岩殿満喫クラブ 岩殿 Day by Day

市民の森保全クラブ Think Holistically, Conduct Eco-friendly Actions Locally

堆肥

『やさい畑』の「肥料・堆肥」特集号から 1月15日

JAグループ家の光協会発行『やさい畑』は毎年秋号で肥料特集をしています。この3年間では、「2016年秋号特集 すごい肥料&堆肥」、「2017年秋号特集 めざせ!肥料の達人」、「2018年秋号特集 理想の堆肥」がありました。
岩殿満喫クラブ&市民の森保全クラブでは、市民の森の作業エリアに堆肥箱を設置してコナラ落ち葉の堆肥づくりを行い、できあがった堆肥を耕作放棄地を再生した畑に入れて、サツマイモを栽培し、収穫したサツマイモを落ち葉掃きイベントで焼き芋にして参加者に提供するという活動を行っています。
また大東大須田ゼミの畑でも落ち葉堆肥を利用した「岩殿ドングリかぼちゃ」(白皮栗かぼちゃ・坊っちゃんカボチャ等)の栽培を試行中です。17年度にはイベント参加者に1個づつ配ることができました。これ以外にも岩殿の落ち葉堆肥を使って栽培した野菜が提供できないか検討しています。

肥料と堆肥の新常識 野菜はアミノ酸を吸収できる(『やさい畑』2016秋号、14~15頁)
  肥料の常識を変えるアミノ酸
  エネルギーロス少なく野菜が生長できる
  悪天候や病害虫に負けない野菜になる
  おいしく、栄養価の高い野菜になる
  アミノ酸で多收、高品質が実現

肥料と堆肥の大誤解(『やさい畑』2016秋号、16~21頁)
 その1 堆肥は完熟堆肥がいい?
  未熟な堆肥はもちろん論外
  完熟堆肥では土壌病害虫を抑えきれない
  完熟の一歩手前が理想の堆肥
 その2 有機質肥料は化学肥料より効きが遅い?
  発酵済みなら化学肥料同様、早く効く
  味だけでなく、収量や品質も向上させる
  有機質肥料ならではの効用も
有機物を発酵させると、さまざまな整理活性物質(生体の生理活動に何らかの作用をする物質)ができます。発酵に関わる微生物の種類によっては、ビタミンやホルモンなどの増殖や植物の生長を促す物質や、土壌病原菌などを抑制する抗菌物質(抗生物質)をつくります。これらの機能性物質は、微生物が関わってはじめてつくられるもので、化学肥料を用いた栽培では得られません。
 その3 ボカシ肥だけ施しておけばよい?
  ボカシ肥のみでは4~5年で頭打ちに
  頭打ちの主原因は苦土(マグネシウム)不足
  不足のミネラルは補給が必要
   石灰も肥料だと認識しよう
    苦土石灰・カキ殻石灰・貝化石

肥料と堆肥が生まれ変わる万能納豆液
場所も時間もとらない土中堆肥速熟法
市販の有機質肥料をパワーアップ アミノ酸肥料簡単製造法
極上の液肥「カル酢」をつくる(以上『やさい畑』2016秋号、21~29頁)

まとめ 中熟堆肥を用い、ミネラルとアミノ酸を適切に施す(『やさい畑』2016秋号、30~31頁)
 有機栽培に用いる3つの資材とその働き
  中熟堆肥、アミノ酸、ミネラル
 経験や勘に頼らず科学的な施肥設計を

種類別肥料ガイド(『やさい畑』2017秋号、13~30頁)
 じっくりと長く効く有機質肥料・油粕(元肥に)
 分解が早く微量要素も多い・魚かす(元肥、追肥に)
 効き目が早く追肥にも使える・発酵鶏ふん(元肥、追肥に)
 長期間じわじわと効くリン酸肥料・骨粉(元肥に)
 すぐに効くカリ肥料・草木灰(元肥、追肥に)
 緩やかに長く効く・IB入り化成(元肥、追肥に)
 時間差で効く・被覆肥料入配合肥料(元肥、追肥に)
 速効性と緩効性を併せ持つ・有機配合肥料(元肥、追肥に)
 すぐに効く窒素肥料・硫安(硫酸アンモニウム)(元肥、追肥に)
 即効性のリン酸肥料・過リン酸石灰(過石)(元肥に)
 イモ類に向く即効性のカリ肥料・硫酸カリ(硫加)(元肥、追肥に)
 超速効で簡単に施せる・液体肥料(追肥に)
 じつは「肥料」ではない活力剤
  窒素、リン酸、カリなどの肥料成分を一定以上含むものだけが、肥料として販売できる
  肥料を食事だとしたら、活力剤はサプリメント
 簡単につくれて野菜がすぐ吸収できる・ボカシ肥
 植物を畑で育てて土に還す・緑肥

堆肥づくりのための落ち葉図鑑(『やさい畑』2017秋号、54~58頁)
 半年程度で堆肥になるもの
  モモ、ウメ、ケヤキ、ナンキンハゼ、アジサイ、ハナミズキ、クリ、ブドウ、カエデの仲間
 半年から1年で堆肥にできるもの
  イチョウ、キンモクセイ、ビワ、ツバキ、サクラ、カキ、シイの仲間、クスノキ
 堆肥化に1年以上かかるもの
  カラマツ、スギ、タケ・ササ類、マツ  
マツ 分解速度:かなり遅い(1~2年)
油脂を多く含み葉の組織も堅いので、単独で堆肥にするには時間がかかる。和歌山県美浜町では、松葉に石灰窒素入の籾殻を加えて堆肥化し、キュウリやトマト、イチゴに使用して「松」を関したブランド名で特産化を図っている。ほかにも生ごみや窒素分を多く含む副資材を使用して発酵を促すようにすると、早く堆肥になりやすい。
松葉をマルチに使用すると雑草抑制効果があるとされる。また、畑の水はけと通気の改善のために溝を掘るさいは、排水溝に松葉を入れておくと、何年も効果を保つことができる。
庭先でもできる 省スペース落ち葉堆肥のつくり方(『やさい畑』2017秋号、59頁)
 腐植しない樹脂製のもので、ホームセンターで入手できる、籾殻を入れるメッシュの袋を使う
 堆肥づくりのカギは水と空気にあり
  落ち葉100ℓに、米ぬか5ℓ、水は材料の50~60%
  (ぬらした落ち葉1つかみをぎゅっと握って、指の間からわずかに水分がしみ出してくる程度)
  袋の上下を返して中身をときどき動かすほかは、たいへんな作業はない

堆肥が畑を健康にする 堆肥の7大効能(『やさい畑』2018秋号、14~15頁)
①補肥力の向上、②団粒構造の形成、③中量(マグネシウム、カルシウム、硫黄)、微量(鉄、マンガン、ホウ素、亜鉛など)要素の供給、④リンの有効化、⑤地温上昇効果、⑥土壌微生物の健全化、⑦(微生物増殖による)肥料供給の増大

理想の堆肥の条件とは 炭素と窒素の黄金比は10~25(『やさい畑』2018秋号、16~17頁)
自然界を循環する物質、微生物と堆肥の役割、理想の炭素率(C/N比)は一汁三菜の食事と同じ
 土壌を豊かにし長く緩やかに効く落ち葉堆肥 炭素率38、肥料成分N0.4・P0.2・K0.4
 土壌改良と有機への転換には必須バーク堆肥 炭素率55、肥料成分N0.6・P0.3・K0.8
 すぐ効く、よく効く鶏ふん堆肥 炭素率6、肥料成分N3.8・P2.7・K2.5
 効果がたちまち実感できる豚ぷん堆肥 炭素率16、肥料成分N1.9・P1.3・K1.9
 繊維質に富み土壌改良に最適馬ふん堆肥 炭素率15、肥料成分N1.8・P1.2・K1.7
 バランスのよさが持ち味牛ふん堆肥 炭素率24、肥料成分N1.0・P0.8・K1.7

堆肥の効果を高める有機資材(『やさい畑』2018秋号、18~22頁)
 植物由来の資材
 ・米ぬか 炭素率25、肥料成分N2.2・P3.2・K1.6
 ・木質チップ 炭素率700、肥料成分N0.05・P0.03・K0.26
 ・籾殻くん炭 炭素率184、肥料成分N0.22・P0.08・K0.02
 ・菜種油粕 炭素率8、肥料成分N5.1・P1.8・K1.4
 ・大豆かす 炭素率7、肥料成分N6.1・P0.7・K2.4
 動物由来の資材
 ・魚かす 炭素率4、肥料成分N7.7・P5.4・K1.2
 ・カキ殻石灰 炭素率3、肥料成分N0.17・P0.19・K0.08
 ・骨粉 炭素率5、肥料成分N4.1・P7.6・K0.4
 堆肥になる雑草
 ・カラスノエンドウ 炭素率18、肥料成分N2.5・P0.2・K2.1
 ・クズ 炭素率27、肥料成分N1.8・P0.2・K2.2
 ・ヨモギ 炭素率23、肥料成分N2.0・P0.3・K1.5
 ・スギナ 炭素率8、肥料成分N4.5・P0.2・K3.9
 ・ヤブカラシ 炭素率8、肥料成分N5.6・P0.2・K3.6
 ・アカツメグサ 炭素率27、肥料成分N1.9・P0.1・K2.0
 ・ススキ 炭素率32、肥料成分N1.5・P0.2・K0.7
ススキ 炭素、ケイ素が多く分解は遅いが、茎の長さとかたさを生かし、わらマルチのような使い方が向く。空気をよく含むので、保温効果大。ちなみに、生息域が近いセイタカアワダチソウは炭素率120で、肥料効果は乏しい。
詰めて埋めるだけ 土のう袋でつくる落ち葉堆肥(『やさい畑』2018秋号、30~32頁)
  狭い畑でつくれる 簡単!手間入らず
  土のう袋1枚で始められる
 ・仕込み編(11月~)
  ①落ち葉を集める
  ②油粕、米ぬかを加える
    水はたっぷりと加える
    米ぬかと油粕を混ぜていく
  ③2月まで地上に保管
    まとめて積んで発酵を進める
 ・熟成編
  ①土に埋める(3月)
  ②地中で熟成させる(4~翌2月)
  ③完成した堆肥を掘り上げる(翌3月)

都立園芸高校やさい畑実験部「肥料の種類で野菜の味が変わるか調べてみよう」(『やさい畑』2018秋号、67~71頁)
 実験方法:有機質肥料と化学肥料で小カブとホウレンソウを栽培して比較
 実験結果:有機質肥料のほうが大きく育った
 生食は化学肥料、加熱は有機質肥料に軍配
・肥料の違いが食味や食感に影響する
・アミノ酸の多い有機質肥料では、セルロースがしっかりつくられ、かたくかんじられる
・有機質肥料にはさまざまな成分が含まれている
・生の小カブで化学肥料のほうがおいしいと感じられたのは、雑味やアクとなる物質がすくなかったからかもしれない
・ホウレンソウは生ではあまり差がなかったが、ゆでると断然、有機質肥料の方がおいしくなった
・ゆでてアクが抜けると、糖やアミノ酸が際だって、有機質肥料のほうがおいしいと感じられた

川越市の土壌改良剤「肥え土」 11月23日

19日に環境基本計画市民推進委員会の視察研修で見学した川越市の環境プラザ(つばさ館)の左にある草木類資源化施設で製造している土壌改良剤です。観光地小江戸川越にちなんで、「肥え土」(こえど)と命名されました。公園などから排出された剪定(せんてい)枝や刈り草など草木類のごみを粉砕してチップにし、半年間、発酵・熟成させたものです。
環境プラザ(つばさ館)、草木類資源化施設の屋上には太陽光発電システムがあり、リサイクル施設、熱回収施設、ストックヤードを合わせたものが川越市資源化センター(川越市大字鯨井782番地3)となります。

PB230004

「肥え土」は、「草木類資源化施設」に搬入されたせん定枝を粉砕、植繊化し、発酵・熟成させたものです。

《このようなものに利用できます》
 ●途上改良材に!
  ※土と混ぜて使用する場合は、全体量の2割程度以内に使用してください。
 ●堆肥として!
  ※ただし、水分のみで発酵していますので、窒素肥料などを添加し、たい肥として野積みをした後に使用してください。
 ●雑草抑制などのマルチングに!

土壌改良材の名称「肥え土」は、広く市民の方々に親しまれ、使用していただけるようにと選定されました。

土壌改良剤「肥え土」の放射性物質濃度測定結果について(川越市HPより)

エコリサイクル交流集会2017 2月18日

大宮ソニックシティで開かれた第28回エコリサイクル交流集会(NPO法人埼玉エコ・リサイクル連絡会主催)に参加しました。
『市民と行政がともに学ぶ エコリサイクル交流集会2017 美しい環境を残そう! ~市民団体・産廃企業の先進的な取組みを聞く~』の基調講演は石坂産業の石坂知子さん「自然と地域と共生する環境経営」。
P2180005
※石坂典子『絶体絶命でも世界一愛される会社に変える! ―2代目女性社長の号泣戦記』(ダイヤモンド社、2014年12月)、『五感経営 産廃会社の娘、逆転を語る』(日経BP社、2016年9月)。

午後からの先進的な取組発表は、①「市民・行政・企業の垣根を越えた取り組み」(環境ネットワークよしかわ・島崎允行さん)。
P2180063

②「都市型堆肥化事業の試行錯誤とその歴史」(大村商事株式会社・大村相哲さん)。
P2180069P2180076P2180079

P2180081P2180085

3R大村商事葉書大村商事堆肥表大村商事堆肥裏

③「環境配慮を考えたごみ処理 食用廃油回収0円~遺品整理まで」(総合環境衛生業ゴトーグループ・山田胤雄さん)。社長の後藤素彦さんはNPO法人エコネットくまがやの代表理事です。
P2180094P2180099

P2180102P2180103

東松山市「平成27・28年度一般廃棄物収集運搬業許可業者名簿」

コンポストの堆肥 8月16日

コンポストの草質堆肥づくり。今日は43度でした。
P8160019P8160020
水分調整にヌカを追加してまぜました。

8月13日のコンポスト堆肥

コンポストの堆肥 8月13日

コンポストの堆肥づくり。今日は40度でした。
P8130007P8130010

8月7日のコンポスト堆肥



コンポストの堆肥づくり 8月7日

8月5日にヌカをまぜたコンポストの堆肥づくり。発酵により温度が上がり42度になっていました。
P8070028P8070033

コンポスターに枯草を入れる 6月11日

1月ほど前、岩殿A地区の畑で刈った草を入れていた容器をA地区に移動し、コンポスターに詰め替えました。
ヌカを混ぜていたので発酵して容器の中で温度が高くなっている部分もありました。コンポスターでどのように発酵分解して堆肥になっていくのか観察します。
P5130016P6110036

P6110037P6110015

腐葉土をいただく 3月28日

高坂ニュータウンの松風公園で、公園内の落ち葉を「落葉柵」、「落葉ボックス」に集めて堆肥にして利用する落ち葉減量プログラムに取り組む丘陵ホタルを守る会から腐葉土をいただきました。ありがとうございました。とりあえず、軽トラで児沢の下の畑の側に運びました。
DSCN4312DSCN4313

松風公園の呉器沼上流の水路の赤い沈殿物が気になりましたが、呉器沼のほとりに「現状の水質は特にの問題ないレベルのもので、この池に棲む生物にとっても問題の無い環境」との掲示板がありました。詳しくは丘陵ホタルを守る会のHPにある「水質調査」の頁をご覧下さい。
DSCN4306DSCN4309

丘陵ホタルを守る会HPの記事には、「2015.02/28 松風公園ホタルの里整備作業」、「2015.03/07  トウキョウサンショウウオ保全状況確認」、「2015.03/28  松風公園いきものしらべ」などがあり、勉強になりました。

木障の梅の木を伐採 3月4日

児沢の上の畑の南側の隣家との境にある梅の木を伐採しました。畑の木障(こさ)になっているためです。
DSCN3783DSCN3788DSCN3791

DSCN3794-001

今日は暖かい一日でした。下の畑の脇のブルーシートをかぶせてあったバーク堆肥にいたカブトムシの幼虫を堆肥場に移しました。コガネムシの幼虫も沢山いました。3センチ位のイモムシです。
コガネムシの成虫は5月頃から9月にかけて発生し、交尾を終えたメス成虫は有機物の多い土を見つけると潜り込み産卵、約2週間で孵化します。幼虫は腐った植物などを常食していますが、エサが不足すると作物の根をかじり始めます。サツマイモも好物で、小さいうちにかじられてできた傷跡は、イモの肥大ととともに拡大します。冬の間は深いところに潜って生活していますが、春になると幼虫は次第に地上付近に移動して、やがて蛹になります。虫虫ワンダーランド:コガネムシ(『現代農業』2013年12月号、30頁~31頁などによる。



学ぼうやろう里山の維持管理 2月15日

狭山丘陵いきものふれあいの里センターのイベント「学ぼうやろう里山の維持管理」に参加しました。

本日のタイムテーブル
DSCN3279

落ち葉掃きの前の下刈りで刈っててよい植物
DSCN3281
ササ、チャノキ、シュロ、アオキ、ヤツデ、ツゲ

しがらみ(柵)をつくり、そこに下草、落ち葉を集める
DSCN3284DSCN3285

堆肥にして田んぼや畑に入れるのだから石ころや大きな根っこなどははき集めないように熊手を使う、集めた落ち葉を両手と足を使って折るようにまとめて籠に入れる、籠にはまわりから入れるなど、ていねいな指導。
DSCN3291DSCN3292

DSCN3294DSCN3295

作業現場
DSCN3296DSCN3290

木の葉籠を背負い、木につかまって立ち上がる
DSCN3301

萌芽更新・植生調査実施中
DSCN3304DSCN3302

DSCN3288DSCN3289DSCN3289-001

※昼食後の意見交換会で所沢市に「みどりのパートナー制度」があることなども知りました。市民の森保全クラブの「落ち葉はき体験」のイベント企画に大変有益な研修でした。

クズ木かき(『東松山市史民俗編』)

クズ木かき 東松山市史 民俗編 1983年7月 81頁
山で枯れ葉を集める仕事を木かきとかクズ木かきという。クズ木かきに使う道具は、下刈り鎌(木鎌)・クマ手・木かきかごである。木鎌で下刈りをしてからクマ手で枯れ葉を集めて大きな枯れ葉の山をつくる。これを両手で折りたたむようにしてまとめ、木かきかごに詰め込む。木かきかごは普通のかご(草刈りかご)の二倍以上ある大きなかごで、このかごに山のように枯れ葉を積み上げ上を縄で結ぶ。背負う人が後からでは見えない位になる。クズ木かきは、半日で二かごも家に運べば一人前の仕事だった。山が近い場合にはこのようにかごで運ぶが、遠い場合はクズ木束にして運ぶ。クズ木束とは、枯れ葉を芯にして枝を外側に枯れ葉をまき込んで作った束である。里の人々は主にこのようなクズ木束にして買って行ったという。強い北風が吹きつける中で山仕事が春まで続くのである。クズ木は主に燃料になるが、その他に堆肥にもなる。馬や牛小屋に入れ踏ませてから堆肥として積み、麦作や水田の肥料になる。また、さつま床の熱源としても大量に使うのでかなりの量を運ばなければならない。

第三章生産と生業
   第一節田と畑
    三 農家のくらし
     (一)堆肥づくり
        田畑の作物 堆肥の材料 作り方
     (二)山仕事
        クズ木かき 薪  用材の伐採 運搬 共有林の山仕事(大谷共有林の場合)
     (三)水車

※燃料用のクズ木かきの話。木の葉ハキ(堆肥)はさらっと。クズ木の樹種はなに?
※「クズ木束とは、枯れ葉を芯にして枝を外側に枯れ葉をまき込んで作った束」:モノクロ写真でよくわからない。現在ならカラーで印刷。

落ち葉はき体験・焼き芋づくり 1月17日

市民の森保全クラブ作業エリアで落ち葉はきを行い、入山沼下の岩殿満喫クラブの管理している岩殿A地区で焚き火で児沢でとれたベニアズマを焼いて全員で味わいました。参加者は芦田さん、生田さん、江森さん、片桐さん、金子さん、Hidamariさん、清田さん、坂根さん、澤田さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さんとHikizineの13名でした。
南向き斜面の園路沿い上から荒熊手で落ち葉はき。堆肥箱に入って落ち葉を足で踏みしめながら積み込みました。籾ガラ袋にも20袋ほど詰め込みました。岩殿C地区に堆肥置き場をつくり、そこに積み込む予定です。
落ち葉はきと並行して焚き火で焼き芋をしました。焼き芋が焼き上がる頃、風が強くなりましたが、落ち葉はきが終る頃には止んで、日が差して温かくなり、おいしい焼き芋を食べることができました。
今日の落ち葉はき体験が、市民の森保全活動参加の第一歩となるかもしれないという期待が生まれたイベントでした。

DSCN2352DSCN2359DSCN2360

DSCN2364DSCN2367DSCN2371

DSCN2366DSCN2387DSCN2388

木の葉はき・堆肥づくり

明日(土曜日)、市民の森と耕作放棄地を再生した田んぼで「落ち葉はき体験・焼き芋づくり」を行います。落ち葉はきは、農村地域ならどこでも出来たわけではありません。落ち葉をはくヤマがあることが前提でした。
越辺川の右岸、坂戸市の赤尾の民俗をまとめた『坂戸市の民俗 二』(坂戸市教育委員会、1993年)の「麦作」の節に次のようにあります。

堆肥 堆肥はツクテッコイまたはツクテと呼ばれ、もっぱら麦の肥料として利用された。ワラ(稲藁)とコムギッカラとウシゴイ(フミゴイ)などにコクソ(蚕糞)や人糞をかけて混ぜ、発酵させたものである。クズ(木の葉)は、ヤマ(平地林)がなく、あまり手に入らないので、堆肥に用いることは少なかったようである。(同書38頁)

くずはき・木の葉はき・枯れっこ掻き

1月17日(土曜日)午前9時~午後12時30分、市民の森物見山駐車場に集合し、入山沼付近のコナラの雑木林に移動して「落ち葉はき体験、やき芋づくり」を実施します。参加者募集中です。
昨年は1月26日に実施しました。その時の様子はコチラです。

落ち葉掃きの呼び方 かってヤマの落ち葉は燃料として、また堆肥を作る材料としてなくてはならないものでした。落ち葉を熊手を使って掃き集める作業を一般に「落ち葉掃き」といいます。比企地域では、これを「木の葉ハキ」、入間地域では「クズハキ」といいました。松の落ち葉を掃くことを比企地域では「クズハキ」、秩父地域では「シバハキ」ということがあります。比企地域では、落ち葉を積み込む(稲わらを何段か掛けた)囲いを、「木の葉宿(やど)」と呼んでいました(大舘勝治・宮本八惠子『いまに伝える農家のモノ・人の生活館』、204頁、柏書房、2004年)。

比企地方では、松の落ち葉など燃料に適しているものを「くずぎ」、コナラなど落葉樹の落ち葉で堆肥に適しているものを「このは」と呼んでいます。

※冬の山仕事:やまし(←大塚基氏さんの「やまし」より)
……稲の収穫、麦まきが終わると、冬場の農家の仕事としてやましがありました。/やましは、山に生えている下草を刈り取り、熊手でくずぎ(松などの針葉樹の落ち葉が多くて竃や囲炉裏の燃料に適しているのをくずぎと言い、楢(なら)の木などの落葉樹の落ち葉が多いところを木の葉と呼びましたが、松林がほとんどであったので総称で言う時にはくずぎはきと言いました。)はきをして、大かごに入れ、その後は、竹棒の先に鎌を結わえて、枯れ枝(不必要な枝もあわせて)を引っ掻き落とす「枯れっこ掻き」を行ない、枯木の伐採と間伐した木を玉詰めして、家に持ち帰り木小屋の中に積み込んで一年間の燃料としました。……

1月17日の市民の森での「落ち葉はき」は比企弁で言えば「木の葉はき」です。「枯れっこかき」までは行いません。焼き芋は「くずぎ」を燃して作ります。

落ち葉はき 12月11日

昨日、作った堆肥場に落ち葉を積みました。児沢で集めたコナラやクヌギの落ち葉約100㎏(籾ガラ20袋分)。どんどん積み込んでいきたいと思います。
DSCN1265DSCN1267

DSCN1270DSCN1271

DSCN1276DSCN1277

青ダイズの脱穀と堆肥場仕上げ 12月10日

青ダイズの脱穀をしたら16㎏ありました。黒ダイズよりは乾燥がよく作業が楽でした。残渣は畑でサツマイモのツルと一緒に燃しました。
DSCN1232DSCN1233DSCN1240

昨日作った堆肥場を仕上げました。
DSCN1237DSCN1238

大豆脱穀、落ち葉堆肥場づくり 12月9日

残っていた黒ダイズを脱穀しました。ゴミも含めてざっと7.1㎏ありました。
落ち葉堆肥づくり用に堆肥置き場を作りました。屋根はないのでブルーシートをかける予定です。
DSCN1207DSCN1211DSCN1213

茂木町有機物リサイクルセンター美土里館見学

昨日参加した「農」と里山シンポジウムでの、津布久隆さんのお話しに触発されて、茂木町有機物リサイクルセンター美土里館を見学しました。
この施設は、茂木町内からでる一般家庭の生ゴミ、家畜のふん尿、フレコンバック1袋(20㎏)400円で買い上げている落ち葉、処理に困っていたもみがら、粉砕した間伐材を原料にして、美土里堆肥、液状肥料を作っています。さらに、廃食用油からバイオディーゼル燃料、竹を微粒子化し竹由来の乳酸菌により発酵させて、「美土里竹粉」を製造しています。
里山の落ち葉掃きは「仲間と楽しみながらいい汗かいて、山はきれいになるし、環境にもいい」と、町民の収入源の1つになるだけでなく、将来的には社会保障費の軽減にもつながるのではと期待されているそうです。
施設内を案内してくださったセンター長さん、ありがとうございました。
DSCN1143

DSCN1141DSCN1127DSCN1136

DSCN1139DSCN1135DSCN1134

堆肥の原料
DSCN1120DSCN1122

DSCN1121DSCN1123

廃材、間伐材(直径18㎝以下)を集めて粉砕し、おが粉を製造し、堆肥の副資材とする。
DSCN1124DSCN1138DSCN1126

スクリュー式円形発酵装置・臭気捕集ルーフ・送風ダクト
DSCN1129

 バイオマスタウンとは?
域内において、広く地域の関係者の連携の下、バイオマスの発生から利用まで効率的なプロセスで結ばれた総合的利活用システムが構築され、安定的かつ適正なバイオマス利活用が行われているか、今後行われることが見込まれる地域のことです。
バイオマスタウンについては、「バイオマス・ニッポン総合戦略」(2002年12月閣議決定、2006年3月改訂)に基づき公表されてきましたが、2010年12月に総合戦略に代わるものとして、バイオマス活用推進基本法(平成21年法律第52号)に基づく「バイオマス活用推進基本計画」が閣議決定されたことから、バイオマスタウン構想の募集を2010年度をもって終了しました。2011年4月末で318地区がバイオマスタウン構想を公表していました(埼玉県内では秩父市のみ)。
→「バイオマスタウンレポート~茂木町~

木の葉ハキ 1月26日

市民の森の樹木は高齢化し、枯死して倒れるものが増えています。雑木林の再生のためには、計画的に樹木を伐採して萌芽更新を図るとともに、下刈りや落ち葉を掃いて、林床をきれいにしておくことも必要です。今回の定例作業日の前半の1時間は「木の葉ハキ」をしました。

二本栁さんが合板と垂木を加工して落ち葉を積み込む木枠を準備してくれました。現場で組立て、設置します。
DSC00118DSC00121DSC00123

市販されている熊手には、「荒熊手」(写真左)、「松葉熊手」(右)があります。保全クラブの作業エリアはコナラの落ち葉が多いので、「荒熊手」が使い勝手がよかったようです。熊手を使う前に、篠や下草を鎌でかり、同時に枯れ枝を取り除いてハキやすくする作業をしますが、今回は省略しました。熊手ではいて、スタンドバックとブルーシートで運び、木枠は落ち葉で満杯になりました。中に入って、木枠を壊さぬように注意しながらギュウギュウ詰め込みます。
DSC00135DSC00127DSC00129

DSC00130DSC00128DSC00137

落ち葉掃きの呼び方
 かってヤマの落ち葉は燃料として、また堆肥を作る材料としてなくてはならないものでした。落ち葉を熊手を使って掃き集める作業を一般に「落ち葉掃き」といいます。比企地域では、これを「木の葉ハキ」、入間地域では「クズハキ」といいました。松の落ち葉を掃くことを比企地域では「クズハキ」、秩父地域では「シバハキ」ということがあります。比企地域では、落ち葉を積み込む(稲わらを何段か掛けた)囲いを、「木の葉宿(やど)」と呼んでいました(大舘勝治・宮本八惠子『いまに伝える農家のモノ・人の生活館』、204頁、柏書房、2004年)。

※後半の伐木作業の記事は「受け口の修正 1月26日」をご覧下さい。
      お知らせ
    記事検索
カテゴリ別アーカイブ