岩殿満喫クラブ 岩殿 Day by Day

市民の森保全クラブ       Think Globally, Act Locally

堆肥づくり

『やさい畑』の「肥料・堆肥」特集号から 1月15日

JAグループ家の光協会発行『やさい畑』は毎年秋号で肥料特集をしています。この3年間では、「2016年秋号特集 すごい肥料&堆肥」、「2017年秋号特集 めざせ!肥料の達人」、「2018年秋号特集 理想の堆肥」がありました。
岩殿満喫クラブ&市民の森保全クラブでは、市民の森の作業エリアに堆肥箱を設置してコナラ落ち葉の堆肥づくりを行い、できあがった堆肥を耕作放棄地を再生した畑に入れて、サツマイモを栽培し、収穫したサツマイモを落ち葉掃きイベントで焼き芋にして参加者に提供するという活動を行っています。
また大東大須田ゼミの畑でも落ち葉堆肥を利用した「岩殿ドングリかぼちゃ」(白皮栗かぼちゃ・坊っちゃんカボチャ等)の栽培を試行中です。17年度にはイベント参加者に1個づつ配ることができました。これ以外にも岩殿の落ち葉堆肥を使って栽培した野菜が提供できないか検討しています。

肥料と堆肥の新常識 野菜はアミノ酸を吸収できる(『やさい畑』2016秋号、14~15頁)
  肥料の常識を変えるアミノ酸
  エネルギーロス少なく野菜が生長できる
  悪天候や病害虫に負けない野菜になる
  おいしく、栄養価の高い野菜になる
  アミノ酸で多收、高品質が実現

肥料と堆肥の大誤解(『やさい畑』2016秋号、16~21頁)
 その1 堆肥は完熟堆肥がいい?
  未熟な堆肥はもちろん論外
  完熟堆肥では土壌病害虫を抑えきれない
  完熟の一歩手前が理想の堆肥
 その2 有機質肥料は化学肥料より効きが遅い?
  発酵済みなら化学肥料同様、早く効く
  味だけでなく、収量や品質も向上させる
  有機質肥料ならではの効用も
有機物を発酵させると、さまざまな整理活性物質(生体の生理活動に何らかの作用をする物質)ができます。発酵に関わる微生物の種類によっては、ビタミンやホルモンなどの増殖や植物の生長を促す物質や、土壌病原菌などを抑制する抗菌物質(抗生物質)をつくります。これらの機能性物質は、微生物が関わってはじめてつくられるもので、化学肥料を用いた栽培では得られません。
 その3 ボカシ肥だけ施しておけばよい?
  ボカシ肥のみでは4~5年で頭打ちに
  頭打ちの主原因は苦土(マグネシウム)不足
  不足のミネラルは補給が必要
   石灰も肥料だと認識しよう
    苦土石灰・カキ殻石灰・貝化石

肥料と堆肥が生まれ変わる万能納豆液
場所も時間もとらない土中堆肥速熟法
市販の有機質肥料をパワーアップ アミノ酸肥料簡単製造法
極上の液肥「カル酢」をつくる(以上『やさい畑』2016秋号、21~29頁)

まとめ 中熟堆肥を用い、ミネラルとアミノ酸を適切に施す(『やさい畑』2016秋号、30~31頁)
 有機栽培に用いる3つの資材とその働き
  中熟堆肥、アミノ酸、ミネラル
 経験や勘に頼らず科学的な施肥設計を

種類別肥料ガイド(『やさい畑』2017秋号、13~30頁)
 じっくりと長く効く有機質肥料・油粕(元肥に)
 分解が早く微量要素も多い・魚かす(元肥、追肥に)
 効き目が早く追肥にも使える・発酵鶏ふん(元肥、追肥に)
 長期間じわじわと効くリン酸肥料・骨粉(元肥に)
 すぐに効くカリ肥料・草木灰(元肥、追肥に)
 緩やかに長く効く・IB入り化成(元肥、追肥に)
 時間差で効く・被覆肥料入配合肥料(元肥、追肥に)
 速効性と緩効性を併せ持つ・有機配合肥料(元肥、追肥に)
 すぐに効く窒素肥料・硫安(硫酸アンモニウム)(元肥、追肥に)
 即効性のリン酸肥料・過リン酸石灰(過石)(元肥に)
 イモ類に向く即効性のカリ肥料・硫酸カリ(硫加)(元肥、追肥に)
 超速効で簡単に施せる・液体肥料(追肥に)
 じつは「肥料」ではない活力剤
  窒素、リン酸、カリなどの肥料成分を一定以上含むものだけが、肥料として販売できる
  肥料を食事だとしたら、活力剤はサプリメント
 簡単につくれて野菜がすぐ吸収できる・ボカシ肥
 植物を畑で育てて土に還す・緑肥

堆肥づくりのための落ち葉図鑑(『やさい畑』2017秋号、54~58頁)
 半年程度で堆肥になるもの
  モモ、ウメ、ケヤキ、ナンキンハゼ、アジサイ、ハナミズキ、クリ、ブドウ、カエデの仲間
 半年から1年で堆肥にできるもの
  イチョウ、キンモクセイ、ビワ、ツバキ、サクラ、カキ、シイの仲間、クスノキ
 堆肥化に1年以上かかるもの
  カラマツ、スギ、タケ・ササ類、マツ  
マツ 分解速度:かなり遅い(1~2年)
油脂を多く含み葉の組織も堅いので、単独で堆肥にするには時間がかかる。和歌山県美浜町では、松葉に石灰窒素入の籾殻を加えて堆肥化し、キュウリやトマト、イチゴに使用して「松」を関したブランド名で特産化を図っている。ほかにも生ごみや窒素分を多く含む副資材を使用して発酵を促すようにすると、早く堆肥になりやすい。
松葉をマルチに使用すると雑草抑制効果があるとされる。また、畑の水はけと通気の改善のために溝を掘るさいは、排水溝に松葉を入れておくと、何年も効果を保つことができる。
庭先でもできる 省スペース落ち葉堆肥のつくり方(『やさい畑』2017秋号、59頁)
 腐植しない樹脂製のもので、ホームセンターで入手できる、籾殻を入れるメッシュの袋を使う
 堆肥づくりのカギは水と空気にあり
  落ち葉100ℓに、米ぬか5ℓ、水は材料の50~60%
  (ぬらした落ち葉1つかみをぎゅっと握って、指の間からわずかに水分がしみ出してくる程度)
  袋の上下を返して中身をときどき動かすほかは、たいへんな作業はない

堆肥が畑を健康にする 堆肥の7大効能(『やさい畑』2018秋号、14~15頁)
①補肥力の向上、②団粒構造の形成、③中量(マグネシウム、カルシウム、硫黄)、微量(鉄、マンガン、ホウ素、亜鉛など)要素の供給、④リンの有効化、⑤地温上昇効果、⑥土壌微生物の健全化、⑦(微生物増殖による)肥料供給の増大

理想の堆肥の条件とは 炭素と窒素の黄金比は10~25(『やさい畑』2018秋号、16~17頁)
自然界を循環する物質、微生物と堆肥の役割、理想の炭素率(C/N比)は一汁三菜の食事と同じ
 土壌を豊かにし長く緩やかに効く落ち葉堆肥 炭素率38、肥料成分N0.4・P0.2・K0.4
 土壌改良と有機への転換には必須バーク堆肥 炭素率55、肥料成分N0.6・P0.3・K0.8
 すぐ効く、よく効く鶏ふん堆肥 炭素率6、肥料成分N3.8・P2.7・K2.5
 効果がたちまち実感できる豚ぷん堆肥 炭素率16、肥料成分N1.9・P1.3・K1.9
 繊維質に富み土壌改良に最適馬ふん堆肥 炭素率15、肥料成分N1.8・P1.2・K1.7
 バランスのよさが持ち味牛ふん堆肥 炭素率24、肥料成分N1.0・P0.8・K1.7

堆肥の効果を高める有機資材(『やさい畑』2018秋号、18~22頁)
 植物由来の資材
 ・米ぬか 炭素率25、肥料成分N2.2・P3.2・K1.6
 ・木質チップ 炭素率700、肥料成分N0.05・P0.03・K0.26
 ・籾殻くん炭 炭素率184、肥料成分N0.22・P0.08・K0.02
 ・菜種油粕 炭素率8、肥料成分N5.1・P1.8・K1.4
 ・大豆かす 炭素率7、肥料成分N6.1・P0.7・K2.4
 動物由来の資材
 ・魚かす 炭素率4、肥料成分N7.7・P5.4・K1.2
 ・カキ殻石灰 炭素率3、肥料成分N0.17・P0.19・K0.08
 ・骨粉 炭素率5、肥料成分N4.1・P7.6・K0.4
 堆肥になる雑草
 ・カラスノエンドウ 炭素率18、肥料成分N2.5・P0.2・K2.1
 ・クズ 炭素率27、肥料成分N1.8・P0.2・K2.2
 ・ヨモギ 炭素率23、肥料成分N2.0・P0.3・K1.5
 ・スギナ 炭素率8、肥料成分N4.5・P0.2・K3.9
 ・ヤブカラシ 炭素率8、肥料成分N5.6・P0.2・K3.6
 ・アカツメグサ 炭素率27、肥料成分N1.9・P0.1・K2.0
 ・ススキ 炭素率32、肥料成分N1.5・P0.2・K0.7
ススキ 炭素、ケイ素が多く分解は遅いが、茎の長さとかたさを生かし、わらマルチのような使い方が向く。空気をよく含むので、保温効果大。ちなみに、生息域が近いセイタカアワダチソウは炭素率120で、肥料効果は乏しい。
詰めて埋めるだけ 土のう袋でつくる落ち葉堆肥(『やさい畑』2018秋号、30~32頁)
  狭い畑でつくれる 簡単!手間入らず
  土のう袋1枚で始められる
 ・仕込み編(11月~)
  ①落ち葉を集める
  ②油粕、米ぬかを加える
    水はたっぷりと加える
    米ぬかと油粕を混ぜていく
  ③2月まで地上に保管
    まとめて積んで発酵を進める
 ・熟成編
  ①土に埋める(3月)
  ②地中で熟成させる(4~翌2月)
  ③完成した堆肥を掘り上げる(翌3月)

都立園芸高校やさい畑実験部「肥料の種類で野菜の味が変わるか調べてみよう」(『やさい畑』2018秋号、67~71頁)
 実験方法:有機質肥料と化学肥料で小カブとホウレンソウを栽培して比較
 実験結果:有機質肥料のほうが大きく育った
 生食は化学肥料、加熱は有機質肥料に軍配
・肥料の違いが食味や食感に影響する
・アミノ酸の多い有機質肥料では、セルロースがしっかりつくられ、かたくかんじられる
・有機質肥料にはさまざまな成分が含まれている
・生の小カブで化学肥料のほうがおいしいと感じられたのは、雑味やアクとなる物質がすくなかったからかもしれない
・ホウレンソウは生ではあまり差がなかったが、ゆでると断然、有機質肥料の方がおいしくなった
・ゆでてアクが抜けると、糖やアミノ酸が際だって、有機質肥料のほうがおいしいと感じられた

川越市の土壌改良剤「肥え土」 11月23日

19日に環境基本計画市民推進委員会の視察研修で見学した川越市の環境プラザ(つばさ館)の左にある草木類資源化施設で製造している土壌改良剤です。観光地小江戸川越にちなんで、「肥え土」(こえど)と命名されました。公園などから排出された剪定(せんてい)枝や刈り草など草木類のごみを粉砕してチップにし、半年間、発酵・熟成させたものです。
環境プラザ(つばさ館)、草木類資源化施設の屋上には太陽光発電システムがあり、リサイクル施設、熱回収施設、ストックヤードを合わせたものが川越市資源化センター(川越市大字鯨井782番地3)となります。

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「肥え土」は、「草木類資源化施設」に搬入されたせん定枝を粉砕、植繊化し、発酵・熟成させたものです。

《このようなものに利用できます》
 ●途上改良材に!
  ※土と混ぜて使用する場合は、全体量の2割程度以内に使用してください。
 ●堆肥として!
  ※ただし、水分のみで発酵していますので、窒素肥料などを添加し、たい肥として野積みをした後に使用してください。
 ●雑草抑制などのマルチングに!

土壌改良材の名称「肥え土」は、広く市民の方々に親しまれ、使用していただけるようにと選定されました。

土壌改良剤「肥え土」の放射性物質濃度測定結果について(川越市HPより)

大村商事生ごみ堆肥化事業見学 11月19日

環境基本計画市民推進委員会の視察研修。午後は志木市下宗岡の大村商事本社と朝霞市上内間木の朝霞支社で生ごみをジュース化し剪定枝・刈り草をまぜて堆肥化する作業を見学し、大村相哲代表取締役の『都市型堆肥化事業と食品ロス・3R(4R)の推進』を受講しました。大村商事は三つの柱(行政の柱、市民の柱、事業の柱)で地域密着の事業展開をしています。生ごみ堆肥化事業の試行錯誤(刈り草や堆肥の自然発火、悪臭、ハエ対策)、リサイクル事業は、「コスト・エネルギー・環境負荷が増大する場合がある」(製品製造コストが高くなるケースがある)、「需要と供給のバランスが崩れるリスク」(買手がいなければ成立しない、海外の政治・経済事情に影響を受ける)、「国民の「モノの消費を控えよう」という行動にはつながりにくい」(ごみの焼却量や埋め立て量は減らせるが、大量生産・大量消費・大量廃棄に影響しにくい)などリサイクルの問題点、「食品ロス」(このブログの食品ロス関連記事)など、2月に大宮ソニックシティで開かれた第28回エコリサイクル交流集会でのお話しの内容を深めて理解できました。

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お土産に「土がよくなる堆肥」をいただきました。休業日の会社見学や講義実施などありがとうございました。

コンポストの堆肥 8月16日

コンポストの草質堆肥づくり。今日は43度でした。
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水分調整にヌカを追加してまぜました。

8月13日のコンポスト堆肥

コンポストの堆肥 8月13日

コンポストの堆肥づくり。今日は40度でした。
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8月7日のコンポスト堆肥



コンポストの堆肥づくり 8月7日

8月5日にヌカをまぜたコンポストの堆肥づくり。発酵により温度が上がり42度になっていました。
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