳥と、それから私、
  みんなちがって、みんないい。

作業道沿いの木を伐採 3月13日

市民の森保全クラブ定例作業日です。参加者は芦田さん、片桐さん、金子さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さんとHikizineの7名でした。
下の作業道にかぶさるようになっていたコナラを伐採し、イスとベンチ用に切断しました。
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今日の軽トラの運転は片桐さん、次回の22日(日)は鷲巣さんにお願いします。

蓑・カマス・ゴザ 雨具 大井町史

入間郡大井町は現在、埼玉県ふじみ野市です。

※ 『大井町史 民俗編』(1985年) 170頁 執筆:水谷いづみさん
 雨具 蓑・カマス・ゴザなどがあった。蓑は藁(稲藁)で編んで作るものだが、大井町では水田耕作をほとんどしていなかったので、稲作をしている上福岡の方から、藁を買ってきていた。カマスは、むしろでできた肥料入れだが、これも雨具に使用した。ただし、雨水を含むと、カマスは二貫目ぐらいの重さにもなって、重くて大変だった。雨の時にはゴザに紐を通して着ることもあった。頭にはすげ笠をかぶった。
雨具と言えば、まず「蓑」(みの)ですね。ウィキペディアの「蓑」の項目に、「明治中期まで、浅草雷門では毎年3月19日と12月19日に蓑市が開かれていた[2]」とあり、脚注[2]に、「蓑市 新聞集成明治編年史. 第七卷、林泉社、1936-1940」が示されています。
 蓑市 漸次 都会に用なし
[12・19、毎日] 昔より毎年三月十九日と十二月十九日には朝草雷神前の蓑市と唱へ、近郷より多くの蓑を同書に持出ぢ、市を立つる恒例にて、本日が即ち其の市日なれど、近年は農家の雨中耕作に出る時着用する位にて、府下にては蓑を着るもの極めて稀なれば出荷も尠かるべし。

岩殿C地区の作業 3月11日

岩殿C地区にわんさか積み上げていたアズマネザサを燃やしました。
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片桐さんが沼下の転換畑を管理機で耕いました。
ここは1年間、緑肥を栽培して土壌を改良し、水はけをよくする計画です。
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岩殿C地区の仮設U字溝 3月11日

岩殿C地区の仮設のU字溝です。上の段に3本、下の段に5本置きました。
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岩殿A・B地区の明渠 3月10日

雨が降ったので、岩殿A・B地区の明渠には水が流れています。
一番上の耕作放棄地との境目では、明渠の壁から水が湧き出していました。
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東側の明渠(上から撮影) 
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 手前が新設の池
西側の入山沼からの水路(下から撮影)
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B地区の中の段と下の段との境
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西側の明渠の排水口(A地区の取水口)
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 ひょうたん池をどうするか?
A地区の上の田んぼから下の田んぼへ
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入山沼の水路からの取水口とB地区上の段と中の段との境に掘った池
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B地区の下の段と田んぼとの間の明渠
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 どこから田んぼへ水を入れるか?


朝の岩殿C地区 3月10日

朝8時頃、雨上がりの岩殿C地区です。この時間は風はなかったのですが、昼間は大風でした。
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   無名沼イ号

アライグマの在来生物への食害対策

3月7日、8日、三本さんが児沢の田んぼの東側の水路でアライグマの食害にあった両生類を見つけ、畦板で水路の一部に蓋をし、箱ワナをしかけました。特定外来生物に指定されているアライグマは雑食性で巾広い食性を示します。その食害は鳩山町の石坂の森でも深刻な問題を引き起こしているそうです。被害の拡大を防ぐために計画的な防除が必要です。
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アライグマ防除の手引き(計画的な防除の進め方) 2011年3月作成(2014年3月改訂)
   環境省 自然環境局 野生生物課 外来生物対策室
目次
はじめに
第1章 アライグマの特徴と日本における生息・被害状況
 1 生物学的特徴
  1) 分類と原産地
  2) 形態的特徴
  3) 生態的特徴と被害の関係
 2 日本におけるアライグマの生息状況
  1) 日本における導入と定着の経緯
  2) 分布の現状と特徴
 3 被害と対策の状況
  1) 被害形態
   ① 農林水産業被害
   ② 生態系被害
   ③ 生活環境被害
   ④ 人獣共通感染症等
  2) 被害状況
  3) 対策の状況
   ① 捕獲
   ② 防護
第2章 アライグマ防除の考え方と進め方
 1 アライグマ防除の目的
 2 アライグマ防除の基本的な考え方
  1) 各主体の役割
  2) 生態系からの完全排除
  3) 初期対応の重要性
  4) 広域的な視点に基づく防除
 3 防除の計画と実施
  1)普及啓発
  2)生息・被害情報の収集
   (2-1)生息・被害情報の収集
   (2-2)生息・被害情報の確認
   (2-3)周辺自治体等との情報共有
  3)防除の計画と実施
   (3-1)計画の策定
   (3-2)法的手続
   (3-3)防除の実施
   (3-4)実施状況の把握と防除への反映(モニタリングとフィードバック)
おわりに
資料編
 資料1 外来生物法に基づく防除に関する制度
 資料2 アライグマ防除の告示
 資料3 参考となる文献等
 資料4 動物の殺処分方法に関する指針
 資料5 人獣共通感染症について
 資料6 動物由来感染症について(狩猟者の皆様へ)
 資料7 参考となる防除パンフレット等に関する情報
近畿地方アライグマ防除の手引き 2008年3月 環境省近畿地方環境事務所

地域からアライグマを排除するための手引き 2008年10月
     環境省北海道地方環境事務所 NPO法人EnVision環境保全事務所
  実際の対策現場において即戦力となる情報や技術の紹介に重点を置いて記載

行政担当者のためのアライグマ防除体制構築の手引き 2012年2月 中国四国地方環境事務所


岩殿C地区の刈り取ったアズマネザサ 3月9日

岩殿C地区の刈り取ったアズマネザサの状態です。風が吹かない時に燃さないと、次の作業に進めません。
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めんこの遊びかた 比企郡川島町

川島町(かわじままち)ではパースですか。おこし、つっぱ。めんこは小さな財産。

※パース 川島町文化財保護審議会『川島町の文化財13 子どもの遊び・歌』(1993年) 10頁
 いためん・めんことか呼ばれた遊び、5、6人で遊んだ。各自一枚のパースを取り出し、指定された場所におきジャンケンで順番を決めた。
 “おこし”といって地面においてあるパースめがけて投げおろし、裏返しに出来れば自分のものとなる。成功している時は何回でも連続して出来た。裏返し出来なかった場合は次の順番となる。また、“つっぱ”といって、箱を裏返して底の平らな部分を利用して、それぞれのパースを置く。遊び方は、相手のパースめがけて、自分のパースのふちをあて、うまく台上の部分から突き出す。成功すると自分のものとなる。
 他にもパースの縁を立てかけてある戸板などにあて遠くへ飛ばす遊びもあった。また“おこし”にも“つっぱ”にもいろいろな条件をつけて遊びを工夫していた。
 パースには、大・中・小の三種類があった。円形のボール紙に武者絵が印刷されていた。
 どこの地区にも一軒か二軒、文具屋、雑貨店があり、その店先には駄菓子がおかれ、子どもの遊び道具がおかれていた。パースは、
 一銭で、大が四枚、中が六枚、小が十枚ぐらい買えた。(大正時代~昭和初期)(中山)
 パースは買い揃えたもんで貴重なものだった。遊びの中でも“ホンコ”と“ウソッコ”があり、“ホンコ”の場合はうまく成功すると自分のものとなるので、遊びといっても真剣で夢中になった。新しいパースで“ホンコ”の遊びをやると新しいものをめがけて皆から標的とされた。(長楽)
 パースが得意な子になると、ボール箱一杯集めて得意となり、小さな財産となっていた。

市民環境会議開催 3月8日

市民環境会議は、東松山市と市民が協働で進める環境まちづくり活動のPRイベントで、松山市民活動センター2階大会議室で午前10時から開催され、『平成26年度版環境基本計画“市民プロジェクト”ハンドブック』(第2次東松山市環境基本計画平成26年度版「市民プロジェクト」事例集)がお披露目されました。市では2015年度の環境基本計画「市民プロジェクト」の募集をしています。
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 発表内容
 1 東松山市環境基本計画について
      発表者  エコタウン推進課
 2 「東松山市を楽しむパスポート」について
      発表者  東松山逸品の会
 3 「朝霞市黒目川の多自然川づくり」について
      発表者  黒目川に親しむ会
 4 「小川町の市民共同発電所」について
      発表者  おがわ町自然エネルギーファーム

 5 埼玉エコタウンプロジェクトについて
     発表者  埼玉県エコタウン課

※『埼玉エコタウンプロジェクトについて』のスライドの一部です。
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 東松山モデルとは
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……

ショイタ・キゴザ 農支度

ちょっぺ傘とござ合羽」のつづきです。

※ショイタ・キゴザ 『幸手市史 民俗編』(1997年) 126頁~127頁 執筆:中村啓子さん
 主に女がショイタを背負って野良仕事をした。ショイタはキゴザともいわれ、藁やいぐさで編んだゴザと油紙を荒物屋で買って、その二つを縫い付け、肩紐を作って付けたものである。油紙は厚く、一年は使えた。肩紐は木綿の端切れに芯を入れてくけたもので、ショイタを一度背負ってみて、家族一人一人にちょうど良い位置に付けた。雨のときの田植えなど、かがむ姿勢では雨が編み目にそって流れ落ちるのでからだは濡れないが、立ち仕事では前面や脇が濡れるので向いていなかった。ショイタは四角だったが、昭和初期に改良型として首の部分を切って、肩を覆う形のものができ、胸元を紐で縛るようになった。ショイタには、雨が降り出しそうなときは、油紙の面を外にして巻いて、田畑に持っていける便利さがある。
 ショイタの名称については幸手市西域ではショイタ、東域ではキゴザという傾向がみられた。
 このようにショイタを作ったり、菅笠に布団を付けたりすることをノウジタク(農支度)といい、野良仕事が始まる前の春先にするが、主婦は家族の分をすべて用意するので大変な手間がかかった。
   検索してみると、冬仕度や野良仕度はあっても、「農仕度」(のうじたく)は……。
   辞書にない熟語なのですね。意外でした。
   漢字表記では、「度」と「度」がありますが、漢語は「支度」。
   ネットで「支度と仕度の違い」と検索すれば、たくさん出てきますが、どちらでもよいようです。

ちよつぺ傘とござ合羽

ちょっぺ傘」、「ござ合羽」と聞いて、傘や合羽の仲間だろうとは予想できても、それが何なのかわかる人は少ないでしょう。ことによると、「合羽」(かっぱ)がわからないかもしれません。
嵐山町(らんざんまち)古里(ふるさと)の大塚基氏さんの文章です。
   ちよつぺ傘とござ合羽
田植えの時期になると、農協から田植え用品の注文がありました。その中の注文のメーンがちょつぺ傘とござ合羽でした。
ちょっぺ傘は、弁当のおむすびやまんじゅうなどを包むときに使った木を薄く削って作ったひげっかわのような材料を2センチ巾ぐらいにしたもので編んだ、三度傘とはちょっと違う、真横から見ると三角形の形をした、頭にかぶる帽子と言おうか雨よけの傘です。
ござ合羽は、藁蓑の代わりに作られたもので、敷物のござの上の方を半円形切り取って背負ったときに首が入るように作られ、表面に雨が染み込まないようにビニールシートを張ってある蓑です。頭にチョッペ傘をかぶり、背中にござ合羽を着た姿が、私の子供の頃の田植え時の五月雨よけのスタイルでした。
そのスタイルも、ビニールの雨合羽の普及により何時しか消えてしまいました。そして、伝統の萱や稲わらで作った蓑と、ビニール雨合羽の狭間で使用された雨合羽であるござ合羽は、存在さえも忘れられようとしています。
頭にかぶるものを「」、頭上にかざすものを「」とつかいわけるなら、「ちょっぺ」ではなくて、「ちょっぺ」ですね。

東京都の多摩では、「ござ合羽」を「ショイタ」と呼んでいたようです。

※ショイタ 多摩市史叢書(9)多摩市の民俗(衣・食・住) (1994年) 47頁~48頁 執筆:山崎祐子さん
   ショイタ
 農作業のとき、雨よけ、日よけのために身につけた。ゴザの一部に切り込みを入れ、肩から腰あたりまでを覆う。雨が浸み込まないように、裏側には、油紙が縫い付けてあった。ショイタはキゴザともいう。その後、表側にはビニールをつけたショイタになった。
 ショイタは、背中の部分しか覆うことができないが、前かがみになって仕事をするには十分であった。動きやすく、着ていて涼しいので夏の農作業には重宝であったという。戦後になって、ふだんの生活ではレインコートが定着してからも、夏の田畑ではショイタが見かけられたようである。戦後は、油紙ではなく、ビニールを裏側に張ったショイタが用いられた。
 ショイタは、作り方が簡単なので、自分で作ることもできたが、ほとんどは買っていたようである。
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   チョッペ傘をかぶり、ござ合羽を身につけて農作業をしているのを見たことがありますか。

明渠にU字溝を仮設 3月6日

東側の耕作放棄地で刈り取ったアズマネザサを田んぼで焼却しました。かなりの量がありました。
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岩殿A・B地区の明渠にU字溝を仮設しました。
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一丁146円の豆腐 3月6日

コープみらいの豆腐です。

一丁146円の豆腐 →36.5円(100グラムあたり)
名称:もめん豆腐(木綿)
     北海道産大豆
     国産原料の利用を通じて日本の農業を応援する商品です
原材料名:丸大豆(国産)(遺伝子組み換えでない)
      凝固剤(塩化Mg)
      消泡剤(グリセリン脂肪酸エステル)
内容量:400グラム
賞味期限:15.03.10(配達日を含め7日)
保存方法:冷蔵(0℃~10℃)で保存
販売者:日本生活協同組合連合会 住所 組合員サービスセンター℡
製造者:朝日食品工業株式会社 行田工場 住所
〈お願い〉開封後は、なるべく早めにお召し上がり下さい。

栄養表示100gあたり 液汁を除いた値です。 
 エネルギー:77㎉
 たんぱく質:6.5グラム
 脂質:4.5グラム
 炭水化物:2.6グラム
 ナトリウム:3.3㎎(塩分0.01g/100g)
    (日本生協連商品検査センター作成)

注文用商品カタログ:北海道産大豆を使用した、大豆の風味と甘みを引き立てた豆腐です。塩分:0.01g/100g

※ナトリウム(Na)と食塩(NaCl)相当量の関係
  ナトリウム(mg)×2.54÷1,000=食塩相当量(g) (1mgは0.001g)
  3.3×2.54÷1,000=0.008382g0.01g
  ナトリウムは塩素と結合して塩化ナトリウム(食塩:NaCl)となる。ナトリウムと塩素の原子量の和が食塩の分子量(23+35.5=58.5)。これを ナトリウムの原子量で割る(58.55÷23)と2.54となるところから、ナトリウム量に2.54をかけると食塩に相当する量、すなわち「食塩相当量」 になる。

※注文用商品カタログでは、朝日食品工業の木綿豆腐は北海道産大豆、国産大豆、表記なし(これが北米産大豆を使用した豆腐)の3種類があります。国産大豆を使用すると、北米産大豆(一丁55円の豆腐)の約2倍の価格(100gあたり、北海道産36.5円:国産30.5円:北米産18.3円)になります。
※いつか、生活クラブ生協、大地の会、らでぃっしゅぼーやなどの宅配の豆腐と較べてみます。消泡剤を使っているかどうかの違いがありそうです。

U字溝を仮置き 3月5日

配達されたU字溝を岩殿A・B地区に11個、岩殿C地区に8個仮置きしました。
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一丁55円の豆腐 3月5日

コープみらいの豆腐です。

一丁55円の豆腐 →18.3円(100グラムあたり)
名称:もめん豆腐(もめん)
     大豆の風味豊か
     確かな品質をお求めやすく
原材料名:丸大豆(アメリカまたはカナダ産)(遺伝子組み換えでない)
            表示してある原産国の大豆を適宜切り替え、もしくは混合して使用しています。
            詳細は組合員サービスセンターにお尋ねください。
      凝固剤(塩化Mg)
      消泡剤(グリセリン脂肪酸エステル)
内容量:300グラム
賞味期限:15.03.10(配達日を含め7日)
保存方法:冷蔵(0℃~10℃)で保存
販売者:日本生活協同組合連合会 住所 組合員サービスセンター℡
製造者:朝日食品工業株式会社 行田工場 住所
〈お願い〉開封後は、なるべく早めにお召し上がり下さい。

栄養表示100gあたり 液汁を除いた値です。 
 エネルギー:82㎉
 たんぱく質:7.6グラム
 脂質:4.6グラム
 炭水化物:2.6グラム
 ナトリウム:3.9㎎(塩分0.01g/100g)
    (日本生協連商品検査センター作成)

※ナトリウム(Na)と食塩(NaCl)相当量の関係
  ナトリウム(mg)×2.54÷1,000=食塩相当量(g) (1mgは0.001g)
  3.9×2.54÷1,000=0.009906g0.01g
 ナトリウムは塩素と結合して塩化ナトリウム(食塩:NaCl)となる。ナトリウムと塩素の原子量の和が食塩の分子量(23+35.5=58.5)。これをナトリウムの原子量で割る(58.55÷23)と2.54となるところから、ナトリウム量に2.54をかけると食塩に相当する量、すなわち「食塩相当量」になる。

※コープネット事業連合の商品政策6つの柱の1つ、食品の安定供給の面から大豆の「国産があれば輸入は不要ということにはならない」(コープネット事業連合『くらし豊かに2010』より朝日食品工業商品開発担当者談)。
安定供給 工場では、国産大豆と輸入(北米産)大豆を使った豆腐をそれぞれ製造している。「国産大豆の豆腐は甘みがあります」「北米産大豆の豆腐はコクがあります」と新井さんは味の違いを評する。もちろん価格差もある。国産大豆に比べて、品質・価格ともに安定して調達することが可能であり、利用しやすい価格で提供できるのが北米産大豆の豆腐である。
日本の大豆自給率は5%。国内の生産量を増やすことは必要だが、国産があれば輸入は不要ということにはならない。「安定供給」は、国内外を問わず、安定して原料大豆を調達できることが基本である。

  コープネット事業連合の「商品政策6つの柱」
① ふだんのくらしに必要な商品を提供し、毎日のくらしに貢献します。
② 提供するすべての食品の安全性確保に努めます。
③ くらしに役立つ「コープ商品」を提供します。
④ 組合員・生産者とともに「産直」に取り組みます。
⑤ 食料自給率を高める取り組みを推進します。
⑥ 環境問題など、国際的・社会的な課題に取り組みます。

木障の梅の木を伐採 3月4日

児沢の上の畑の南側の隣家との境にある梅の木を伐採しました。畑の木障(こさ)になっているためです。
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今日は暖かい一日でした。下の畑の脇のブルーシートをかぶせてあったバーク堆肥にいたカブトムシの幼虫を堆肥場に移しました。コガネムシの幼虫も沢山いました。3センチ位のイモムシです。
コガネムシの成虫は5月頃から9月にかけて発生し、交尾を終えたメス成虫は有機物の多い土を見つけると潜り込み産卵、約2週間で孵化します。幼虫は腐った植物などを常食していますが、エサが不足すると作物の根をかじり始めます。サツマイモも好物で、小さいうちにかじられてできた傷跡は、イモの肥大ととともに拡大します。冬の間は深いところに潜って生活していますが、春になると幼虫は次第に地上付近に移動して、やがて蛹になります。虫虫ワンダーランド:コガネムシ(『現代農業』2013年12月号、30頁~31頁などによる。



耕作放棄地再生利用セミナー 3月3日

関東農政局主催『平成26年度耕作放棄地再生利用セミナー』がさいたま新都心合同庁舎2号館でありました。
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事例発表は、南駿農業協同組合(JAなんすん)『「工作放棄地を活用したソバ事業」の取り組みについて』、まちの庭 入会人の会(いばらき園芸療法研究会(IHT))『農村における園芸療法の活用と展開 ~いのちのにぎわいを感じる場の想像~』があり、関東農政局農村振興課長三善さんの『耕作放棄地解消に向けて』がありました。
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JAなんすんの「五竜菴 あしたか山麓裾野そば」は、かつて芝の生産地であった耕作放棄地をそば栽培により有効活用し、裾野産そばの特産化による農業振興と地域の食文化への貢献を目指して開店しました。
園芸療法については、1月31日に川越市で開かれたNPO法人土と風の舎主催『農のある楽しい暮らしづくりフォーラム ~誰もが農のある暮らしを楽しめるように~ 』で吉長成恭(よしながはるゆき)さんの講演がありました。いばらき園芸療法研究会の「無理なく、楽しく、できるところからの園芸療法」、いいですね、
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レイズドベット(RB)とは立ち上がり式花壇。3段セットで販売しています。そのページで園芸療法の書籍も紹介されているので、どれか読んで見ようと思いました。
「収穫だけ楽しみたい」、「ちょっとだけ農作業をしたい」人向けの栽培管理フルサポート・会員制貸農園『ケアファームいりあいびと』。外には無い!5つのポイントは「手ぶらでOK!」、「園芸療法士が在籍」、「栽培管理フルサポート」、「イベントが盛りだくさん」、「全てコミコミ料金」(1区画5坪:月額9,800円+年会費3,000円)。場所は、茨城県常総市坂手町5881-6です。

からねこ 小鳥捕り

小鳥捕りのワナというと、下の絵のようなものを頭に浮かべませんか。
この方法だと、ワナを見張っていなくてはなりません。

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(図は『昔遊びと悪ガキ』ブログさんの「スズメ捕り」記事より)

「からねこ」は小鳥がワナに入るのを見張っていなくてもよい仕掛けです。
※『小川町の歴史 別編 民俗編』(2001年) 774頁 執筆:山口槌男さん イラスト:宮本八惠子さん
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 麦ぶるいを支える棒に特殊な細工を施し、入った小鳥が触れると麦ぶるいが落ちるように仕組んである。この仕掛けをからねこといい、これなら、わなを見張っていなくともよい。  (西古里)
 腰越にもこの方法があるが、「落とし」と呼ぶという。
 入った小鳥を取り込む方法は、麦ぶるいはそのままにし、大きな風呂敷をふるいのの下に敷き込み、四隅を上(ふるいを包むように)でまとめて片手で持ち、ふるいを裏返す。そして風呂敷をふるいの中に落とし込み、獲物を風呂敷ごと押さえ込む。  (腰越)





ぶっちゅめ 小鳥捕り

子供たちにとって小鳥捕りは冬の楽しい遊びでした。嵐山町(らんざんまち)古里(ふるさと)の大塚基氏さんが書いた子供の頃(昭和30年代)の冬の小鳥捕りのしかけ、「ぶっちゅめ」(ブッチメ)の思い出です。
   ぶっちゅめ
 本当の語源は解りませんが、なんとなくぶって捕るとか、ぶって閉じ込めるとかの意味ではないだろうかと推測されるぶっちゅめは、山あいや畑の傍らの陽だまりに仕掛けて、雀やホオジロなどの小鳥を捕る罠(わな)のことを言います。
 ばねになる篠棒(篠1)に結わえた2本の糸によって、両端を縛られた篠棒(篠2)を地面に接して横に固定された篠ん棒(篠3)に絡めて引き上げ、その篠棒を篠1に結わえたもう一本の糸に結わえられた短い仕掛け棒(篠4)に引っかけて、そこに細い篠棒(篠5)を横に設定します。そして小鳥がやってきて仕掛け棒(篠4)と篠2との間に頭を突っ込んでぶっちゅめの囲いの中の撒き餌を食べようとすると、篠5が動いて仕掛け棒(篠4)がはずれて、地面の横棒(篠3)と篠2との間に小鳥が首を挟まれてしまうという仕組みです。
 ぶっちゅめは、子供たちの冬場の遊び仕事として先輩たちから引き継がれてきました。
 子供たちは、雀やホオジロなどが集まる陽だまりの所を見つけると、それらの所にぶっちゅめを仕掛け、それに小鳥が掛かっているかどうかの確認を楽しみの日課としていました。
 そして、捕った雀やホオジロなどの小鳥は、羽をむしりとり、内蔵を取り出して、炭火などであぶったり、肉を煮物などにいれたりして食べました。
 私は、家の周りの畑だけしかぶっちゅめを仕掛けた記憶はありませんが、先輩たちからは、谷津の畑の陽だまりに仕掛けたぶっちゅめで捕ったとかの話をたびたび聞きました(この頃は谷津の奥の方まで綺麗に耕されていました)。
 また、冬場の子供たちの遊びとして、篠や竹などを使った弓を作り、茅の穂の下の節のない真っ直ぐな茎の先に篠で作った矢じりをつけて、家の周りに群れる雀などの小鳥を狙いましたが、なかなか当たりませんでした。若い衆には空気銃が流行(はや)っていて、空気銃でとってもらって焼いて食べた雀のこりこりとした肉の味はいまだに忘れられません。
 ※ブッチメの仕掛け
『小川町の歴史 別編 民俗編』(2001年)774頁のブッチメの図(宮本八惠子さん作図)に、大塚さんの説明の篠1から篠5の番号をつけてみました。
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絹サヤエンドウ、スナップエンドウ、ソラマメ植えつけ 3月1日

児沢の上の畑に、細川さんがポットで育てた絹サヤエンドウ、スナップエンドウ、ソラマメの苗を植えつけました。
エンドウは、去年のトマト、キュウリ栽培に使った棚がある場所に植えました。つるが伸び始めた時のネット張りの代わりに使おうと目論でのことですが、霜除けの不織布など支柱に使った篠棒があってはれないので、稲わらを敷きました。
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ソラマメは雑草対策のマルチに穴を開けて植えつけました。摘芯時に、アブラムシ対策の防虫ネットが必要になりそうです。
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※スナップエンドウ、スナックエンドウ
スナップエンドウ(snap-bean)は1970年代にアメリカから導入された品種。グリーンピースの改良品種で、豆が成長して大きくなってもサヤが硬くならず、サヤごと食べられる。その食感がスナックを食べるイメージに近いことからスナックエンドウとも呼ばれていたが、農林水産省によって1983年6月、ス ナップエンドウと統一名称(新野菜の名称の統一[38種])が定められた。スナップタイプエンドウ、スナックエンドウ(サカタのタネ)、スナックタイプエンドウは商品名。スナップ(snap)には、ポキッと折れる,プッツリ切れるという意味がある。
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