植物調査

クビワシャチホコ 9月25日

岩殿D地区のカエデについていました。クビワシャチホコ(シャチホコガ科)の幼虫です。危険を感じると頭をそりかえし、背中につけて威嚇します。
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モモスズメ 9月25日

岩殿D地区のウワミズザクラにいたモモスズメ(スズメガ科)の幼虫です。体中に小さなつぶつぶがついてざらざらしています(『学研の図鑑ライブポケット④幼虫』132頁、2016年)。
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岩殿丘陵入山谷津の植物調査 第16回 8月21日

二宮さん、坂田さん、加倉井さん、渡部さんの4人で8月の植物調査をしました。
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今回の植物調査の記録は、しばらくお待ちください。
加倉井さん、お忙しい中、写真アップありがとうございます。




岩殿丘陵入山谷津の植物調査 第15回 7月10日

土曜日から日中の気温が連日35℃を越える日が続いています。8日(土曜日)35.0℃、9日35.0℃、10日35.3℃(鳩山)。二宮さん、坂田さん、加倉井さん、渡部さんの4人で7月の植物調査をしました。猛暑の中、ありがとうございました。
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今回の植物調査の記録は、こちらでご覧ください。加倉井さん、当日の記事アップありがとうございます。
昨年、この時期は、6月20日7月25日に実施しました。作付けや草刈りのスケジュールがまだきちんと定まっていないので、昨年と今年では各エリアの様子がかなり違います。

5月14日、根から掘り出したD地区中段と6月23日刈払機で上だけ刈った上段のキショウブ群生地の現状。
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岩殿丘陵入山谷津の植物調査 第14回 6月5日

二宮さん、坂田さん、加倉井さん、渡部さんの4人で6月の植物調査をしました。
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今回の植物調査の記録は、こちらでご覧ください。加倉井さん、当日の記事アップありがとうございます。

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※岩殿F地区からC地区を臨む
 しなければ、しなければと思いつつもづるづると遅延している耕作放棄地の草刈り。伸び放題の草を見るとあせります。昔の田んぼの畦畔・水路の区画がわかるように管理しなければ……。





岩殿丘陵入山谷津の植物調査 第13回 5月15日

二宮さん、坂田さん、加倉井さん、渡部さんの4人で5月の植物調査をしました。
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今回の植物調査の記録は、こちらでご覧ください。加倉井さん、当日の記事アップありがとうございます。

※最近、岩殿C地区や市民の森作業エリアのベンチで休んでいると手で振り払ってもしつこく顔の回りをとんで、まとわりついて、時には目に入ってくることもあるムシは、クロメマトイ(ヒゲブトコバエ)のようです。ピッタリの名前です。大量にいるのですがどこで発生しているのでしょう。
 目にまとわりついてくる小さな虫(←『長野周辺の山歩きと山野草』より)
 目に入る習性の虫なのでしょうか(←『昆虫ブログ むし探検広場』より)
 5月16日ブログ追加記事

岩殿丘陵入山谷津の植物調査 第12回 4月24日

二宮さん、坂田さん、加倉井さん、渡部さんの4人で17年度最初の植物調査を実施しました。
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岩殿D地区は、花と蝶を楽しむバタフライガーデンとして整えていく保全方法もあるのかと思いました。また湿地化しているところが拡大しキショウブが増えてきています。キショウブをどうするのかこれも課題です。

※今回の植物調査の記事は、こちらをご覧ください。加倉井さん、ありがとうございます。


ビオトープ天神の里(茨城県笠間市) 4月8日

茨城県笠間市にあるビオトープ天神の里を見学しました。笠間市環境保全課とNPO法人ビオトープ天神の里を作る会が協働で計画し、市民参加のもと整備をしています。NPO法人ビオトープ天神の里を作る会は「平成15年に策定した(旧友部町)笠間市環境基本計画の重点事業に掲げるビオトープづくり事業に基づき、荒廃していた農地、山林等をビオトープとして整備し、昭和50年ごろの豊かな自然環境を創造するとともに、大切な自然環境の保全活動を行う。また、ビオトープ天神の里等の活動を通して、市民に対して、体験活動や様々な観察会等を開催することにより、自然の大切さや生物への思いやりを多くの方々に理解していただくとともに、次世代に豊かな自然を伝承する」ことを目的として2013年1月設立認証されました。
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HPの「天神の里について」に「昭和50年代の生きものを呼びもどす」を目標として、色々な「生きものの里」(ビオトープ)づくり活動の成果と計画がまとめられています。また、「主な生きもの」は自然観察会などで天神の里や周辺で観察できた動物や植物を分類して写真で紹介した労作です。

2016年度の岩殿丘陵入山谷津の植物調査 3月20日

2016年度は入山谷津の植物調査を全11回実施しました。調査に参加された二宮さん、坂田さん、加倉井さん、渡部さん、中村さん、ありがとうございました。来年度は4月24日から、5月22日、……と継続して実施します。

加倉井さんのブログ『環感クラブ trustsizen.exblog.jp』に調査時に撮影した植物や動物の写真が掲載されています。リンクをつけていますので、他の地区の調査の記事も合わせてごらんください。勉強になります。
 環感クラブの記事
 2016年4月28日の記事、5月24日の記事、6月20日の記事、7月25日の記事、8月31日の記事、9月19日の記事、10月5日の記事、10月24日、11月7日、2017年2月7日の記事、3月13日の記事

岩殿丘陵入山谷津の植物調査 第11回 3月13日

二宮さん、坂田さん、加倉井さん、渡部さんで、今年度最後の植物調査を実施しました。
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青木ノ入の上の畑にまいたレンゲ。
岩殿A地区の田んぼに何年かレンゲをまきましたが、途中で消えていました。
今はまいた覚のないB・D地区のひょんな所にひろがっています。

※※今回の植物調査の記事はこちら(加倉井さんのブログ『環感クラブ』

岩殿丘陵入山谷津の植物調査 第10回 2月7日

二宮さん、坂田さん、加倉井さんの3名で、岩殿A~G地区、青木ノ入の植物調査をし、冬芽の観察をしました。
4月28日に始めた岩殿丘陵入山谷津の植物調査も今回で10回目を迎えました。前回までに同定した植物は361種です。
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次回は3月13日(月曜日)です。

※今回の植物調査の記事はこちら(加倉井さんのブログ『環感クラブ』

岩殿丘陵入山谷津の植物調査 第9回 11月7日

二宮さん、坂田さん、渡部さんの3名で、岩殿A~G地区、青木ノ入の植物調査をしました。

C地区
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F地区
(C地区の下の田んぼの下になります)
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G地区
(F地区の下の耕作放棄地で手をつけていません)
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A・B地区

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今年度の植物調査はあと2回、来年の2月、3月に実施します。

※本日の植物調査の記事(準備中)
※10月24日、第8回の植物調査の記事(準備中)
※10月8日、第7回の植物調査の記事(準備中)
※9月19日、第6回の植物調査の記事はこちら
※8月31日、第5回の植物調査の記事はこちら
※7月25日、第4回の植物調査の記事はこちら
※6月20日、第3回の植物調査の記事はこちら
※5月24日、第2回の植物調査の記事はこちら
※4月28日、初回の植物調査の記事はこちら(いずれも加倉井さんのブログ『環感クラブ』から

岩殿丘陵入山谷津の植物調査 第8回 10月24日

二宮さん、坂田さん、中村さん、渡部さんの4名で、岩殿A~F地区、青木ノ入の植物調査をしました。
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※本日の植物調査の記事(準備中)
※10月8日、第7回の植物調査の記事(準備中)
※9月19日、第6回の植物調査の記事はこちら
※8月31日、第5回の植物調査の記事はこちら
※7月25日、第4回の植物調査の記事はこちら
※6月20日、第3回の植物調査の記事はこちら
※5月24日、第2回の植物調査の記事はこちら
※4月28日、初回の植物調査の記事はこちら(いずれも加倉井さんのブログ『環感クラブ』から

岩殿丘陵入山谷津の植物調査 第7回 10月5日

二宮さん、坂田さん、渡部さんの3名で、岩殿A~F地区、青木ノ入の植物調査をしました。午前中は傘をさす時間もありましたが、午後は降雨はありませんでした。
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手前はミゾソバ、奥はセイタカアワダチソウの群落(F地区)
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アキノウナギツカミの群落(F地区)
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※9月19日、第6回の植物調査の記事はこちら
※8月31日、第5回の植物調査の記事はこちら
※7月25日、第4回の植物調査の記事はこちら
※6月20日、第3回の植物調査の記事はこちら
※5月24日、第2回の植物調査の記事はこちら
※4月28日、初回の植物調査の記事はこちら(いずれも加倉井さんのブログ『環感クラブ』から


岩殿丘陵入山谷津の植物調査 第6回 9月19日

二宮さん、坂田さん、加倉井さん、渡部さんの4名で、岩殿A~F地区、.青木ノ入の植物調査をしました。小雨の中の調査でしたが、秋雨と人手不足で草刈りができていない地区では多くのの谷津の植物が同定できました。
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昨年、緑肥栽培をした岩殿C地区の沼下にセスバニア(ロストアラータ マメ科)が生えていました。

※今回、第6回の植物調査の記事はこちら
※8月31日、第5回の植物調査の記事はこちら
※7月25日、第4回の植物調査の記事はこちら
※6月20日、第3回の植物調査の記事はこちら
※5月24日、第2回の植物調査の記事はこちら
※4月28日、初回の植物調査の記事はこちら(いずれも加倉井さんのブログ『環感クラブ』から

岩殿丘陵入山谷津の植物調査 第5回 8月31日

二宮さん、坂田さん、加倉井さん、渡部さんの4名で、岩殿A~E地区、.青木ノ入の植物調査をおこないました。当初、8月22日に計画していましたが、台風9号の接近で大雨が予報されたので中止とし、延期していました。今日は台風10号の雨に洗われ緑がきれいでした。
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※本日、第5回の植物調査の記事はこちら
※7月25日、第4回の植物調査の記事はこちら
※6月20日、第3回の植物調査の記事はこちら
※5月24日、第2回の植物調査の記事はこちら
※4月28日、初回の植物調査の記事はこちら(いずれも加倉井さんのブログ『環感クラブ』から

岩殿丘陵入山谷津の植物調査 4回 7月25日

二宮さん、坂田さん、中村さん、加倉井さん、渡部さんの5名で、岩殿A~F地区、.青木ノ入の植物調査をおこないました。
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※本日、第4回の植物調査の記事はこちら
※6月20日、第3回の植物調査の記事はこちら
※5月24日、第2回の植物調査の記事はこちら
※4月28日、初回の植物調査の記事はこちら(いずれも加倉井さんのブログ『環感クラブ』から)

岩殿丘陵入山谷津の植物調査 3回 6月20日

二宮さん、坂田さん、中村さん、加倉井さん、渡部さんの5名で、午前中は岩殿C地区、午後はA・B・D・青木ノ入の畑・E地区の植物調査を行いました。
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※本日、第3回の植物調査の記事はこちら
※5月24日、第2回の植物調査の記事はこちら
※4月28日、初回の植物調査の記事はこちら(いずれも加倉井さんのブログ『環感クラブ』から)

岩殿丘陵入山谷津の植物調査 第2回 5月24日

二宮さん、坂田さん、中村さん、加倉井さん、渡部さんの5名で、午前中は岩殿A・B・D・E地区、午後は奥のC・F地区の植物調査を行いました。
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※本日、第2回の植物調査の記事はこちら(加倉井さんのブログ『環感クラブ』から)

※4月28日、初回の植物調査の記事はこちら

岩殿丘陵入山谷津の植物調査 4月28日

今月から来年の3月までの1年間、青木ノ入と入山で岩殿丘陵入山谷津の植物調査(フロラ調査)を行います。調査員は二宮さん、坂田さん、中村さん、加倉井さん、渡部さんの5名です。高坂丘陵市民活動センターで地図と航空写真を見ながら調査地の概要をお話ししました。午後は雨の中、埼玉県平和資料館(埼玉ピースミュージアム)の展望塔、岩殿物見山駐車場~ボッシュ林四阿で市民の森のテーダーマツ、今回の調査地点である青木ノ入の転換畑(須田ゼミ)と遊休農地、入山のA・B・C・D・E・F地区、市民の森林道、入山沼側の園路から市民の森の北向き斜面をご案内しました。
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藪や樹林地と化した岩殿丘陵入山地区の谷津の耕作放棄地を「市民田んぼ」(ビオ水田、ビオ菜園、湿地・草地のビオトープ)として再生し、生きもの豊かな里山環境を維持することを目指して岩殿満喫クラブを2014年に結成し、今年は3年目を迎えました。今回の調査を維持・管理活動に活かしていくとともに、成果を市民と共有し、活動を拡げていきたいと思います。

※加倉井調査員の当日記事「岩殿満喫クラブ活動場所を歩きました」(ブログ『環感クラブ』)

来年の植物観察・モニタリング相談 12月22日

今年に続いて来年も、岩殿A・B・C地区、市民の森の植物調査・モニタリングを二宮さん、中村さんにお願いしました。テーマをしぼった観察会・勉強会などもおこなう予定です。
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千本松牧場(栃木県那須塩原市)の松林 12月4日

東北道西那須野塩原インターチェンジを降りて2分、那須野原台地にある千本松牧場(那須塩原市千本松799)と、接骨木地区(にわとこ)のマツ林を見学しました。
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※「千本松」命名について(「せんぼんまつ牧場のひみつ」より引用)
 この地域は、古くは「那須野」、江戸時代には「那須野原」、明治初期より「那須野が原」と呼ばれていました。那珂川・蛇尾川・箒川などが那須連山から運んだ土砂が堆積した扇状地で、水に乏しく原っぱや雑木林ばかりだったようです。人も住まないことから「九尾の狐」の伝説も生まれたといいます。鎌倉時代初期の建久4(1193)年には、ときの将軍 源頼朝が1万人を使い巻狩を行ったと「吾妻鏡」に記されています。
 明治13(1880)年、伊藤博文や松方正義の薦めにより開拓が始められました。開拓に不可欠な水を確保するため、印南丈作や矢板武らの努力により、那珂川上流より水をひくことに成功しました。「那須疏水」の開通です。 那須疏水は、福島県の「安積疏水」と京都「琵琶湖疏水」と並び、日本三大疏水と称されて、今も那須千本松牧場の南端を東西に流れています。
総理大臣を2度務めた松方正義公が、明治26(1893)年にこの地を那須開墾社より譲り受け、大農具を導入して欧米式の農場を開きました。これが、那須千本松牧場のはじまりです。……
この地には、天然のアカマツが密生繁茂していたので、松方正義公は「千本松」と命名し、それがそのまま地名となりました。現在でもたくさんのアカマツが群生しており「栃木の景勝100選」にも選ばれています。……
※高度経済成長期の施業で千本松牧場の平地林は広葉樹林からアカマツ優占林となる(犬井論文参照)
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※接骨木地区の放置された平地林
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犬井正「那須野原台地における平地林利用の変容」(『人文地理』40巻2号、1988年)
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 那須野原台地西原の概況
  Ⅲ 平地林の伝統的利用法
   (1) 農業の再生産資材としての落葉の利用
   (2) 農家の生活資材としての林産物の利用
  Ⅳ 塩原町接骨木地区における平地林利用の変容
   (1) 高度経済成長期以前の営農形態と落葉採取利用
   (2) 高度経済成長期以降の平地林と農業の分離
  V  西那須野町千本松地区における平地林利用の変容
   (1) 高度経済成長期以前の平地林の利用形態
   (2) 高度経済成長期以降の農用林野的利用の消滅
  Ⅵ むすび

※千本松農場における林業経営(犬井論文78~79頁から引用)
第二次世界大戦後, 千本松農場は蓬莱殖産株式会社が会社組織により酪農と平地林の育成林業に主力を置いて農場経営を行なった。1946 (昭和21) 年に酪農経営を取り入れ北海道から乳牛10頭を導入し, 生乳の生産とともに1949年にはバター製造所を建設し, バターの生産を開始した。1956年には農場の作業を馬等の畜力中心からトラクター・自動車等の大型機械へと転換した。1961年には乳牛飼育頭数が100頭に増加したためにそれに必要な牧野造成を開始した。1965年には乳牛飼育頭数が200頭になり, 採草地を造成拡大して接骨木地区に建設された地方競馬全国協会にも飼料用干草の販売を開始した。1973年には乳牛飼育頭数が300頭に増加し, 観光農場部門も併設された。1985年現在, 乳牛350頭と耕地・牧草地215haの規模に成長した。
 一方1960年代の高度経済成長期以降, 燃料革命により全国的な薪や炭の需要減少の影響を受け, それまで農場の大きな収入源だった平地林からの薪炭材の生産量は減少した。同時に,「落葉・生草利用組合」の組合員農家の平地林の利用面積も漸減したので, 農場は順次広葉樹から針葉樹へと平地林の樹種転換をはかっていった。植林等に要する造林経費は酪農部門で得た収益によって補填した。
 長い間の落葉採取慣行のため林地の地力消耗が著しかったので, 林業用固形肥料等を施用してアカマツへの転換を積極的に図るとともに,適地には小面積ながらスギ・ヒノキも植林した。その結果かつて最も広大であったクヌギ等の広葉樹林の面積は減少した。それに替わってアカマツが528.8haと大半を占め, スギ・ヒノキは24.1haである。アカマツは40~50年生を中心に高度経済成長期以降, 土木建築用材として材木業者に立木で売却し高収益を得てきたので, 毎年計画的に造林されてきたために他の樹種に比べ畜積量が非常に多い。スギ, ヒノキは1960年代以降に造林をしたものが大部分のため20年生以下の若齢級の林分が多い。全国的な国内材の売れ行き不振の影響を受けてスギ・ヒノキの販売量は少ない。61年生以上のスギ・ヒノキは農場社屋や畜舎の周辺に仕立てた防風林である。広葉樹林は大部分アカマツ林との二段林になっており, コナラを中心にしいたけ栽培のホダ木原木として20~30年伐期で伐採し販売している。
 接骨木地区の農家保有の平地林は保有規模が小さいとともに, 個々の農家の資本畜積が小さいため平地林を林業用地へ転換することは困難であった。しかし, 千本松地区は600haに及ぶ広大な平地林を千本松農場が単独で保有してきたので, 酪農部門で得た収益を林業部門に補填しつつ造林を可能にしてきたのである。その結果, 古村と同様に高度経済成長期以降, 農用林野としての機能を喪失しても, 不動産業者等による平地林の蚕食を防ぎ大規模な育林地に転換できた特殊な事例と考えられる。

坂東20番札所西明寺・高舘山(益子町) 11月27日

益子県立自然公園・益子の森は丘陵地にある31㏊の里山林でアカマツ林がありました。
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その入り口にあるフォレスト益子に立ち寄り、展示から益子県立自然公園の中にある標高302mの高館山と坂東20番札所西明寺の植生について知りました。高館山周辺は、栃木県内で最も暖かい地域なので他の地域ではあまり見られないカシ・スダシイ・ツバキなどの暖地性常緑広葉樹林がみられます(※)が、高館山北斜面ではカシ類、スダジイ等に混じってブナ・イヌブナ・オオウラジロノキなどの冷温帯性植物がところどころに自生しているそうです。ブナとスダジイが共存している高舘山(原正利「関東地方におけるブナおよびイヌブナの分布と生態について」)を歩いてみたいと思いましたが時間がありません。高舘山の中腹にある西明寺だけ見学することにしました。
西明寺の参道の両側のシイ林では、アカガシ、アラカシ、シラカシ、ウラジロガシ、ツクバネガシなど栃木県内で見られるほとんどのカシ類を見ることができ、本堂前のツバキとコウヤマキはどちらも県内で一番太いもので、両方とも県指定天然記念物になっているそうです。
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   スダジイの大木と本堂裏手のイチョウの落葉
獨鈷山普門院西明寺(とっこさんふもんいんさいみょうじ)は真言宗豊山派に属し、本尊は十一面観音菩薩、坂東20番札所です。御詠歌は「西明寺 ちかひをここに 尋ぬれば ついのすみかは 西とこそきけ」。
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楼門と三重塔は国指定重要文化財、閻魔堂には「笑い閻魔」があります。

※:『とちぎの植生(植物群落)』(栃木県自然環境基本調査2002)には、これまでの植生調査で明らかにされた植物群落が整理されていて、高舘山はスダジイ林、シイ・アラカシ群落、アカマツ林(二次林)、スダジイ-ヤブコウジ群集、スダジイ・アラカシ林、シイ-アラカシ林でリストアップされています(23~47頁)。

サクラの狂い咲き 10月24日

耕作放棄地のサクラが季節外れの狂い咲きをしていました。
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タコノアシ 10月24日

岩殿の田んぼの側の草刈りをした耕作放棄地に生えてた多年草のタコノアシ(ユキノシタ科→タコノアシ科)。全身が真っ赤に紅葉するとまさに「茹(ゆ)で蛸(だこ)」状態になるそうです。
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植物調査 9月28日

二宮さん、中村さん、渡部さん、岡本さん、Hikizineの5名で、市民の森の魅力発見プロジェクト、谷津の裾刈りプロジェクトの植物調査を行いました。
岩殿B地区の上の田んぼとその下の湿地とその周辺の植物リストです。アオミズ、アカメヤナギ、アキノウナギツカミ、アシボソ、アゼオトギリソウ、アゼガヤツリ、アゼトウガラシ、アゼナ、アゼムシロ、イヌホオズキ、イボクサ、オオチドメ、オヘビイチゴ、カワラニガナ、カントウヨメナ、キカシグサ、キクモ、キヌガヤツリ、ケキツネノボタン、ケチヂミザサ、コガマ、コナギ、コナスビ、ゴブナグサ、タイヌビエ、タコノアシ、タマガヤツリ、チゴザサ、チョウジタデ、テンツキ、トキンソウ、ヌカキビ、ノアズキ、ハシカグサ、ヒデリコ、ヒメクグ、ヒメジソ、ヒメシダ、フユノハナワラビ、ホタルイ、ボントクタデ、ミゾソバ、ミドリヒメワラビ、ヤノネグサ、ヤブツルアズキ(45種)。

帰り道の山側に咲いていました。
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 ツリガネニンジン(キキョウ科)

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 スズメウリ(ウリ科)

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 ダンドボロギク(キク科)

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 ノササゲ(マメ科)



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