岩殿満喫クラブ 岩殿 Day by Day

市民の森保全クラブ       Think Globally, Act Locally

ドングリ

徳永桂子『日本どんぐり大図鑑』 11月15日

徳永桂子『日本どんぐり大図鑑』(偕成社、2004年)を読みました。京都科学読み物研究会編『本から自然へ 自然から本へ ~子どもと楽しむ生きものの世界~』(連合出版、2008年)で紹介されている本です。

徳永桂子『日本どんぐり大図鑑』目次
まえがき
一年じゅう緑の葉をつけるどんぐりの木(常緑樹)
 ウバメガシのなかま
  ウバメガシ
  チリメンガシ
 カシのなかま
  アラカシ
  アマミアラカシ
  シラカシ
  ウラジロガシ
  オキナワウラジロガシ
  アカガシ
  ツクバネガシ
  オオツクバネガシ
  ハナガガシ
  イチイガシ
 シイのなかま
  スダジイ
  オキナワジイ
  ツブラジイ
 マテバシイのなかま
  シリブカガシ
  マテバシイ
冬に葉を落とすどんぐりの木(落葉樹)
 ナラのなかま
  コナラ
  テリハコナラ
  ミズナラ
  ミヤマナラ
  モンゴリナラ
  ナラガシワ
 クヌギのなかま
  クヌギ
  アベマキ
 カシワのなかま
  カシワ
 クリのなかま
  クリ
 ブナのなかま
  ブナ
  イヌブナ
外国産のどんぐりの木
 ヨーロッパ~アジアのどんぐり
  イングリッシュッオーク
  セイヨウヒイラギガシ
  ロタンディフォリアガシ
  コルクオーク
  ロイコトリコフォラガシ
 北アメリカのどんぐり
  レッドオーク
  バーオーク
  ピンオーク
  ホワイトオーク
  バレーオーク
解説
 1 「どんぐり」って、どんな木?
 2 「どんぐり」と「お皿」
 3 日本のどんぐり、世界のどんぐり
 4 ブナ科は日本の自然林を代表する樹木
 5 植生遷移とブナ科樹木
 6 どんぐりの繁殖戦略
 7 ブナ科の樹木を食べる昆虫たち
 8 どんぐりの木を土に返す生き物たち
 9 ブナ帯文化と照葉樹林文化
 10 どんぐりの木とわたしたちの生活
どんぐりの大きさくらべ
用語解説
英文解説
和名さくいん・学名さくいん

前見返し どんぐりの木の見分け方(常緑樹)
後ろ見返し どんぐりの木の見分け方(落葉樹)
※渡部さんに紹介された資料です。
自然観察指導員・北岡昭彦さんの「これは何の木のドングリ?」(『自然保護』535号、2013年10月)

いわさゆうこ『どんぐり見聞録』 11月14日

いわさゆうこさんの『どんぐり見聞録』(山と渓谷社、2006年)を読みました。京都科学読み物研究会編『本から自然へ 自然から本へ ~子どもと楽しむ生きものの世界~』(連合出版、2008年)で紹介されている本です。

いわさゆうこ『どんぐり見聞録』目次
どんぐりと出会う-序にかえて
見る
 いろいろあるどんぐり
  ●どんぐりはブナ科の木の実
  ●どんぐりの背くらべ
  ●殻斗の違い
  ●どんぐりのからだ
 どんぐりの発芽に立ち会う-アカガシ、ミズナラ、ナラガシワなど
  ●アカガシとトキの赤ちゃん
  ●どんぐりの発芽
  ●のんびり発芽する常緑樹のどんぐり
  ●どんぐりを植えるときの注意点
 シイの木はわが家の守り神だった-スダジイ、ツブラジイ
  ●臭う花、匂う花
  ●寝ころぶと見えたもの
  ●伊豆大島のスダジイ
  ●花のたくらみ
 木の下ウォッチング-クヌギ、コナラなど
  ●下を向いて歩こう
  ●木の落とし物
  ●カラスの好物、スズメの好物
  ●ふり落とされる未熟な実
 どんぐり穴のあるじ-コナラ、クヌギ、クリなど
  ●ゾウムシのいろいろ
  ●ハイイロチョッキリとシギゾウムシ
  ●ハイイロチョッキリが枝を切り落とすわけ
  ●どんぐりのメッセージ
 どんぐりをまくのはだれ?-クヌギなど
  ●どんぐり好きな鳥は?
  ●どんぐり好きの動物は?
  ●どんぐりの海
  ●昨日の敵は今日の友、今日の友は明日の敵
 花は春とはかぎらない-シリブカガシ
  ●冬に花を咲かせる樹木たち
  ●シリブカガシとの出会い
  ●落下のときは親離れのとき?
 カシワは枯れ葉を離さない-カシワ
  ●冬でも葉が落ちないカシワ
  ●枯れ葉をつけてても、木が枯れるわけではない
  ●カシワの葉
 鳥と木の実とアカガシと
  ●ピラカンサの食べごろは?
  ●種子を守るために
  ●コゲラとアカガシ
  ●高尾山のどんぐりを運ぶのは?
 オータム、そして冬芽-コナラ、クヌギ、アラカシ、シラカシなど
  ●オータムがやってきた
  ●いろいろな冬芽
 マテバシイくん北上中-マテバシイ
  ●めざましい生長ぶり
  ●都市部を北上中
  ●マテバシイの季節
 炭の王様ウバメガシ-ウバメガシ
  ●備長炭はなんの木?
    備後屋長右衛門→備長
  ●松のように見えたウバメガシ
  ●ウバメって姥目、姥芽?
歩く
 絶滅危惧種ハナガガシ-ハナガガシ
  ●林試の森公園
  ●春のどんぐり
  ●芽を出せ! ハナガガシ
 初夏に落ち葉の高尾山を歩く-ウラジロガシ、シラカシ、アカガシ
  ●常緑樹だって落葉する
  ●葉の裏が白いのは?
 ハラハラドキドキの上水べり散策-シラカシ
  ●消えた赤い実
  ●丸裸になったシラカシ
  ●負けない、シラカシ
 日本一のどんぐりに会いに-オオウラジロガシ、アマミアラカシ
  ●オキナワウラジロガシに会える場所
  ●いざ、石垣島のバンナ森林公園へ
  ●発芽を楽しみに
 大きなクヌギのある家-クヌギ
  ●クヌギの木を訪ねて
  ●落葉の楽園
  ●クヌギの木に集まるものは?
  ●クヌギが私を呼んだ
 トトロの森を子どものワタシと歩く-コナラ
  ●きっかけは、どんぐり
  ●冬の雑木林
  ●幻は子どものワタシ
  ●歩こ、歩こ、私は元気
 まぎらわしいものたち-ナラガシワ、オオツクバネガシ、アベマキ
  ●京都府立植物園のナラガシワ
  ●片倉城跡公園のオオツクバネガシ
  ●クヌギのそっくりさん、アベマキ
 神宮の森のイチイガシに会いにいく-イチイガシ
  ●人工の森
  ●明かり係の木
  ●せつなる母の祈り
 イヌブナとブナの春の芽生え-ブナ、イヌブナ
  ●かいわれ大根の親分
  ●殻を持ち上げて発芽する
  ●ブナの芽生え
  ●春の妖精たち
 どんぐりの花追い-ブナ、クヌギ、コナラなど
  ●風媒花の観察
  ●高い木の花を観察するには
  ●ブナの花追い
  ●クマは春のブナの花数で凶作を知る?
 公園で見る外国からきたどんぐり-ピンオーク、レッドオーク、ヨーロッパナラ
  ●ピンオーク
  ●レッドオーク
  ●ヨーロッパナラ
食べる
 柏ってだあれ?-カシワ
  ●柏餅の葉もいろいろ
  ●葉っぱのごちそう
  ●カシワの不思議
  ●つまりカシワとは
 東北で復活したどんぐり食-コナラ
  ●どんぐり干しの記憶
  ●しだみのはな
 どんぐりコーヒーはおいしいか?-コナラ、クヌギ、マテバシイ、スダジイ
  ●どんぐりの早稲ってあるの?
  ●どんぐりコーヒーの下ごしらえ
  ●どんぐりコーヒーってどんな味?
  ●元祖どんぐりコーヒー
  ●試飲は続く
  ●夢のどんぐり産業
 おいしいシイの実-スダジイ、ツブラジイ、オキナワジイなど
  ●浄化水場のシイの実
  ●ところ変われば
  ●つぶらなツブラジイ
  ●トゲトゲ殻斗のシイ
  ●シイの実を楽しむ
  ●どんぐり酒
 縄文人の食材①クリ-クリ、イチイガシ、シリブカガシなど
  ●クリと縄文人
  ●カチグリ、オシグリ、スナグリ
  ●甘栗と生食できるどんぐりたち
 縄文人の食材②どんぐり-マテバシイ、イチイガシなど
  ●アク抜きの技術と縄文人
  ●下宅部遺跡
  ●どんぐりの貯蔵穴
  ●どんぐりでつくる縄文クッキー
 九州に見るどんぐり食を訪ねて-アラカシ、イチイガシ
  ●かしの実だんご
  ●婦人会の名物会長さん
  ●いちごんにゃくのつくり方
  ●持ちきれないほどのいただきもの
 どんぐり汁粉で今年もよろしく-コナラ
  ●野田村のしだみだんご
  ●野田村のどんぐりの渋抜きは
  ●どんぐりあんに挑戦
  ●どんぐり汁粉
  ●雪の下で
遊ぶ
 木の実拾いにはご用心
  ●台風の落としもの
  ●ぎんなん拾いにはご用心
  ●落ちたては重い
  ●どんぐり拾い道
  ●マテバシイの使い道
 染めのルーツはツルバミ染め?
  ●植物の薬効と布
  ●染料に使われたクヌギ
  ●どんぐりだんご
  ●どんぐり染め
  ●染めのヒント
 どんぐり展のすすめ
  ●大どんぐり展
  ●どんぐり虫の憂欝
  ●案ずるよりも……
 どんぐり炭を作ろう
  ●懐かしい匂い
  ●日本の炭
  ●どんぐりで炭を作ってみよう
  ●家でもできるどんぐり炭の作り方
  ●木の実炭アート
 作って遊ぼう、どんぐり工作
  ●Iさんのどんぐり人形
  ●どんぐりゴマとやじろべえ
  ●どんぐりで作る森の楽隊
  ●ファンタジックな生きもの
  ●どんぐり時計
  ●どんぐりで作るミニミュージアム
 どんぐりマニアの整理術
  ●集めたどんぐりの収納保存は?
  ●写真を撮る、ファイルする
  ●葉っぱのフロッタージュ
あれやこれや
 どんぐりの名前と由来
  ●どんぐりはまるいもの?
  ●だめなクリだから、どんぐり
  ●ブナ(橅)とイヌブナ(犬橅)
  ●どんぐりたちの名前と由来
 困窮を極めたあのころのどんぐり
  ●イナゴとり
  ●戦時中のどんぐり
  ●いまや困窮とは?
  ●普及しなかった、どんぐり粉
  ●木の実や種を握りしめ、動物園へ
 どんぐりの歌より
  ●どんぐりの歌は宮城県生まれ?
  ●歌い継がれている三番
  ●もうひとつの続きの歌詞
  ●西の金子みすゞ、北のスズキヘキ
 文学の中のどんぐり
  ●寺田寅彦の『團栗』
  ●昭和天皇の歌
  ●小林一茶
  ●どんぐりに託すもの
 縄文クッキーがうそなんて
  ●幻の縄文クッキー
 それは新聞によってもたらされた。記事のタイトルは「小・中学校で人気の縄文クッキー作り」「科学的根拠に強い疑問」とある。私は、むさぼるように読み進んだ。
 帯広畜産大学の中野益男教授は、山形県押出遺跡[おんだしいせき]から出土した縄文時代前期(約5000年前)の縄文クッキーに残された脂肪酸(残留脂肪酸)を分析し、「クリ・クルミの粉に、シカ・イノシシ・野鳥の肉・イノシシの骨髄と血液・野鳥の卵をまぜ、食塩で調味し、野菜酵母を加えて発酵させていた」と発表したが、この分析結果には化学的根拠がなく、そのうえ、これらの誤った知識が教育の場に広まってしまったことを憂う内容だった。(243~244頁)[新聞記事は下の※のリンクからご覧ください]
  ●鵜呑みは時として
  ●縄文クッキーから学ぶもの
  ●ふたつの仮説
  ●想像力と創造力が解決する
 エコロジーの使者
  ●豚とどんぐり
  ●どんぐりが旗印
  ●どんぐりの別の顔
あとがき
どんぐり本
参考文献
綴じ込み付録-どんぐり絵巻
●この本に出てくるブナ科の木の実たち 13頁
●どんぐりのからだと名称 14頁
●どんぐりからどんぐり粉をとる 143頁
●しだみのはなの作り方 143頁
●どんぐりコーヒーの作り方 149頁
●どんぐりクッキーの作り方 165頁
●いちごんにゃくの作り方 171頁
●どんぐり汁粉の作り方 177頁
●どんぐりで染めてみよう 192頁
●木の実の炭を作ってみよう 205頁
●葉っぱのフロッタージュ 216頁
●植物をスケッチする 216頁

2003年3月7日『朝日新聞』夕刊文化欄の記事「小・中学校で人気の縄文クッキー作り 科学的根拠に強い疑問」 「誤り」の流布 今後に活かせ 岡安光彦(アークビジョン代表・考古学者)

盛口満『ドングリの謎-拾って、食べて、考えた-』 11月12日

盛口満『ドングリの謎-拾って、食べて、考えた-』(どうぶつ社、2001年)のちくま文庫版(筑摩書房、2011年)を読みました。京都科学読み物研究会編『本から自然へ 自然から本へ ~子どもと楽しむ生きものの世界~』(連合出版、2008年)で紹介されている本です。

盛口満『ドングリの謎-拾って、食べて、考えた-』目次
パート1 拾いながら、考えたこと
 夢かなう
 子供の頃からドングリ拾い
 将来、何になりたいか
 ボルネオへ
 キナバル国立公園へ
 寂しく過ごした最初の夜
 僕を不安にさせたもの
 高い木に登るには
 はるかに高い木の上の営み
 ぐらぐらゆれる吊り橋の上で
 熱帯の森を実感
 世界最大の花を見る
 世界最大級のドングリ拾い
 ドングリって何なんだ?
 ドングリという木はあるか、ないか?
 ドングリの「定義」
  ブナ科全体?
  コナラ属、マテバシイ属、ブナ属?
  コナラ属、マテバシイ属、シイ属?
  コナラ属、マテバシイ属?[著者○]
  コナラ属だけ?
 大ナラ小ナラ
 堂々の巨大ドングリ
 はなはだしい“本末転倒”
 ドングリは果実か種子か?
 果実のようなタネもある
 タネのような果実もある
 石のように堅い果実
 イガとハカマは同じもの
 登山で見つけた奇妙なドングリ
 舌を巻くがんじょうさ
 ドングリの虫
 ハイイロチョッキリ
 コナラシギゾウムシ
 “同じような生活”をしていると
 弱点を見逃すな
 納得いかない変な写真
 “無敵”のように思えるけれど
 我が身を犠牲にすることもある
 ヤマアラシを味方につける
 砂漠で拾ったドングリのこと
 ドングリは英語でエイコン
  The Life of an Oak: An Intimate Portrait by Glenn Keator
 ドングリに“故郷”を思う

パート2 食べながら、考えたこと
 マテバシイのドングリを食べる
 クッキーやキントン作り
 渋いものと渋くないもの
 “旬”の味覚
 虫がつくもの、つかないもの
 ロウソクも作ってみたが
 食べてほしい相手のために
 渋抜きをどうするか
 クズ湯、ゼリー、コンニャク、トウフ
 クレープ作りは美事に失敗
 もう一工夫してみたら
 いろんな種類を試食する
 元祖縄文クッキング
 できる年とできない年
 七年間の意外な結実
 当たらなかった僕の予想
 豊作年と不作年
 花の咲かない年がある
 いっせいに花が咲く時
 なぜ、どのようにして、それが起こるか
 生きるための知恵くらべ
 一方的な“勝ち”はない
 見渡せば、不規則でまちまち
 毎年拾えるマテバシイ
 ドングリの花
 虫媒花と風媒花
 幻のカクミガシ
 三角形の果実が三つ
 それはブナ科のシーラカンス
 一軒長屋に三人住まい
 一つの実には一つの種
 アカネズミ現る
 彼らをその気にさせる大きさ
 存在の秘密の鍵
 もう一つ不思議なこと
 見方を変えれば“はずれ者”
 矛盾の中にバランスを

パート3 そして結局、こうなった
 西表島へ
 日本最大のドングリ拾い
 南の島に分布する
 遠い遠い昔のできごと
 ドングリコロコロ……川の中
 マテバシイは“心のふるさと”
 名前の由来
 目的は食べること
 今どきの17歳の女の子
 ささやかな予期せぬ出会い
 食べる人と食べさせる人
 一時代昔の話
 それは当時の日常食
 えんぴつの味がする
 様々な渋抜き法
 アイヌ人のドングリ料理
 渋さがうまい!
 命がけで拾ったもの
 僕を呼ぶ遠い声
 鳩間節
 ハマグリとドングリと
 その詩の背景にあるもの
 沖縄が呼んでいる
 迷いに迷って出した結論
 そして結局、こうなった

 最後に一言
 文庫版あとがき
 解説 チチ松村
※盛口満『ひろった・あつめた ぼくのドングリ図鑑 -ちしきのポケット 12』(岩崎書店、2010年)

盛口満『ひろった・あつめた ぼくのドングリ図鑑』 11月12日

盛口満『ひろった・あつめた ぼくのドングリ図鑑 -ちしきのポケット 12』(岩崎書店、2010年)を読みました。

盛口満『ひろった・あつめた ぼくのドングリ図鑑』目次 
形いろいろ
色もいろいろ
ふつうのドングリ
珍しいドングリ
大きい・小さい・丸い・細い
山のどんぐり、ふもとのドングリ
 ミズナラ
 フモトミズナラ
  ミズナラによく似ているが、山のふもと(低いところ)に生えている謎のドングリ
おいしいドングリ
  この本では、ドングリの中にシイの実をふくめていませんが、考え方によっては、シイの実をドングリにふくめる場合もあります。スダジイ、オキナワジイ、ツブラジイ
葉っぱ、いろいろ
  日本には全部で17種類のドングリがある
  ドングリをつける木々以外にも、ブナやクリ、シイといった木がある
枝ごとドングリ
ボウシ図鑑
ドングリ・クローズアップ
ドングリの解剖
公園のドングリ
雑木林のドングリ
海のドングリ
ジャングルのドングリ
街中のドングリ探検
日本ドングリいろいろ図鑑
世界のドングリいろいろ図鑑

宮國晋一『ポケット版ドングリさんぽ手帖』 11月9日

宮國晋一『ポケット版ドングリさんぽ手帖 ~名前と見分け方が楽しくわかる!~』(世界文化社、2018年9月)を読みました。

宮國晋一『ポケット版ドングリさんぽ手帖』目次
日本産ドングリ一覧
ドングリの各部の名称
この本の使い方と用語の説明
ドングリの花
ドングリの成長の推移
ドングリの採集時期一覧
落葉樹のドングリ
 コナラ 小楢
  コナラのドングリの多様性
   ミズナラとの識別ポイント
  コナラの葉の多様性
 クヌギ 椚
  クヌギのドングリの特徴
   アベマキとの識別ポイント
  クヌギのドングリの多様性
 column1 ドングリの芽生え
 アベマキ 棈
  アベマキのドングリの多様性
  アベマキの殻斗の多様性
   クヌギとの識別ポイント
 ナラガシワ 楢柏
  ナラガシワのドングリの多様性
 column2 ドングリを食べる虫 ハイイロチョッキリ
 ミズナラ 水楢
  ミズナラのドングリの多様性
   他の樹種との交雑種
 カシワ 柏
  カシワのドングリの多様性
   カシワの殻斗の変異
 column3 ドングリの標本を作ろう
 ブナ 橅
  ブナのドングリの多様性
   三稜形の堅果
 イヌブナ 犬橅
  イヌブナのドングリの多様性
 クリ 栗
  クリのドングリの成長過程
 column4 ドングリを食べてみよう
常緑樹のドングリ
 マテバシイ 馬刀葉椎
   堅い果皮
  マテバシイのドングリの多様性
 シリブカガシ 尻深樫
   シリブカガシのドングリの特徴
  シリブカガシのドングリの多様性
   マテバシイとの識別ポイント
 スダジイ 椎
  スダジイの葉の多様性
  スダジイのドングリの多様性
 ツブラジイ 円椎
  ツブラジイの葉の多様性
  ツブラジイのドングリの多様性
   スダジイとの識別ポイント
 シラカシ 白樫
  シラカシのドングリの多様性
 アラカシ 粗樫
  アラカシのドングリの多様性
 イチイガシ 一位樫
  イチイガシのドングリの多様性
 ツクバネガシ 衝羽根樫
   ツクバネガシのドングリの特徴
  ツクバネガシのドングリの多様性
 column5 ドングリ美術館
 アカガシ 赤樫
   アカガシのドングリの特徴
  アカガシのドングリの多様性
 ハナガガシ 葉長樫
  ハナガガシのドングリの多様性
 ウバメガシ 姥目樫
  ウバメガシの葉の多様性
   ウバメガシのドングリの特徴
  ウバメガシのドングリの多様性
   いびつな堅果
 column6 ドングリの殻斗の多様性
 ウラジロガシ 裏白樫
  ウラジロガシのドングリの多様性
 世界最大級のドングリ オキナワウラジロガシ
  オキナワウラジロガシのドングリの多様性
  オキナワウラジロガシの殻斗
外国のドングリ
 レッドオーク
 ピンオーク
 イングリッシュオーク
 コルクガシ
おわりに

宮脇昭『いのちを守るドングリの森』 11月7日

宮脇昭『いのちを守るドングリの森』(集英社新書、2005年)を読みました。

宮脇昭『いのちを守るドングリの森』目次
序章 ドングリの苗を植える
 1 植樹祭
 2 木を植える目的
 3 植樹に参加する人たち
 4 なぜ、ドングリの苗か

第1章 森と人間生活
 1 森と私のかかわり合い
  (1)周り中、緑
  (2)学問の対象としての緑
  (3)生態学にのめり込む
  (4)現存植生と潜在植生の違い
  (5)森の見分け方
   ⅰ 人工林
   ⅱ 里山の雑木林
 次に、里山の雑木林である。里山林は、木炭や薪にするため、15年から25年に1度行われる伐採や1ないし3年ごとの下草刈りや落葉かきという、粗放的ではあるが定期的な管理をすることにより、二次遷移の途中相として足踏み状態で維持されてきた典型的な持続群落である。
 土地利用、エネルギーの長期的、効率的な利用という観点からは、里山の雑木林は理想的であった。針葉樹は地上部を伐採すれば、その後は根まで腐って、切り株から蘖[ひこばえ]が5本の10本も出て、持続的な利用が可能である。農家の人たちは昔から、1本の切り株から出た萌芽を2~3本ほど残して他は切って燃料などに使っていた。
 このように里山の雑木林は必ず根元から株立ちしているのですぐわかる。自然林に近いシイ、タブ、カシ類の常緑広葉樹林や、山地のブナ、ミズナラなどの落葉広葉樹林では、株立ちはあまり見られず、1本の太い幹がほぼまっすぐに伸びているものが多い。
 また雑木林は落葉樹林で、高木の葉が繁る前に林内に日光が入る。そのため、定期的に下草刈り、落ち葉かきなどをしないと、本来は自然林で林内に急に光や風が入らないように森の保護組織の機能を果たしていた林縁に、群落構成種のクズやカナムグラ、半日陰、半日向に育つヌルデ、ウツギ、サルトリイバラなどが、また草原生のススキ、アズマネザサ(関西以西ではネザサ)などと共に林内に侵入して、いわゆる藪になる。
 里山を保全する場合には、誰が15年ないし25年ごとに伐採するのか、誰が1~3年に1回下草刈りや落葉かきをするのか、定期的な管理の担保が必要である。管理しなければいわゆるジャングル状態になって利用しづらい。外観も荒れた状態になる。木材利用などの目的で植林された人工林や、定期的に管理されている里山の雑木林は、管理を止めたとたんに藪になる、ということを知っておきたい。(37~40頁)
   ⅲ 土地本来の森
  (6)日本各地のマツ、スギ林
  (7)ダイナミックで安定した本物の森
  (8)都市に生活して
 2 命を守る鎮守の森
  (1)阪神・淡路大震災
  (2)ふるさとの森の計算化できない役割
  (3)体感するふるさとの森
  (4)日本の自然保護の歴史
  (5)自然保護から緑環境再生へ

第2章 植生の研究
 1 生物圏と植生
 2 生物圏における人間の位置
 3 植生と環境
  (1)外因:環境
  (2)内因:社会的な掟
  (3)競争力の強弱と分布
  (4)共生
 4 植生の区分
  (1)相観的な区分
  (2)優占種による区分
  (3)植物社会学的な群落区分-種の組み合わせによるー
 5 植生の空間的配分
  (1)水平的な配分-植生図-
  (2)時間的な配分
 6 日本とアジアの植生
 7 ヨーロッパの植生
 8 アメリカの植生
 9 現在の植生
 10 森づくりのステップ
  (1)植栽計画
  (2)樹種の選定
  (3)移植を可能にしたポット苗
  (4)種子(ドングリ)集め
  (5)播種の仕方
  (6)ポット苗をつくる
  (7)植栽対象地の準備
  (8)植え方-植樹祭-
  (9)植栽後の管理
  (10)森の成長に沿った対応

第3章 ふるさとの森づくり
 1 斜面の森
  (1)斜面保全
  (2)これまでの実例
 2 都市・産業立地の森づくり
  (1)産業立地
  (2)道路沿い
  (3)ニュータウン
  (4)公共施設
  (5)商業施設
 3 水辺の防災・環境保全林づくり
  (1)海浜
  (2)ダムと河川
 4 鎮守の森、教会の森
  (1)多神教のもつ意義
  (2)21世紀の鎮守の森

第4章 世界の森づくり
 1 東南アジア
 2 ブラジル・アマゾン
 3 中国とモンゴル
 4 人類の未来と森づくり

エピローグ 本物を目指して-不安の現代から希望の未来へー

参考文献
宮脇昭『森よ生き返れ』(大日本図書、1997年)

『ドングリ図鑑』(フィールド版) 11月6日

ドングリの図鑑』フィールド版(北川尚史監修・伊藤ふくお著、トンボ出版、2007年)を読みました。京都科学読み物研究会編『本から自然へ 自然から本へ ~子どもと楽しむ生きものの世界~』(連合出版、2008年)で紹介されている本です。

『ドングリ図鑑』目次
まえがき
ドングリの成長パターン
 1年成ドングリ、2年成ドングリ
ドングリ各部位の名称
 柱頭、花被、首、肩、殻斗、鱗片、へそ、総苞
  ウロコ状殻斗、リング状殻斗
ドングリのなかま(ブナ科)の特徴
1年成ドングリ/コナラの発芽と成長
 春・夏・秋・冬
2年成ドングリ/クヌギの発芽と成長
ドングリの成長
 春・夏・秋・冬
クヌギ
アベマキ
カシワ
ナラガシワ
コナラ
ミズナラ
ウバメガシ
イチイガシ
アラカシ
シラカシ
ハナガガシ
ウラジロガシ
オキナワウラジロガシ
アカガシ
ツクバネガシ
シリブカガシ
マテバシイ
ツブラジイ
スダジイ
クリ
ブナ
イヌブナ
殻斗の形でグループ分け
 ①殻斗は細長い鱗片に覆われるドングリ
   クヌギ、アベマキ、カシワ
 ②殻斗はドングリを包み込む熟すと3片や4片に裂けるドングリ
   スダジイ、ツブラジイ、ブナ、イヌブナ
 ③殻斗は全体が鱗片で覆われたドングリ
   コナラ、ナラガシワ、ミズナラ、ウバメガシ、マテバシイ、シリブカガシ
 ④殻斗は輪を積み重ねたしま模様で覆われたドングリ
   イチイガシ、アラカシ、ハナガガシ、シラカシ、ウラジロガシ、オキナワウラジロガシ、アカガシ、ツクバネガシ
 ⑤鋭く細長い棘で覆われた殻斗
   クリ(野生種)、クリ(栽培種)
ドングリを食べる幼虫
冬芽
紀伊半島で見られる不思議なドングリ
 葉柄の短いアカガシ
 鋸歯のあるツクバネガシ
 葉が白くないウラジロガシ
落葉を集める
ドングリに似た木の実
 トチノキ、ハシバミ、ツノハシバミ
インドネシア(ジャワ島)と中国(海南島)のドングリ
縄文時代の遺跡から発掘されたドングリの貯蔵穴
うまいドングリ、渋いドングリ
  虫食いドングリの見分けかた
 ①あく抜きをしなくても、炒ったり炊いたり、粉にして団子にしても食べられるドングリ
   クリ、スダジイ、ツブラジイ、マテバシイ、イチイガシ、シリブカガシ、ブナ、イヌブナ
 ②少し渋味があるので、水にさらし、アク抜きして粉にしてから食べる。アク抜きをせず小麦粉と混ぜてドングリ味のクッキーもできる。
   コナラ、ナラガシワ、ミズナラ
 ③青くさくて少し渋いので、ドングリの皮をはずし、水にさらしてアク抜きをして細かくつぶすか粉にして、何かに混ぜて食べる。
   カシワ、クヌギ、アベマキ、ウバメガシ
 ④渋柿ほどではないが渋い。皮をはずしてよく水にさらし、アク抜きをして細かくつぶすか、粉にして何かに混ぜる。
   アラカシ、シラカシ、アカガシ、ツクバネガシ、ハナガガシ、ウラジロガシ

大久保達弘編『ドングリ(コナラ)の絵本』 11月5日

まるごと発見!校庭の木・野山の木⑤『ドングリ(コナラ)の絵本』(大久保達弘編・アヤ井アキコ 絵、農山漁村文化協会、2016年)を読みました。

『ドングリ(コナラ)の絵本』目次
日本の森はどんぐりの木がおおう森
縄文時代から、くらしに身近だった木
 ●ドングリの語源と地方名
しゅるい
 ブナ科の一族の中のコナラ兄弟
 ブツブツ殻斗で落葉樹のナラ兄弟
 シマシマ殻斗で常緑樹のカシ兄弟
 世界に約300種 ヨーロッパでは「森の王」
そだち
 コナラの四季と成木にそだつまで
 春、新芽が開きはじめた!
  ●手入れされた雑木林に、春の妖精が花開く
 1本の木に雄花と雌花 風を頼りに受粉
 初夏から夏の枝葉ののび方
  ●身近な木と友だちになろう!
 昆虫たちが集まるコナラカフェ
 夏から秋、ドングリの成長
  ●ドングリとともに生きるコナラシギゾウムシ
 ドングリは、だれがまく? 冬越し作戦
さいばい
 ドングリを発芽させよう、苗を育てよう
 コナラの二次林と天然林
りよう
 薪、炭、落ち葉 雑木林の利用と手入れ
 炭焼きやほだ木に 材を使おう
  ●クヌギは、人とともに日本にやってきたのか?
 スイーツ、コーヒー ドングリレシピ
里山の木として、ともに生きる
 人に好まれ、利用されることで繁栄してきた木々が、わたしたちコナラや、クヌギなどです。
 わたしたちは、人里近い里山という環境の中で、人とともにくらすことで、生きてきました。
 わたしたちコナラのドングリは、ほとんどを虫や動物に食べられてしまいますが、それでも、毎年必ず芽生えます。切り株から萌芽して、新しい幹になることもできます。
 この強い繁殖力と、人に利用される価値をもったことで里山に広くくらしてきました。
 薪や炭としての利用がなくなって、人が森の管理をしてくれなくなった林に、近年、ナラ枯れという病気が猛威をふるっています。
 里山の雑木林は、物質的な資源としての価値だけでなく、人の心にも大きな癒しをもたらすものです。
 コナラが、これからも人里近くの山や林でくらしていくためには、人とわたしたちコナラとのよりよい関係を真剣に考え、管理のしかたをくふうすることがだいじです。
 福島第一原発事故の放射能の影響で、シイタケの原木としての価値や落ち葉堆肥への影響が心配されています。これからの日本が将来世代にわたって背負わなくてはならなくなった大きな問題です。
 未来へむけて、どうしたらさらによりよい雑木林と人との関係をつくることができるか、考えつづけてほしいのです。(38~39頁)

松原厳樹『落ち葉でしらべよう どんぐりのいろいろ』 11月4日

しぜんたんけんずかん(5)『落ち葉でしらべよう どんぐりのいろいろ』(松原厳樹 絵・文、小峰書店、1999年)を読みました。
 どんぐりとはブナ科のナラやカシの木の実(堅果)のことです。どんぐりはそれぞれがとてもよく似ているので、くべつをするのがなかなかむずかしいのですが、この本ではまず第一に、その木が常緑樹であるか落葉樹であるかに注目してもらいます。つぎに葉の形や色、樹皮のとくちょうをかんさつし、どんぐりのかくと(殻斗:はかまともいいます)についてもていねいにしらべることによって、種類がわかるようにしました。
 木の葉は上の方の枝と下の枝では形がちがうばあいがあります。また生長するとちゅうで色や形がかわることもあり、どれが典型的な形であるかをみつけることが重要になります。落ち葉はたいていのばあい成熟したもので、数も多く、そのうえ高いこずえの葉までまじっていますから、あつめてみくらべれば、典型的な形の葉をさがしだすのに役立ちます。
松原厳樹『落ち葉でしらべよう どんぐりのいろいろ』目次
どんぐりひろい
どんぐりのいろいろ
どんぐりのひみつ
 ○くらべてみよう【ヒマワリと】
どんぐりのなる落葉樹1 コナラ
 ○ゾウムシのいたずら
どんぐりのなる落葉樹2 ミズナラ
 ○オトシブミの芸術作品
どんぐりのなる落葉樹3 クヌギ
 ○どんぐりににている虫こぶ【クヌギタマフシ、ナラタマフシ】
どんぐりのなる落葉樹4 カシワ
どんぐりのなる常緑樹1 シラカシ
 ○シラカシとウラジロガシの葉をくらべると
どんぐりのなる常緑樹2 アラカシ
どんぐりのなる常緑樹3 アカガシ
 ○木のうろは動物のたいせつなすみか
どんぐりのなる常緑樹4 マテバシイ
 ○どんぐりごまにきれいな色をぬるには【下塗りに白色のジェッソをつかう】
どんぐりのなる常緑樹5 スダジイ

森廣信子『ドングリの戦略』 11月3日

森廣信子『ドングリの戦略』(八坂書房、2010年)を読みました。
ドングリの気持ちで森を見る! 食べ尽くそうとする動物との攻防、木と木の間の駆け引き、一本一本の木の個性的なふるまいなど、森の営みを象徴する「ドングリ」のすべて(書籍の帯より)。

森廣信子『ドングリの戦略』目次
1章 人はなぜドングリを拾うのか
 雑木林にて
 栄養としての魅力
 人、ドングリを食べる
 ドングリの謎

2章 ドングリとは何か
 クリもドングリの仲間
 どこで出会える?
 【コラム】分類と種
 日本のドングリ
  コナラ属
  マテバシイ属
  シイ属
  クリ属
  ブナ属
 世界のドングリ
  北半球
  南半球
 ドングリの誕生
 ドングリの形と大きさに見られる個性

3章 奥多摩のドングリ
 奥多摩の森
 ドングリの個性が気になる
 落下量を調べる
 【コラム】ドングリの数を調べる方法
 調査の始まり
 さまざまな落下物
 落下パターン
 気象の影響
 ドングリの重さが変わる
 枯死する母樹たち
 間伐の影響
 実のなる年ならない年
 結実変動の大きさを比べるには
 木と木は同調しているか
 同調の広がり
 種間同調

4章 ドングリをめぐる動物たち
 動物に狙われるドングリ
 樹上の昆虫
  ハイイロチョッキリ
  コナラシギゾウムシ
 樹上の哺乳類と鳥
  ツキノワグマ
  ニホンザル・ニホンリス・ムササビ・ヒメネズミ・カケス
 地上の動物たち
  ツキノワグマ
  ニホンジカ・イノシシ・ニホンリス
 夜の森の動物たち
 食物の貯蔵
 貯蔵の仕方
 貯蔵食糧の量
 哺乳類のことはわからない

5章 タネをまく木々-生き残り戦略-
 果実がおいしい理由
 種子散布
  風の利用
  水の利用
 動物の利用
  その1~4
  自動散布
 散布によって種子が動く範囲
 ドングリは転がらないほうがいい
 結実変動は、動物にどんな影響を及ぼすか
  コナラシギゾウムシの場合
  コナラシギゾウムシの休眠期間
 大型動物はどうか
 野ネズミには影響が大きいか
 選ばれるために
  八王子の森のリス
  八ヶ岳の森のリス
  奥多摩のリス
 苦いドングリは体に悪い
 動物はドングリを味で選ぶか
 味と大きさで動物をあやつる
 選ばれやすさが変わる?
 ブナ科の祖先の種子散布
 ブナ科の果実の進化
 【コラム】ブナ科の分類と分布
 形の経済
 ドングリが大きくなったわけ
 東アジアの森のドングリの進化
 栄養と渋味の多様化

6章 結実変動があるのはなぜか
 結実変動が起こる原因を探る
 結実変動の多様性
  熱帯林の一斉開花
  タケの一斉開花・結実
  同調繁殖
  同調繁殖の広がり
  結実変動の周期性
 結実変動の要因は何か
  仮説①風媒花の受粉効率
  仮説②捕食者飽食
  仮説③環境予測
  仮説④資源適合
  仮説⑤動物送粉者
  仮説⑥ 動物散布
  仮説⑦繁殖の付帯コスト
  仮説⑧大型種子
  風媒花の受粉効率仮説の検討
  捕食者飽食仮説の検討
 植物によって異なる事情
 同調繁殖を導く要因

7章 個性的な木々
 「ドングリの背比べ」はほんとうか
 ドングリの重さを比べる
 野生の樹木が持つ豊かな個性

8章 駆け引きする木
 豊凶を作る個体
 風媒花の受粉効率仮説に関する「井鷺モデル」
  エネルギーの蓄積と消費に関する仮定
  不作は受粉失敗によって起こるか
 樹木の生長とドングリ作り
 樹木の死
 間伐からの再生過程でのドングリ作り
 ドングリを作る意味

9章 ドングリをめぐる複雑な関係性
 一対一の関係
 第三者の介入
 貯蔵をめぐる争い
 結実変動の大きさの解釈
 失われた関係性
  東京都最奥の森のドングリ
  共存するドングリの関係

あとがき

※奥村みほ子「堅果-森のネズミの冬の食料-」(大日本山林会『山林』2008年1月号)

※林典子・井上真理子・大石康彦「アカネズミの食性調査手法の簡易化と環境教育における利用の試み」『森林総合研究所研究報告』10巻3号、2011年)

小田英智『ドングリ観察事典』 11月2日

自然の観察事典⑯『ドングリ観察事典』(小田英智構成・文 久保秀一写真、偕成社、1998年)を読みました。京都科学読み物研究会編『本から自然へ 自然から本へ ~子どもと楽しむ生きものの世界~』(連合出版、2008年)で紹介されている本です。

ドングリをみつけに雑木林にでかけてみませんか。[カバーより]
 ●ドングリのなる雑木林って、どんな林なのでしょう。
 ●細長いドングリや丸いドングリがあるのは、なぜ?
 ●ドングリの実は種子です。
 ●ドングリの花をみたことがありますか?


小田英智『ドングリ観察事典』目次
 雑木林にいってみよう
 ドングの実のなかまたち
 春をまつコナラの冬芽
 芽ぶきの季節
 コナラの花の季節
 新緑の季節のオトシブミ
 赤ちゃんドングリの成長
 緑のなかの小さな妖精
 幹の成長
 雑木林の樹液の広場
 秋にむかってそだつドングリ
 ドングリの実に産卵するゾウムシ
 色づいて落ちるドングリの実
 秋のみのりをまつ動物たち
 ドングリの実であそぼう
 落ち葉の世界
 ドングリの実の発根
 ドングリの実の春の芽ぶき

 さくいん
 食品としてのドングリ
 あとがき
あとがき
 ドングリの実がなる雑木林は、いつ行っても、なにか収穫があります。めずらしいオトシブミが葉をまいていたり、大きなクワガタムシが樹液をなめていたり、シギゾウムシが梢を飛んでいたり、いつでも期待を裏切りません。林をふきわたる四季おりおりの風や、かわいいドングリの実の成長も、楽しみの一つです。
 雑木林は、炭や肥料を得るために、人間がつくりだした林です。そのため、多くの昆虫だけでなく、鳥や獣たちにとっても安住の場所となっていました。
 しかし、燃料の炭は石油にかわり、落ち葉の肥料も化学肥料がつかわれるようになり、雑木林は資源としての価値を失いました。そして、多くの雑木林が宅地などに開発されてしまいました。残った雑木林も、人間の手によって管理されることなく、荒れはて、老齢化してきています。
 いま、私たちは、人工の都市空間のなかで、ある種の息苦しさを感じています。生命感の乏しい空間で、自然の息ぶきを求めています。近くに、まだ、ドングリの実がなる雑木林が残っていたら、いちど足を運んでみませんか。林の梢をさらさら鳴らしてわたる緑の風が、朽ちた落ち葉の豊潤な香りが、私たちをやさしくむかえてくれます。そこには、私たちが失ってきたものが、たくさんあります。
 豊かな自然の空気をたっぷり呼吸したら、ゆっくりと、こうした雑木林を私たちのまわりに再生させる妙案を考えてみようではありませんか。自然と人間の豊かな共存の方法を……。 (小田英智)

七尾純『ドングリ』 11月1日

自然たんけん⑮『ドングリ』(七尾純 構成・文 佐藤有恒 指導、国土社、1986年)を読みました。京都科学読み物研究会編『本から自然へ 自然から本へ ~子どもと楽しむ生きものの世界~』(連合出版、2008年)で紹介されている本です。

七尾純『ドングリ』目次
どんぐりがみのって
どんぐりのいろいろ
どんぐりをおとして
冬を越して


 芽ぶきの季節
  雑木林にいった日・いったところ
  見つけた花の○に色をぬりましょう
 雑木林は人工林
 お花とめ花
 風のたすけをかりて
  ためしてごらん・よくみてごらん[雄花]
  よく見てごらん・たしかめてみよう


 いっぱいに葉をひろげて
 木の一日
  どんな虫がくるかな? 見つけたら○に色をぬろう(日中・夜間)
 そだつ小さなドングリ[コナラとクヌギの比較]
 ドングリは実? たね?
  はかってごらん
  ためしてごらん
 葉やドングリを食べて
  オトシブミのゆりかごをさがそう
  ドングリを切ってみよう
  虫こぶをさがそう
  虫こぶを、見たとおりの大きさに、スケッチしよう
  虫こぶの大きさをはかろう


 ドングリの成長
 ドングリを切る
  ドングリをスケッチしよう
 クヌギは2年がかりで
 ドングリの成熟
 おちるひみつ
  ためしてみよう・よく見てごらん


 落ち葉にまもられて
 ドングリのひみつ
  そだててみよう
 冬の雑木林
 ●落葉のなかの虫たち
   フユシャクのかんさつ
   落葉をめくってみよう
   しげみをのぞいてみよう
   木のくぼみやすきまをのぞいてみよう

あとがき

あとがき
 太平洋戦争が終わりに近づいたころ、日本はとても貧しい生活をしいられていました。ほとんどの若者が戦争にかりだされていったので、田畑を耕すにも人手が足りず、少ししか食料を収穫することができなかったからです。
 そんなとき、四季折々にゆたかな食べ物をそなえてくれたのが雑木林です。雪解けにはタラの芽、ノビルの芽、春にはカタクリ、ワラビ、ゼンマイなどなど、細縄であんだカゴを背負って、雑木林を歩きまわったものでした。
 夏がくると雑木林は、ひもじさをわすれさせてくれるほどの楽しみをあたえてくれました。虫とりです。まだ暗いうちに起きだして、秘密の樹液の泉にでかけたものでした。
 そして秋はキノコ狩りやドングリひろい。キノコ狩りはお年寄りの役目、ドングリひろいは子どもの役目。兵隊さんに送る食料として、トラック3台分もひろわなければなりません。「こんなもの食べられるべかなあ……」といぶかりながらも、何日も雑木林をはいまわったものでした。そしてごほうびはキノコ汁。
 こんな思い出がしみついているせいか、大人になった今でもときどき雑木林を訪れないと気がやすまりません。しかしざんねんなことに、雑木林がつぎつぎに姿を消しています。人々の暮しが雑木林に依存しなくなったせいで、自然のゆたかさがかえりみられなくなったからでしょう。
 雑木林は2次林、つまり人間が自然と助け合って暮らした記念樹です。雑木林は今でも、人間が自然の一員として守らなければんらないルールを教えてくれます。わずかに残された雑木林に足を踏み入れるたびに、私の耳に木々のささやきが聴こえてくるようです。「これでいいのですか?」      七尾純

日高哲二『子どもとの自然観察スーパ-ガイド』④ 10月30日

 3  ドングリウォッチングの構成
  【コラム】最初が肝心
  【コラム】絵本を使おう
  【コラム】下見で決まる観察会の成否
  【コラム】観察を深める言葉のキャッチボール】
  【コラム】観察会の主導権は参加者にある】
   【コラム】最初が肝心(93頁)
 観察会の最初の10分間は、とても大切な時間である。この間に、参加者の気持ちをどれだけ今日のテーマに引きつけられるかで、そのあとがうまく流れるか、ぎこちないものになるかが決まるといってもいい位だ。観察会のはじめに、案内役のガイドが最初に口を開く瞬間は、参加者全員が注目し、期待する時である。長々とあいさつを続けたり、いろんな注意事項や連絡などに使うのはもったいない。簡単にあいさつを切り上げ、すぐに本題に入ろう。「おやっ」と思わせる意外な切り口で始めると、参加者を引きつけ、その後の観察にうまくつなげられる場合が多い。特に「ドングリウォッチング」といった漠然としたテーマの時には効果を発揮する。
   【コラム】絵本を使おう(95頁)
 最近は観察会に使える絵本が多く出版されていると感じる。斬新な視点から身近な自然を紹介する絵本を目にする機会が多いからだ。これらは絵が個性的で、大人も引きつける力を十分持っている。昆虫や植物の一部分を大写しにした写真や考え抜かれた構図で風景を撮影した本もある。どれも、大勢の人が一度に見るのに十分な大きさを持っている。
 自然を扱った絵本は、学校の図書館に入れておくだけでも子どもたちによい影響を与えると思う。しかし、観察会のガイドや先生が子どもと一緒に野外で使うともっと力を発揮することだろう。ふだんから、どんな内容の絵本があるか、図書館や本屋をのぞいておくと、きっと役立つ日がやってくる。
   【コラム】下見で決まる観察会の成(101頁)
 観察会の前には必ず下見を行う。これはとても大切。この時に、観察テーマやねらいに合わせ、参加者が面白く感じたり関心を示しそうなものを見つけておく。その後で、テーマやねらいが無理なく展開できる当日の流れを組み立てる。
 今回の観察会では、ドングリが落ちてすぐに根を出すこと、それを参加者に発見させることを柱に据えた。そこから発展させて、ドングリとほかの生き物とのかかわりをとらえ、ドングリから時間の流れを感じてほしかった。ただし、これは下見の時点で、直接観察できないとわかった。そこで、不自然な場所に見られる芽生えを見つけてその理由を考えたり、大木が生える場所に立ち、一粒のドングリから成長するまでの時間を感じるなど、頭の中で作業をつなぎあわせる手法を取ることにした。そのためには、下見の時に、それができる場所を見つけておくのである。
   【コラム】観察を深める言葉のキャッチボール(107頁)
 観察会では、参加者に「あれっ、何だろう」と思わせ、もっと知りたい、よく見たいと思う気持ちを起こさせることが重要だ。つまり、観察の動機づけをいかに行うかである。そのために、観察会当日までの間、参加者を自発的に動かす言葉を考える。さまざまな人の年齢や顔つきを頭の中で描き、いろんな言葉で、観察の視点や自然の不思議を投げかけてみる。そして、どれがいちばん彼らのひとみを輝かせるか想像する。うまくいきそうな言葉を思いつくと、忘れないように記憶する。メモはしない。当日はメモを読みながら案内できないので、ひたすら頭に入れる。
 話すと同時に聞くことも大切だ。ぼくは観察会の中で、説明をなるべく控えるように心がけている。その代わり、参加者にたくさんの問いかけを行っている。みんなが知っていて簡単に答えられるもの、誰でも観察すればわかる問いを考え使っている。それは、参加者から戻ってくる言葉を使いたいからだ。参加者が発する短い言葉の中に、観察を深めるための視点が含まれていたり、新たな疑問が見つかる。そこには、ガイドの言葉より、ほかの参加者を共感させ、動かす力がある。
   【コラム】観察会の主導権は参加者にある(111頁)
 ぼくは観察会の間、参加者の興味や関心がどこにあるのかを絶えず探っている。参加者の顔つきや雰囲気を読みながら、頭の中で言葉を選び使っている。だから、せっかく用意した言葉を使わずに終わることも多い。それでもいいと思っている。参加者の様子から判断して、次に予定していた観察に関心が向かないと感じたら、変更することだってある。だから、いつも事前に作った計画どおりに進行するとはかぎらない。
 大人と子どもが一緒の場合は、子ども中心に話をする。……
 歩く時は、小さい子どもや年配者に歩調をあわせるようにしよう。休憩時間を取ることも大切だ。その場の雰囲気をうまくとらえ、参加者が疲れる前に休む。休憩は何もしない時間ではない。気持ちのいい場所で、風や周囲の音に耳を傾ける時間を取ったり、遠くの景色を眺める時間を作ることで、観察しながら体や精神の疲れを取る。観察会の流れを断ち切らずに、参加者の判断で休めるようなさりげない配慮がほしいものだ。

日高哲二『子どもとの自然観察スーパ-ガイド』③ 10月30日

 3  ドングリウォッチングの構成
  ●ドングリ会議
  ●ドングリの話をしよう
  ●根はどこから出るのかな
  ●スダジイの子ども
  ●スダジイの子ども
  ●スダジイの森を歩く
  ●スダジイの大木の前で  
    ドングリ会議
……三宅島には、ドングリをつけるクヌギやコナラ、カシの木が一本も生えていない。この島でドングリと呼べるのはスダジイの実だけだ。今日のテーマは、秋の森でシイのみをじっくり観察し、面白い発見をしたり、シイの実から森のしくみを考えることだ。(85頁)

[こうやすすむ『どんぐりかいぎ』(絵・片山健、福音館書店)を読む]
   ドングリの話をしよう
「ここで、ドングリを好きなだけ拾ってください。15分くらいたったら、声をかけますから集まってくださいね」
「みなさん!たくさん拾ったようですから、こちらのテーブルのある場所に集まってください」
「イスに腰かけて、テーブルに拾ったドングリを広げてください」
「たくさん拾った人がいますね」
「ひとつひとつのドングリを比べてみましょう。形や大きさはどうですか。色に違いがありますか」
   根はどこから出るのかな
「さて、地面に落ちたあとのドングリはどうなっているか、もう一度林の中で見てみましょう」
「あれ。なんか実から出ている。芽かなぁ?」
「みなさん。ちょっとこちらに集まってください。ここに面白いものがありますよ」
「ほら、このドングリからひもみたいな、白くて長いものが地面に伸びているでしょう。これなんだと思いますか?」
 観察会は知識を伝達する場ではなく、自然の中に潜む不思議を見つけ出し、自身の観察や推理によって答えを導く過程を楽しむ場なのだ。(97頁)
「芽かな?」「いや、根かもしれない」
「実から出ているこの白いものは、どこに伸びているの」
「みなさんも自分で、根が出ているドングリを見つけてください。根はドングリのとがっている側と丸まっている側のどちらから出ているかも調べてくださいね。それと、芽が出ているものを見つけたら教えてください」
   ●スダジイの子ども
「ところで、今年の春に出た芽があったはずですが、気がつきましたか?」
「昨年はドングリが不作の年だったので、芽生えが少なかったのでしょう。それにしても、葉をつけるまでに成長するものは意外と少ないですよね」
   スダジイの森を歩く
 ずっと同じ場所で、下ばかり見ていたので、飽きてきた子どもがいるようだ。これから少し趣向を変え、歩きながら観察を続けることにする。(102頁)
 ぼくを先頭に、一行は池に向かう遊歩道を一列になって進む。今日は、参加者が多いので列も長くなる。ここまで、集中して観察を続けたので、リラックスした雰囲気が必要だ。観察会に詰めこみは禁物。集中はゆとりから生まれる。緊張とリラックスのメリハリを交互に保たせることが大切なのだ。参加者がお互い自由なおしゃべりができるように、全体への呼びかけはせずにゆっくり歩く。今日紹介したくて準備した観察項目は、あとふたつだけ。その場所に着くまで何も話す必要はない。(103頁)
 えぐれた部分の最も奥なので、落ちただけではこの場所に転がらないとすぐにわかる。一度道に落ちてから跳ね返ったとしても、かなり急な坂を上がらなければならない。林の中なので、強い風で吹き飛ばされたとは考えにくい。そうやって、自力で落ちた可能性を否定していると、「ヤマガラがくわえて運んできたドングリが、芽を出したんだよ」と子どもが答えた。(103~104頁)
「この芽生えは、ヤマガラの食べ残しかもしれませんね。それでは、ヤマガラがドングリを土の中に画す時、とがっている側と丸まっている側のどちらを先にして埋めこむんでしょうか」
「誰か、ヤマガラがドングリを隠すところを見たことはありませんか」
「それでは、推測するしかありませんね。もし、みなさんがヤマガラだったら、ドングリを土に埋めこむ時はどっちを先にしますか」
「ドングリにとっても、とがっている側が土の中にあれば、そこから根が出るので都合がいいよね。でも、本当のところはどうだろう? 確かめてみないとわからないね。これからヤマガラの行動に気をつけて、自分の目でドングリのどちら側を先に隠すか確かめてください」
 ぼくは、疑問はわからないままで残しておくことも必要であると考えている。気になれば自分で確かめたいと思うものだし、観察会の中だけですべてわかってしまうより、未解決部分がある方が、日常的に自然に目を向けるようになる。それが自然を見る目を養うことにつながっていくと思う。(105頁)
   スダジイの大木の前で
「これもスダジイです。こんな大きな木も始まりは一個のドングリでした。ほら、みなさんの足もとに落ちている実の一つですよ」
「毎年たくさんの実が落ち、その中から運のいいものだけが芽を出し葉を広げます。その中には、ヤマガラに運ばれ土の中に隠されながらも、食べられずに芽を出したドングリが含まれているかもしれません。でも、林の中には、小さいシイの木があまり見当りませんよね」
「何百年も生きられる木は、とても幸運の持ち主だと思います。たくさんんのドングリの中から、奇跡と言えるくらいの確率で生きている一個が、いま目の前に立つこの木です。そして、この木は多くの命を支えています」
 ここでは、小さなドングリを題材にしながらも、頭の中で自由に空想することで、時間と地理的な視野をぐっと広げられること。それから、スダジイが島にたどり着く過程を考えながら、自然を推理する楽しさとロマンを感じてもらいたかった。(112頁)
「じゃあここで、お一人ずつ、今日の感想を簡単に言ってください」
 いつも最後に、参加者から感想をもらうことにしている。これは、今日の自分への反省材料だ。参加者がどこに興味を持ち、何を感じたか、何が印象に残ったか、次の観察会に向けて参考になる話が多い。
 全員の感想を聞き終え、最後に一言。
「今日は、小さなドングリを通して、大路池のまわりの自然を見てきました。みなさんの家の近くでも、ちょっとしたことから、自然の面白さ、不思議がきっと見えてくると思います。家に帰ってから今日のことを思い出し、探してみてください。ありがとうございました」
 これは、ぼくの定番になっている終わりのあいさつ。自然観察は、観察会の中だけで行うものではない。本当は、日常生活の中で行うものだと思っている。それが、日々の暮らしをきっと豊かにしてくれるものだから。そうぼくは信じている」(113頁)

日高哲二『子どもとの自然観察スーパ-ガイド』② 10月30日

章末にある「観察会実施の流れ」から。スダジイしかドングリの木はない三宅島での観察会であることを忘れずに。

観察会実施の流れ
(115頁)
1 テーマとねらいを決める
2 日時、場所を選ぶ
3 参加者の想定
4 下見とプログラム作成
5 コース、所用時間の検討
6 備品の準備
7 観察会実施
8 反省

テーマとねらいを決める(114頁)
 ①ドングリの観察を通して、自然に興味、関心を持たせる。
 ②植物と動物の関係、森の成り立ちについて考えるきっかけとする。
 ③一粒のドングリが大木になるまでの時間の流れを感じさせる。

下見とプログラムの作成(114頁)
 ①ドングリには豊作の年と不作の年があることを知る(室内)
 ・読物によって、豊作年と不作年が訪れる意味を知り、ドングリに関心を持たせ、観察会の導入とする。
 ②ドングリを拾い、形、大きさ、色を観察する。
 ③実の色と違いがあることを知り、その意味を考える。
 ・黒い実と茶色の実があることに気づく。[以下略]
 ④木から落ちた実はどうなるか確かめる。
 ・地面に落ちた実から根が出ていることを発見する。
 ・芽は出ていないことを確認する。
  *実は落ちるとすぐに根を出し、春に芽が出る。
 ⑤前年に落ちた実の芽生えを探す。
 ・崖の途中や朽木の幹の中など、不自然な場所から発芽している芽生えを見つけその理由を考える。
 ・ドングリを隠すヤマガラの行動を知る
 ・ヤマガラがドングリを隠す様子を想像する。
 ・ドングリとヤマガラのかかわりについて考える。
 *ヤマガラにはドングリが大切な食糧になり、ドングリにはヤマガラが分散を助けている。
 ⑥一本の大木を見て考える
 ・大木を見ながら一粒のドングリから育つまでにかかった時間を感じる。
 ・大木が多くの命を支えていることを観察する。
 ・スダジイが三宅島にたどり着き、定着するまでの物語を想像し、観察会のまとめとする。

日高哲二『子どもとの自然観察スーパ-ガイド』① 10月30日

日高哲二さんの『子どもとの自然観察スーパ-ガイド』(築地書院、2001年)は11月18日に市民の森で実施する自然体験プログラムの企画にあたり読み込んだ本のひとつです。
ドングリの木はスダジイしかない三宅島が舞台ですが、第3章ドングリウォッチングは大変勉強になりました。プログラムの組み立てだけでなく、参加者との巧みな言葉のキャッチボールはすぐにでも使えそうです。
あとがきに
「あなたが、子どもたちと行っている観察会の様子を、言葉に注意して記録しておくといいわよ。子どもたちを動かす言葉が、大切なのよね。だって学校で自然を観察しようと思っても、なかなかやり方がわからないし、そもそも、何で観察するのか考え方がはっきりしてないもの。こんなことが書いてある本があればいいのに。ねぇ、記録がたまったら、本にしてだしてよ」
 ある日、アカコッコ館の観察会に参加した妻は、ぼくが家に帰るのを待ちかまえて、こう言った。これは、本書を書くきっかけとなった。(282頁)
ありますが、亡くなった奥様の願いを実現した作品になっています。

日高哲二『子どもとの自然観察スーパ-ガイド』目次
 はじめに
 本書の利用のしかた
1 伝えたいこと
2 三宅島
3 ドングリウォッチング
4 大路池[だいろいけ]へ行こう
5 見よ!植物のパワーを
6 みんなで一緒に自然クイズ
7 春を探そう
8 子どもと一緒に自然をみよう
 あとがき
 参考文献
 著者紹介

高柳芳恵『わたしの研究11 どんぐりの穴のひみつ』 9月3日

高柳芳恵『わたしの研究11 どんぐりの穴のひみつ』(絵:つだかつみ 偕成社、2006年)を読みました。

高柳芳恵『わたしの研究11 どんぐりの穴のひみつ』目次
1 「どんぐり虫」との出会い
2 どんぐりの穴あけのひみつ、みつけた!
3 穴の数≠幼虫の数
※どんぐりもちのつくり方
4 どんぐりの穴の犯人をさがそう
5 魔法の部屋に守られて―シギゾウムシの幼虫は長生き
6 二種類のどんぐりの穴―シギゾウムシの産卵
7 小さなお母さんの大きな仕事―ハイイロチョッキリの産卵
8 そんなに食べて大丈夫?―ハイイロチョッキリは大食漢
9 とびだす蛹―ガのなかま
10 穴あけは他人にまかせて―寄生バチ
11 親子同居のマイホーム―キクイムシ
12 穴あけはできないけれど―虫こぶ
13 「どんぐりの穴」は、みんなちがう
14 「どんぐりの穴」からの贈りもの
あとがき
※高柳芳恵『わたしの研究11 どんぐりの穴のひみつ』紹介ページ
   →どんぐりの穴のひみつ|3年生|小学生のための読書案内|家庭学習研究社
   →しらべてみよう! | 国立国会図書館キッズページ

ドングリの本いろいろ 8月30日 

京都科学読み物研究会編『本から自然へ 自然から本へ ~子どもと楽しむ生きものの世界~』(連合出版、2008年)

〈目次〉
はじめに
科学と子どもたちのよりよい出会いのために
第1章 植物
 ヒマワリ つる植物 たね マメ ドングリ ジャガイモ やさい コケ・シダ
 【コラム】 【やさしい自然教室】←各章にあり
第2章 昆虫など
第3章 両生類 爬虫類
第4章 鳥類
第5章 哺乳類
後書きにかえて
やさしい自然教室の地図
つくる・あそぶ・実験
やさしい自然教室の歩み
読書会のテーマ

科学と子どもたちのよりよい出会いのために
 子どもの科学読み物は、科学の本質的なことがらを難しい言葉を使わずに、わかりやすく、そして興味を引き出すように工夫して書かれています。そこが私たち大人にもおもしろく魅力のあるところです。子どもが読んでおもしろいものは大人も楽しく読めます。その意味で、子どもの科学読み物は子どもはもちろんのこと、いろいろな世代の人たちがいっしょに楽しむことができる本だといえるでしょう。またそのような本の出版を私たちは望んでいます。(4頁)

 私たちは子どもの科学読み物という視点で本を選んだので、大人向けの本であっても、子どもが興味をもって読める本は取りあげました。ぜひ、図書館に行って、一冊だけでなく何冊か読んで、知りたいと思うテーマを深めてほしいと思います。……(5頁)

ドングリ(2003年11月読書会・担当:笠川 高嶋)
 林のどんぐり
  新日本動物植物えほん15
  広井俊男 文 伏原納知子 絵
  新日本出版社 1982年

 どんぐり
  フレーベルの科学えほん36
  米津景太 絵 岡本素治 指導
  フレーベル館 1983年

 どんぐり
  かがくのとも傑作選
  こうやすすむ 作
  福音館書店 1988年(1983年175号)

 どんぐりだんご
  かがくのとも特製版
  小宮山洋夫 作
  福音館書店 2004年(1984年187号)

 どんぐりかいぎ
  かがくのとも傑作選
  こうやすすむ 文 片山健 絵
  福音館書店 1995年(1993年295号)

 ドングリ
  えほん・フォトかみしばい13
  清水清 監修 七尾純 構成・文
  あかね書房 2001年

 山のごちそう どんぐりの木
  絵本〈気になる日本の木〉シリーズ
  ゆのきょうこ 文 川上和生 絵
  理論社 2005年

 カシの木
  ゴードン・モリソン 作 越智典子 訳
  ほるぷ出版 2006年〈2000年〉

 ドングリ
  自然たんけん15
  七尾純 構成・文 佐藤有恒 指導
  国土社 1986年

 ドングリ
  科学のアルバム
  埴沙萌 著
  あかね書房 1987年 新装版2005年

 ドングリ観察事典
  自然の観察事典16
  小田英智 構成・文 久保秀一 写真
  偕成社 1998年

 どんぐりノート
  いわさゆうこ、大滝玲子 作
  文化出版局 1995年

 落ち葉でしらべよう どんぐりのいろいろ
  しぜんたんけんずかん5
  松原厳樹 絵・文
  小峰書店 1999年

 ドングリ図鑑
  北川尚史 監修 伊藤ふくお 著
  トンボ出版 2001年 フィールド版2007年

 探して楽しむ ドングリと松ぼっくり
  森の休日2
  平野隆久 写真 片桐啓子 文
  山と溪谷社 2001年

 日本どんぐり大図鑑
  徳永桂子 著 北岡明彦 監修・解説
  偕成社 2004年

 ドングリクッキー 縄文時代の食事を体験しよう
  発見!体験!日本の食事!
  次山信男 監修
  ポプラ社 2002年

 森よ生き返れ
  ノンフィクション・ワールド
  宮脇昭 著
  大日本図書 1999年

 ドングリの謎 拾って、食べて、考えた
  盛口満 著
  どうぶつ社 2001年

 どんぐりの穴のひみつ
  わたしの研究11
  高柳芳恵 文 つだかつみ 絵
  偕成社 2006年

 どんぐり見聞録
  いわさゆうこ 著
  山と溪谷社 2006年

以上21册の本が紹介されています。

宮脇昭『森よ生き返れ』 8月7日

宮脇昭さんの『森よ生き返れ』(大日本図書、1997年7月)を読みました。「環境保全林」、「ふるさとの森」、「いのちの森」、「潜在自然植生」など学んでいくことが増えました。

  宮脇昭『森よ生き返れ」目次
 プロローグ
1 森が死んでいく
   消えるまわりの木や森
2 なぜ森が必要なのか
 1 人間は森の寄生虫-生態系の一員である
 2 森は人類文明の敵だった?
 3 森の消滅と文明の興亡
 4 森と共生してきた日本人の歴史
 5 鎮守の森と日本文化
 6 森は災害を防ぐ-阪神・淡路大震災や酒田市の例
 7 魚を守る森
 8 環境保全と森
3 森から学ぼう
 1 森の姿-構造
 2 里山の森-雑木林
 3 二一世紀の鎮守の森-命と文化と遺伝子資源を守る森
4 ふるさとの木によるふるさとの森づくり
 1 土地の主役の木をさがす
 2 苗をつくろう-植物は根で勝負する
  (1)ドングリを拾う
  (2)苗床づくり-ポット苗づくり
  (3)木を植える-自然の森の姿を見習おう
   ①土の条件を調べる
   ②根は生きている
   ③植え方
   ④敷藁(マルチング)
   ⑤植えた後の手入れ
 3 足もとから地球の森を
 生物は、私たち人間を含めて、一年早く生まれた者を後の者が追い越すことはできない。そのことから一日も早く、その土地本来の森の主役になる木を中心に、できるだけ多くの樹種を混植、密植するべきである。日本各地の学校や地域から、一人ひとりが額に汗し大地に手を接して、たとえ幅が1メートルでも、エコロジーの脚本にしたがって、“ふるさとの木によるふるさとの森”をつくっていくことが大切である。……
5 木を植える世界の子どもたち
 1 日本
 2 マレーシア
 ……熱帯雨林は一度伐採、火入れして破壊されると再生は不可能ではないかとすら言われていた。そこで何とかすぐ育つ木を植えればという安易な考えの下に、もともとオーストラリアに自生していたユーカリの類やアメリカに生育している葉の長いマツ、テーダーマツやアカシアマンギウムなどよそものの木を植える。しかし、このような早生樹といわれる木は、一時的には早く生育するがあまり長持ちしない。しかも、土地に合わない木を植えても、その下には雑草など生育するが、土地本来の階層的に揃った森は形成されない。当然、何百年、何千年、何万年もの間、その土地本来の森と共生していた植物、虫や小動物も生きていけない。
 ……当時は植樹といえば、早生樹(早く大きくなる木)と名付けて外国から入れたユーカリ、アメリカマツしか植えられていなかった。私たちは、どうしても土地本来のフタバガキ科のラワンと呼ばれている木を植えて森をつくりたいと考えていたが、なかなか思うようにいかなかった。……
 3 タイ
 4 ブラジル-アマゾン
 5 チリ
 6 中国、マーアンシャン、万里の長城の森づくり
6 地球の命のドラマの主役は人間
 1 告発だけの時代は終わった
 2 主役は私たち人間-幕が降りてしまってからでは悲劇である
感想文
 ……そんな事を考えながら植えていくと、気になることが一つありました。私たちが植えた木たちが、高速道路を超えるほどの大木になった時、その周辺が、全部かげになってしまいます。そうなると、その周りの家の人たちは、そう音でいっぱいの、暗い木のかげの家に住むことになります。もしかして、木を植えて一つ環境を良くしたとしても、また一つ環境を悪くしたことになったんじゃないかなぁ、と思いました。こう考えると、環境問題はきりがありません。……
※「ドングリの本いろいろ」(2018年8月30日)

※7月24日、31日に続いて、今日は、公益社団法人日本環境教育フォーラム ・公益財団法人損保ジャパン日本興亜環境財団・損害保険ジャパン日本興亜株式会社共催2018 年度「市民のための環境公開講座」【パート1】「生きものの変化と気候変動を知る」を受講しました。


里山保全と森林資源の活用(2) 12月30日

里山保全と森林資源の活用(黒田慶子)
 里やまへの郷愁
 本来の里山管理は農業の一部
 森林の形成と資源利用の歴史
 人が使わなくなって起こった植生変化と樹木の伝染病
 野生動物の増加と森林被害
 将来を見据えた里山管理とは
 神戸大学農学部での「実践農学」(森づくりグループ)の取り組み
 森づくりグループの演習の内容と成果
 里やまの管理を再開するための地域への提案

森林の形成と資源利用の歴史
 森林が自然に形成されるには長い時間がかかる。草原から始まって、極相林と呼ばれる最終段階の森林までの遷移には数百年かかるといわれている。人間がその途中で伐採すると、遷移が泊まったり、違う方向に進む。……
 自然に形成された森林(初代の林)を人が伐って薪や炭に利用すると、広葉樹の一部は切株から芽が出てそれが樹木に育ち、この手法を用いた森林再生は萌芽更新(または“ぼうが”)と呼ばれる。特にナラ・カシ類、シイ類などドングリのなる樹種は萌芽能力が非常に高い。昔から薪炭林にはコナラ、アベマキ、クヌギがよく使われており、適宜植栽されてきたと推測される。萌芽は、切株の養分も利用して1年0.5~1m伸長するが、ドングリからの芽生えでは数年かかって20㎝程度しか伸びず、しかも生き残る株が少ないので効率が悪い。このような樹種による特性を経験的に把握して、昔から薪炭林は萌芽更新により次世代の森林を育てていた。一家族あたり年に1反(約0.1㏊)程度の面積を一斉に伐採(皆伐)し、再生した林を15~30年の間隔で伐採してまた燃料に使うという、非常に効率的な「資源循環」を行っていた。定期伐採により遷移が止まり、クヌギやコナラを主体とする落葉広葉樹林として維持される。コナラやクヌギなど陽樹の生育には十分な日照が必要で、他の樹木が上層に茂った所では育たない。そのため、萌芽再生を促すには、一定面積の樹木を皆伐する必要がある。このような樹木の特性(光や水の要求度)を、昔の農民は十分に知って管理していた。生活や収入に関わる重要な技術だったからである。
岩殿C地区のクヌギと市民の森作業エリアのコナラの切株からの萌芽、ドングリからの芽生え(実生)の1年間の伸長を比べると納得できます。
 さて、森林の伐採や落ち葉採取が過酷な場合は、土壌の肥料成分が減るが、その貧栄養土壌でも育つことができる樹木がアカマツである。……アカマツ林は江戸時代以降、関西に広く分布しており兵庫県も例外ではなかった。
 マツ林も森林の植生推移が人為的に停止した状態である。燃料だけでなく、マツ材(アカマツの梁)やマツヤニなどの資源として重要であった。マツ類は痩せ地でも育ち、治山に適しているので、明治以降の六甲山の治山事業ではクロマツとアカマツが植林されてきた。しかし、今はマツ材線虫病(マツ枯れ)という外来の伝染病によってアカマツ林は急激に減ってしまった。また、マツ林の資源利用がなくなって林床に落ち葉が積もり、土壌が富栄養化した。そのためマツが枯れた後は広葉樹が育ちやすい環境となり、ナラ類やカシ類のほか、ソヨゴなどの常緑中低木が優先する林に変化する傾向がある。ここで注意すべきは点は、土壌の富栄養化によってマツが枯れるのではなく、伝染病で枯れた後に広葉樹が生育することである。病害の遷移への影響はこれまで注目されてこなかったが、実は自然の遷移よりもはるかに急激に、10~20年で植生が大きく変化するため、森林生態系に大きな影響を与えている。(伊藤一幸編著『エシカルな農業』92~95頁)
市民の森作業エリアでは尾根沿いにアカマツ林がありますが、伐採跡地には次世代のアカマツは育っていません。

コナラの実生 4月19日

市民の森保全クラブの作業エリアのコナラの実生です。林道の上の斜面に生えています。いつまで枯れずに育つかわかりませんが、ドングリから発芽したコナラの苗をこのように見ることができるようになったのは、市民の森保全クラブの4年間の活動の成果です。
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コナラの実生とクヌギのどんぐりを採集 11月23日

市民の森でコナラの実生を20本、岩殿C地区でクヌギのドングリを40個ほど採集しました。C地区の畑のすみに生えていたコナラの実生は1年で直根が20㎝以上伸びていました。
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枯損木の伐採 11月22日

市民の森保全クラブ定例作業日です。参加者は、金子さん、澤田さん、鷲巣さん、渡部さんとHikizineの5名でした。今日から年度後半の伐木作業を始めます。金子さん、澤田さんは、伐倒方向、受け口、追い口の切り方など渡部さんのマンツーマンの指導を受けながらチェンソーの操作方法を復習し、枯損木5本を伐採しました。鷲巣さんは鎌をつかってアズマネザサを刈り取りをしました。
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Hikizineが準備したみそ汁を添えて昼食を食べ、午後はコナラの実生5本とドングリ100個ほどを採集しました。苗を育てて作業エリアに植林します。











マツボックリの人形 9月21日

安中市学習の森内にあるふるさと学習館に展示してあったドングリ・松ボックリの人形です。木の実人形講座講師の小原弘一さんの作品です。
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