市民の森保全クラブ追加作業日。参加者は新井さん、江原さん、金子さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの9名。ナラ枯れ枯死木№19とサクラ枯死木2本、計3本を伐採しました。
枯死木№19(コナラ) 樹齢50年、伐根直径51㎝
枯死木№19の伐倒 0:09
伐倒木梢部が園路脇のイヌツゲを直撃してしまいました。
ヤマザクラ枯死木Aの伐採
市民の森保全クラブ Think Holistically, Conduct Eco-friendly Actions Locally
オープンフェイスノッチ(広角受け口)は、1980年代にスェーデン人伐倒インストラクター、ソレン・エリクソンによって初めて紹介されて以来、北米で急速に広まっています。2つの方法の違いは、基本的には受け口の開口部の大きさです。コモンノッチの開口部は45度で、オープンフェイスノッチは70~90度です。木が倒れて受け口が閉じるときに、この2つの方法で、それぞれ何が起きるかについて理解することが重要です。開口部が45度のコモンノッチの場合、木が地面に倒れる途中で閉じます。閉じた受け口からの抵抗力で、ツルの木質繊維が裂け、地面に倒れる前に木が切り株から離れてしまい。制御不能になりながら倒れる可能性があります。オープンフェイスノッチは受け口の開口部が広く(70~90度)、木をより長い時間ツルにくっつけておくことができ、木が地面に着くか、あるいはほぼ着いた時点で閉じます。結果として木が倒れる間中、木を統御できます。このため、オープンフェイスノッチの方がより優れていると考えられます。(ジェフ・ジェプソン『伐木造材術』78~79頁)
小径木のかかり木処理として、日本中で行われているオーソドックスな方法。この方法で事故を起こす主たる原因は「切断位置が高い」と「手で押す」と「切削精度が低い」だろう。実際に事故が起きている事実を反省しなければならないが、海外では手順書も作られており、力学的に安全を担保できる方法だと考える。安全のためのポイントは「低く」と「牽引」と「訓練」である。(72頁)