2014年01月
『天然溯上のアユで溢れる流域の再生を語る』
入間川・越辺川水系でアユはどこまで上れ、どこで上れなくなってしまうのか?東京湾から溯上してくるアユで溢れる川をにするにはどうすればいいのか、天然溯上アユ復活の取組みについて市民・行政で語り合います。
日時:2014年3月16日(日) 12:30 開場/13:00 開始/16:40 終了
会場:国立女性教育会館 参加費/無料
活動報告❶「2013年度のアユ溯上環境調査の結果と5 年間の調査結果報告」
活動報告❷「2013年度荒川流域一斉水質調査の結果報告」
活動報告❸「新河岸川水系でのアユ復活への取組み」
事業報告●「入間川における魚道設置事業について」
みずかけ〝サ"論●「天然溯上のアユで溢れる流域の再生を語る」
主催 NPO 法人荒川流域ネットワーク
当ネットワークでは、2009年からアユを標識放流することで、入間川及び越辺川水系の各河川の溯上環境調査を実施するとともに、埼玉県に溯上環境の改善を要望してきました。県もその要望を受け、「川のまるごと再生プロジェクト事業」の中で、農村整備課と河川砂防課で入間川で魚道設置による溯上環境改善の取組みを現在進めています。
今回は、5年間のアユの標識放流調査と流域一斉水質調査の結果を報告するとともに、現在進められている入間川での溯上環境改善事業について、県から報告をしてもらい、これからの荒川流域について語り合いたいと思っています。荒川流域で活動されている多くの団体・個人の方及び関係する機関の方のご参加をお待ちしております。





消防署に「火災とまぎらわしい煙又は火災を発生するおそれのある行為の届出書」を提出して、耕作放棄地の枯草を焼却しました。熊手を準備しなかったのと、地面がデコボコなので、手で枯草を除いていると、クズ(?)の根っこがワンサカ出て来ました。なにしろ、全て手作業なので、地中の根っこを除くのも一仕事になりそうです。



上の区画の上の段に明渠追加・掘り下げ・用水堀からの漏水防止など、湿気って土が重いので大変です。田んぼに接続する法面のアズマネザサの除草をして、田んぼに下ろしました。



プロパンボンベをリサイクルした薪ストーブ(1月5日)を児沢家から持って来て、昼食はうどんです。冷凍のほうれん草、野菜のかきあげ、ほたてを入れました。

食後も作業続行。14時半頃、終了しました。上の区画のからの写真です。一月前にはここから下を見通せる写真は撮れませんでした。




(三本さん撮影)
※後半の伐木作業の写真を追加します。








外付けのハードディスク接続に使っているドッキングステーションのコネクタをこわしてしまい、ネットで注文しました。26日、定例作業日の写真は、到着まで「おあずけ」です。
追記:1月26日の市民の森保全クラブ定例作業日の前半の作業記事を追加しました。→「木の葉ハキ 1月26日」
二本栁さんが合板と垂木を加工して落ち葉を積み込む木枠を準備してくれました。現場で組立て、設置します。



市販されている熊手には、「荒熊手」(写真左)、「松葉熊手」(右)があります。保全クラブの作業エリアはコナラの落ち葉が多いので、「荒熊手」が使い勝手がよかったようです。熊手を使う前に、篠や下草を鎌でかり、同時に枯れ枝を取り除いてハキやすくする作業をしますが、今回は省略しました。熊手ではいて、スタンドバックとブルーシートで運び、木枠は落ち葉で満杯になりました。中に入って、木枠を壊さぬように注意しながらギュウギュウ詰め込みます。






落ち葉掃きの呼び方 かってヤマの落ち葉は燃料として、また堆肥を作る材料としてなくてはならないものでした。落ち葉を熊手を使って掃き集める作業を一般に「落ち葉掃き」といいます。比企地域では、これを「木の葉ハキ」、入間地域では「クズハキ」といいました。松の落ち葉を掃くことを比企地域では「クズハキ」、秩父地域では「シバハキ」ということがあります。比企地域では、落ち葉を積み込む(稲わらを何段か掛けた)囲いを、「木の葉宿(やど)」と呼んでいました(大舘勝治・宮本八惠子『いまに伝える農家のモノ・人の生活館』、204頁、柏書房、2004年)。
※後半の伐木作業の記事は「受け口の修正 1月26日」をご覧下さい。
西縁の排水路の水が入っている入山沼からの用水堀(写真では左から右に流れている)と田んぼの東縁からの排水路(写真では上から下に流れている)との合流点の写真です。2時間ほどの作業です。左の写真より右の作業後の写真のほうが少し水量が増えたかな?。
※作業前 ※作業後


鳥の声を聞きながら作業をしていると、周りの藪(ヤブ)からもガサガサと音がしていました。何がいるのかわかりませんが、田んぼのまわりの生きものとも仲良くしていきましょう。



シジュウカラやヤマガラなどが利用できる巣箱をかけました。巣箱の入り口の大きさは3㎝です。
冬の間も下見のため巣箱に出入りする鳥がいるかもしれません。入り口の下側にひっかいたような爪跡がついていれば、鳥が出入した証拠になるそうなので、作業日にチェックしましょう。
●巣箱をつくろう
1 雨が入らないようにする。また、入った水が排水されるように、水抜き穴をつくる。
2 入り口に止まり木をつけない。外敵の足がかりになる。
3 ペンキなどは塗らない方がよい。ただ、マジックで少々文字や絵をかいても大きな影響はないようである。人工物への営巣例も多くあるので、着色しても時間をおけば大丈夫と思われる。
4 屋根を開閉式にすると観察や掃除がしやすくなる。ただし、カラスやネコがあけてしまうことがあるので、これらの外敵の多いところでは、木ねじで止めてしまうほうがよい。
北野光良「町の野鳥から自然を見る」(内山裕之編『新 生物による環境調査事典』170頁、東京書籍、2012年)
●巣箱をかけよう
1 鳥は、繁殖期(3月~7月)に入る前から巣をつくる場所の下見に何度もやって来るので、巣箱は冬の間にかけるようにする。
2 巣箱をかける場所は、木の幹などのしっかりしたところを選び、2~3mの高さにかける。巣箱の前方が開けているところがよい。
3 取りつけはシュロ縄などを使い、針金などで木にダメージを与えないように配慮する。
4 外敵が近づきやすくなるので、巣箱をかけるとき枝に載せないようにする。
5 入り口が地面に対して垂直かやや下向きになるようにすると、雨水が浸入しない。
6 池や川などのすぐ近くは湿度が高く、適さない。
7 他人の土地に設置する場合は、必ず許可をもらう。
北野光良「町の野鳥から自然を見る」(内山裕之編『新 生物による環境調査事典』170~171頁、東京書籍、2012年)