岩殿満喫クラブ 岩殿 Day by Day

       Think Globally, Act Locally

市民の森保全クラブ

コナラ・枯損木伐採、ササ焼却 2月11日

市民の森保全クラブの追加作業日です。参加者は、新井さん、金子さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの6名でした。チェンソーでコナラと枯損木を伐採しました。

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また、新作業エリアの斜面に山積みされているアズマネザサを岩殿C地区に引き下ろして焼却する作業を始めました。
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シイタケ駒打ち体験(3/24)チラシ作成依頼 2月10日

3月24日に開催する『シイタケ駒打ち体験』のチラシ作成を依頼しました。3月11日(月)~3月21日(木)に参加受付します。
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☆シイタケ駒打ち体験☆
 東松山市民の森 3/24参加者募集
 (日曜日)10:00~12:30
  雨天の場合は31日(日曜日)に実施します。

 【集合場所・時刻】(市営)岩殿物見山駐車場 9:30
 【参加費】1人500円(ホダ木1本お持ち帰り)
   ご自分で駒打ちしたホダ木1本を持ち帰れます。
   同伴の小学生・幼児は無料です。
 【服装・持ち物】作業のできる服装、手袋、飲み物など
 【募集人員】先着 大人25組
   親子・グループ・お一人で参加できます。
 【募集期間】3月11日(月)~3月21日(木)
 【参加申し込み・お問い合わせ先】
  電話:090-7199-3684
  メール:infodesk@hurusatozyuku.jp
  お名前、参加人数(大人・子供)・電話番号をお知らせください。
  お持ち帰りのホダ木は1本500円で追加できます。ご予約下さい。
 【共催】市民の森保全クラブ
     岩殿満喫クラブ
 このイベントは東松山市環境基本計画市民プロジェクトの補助金を活用して実施します。

掛かり木処理 2月8日

市民の森保全クラブ定例作業日。参加者は芦田さん、金子さん、澤田さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの7名です。午前中は、前回作業の掛かり木をフェリングレバー(木回し)、チルホール(ワイヤーロープを使った人力ウィンチ)等、牽引具を使って引き倒しました。
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午後は、コナラを3本、チェンソーで伐倒しました。






ソーチェーンの目立ての仕方を学ぼう 2月7日

この冬、安全に伐木作業をすすめるために、渡部さんを講師にお願いして、「チェンソー勉強会」を企画しています。2月2日には、岩殿C地区で丸太を使用した伐木演習を実施しました。
森づくり安全技術・技能標準化促進委員会『森づくり安全技術マニュアル』動力機械編(森づくり安全技術・技能全国推進協議会、2013年)では、「チェンソーを使う人は『切れ味の低下はそのまま安全性の低下につながる』ことを意識し、ぜひ目立ての練習をしていい切れ味で作業できるようにしよう」(28頁)と目立ての重用性を指摘しています。
石垣正喜・米津要『伐木造材のチェーンソーワーク』(全国林業改良普及協会、2007年)では、目立てのヤスリの柄と握り方、脇を閉めたフォーム、腕・肩・腰から上(上半身)を前方に無理なく平行移動できる姿勢をつくることなど写真を使って解説し、角度線入りのヤスリホルダーやアングルプレートに頼らずに、正確な目立てフォームを自分の身体に覚え込ませることを推奨しています。座右におきたい本です。

石垣正喜・米津要『伐木造材のチェーンソーワーク』第2章目次
第2章 ソーチェーンの目立て
 目立てのポイント
  チェーンソーの固定
  刃の目視
  目立て角度
   上刃目立て角度
   横刃目立て角度
   上刃切削角度
   逃げ角(逃がし角)
  ソーチェーンの種類
   ノーマルタイプ(チッパー)
   チゼルタイプ
   セミチゼルタイプ(マイクロチゼルとほとんど同一)
  デプスゲージ
 目立ての克服(対策)
  症例1-カッター前部が弧状
   切れ難い理由
   刃が弧状になる理由
  適正なフォーム作り
    コラム:注意! 勘・慣れでは無く
  ヤスリの柄と握り方
  左カッターを研ぐ時
  右カッターを研ぐ時
    コラム:まずは正確なフォームづくり
  目立てのフォームと身体の動き
   ヤスリの送り出し距離を身体で覚える
   前後に足を開き、腰から上を前方に無理なく平行移動できる姿勢をつくる
   目立てのフォームの再確認
  症例2-カッターの刃先が凹んだもの
   原因-ヤスリに力が加わりすぎている
  症例3-フック
   フックの修正
  症例4-バックスロープ
   バックスロープの修正
  横刃の目立て角度とはどこか?
   カッターの種類による横刃目立て角適正値の違い
  極端なフック、石・金物等切ったときの修正
  研ぐ人の注意点
  デプスゲージの修正
    コラム:注意! カッターの保護、デプスゲージの角の面取り
  ソーチェーンの目立てのフォーム

コラム:勘・慣れでは無く(『伐木造材のチェーンソーワーク』44頁)
フォームとしては、極めて悪いにもかかわらず、刃はよく研げるという方々がいます。大多数の人がこれかもしれません。どうして良く研げるのか? それは、数多く回数をこなすことから身に付けた方法、まさに勘所といったところでしょうか。前述した円運動、上下動を刃先に当たるヤスリの位置を正確に確認(刃先最先端から後端まで、出て来る「削りバリ」の発生状態)しながら、手首で(多少腕の上下も加わる)巧に補正することによって可能にしているのです。
結果としては、刃が切れれば良い訳ですから個人にとっては問題ありません。しかし、慣れてしまえば問題はないのかもしれませんが多分に神経を使います。そしてなによりも指導者に要求される「指導する」という時になった時、極めて説明が困難になります。指導する場合には、そうした「単なる勘・慣れ」ではいけません。また、いわゆるマニュアル風に数字を並べさえすれば、客観的ということでもありません。その原理を説明出来なければ指導にはなりません。

コラム:まずは正確なフォームづくり(『伐木造材のチェーンソーワーク』47頁)
ヤスリに角度を見るホルダーを付けたり、角度を見るプレートをガイドバーの取り付けて、角度を正確にしようとしている方々をよく見掛けますが、上刃目立て角さえ正確に付ければ切れ味が良くなる訳ではないので、性格にフォーム作りをしようと思うのであれば、害になっても益にはなりません。ホルダーについて言えば、どこがどの程度研がれているか見にくいことと、ヤスリの同じ所ばかり使用することになります。無い方が削り加減が良くわかり、ヤスリも握りやすくなります。また、ホルダー、プレートを使用すると、その方にばかり関心が向いて、まともなフォームを取れなくなります。
正確な目立てを短時間で身に付けようと思うのであれば、シャープな切れ味を出したい気持ちはわかりますが、それよりなにより、正確なフォームを先に作り上げるべきです。それが出来なければ、いつまでも試行錯誤することになります。それは、無駄に時間を使うことに外なりません。

チェンソー勉強会 2月2日

渡部さんを先生に、2回目のチェンソー勉強会を実施し、新井さん、草間さんが参加しました。今日は座学のあと、固定した丸太で鋸断の演習をしました。
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虹の松原の落葉・落枝の利用② 1月28日

虹の松原の落葉・落枝の利用について、峰達郎唐津市長は2018年4月13日の第18回国連本部経済社会理事会でので次のようにのべています。(市長スピーチ内部資料「虹の松原保全の取り組みについて」。2000年に採択されたミレニアム開発目標並びに2015年に制定された持続可能な開発目標(SDGs)の目標15「緑の豊かさを守ろう」に関する報告の一部です。)
次に資源の活用についてです。1年間に1000tもの松葉や枯れ枝が落ちてきているという調査結果があります。ボランティアの参加者数が急増し、集められる松葉や枯れ枝も増加し、処分費用が高額となり、松原の中に放置され、景観の低下や松くい虫(害虫)の温床となる問題がでてきました。そこで、これらを資源として活用するための検討を行ってきました。
  • 松葉に関しては、たばこ農家が苗床としたり、油粕と混ぜて堆肥として活用されています。
  • 枯れ枝に関しては、活用方法がなく、多額の費用をかけて処分をしていました。そこで、2011年からは木質ペレットに、2014年からは、企業と連携してフルボ酸を抽出しシャンプーに、2016年からは、里山で困っている竹に松葉を詰めて薪にして薪ストーブの燃料として活用、さらに、農業用の炭もつくりました。この時に焼き芋をつくって参加者にふるまうと、大変喜んでいただきました。この様に、色々と試してきましたが、「生産効率の問題」や「消費先の課題」もあり実用化には至っていません。
タバコ農家による虹の松原の落葉堆肥利用については、「虹の松原の落葉・落枝の利用①」(1月25日記事)で紹介しています。

フルボ酸シャンプー
国土防災技術株式会社日本フルボ酸総合研究所で、集めた松葉を商品として再利用する試みとして「虹の松原フルボ酸プロジェクト」(虹松プロジェクト)を立ち上げ、松葉堆肥から植物にミネラルを補給する役目を担っているフルボ酸という物質を抽出し、シャンプーとトリートメントが商品開発しています。虹の松原REPROTE(リプロテ)というブランドです。

松葉炭を水質浄化剤や土壌改良材に
松葉を炭化して松炭を作り利用することについては、田中明さんの研究があります。
●真鍋将一・田中明「松葉の高効利用による屋上緑化に関する研究」(佐賀大学海浜台地生物環境研究センター『Coastal Bioenvironment』4巻、2005年)
要約:虹の松原の衰退につながる松葉の堆積の対策として、松葉を屋上緑化の土壌代替材として利用することを試みた。保水性・軽量性を比較するために、「松葉」「松葉炭」「粉砕松葉」「粉砕松葉炭」「木炭」「マサ土」の6種類を用意した。保水性は芝生が無濯i既で、枯れない期間と可能蒸発最・蒸発散量の関係を調べることにより検証した。その結果、松葉、マサ土、松葉炭、粉砕松葉炭、水炭、粉砕松葉の順に枯れ、松葉以外はマサ土より保水性が高いことがわかった。 HYDRUS-2Dによるシミュレーションを行った結果も、完全には一致しなかったものの実験通りの順番に蒸発散比が減少し始めた。軽量性についてはマサ土以外で、飽和密度が約 1(g/cm3)と屋上緑化に利用できる数値であった。保水性・軽量性を考えると粉時松葉、粉砕松葉炭については屋上緑化の土壌代替材として利用できることがわかった。
●田中明・西村智恵「松葉炭による水質浄化機能」(佐賀大学海浜台地生物環境研究センター『Coastal Bioenvironment』6巻、2005年 )
要約:堆積松葉の有効利用法の一つとしての松葉炭の水質浄化能力を明らかにするため、備長炭および砂を比較対象として検討、考祭した。その結果、松葉炭のCOD[化学的酸素要求量]に対する浄化能力は備長炭と比べて低く、砂と同程度であり、さらに、微生物を付着させることで高い硝酸イオン除去能力を示すことが確認された。

●宮村美保・原口智和・加藤 治・田中明「松葉およびホテイアオイの炭化物を用いたクリーク水の浄化」(『佐賀大学農学部彙報』第93号、2008)
摘要:近年、佐賀平野ではクリークの水質環境の悪化が顕著になっている。また、佐賀県内では松原の堆積松葉や水路に繁茂するホテイアオイの処理が問題となっている。本研究では、これらの課題を同時に解決する方法として、これらの植物を炭化物にし、それをクリーク水の浄化に利用することについて検討した。実験の結果、松葉炭、ホテイアオイ炭ともに、溶解性成分の溶出を施した場合、リン成分に対して高い浄化能力を示すことが明らかとなった。

●田中明「廃材材料の使用」(中田勇喜・岡田穣編著『海岸林との共生 海岸林に親しみ、海岸林に学び、海岸林を守ろう!』山形大学出版会、2011年)86~87頁。
現在、虹の松原のほとんどの堆積マツ葉は葉タバコ農家によって、温床や堆肥として利用されています。しかし、その葉タバコの生産量も減少傾向にあり、今後は他の用途についても検討することが急務となっています。
そこで、堆積マツ葉の有効利用の一つとして、マツ葉を炭化させた「松葉炭」の水質浄化剤や土壌改良材としての可能性について検討されています。
マツ葉炭の作り方 研究材料としての松葉炭を使用する場合は、炭化温度、炭化時間を一定にする必要がありますが、そうでない場合は簡単にたき火を利用して作ることができます。同じ方法で松かさも炭化でき、唐津市の東唐津小学校では環境教育の一環として、炭化した松かさで消臭剤も兼ねた置物を製作しており、生徒達に好評です。
佐賀大学の研究では一定の温度にした電気炉の中に、マツ葉を詰めた鉄製の缶(直径7.5㎝、高さ15㎝)に30分間入れて炭化させました。この時、炭化に伴って発生するガスを逃がすために缶に直径3~5㎜程度の穴をあけておくことが大切です。発生するガスによって蓋がはずれないように針金などでしばっておきます。

伐倒作業、芯腐れ木、裂け上がり、掛かり木 1月27日

市民の森保全クラブの定例作業日。参加者は、芦田さん、新井さん、金子さん、草間さん、澤田さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの9名、昼食後は4名です。作業エリア南向き斜面のコナラの伐採をしました。
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午前中の1本は、倒してみると芯に腐れが入った木で、ツルが効かずに予想より早く倒れました。

※「芯腐れの受け口」(でき杉さんの『出来杉計画』から)

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午後の作業では伐倒木が縦に裂け、さらに掛かり木になりました。次回、チルホールで牽引して外ずそうということにしました。

伐倒木が縦に裂ける Barber chair
●災害事例研究№38 「伐倒作業中の材が裂け、激突された
伐採事故の現場写真・再発防止に公開(『つうたいの旅・パソコン初歩・リハビリのお役立ちブログ?』から)
●「伐倒技術 オープンフェースノッチ」(上村巧さんの「森林の安全作業情報」)
●「伐倒技術 受口と追口の位置と寸法」(上村巧さんの「森林の安全作業情報」)
●上村巧・岡安崇史・鹿 島潤・佐々木達也・岡勝・加利屋義広・井上英二「倒伏初期における追口高さが内部応力に与える影響」(『森林科学』24-1、2009年)

●「林業でいちばん基本的な木の倒し方「追い口切り」と、木が倒れるしくみ
●「受け口どのへんにつくろうかなーと迷わないために、最初に追い口の高さを決める方法と考え方
●「追い口切りより安全で確実な「追いヅル切り」
●「「受け口方向」=「伐倒方向」ではないこともある
●「「追い口の高さを低くする」ことのメリットは、年輪の影響を受けにくいこと
  (以上はがっちょさんの『きこりやろう(野郎)』から)

掛かり木処理
  (災害事例は林業・木材製造業労働災害防止協会HPの「災害事例研究」から)
(1)かかられている木の伐木の禁止
(2)投げ倒し(あびせ倒し)は禁止
(3)かかっている木の元玉切りは禁止
(4)かかっている木の肩担ぎは禁止
(5)かかられている木の枝切りは禁止
※2018年12月22日の記事「保全作業の安全確保」にある事故事例データベース、27日の記事「「林業に新規参入する労働者に係る労働災害防止対策推進事業」報告書目次」にあるテキスト類もダウンロードして自己研修してください。

ドラム缶焼却炉で落葉、刈草、木っ端類を燃してみました。鉄棒など使って加工したロストルを追加すればより効率的に燃せそうです。火の始末は格段に楽になりました。
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1月29日、ドラム缶を移動して灰を出しました。

『林業現場人 道具と技』Vol.9  特集 広葉樹の伐倒を極める(全林協、2013年)特集 広葉樹の伐倒を極める
●特集1 こうすれば裂けない! 広葉樹の伐り方・ツボ公開
  広葉樹は「裂け」に注意
 裂けない伐り方①追いヅル伐り
 裂けない伐り方②重心方向の横へ倒す
 倒れようとする力をぎりぎりまで抑える
 重心の見極めクサビを下げ振りに
 現場の工夫いろいろ
●特集2 タイプ別伐倒図解 芯抜け・裂け上がりを防ぐ伐倒技術
コナラの伐倒 受け口の下切りで芯切りも済ませる 伐倒手順
 重心の見極め方法
 裂け上がりはこのように起こる
 2本立ちのミズキ 裂け上がり防止のため芯切りして伐倒
 4本立ちのイタヤカエデ 木の絡み方と重心を観察して伐倒
●特集3 木を読んで丁寧に伐倒
追いヅル切り①―裂け予防のために
 追いヅル切り②低い位置で切り込む―退避時間を稼ぐために
 追いヅル切りを利用した追い切り
 木の繊維方向を読んで根張り切り
 観察力―伐倒前の情報収集
 用材として広葉樹を伐倒する場合の注意点
 丁寧な仕事―カットラインをマークする
 受けの下切りを斜め下から行うときのコツ
●特集4 安全位置への伐倒コントロール
●特集5 林内作業車のウインチで引き倒す キノコ原木の伐倒
●特集6 広葉樹巨木・銘木の伐倒術―受け口・追い口のコツ

虹の松原の落葉・落枝の利用① 1月25日

佐賀県唐津市の虹の松原は三保の松原(静岡市清水区)、気比の松原(福井県敦賀市)とともに、日本三大松原の一つに数えられています。長さが4.5km、幅が500m前後、226haもの広大な面積を持つ松林で、松の本数は約100万本にも及びます。電気やガスの普及以前には家庭用の燃料などとし て利用するために頻繁に松葉かきが行われていましたが、その必要がなくなるとともに松葉は放置されるようになり、2005年頃には厚さ30~40㎝の腐植層を形成して松 の生育に悪影響を与えるようになりました。松葉や枯れ枝の年間落下量は1㏊当たり5トン、全体で1000トンという概算もあります。
現在、松ぼっくり・枯れ枝拾い・松葉かき・除草などの作業をおこなうことにより、白砂青松の環境を取り戻そうという松原再生活動が広がり、集められる松葉や枯れ枝も増加しています。そこでこれらをゴミとして片づけるのではなく資源として活用できないかということで、様々な利用方法が試めされ、実施されるようになりました。
虹松原クリーン大作戦(佐賀県・唐津市)松葉かきチラシ(福井県・気比松原)

松葉の利用
「さまざまな落ち葉を堆肥に利用していますが、マツなどの針葉樹の葉はできるだけ混入しないように」している植物園もあり、「松葉は C/N 比50~60と炭素成分が多く、堆肥になるのが遅い上に、松葉で作った堆肥は酸性であるため注意して用いなければならないので、一般的な堆肥として使うのには不向きである」といわれていますが、唐津市では、たばこ農家が苗床としたり、油粕と混ぜて堆肥として活用しています。唐津市は全国葉たばこ販売代金上位7位、佐賀県の葉たばこ栽培農家数、栽培面積の9割強の実績(2014年)がある葉たばこ栽培の盛んなところで、葉たばこ農家が堆肥として使う松葉の調達先の大半は虹の松原からです。

※小林恒夫「東松浦半島(上場台地)における葉タバコ栽培用堆厩肥原料の構成と流通」(佐賀大学海浜台地生物環境研究センター(現在は佐賀大学農学部附属アグリ創生教育研究センター)『Coastal bioenvironment』7、2006年)
虹の松原は国有林であるから、西九州たばこ耕作組合玄海支所は森林管理署との間で毎年、松原250ha中180haにおいて一定分量の松葉の採集契約を結んでおり、その中でゾーニングによって同耕作組合所属の各地区での利用が行われている。各地区にゾーニング配分された区域での松葉採集方法は地区ごとに異なっており、呼子町、唐津市、肥前町の各地区では所属する葉タバコ栽培農家全員、あるいはその中の一定メンバーによる共間作業による採集が行われている。また、個人での採集作業も少なくない。ともに年末、年始の休みを削つての忙しい作業である。
堆肥原料使用たばこ農家数地区別堆肥原料使用状況

松葉の調達先松葉採集作業様式
表1~3にある市町村(呼子町・唐津市・鎮西町・玄海町・肥前町)は、玄海町を除いて1市3町で合併し、2005年1月から唐津市となりました。

※「農業との連携による松原保全-堆積松葉の利用-」(『虹の松原七不思議の会』)
タバコ農家による松葉の利用
 25年ほど前から、虹の松原では全面積230haのうち180haの松葉が 唐津市周辺のタバコ農家によって収集され利用されている。
 その方法は以下のとおりである。
 まず12月頃に松葉を収集しやすくするために除草しておく。次に1月頃に松葉を採取する(写真)。採取後1年間は苗床(子床)として使用し(写真2略)、その後1年かけて堆肥化して土壌改良材として利用している。
タバコ農家の松葉採取
 時々 ボランテイア活動で松葉かきをしてたまった松葉を収集に行くこともあるが、多忙な時は行けないこともある。
 苗床は20~25℃程度にする必要があるので、電熱線を利用することもあるが、松葉で苗床を作ると、昼間の太陽からの輻射熱を吸収、蓄熱して、夜間の温度の低下を防ぐ作用によって、適温に保つことができる。
 次年度は、苗床から松葉を出し、それに油かすや草、カヤ、アシ、麦わら、常緑樹の落ち葉などを混ぜて、発酵させて堆肥を作る(このとき40℃近くになることもある)。
 ゴルフ場の松葉には芝も混じっているので、発酵がすすむが、これだけでは良い堆肥はできないので、油かすや牛糞を加えると3ヶ月早く、良い堆肥ができる。

注1.松葉1トンにつき油粕を20kg入れて、水を加える。ビニールシートをかけて15回ほど切り返すと良い堆肥が早くできる。
注2.松葉を利用するようになる以前は、カヤ、わら、ヨシなどを刈り取って、使用していたが、採取場所も少なくなったために、今は安定的に採取できる松葉を利用している。
注3.松葉に何も加えずに3年間自然条件下に置いたものは肥土(ラン栽培に適している)として利用している。
注4.地表面に樹木、草、こけなどがあると、松葉かきが困難であるので、松葉だけが砂地に堆積していれば、容易に採取できる。また 一カ所に収集してあれば、非常に助かるとのことであった。
注5.松葉のC/N比は50~60あり、炭素成分が多く、堆肥になるのが遅い、また松葉でつくった堆肥は酸性であるので、注意すること。

コンポスターで松葉処理 1月24日

静岡市清水区の三保の松原の松葉を利用してコンポスターで堆肥をつくる取り組みです。静岡市産学交流センターB-nest(ビネスト)産学連携事業2013年度の『地域課題に係る産学共同研究委託事業』です。

三保の松原の松葉を有効利用した環境保全への取り組み
NPO法人三保の松原羽衣村×静岡大学農学部森田明雄教授の産学協同研究
松葉の利用法の 1 つとして、堆肥化させて肥料として利用する方法が各地で行われていますが、この研究は三保の松原の松葉を原料にして市販の回転式コンポスターで松葉堆肥をつくる実証研究です。(以下は研究成果よりテキスト部分を掲載。写真・表・グラフなどは省略しているので、詳細はダウンロードして確かめて下さい。)

目的

三保の松原は、富士山が世界文化遺産として登録された中に含まれた景勝地です。その景観をなす約5万本の松の保全には、将来にわたっても大きな課題となっています。落ちた枯れ松葉の清掃も松の生育には必要な作業でありボランティアなどの協力により実施しておりますが、落ち葉の収集にも大変な労力を費やしているのが現状です。収集された松葉を処理し地域で活用できれば、収集作業の労力軽減にも役立ち、地域の環境にも貢献できるものと考え、松葉の再利用の一つとして堆肥化させて肥料として利用する方法も報告されているので、三保の松原で実証することにしました。


成果

松葉堆肥の作成方法

市販の回転型コンポスターを用いて、乾燥松葉3~7kgに対して1kgの堆肥化促進剤を加え、2ヶ月間撹拌しながら生ごみ類(乾燥松葉の1~10倍程度)を入れて、その後1ヶ月間熟成させることで、AとBの二種類の堆肥を作製しました。(A:羽衣ホテル生ごみ、B:一般家庭生ごみ) なお、堆肥化時の注意点として、

  1. コンポスターを屋外に設置するため、気温が低下する冬季は、発酵速度が低下するため、熟成期間をより長くする必要がある。
  2. 堆肥化終了時前の降雨により水分量が多くなった場合には、使用前に適度に乾燥させる。
  3. 使用前に、pH(6~8)とEC値(5mS/cm以下)をチェックする。 (EC値とは、堆肥に含まれるイオンの量)
miho_photo1堆肥の化学性(乾燥松葉・松葉堆肥AとB堆肥の品質推奨基準)



松葉堆肥の使用方法

コマツナを用いて幼植物試験を行ったところ、今回作製した松葉堆肥AとBは、容積割合で40%も施用してもコマツナの発芽率、生育並びに葉色が抑制されることなく、むしろ育成と葉色が対照よりも優れる傾向が認められ、良質な堆肥であることが確かめられました。今回作製した松葉堆肥AとBを容積割合で20%土壌に混入した場合、それぞれ農地10a当たりの投入量は現物重で約1.2tと約0.9tとなりました。豚糞堆肥の施用上限値は、畑作物や野菜で10a当たり2~2.5tです。また、堆肥に使用する生ごみの種類により科学的な性質が異なることや、作製する時期により腐熟度が異なる点を考えると、松葉堆肥の投入量は、現物1~2t程度とするのが妥当であると思われます。なお、実際に農地に投入する場合には、松葉の大部分がその形状を保っているので、少量ずつ使用し、農作業に支障を与えないかを含めて、適正な使用量を決めるのが望ましいです。

『三保の松原の松葉を有効利用した環境保全への取り組み』概要報告書

福岡市・NPO・市民による松葉の堆肥づくり事業 1月22日

福岡市の『暮らしと松林をつなげる「松葉の堆肥づくり」事業』は福岡市農林水産局森林・林政課とNPO 法人循環生活研究所が協働し、松葉の堆肥づくりを通じて地域住民が松林に対する興味・関心を高め、積極的に松林保全活動を行うことのできる仕組みをつくる事を目的とした事業です。2014年度に事業採択され、15年度から3ヵ年実施されました。
事業目標として
①地域普及活動
・ワークショップ開催等による住民の関心向上
・マニュアル本の制作
②学校教育活動
・小中学校の教育プログラム導入による若い世代の関心向上
③堆肥化活動
・松葉堆肥づくりとできた堆肥の地域での活用(花壇・農地)
・堆肥の有効性の実証実験
をあげています。
 NPO と市の役割分担は、
福岡市
・情報提供
・広報および普及活動
・関係機関との連絡調整 等
NPO
・松葉の堆肥化、作成指導
・イベントの開催、活動 PR
・他団体との情報交換、連携 等
事業内容、成果等は、松葉の堆肥づくり事業実行委員会の各年度の事業の進捗状況資料でたしかめられます。→『暮らしと松林をつなげる「松葉の堆肥づくり」事業について』(2017年度2016年度2015年度
奈多と三苫(みとま)の松林再生作戦(福岡市)松葉を燃料にごはんを炊こう松葉堆肥のつくり方教室とタマネギ植え

2018年5月には松葉堆肥の作り方や堆肥を使った農作物 の育て方などをまとめた『松葉の堆肥づくりマニュアル』が作成されました。
松葉の堆肥づくりマニュアル(プレスリリース)松葉の堆肥づくりマニュアル表紙

松葉堆肥成分表

※NPO法人循環生活研究所理事長たいら由以子さんの「暮らしと松林をつなげる松葉堆肥のすすめ」が『グリーン・エージ』523号(日本緑化センター2017年7月)に掲載されています。
松葉堆肥で松林と野菜と私たちを健康に(循環生活研究所)

和歌山県美浜町の松野菜 1月21日

和歌山県日高郡美浜町には面積79ha、延長4.6km、最大林帯幅500mと近畿最大規模の「煙樹ヶ浜海岸林」[えんじゅがはまかいがんりん]があり、背後に広がる御坊平野を潮害や風害から守ってきました。松の枯葉はかつて、かまどや風呂の焚きつけに使用されていましたが、電化製品などの普及により使用されなくなり、地面に積もって松の生育を妨げるゴミとなっていました。そこで、「何かに使えないだろうか?」、「松葉を堆肥にしたら…」ということで、2006年、松の枯葉を堆肥にして野菜を栽培する取組みをはじめました。翌年には松葉堆肥が完成。野菜の発芽実験に合格後、キュウリの栽培を行い、試行錯誤を重ねた結果、松葉堆肥で育った初の「松野菜」となる「松キュウリ」が完成しました。2008年には「松トマト」、11年には「松イチゴ」の栽培、販売も始まり、「松」ブランドの農産物が広がりました。
2009年には「森林バイオマス利用」という付加価値を持った地域農産物のブランド化、認知度の向上を目指して「煙樹ヶ浜松葉堆肥ブランド研究会」が設立されました。研究会では「松野菜」の成分分析や残留農薬検査を行って品質保持に貢献するとともに、松葉堆肥の原料となる松葉の確保(海岸林の広葉樹を伐採して松葉掃きができる松原をつくる)、松葉かきに使う備品の整備、作業効率化、PR活動など幅広い活動を行っています。
煙樹ヶ浜の松キュウリ
「松野菜」の栽培に使用する松葉は、毎年2月の第2日曜日の「松の日」前後に周辺住民や地元小学生が中心となって松葉かきをして集められます。その後、6月に1回目の切り返し、翌年1月に2回目の切り返しをして、籾殻、石灰窒素を混ぜて発酵をすすめ、6月頃、1年半かけた松葉堆肥が完成します。

松キュウリ・松トマト・松いちご(日本観光振興協会『観るナビ』)
煙樹ヶ浜松葉堆肥ブランド研究会
煙樹ヶ浜の松葉堆肥で育ったブランド作物。 黒潮からの風と太陽をいっぱいに育った煙樹ヶ浜の松葉。 この松葉(落ち葉)を集めて堆肥化し、キュウリやトマト、いちごの栽培に利用し「松」ブランドとして出荷している。 松葉かきによる松林の保全と地域の農作物のブランド化による地域農業の活性化を目指している。

 ●松林の保全から始まった「松野菜」プロジェクト
 ●「松葉堆肥」ができるまで
 ●「松野菜」ブランドを県外へも積極的にPR
 ●今後の展望は、販路拡大とプロジェクトの安定化

 (近畿財務局和歌山財務事務所地域トピックス 地方活性化に向けた取り組み事例46 2012.06.28)
 1.はじめに
 2.地域活性化に向けた取り組み
 3.さらなる発展に向けて
こうした取組は、これまで不用物として放置されていた松葉が循環型資源として活用されるだけでなく、松葉かきによる松林の環境保全や周辺の防災対策のほか、松葉かき作業を通じた住民交流や農家の活性化等、多面的な効果がもたらされています。
しかし、年々農作物の生産拡大を図ってきている一方で、この取組を安定的なものとするには、さらに販路を広げることが必要不可欠となってきます。このため、近時、美浜町では、ブランド価値向上による販売促進を目指し、「まつりん&ぼっくりん」という愛称の煙樹ヶ浜松林イメージキャラクターを作成し、農作物のパッケージへのシール貼付や、大阪、名古屋等の県外イベントに着ぐるみで参加するなど、積極的な広報活動が行われているところです。 こうした PR 効果が表れ、今後、一層の活性化に繋がることが期待されます。

松葉の使い道 1月20日

市民の森のアカマツ林保全・再生活動をになう市民ボランティアの輪をどのようにして広げていくのか、あれこれと学んでいます。
海岸林再生プロジェクト』のサイトの「活動ブログ」に「将来のマツの可能性」(A) 、「 〃 part2」(B)があって、松葉の利活用の事例についてまとめてありました。
 マツ材とは別の使われ方
「一部地域ではバイオマス発電に利用されている。たばこ農家の苗床や、川の浄化に少量使われている。燃料としては早く燃え尽きてしまい、堆肥としても使いづらく、事業規模では成立していない」と聞きました。
調べてみると、、思っていた以上に事例だけはたくさんありました!!
昔は主に燃料として活用されていたそうですが、現在は燃料としてだけではなく、松野菜・松酒・松葉茶・サイダーといった食料・飲料品からシャンプー・薬といった日用品にまで本当に幅広く活用されているのです。他にも松脂(マツヤニ)の成分から、粘着剤、香料、滑り止め、紙の添加物にまで使用されています。
ちなみに、松野菜は和歌山県美浜町で作られているもので、マツの枯れ葉と籾殻が発酵されてできた、松堆肥から栽培されたトマト、キュウリ、イチゴなどのことを指しています。このように、一部地域ではマツは堆肥としても活用されているのですね。一方、松葉茶やサイダーは、マツを香料として使用されています。
驚いたことに、海外でもいろいろな国で使われているのです。例えば、韓国の松餅(ソンピョン)と言われる、マツの香りのついた蒸し餅は、お盆の時期に食べる風習のあるお菓子だそうです。他にも、フランスではマツヤニ入りのキャンディーが販売されています。フランスでは昔から、マツヤニには肺の浄化作用がある事が知られているそうです。(A)
 落ち葉を燃料・肥料としてつかう
マツの落ち葉の有効活用方法の主な使い道として、燃料・肥料が挙げられます。実は、マツの落ち葉は昔から人々の生活の暮らしに身近なものなのですよ~。ガスや灯油が普及する1940年代~1950年代の半ば頃までは、薪や炭が庶民の暮らしを支えていました。特に松の落ち葉は火がつきやすく、かまどや風呂の焚きつけに重宝されていました。固めて縄で縛った松葉を売り歩く商売もあった程だそうです。現在では、家庭からかまどが消えつつありますが、夏の京都の風物詩、五山の送り火には松の薪と松葉が使われているそうです。他にも、陶磁器を焼き上げる登り窯としても使われています。マツは、他の木材と比較しても単位重量当りの燃焼熱量が高いんですね~。
他にも、マツの落ち葉が燃料・肥料として有効活用されている事例があります。例えば以前の記事でもご紹介した、松野菜です。松野菜は和歌山県美浜町で作られているもので、マツの枯れ葉と籾殻が発酵されてできた、松堆肥から栽培され、松トマト、松キュウリと呼ばれています。煙樹ヶ浜松葉堆肥ブランド研究会事務局は、「松葉は環境にも優しいバイオマス資源であり、その堆肥を撒いた土壌は通気性、保水性に優れ、植物の根に良好な環境を作り出す」と述べています。他にも、ガーデニングなどでよく使用されている、クロマツペレットが挙げられます。クロマツペレットは熱量が高く、灰分1パーセント以下の燃料用として非常に優れた特徴があるそうです。(B)
松葉堆肥で育てた和歌山県日高郡美浜町の『松野菜』については別稿で紹介します。
※「松葉酒」(ブログ『


はじめての鉋
』から)

※「松葉サイダーを作った」(安田陽介さんのブログ『大文字山を食べる』から)
※「松餅(ソンピョン)」(『cookpad』から)

アカマツ枯損木のチェック 1月18日

市民の森のマツで2016年1月以降枯死しているものがどのくらいあるのか、試に調べてみました。③の地点から東側のマツ(I715~I875の161本とJ183~J265の83本、合計244本)で地上から姿を消しているもの地上に倒れているもの(枯死or風倒木)と、枝に緑の葉が全くないものを枯れているとしました。

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今回は尾根の園路沿いのアカマツだけ調べましたが、729、730、732、734、741、748、825、828、841、843、846(11本)と187、190、262(3本)、合わせて14本がこの3年間に枯れています。

市民の森で実施されているアカマツ防除の基本方針は健全木への薬剤処理(予防)マツ枯れ被害木の伐倒駆除により松枯れを僅害に誘導するということです。
マツ枯れ被害木の発見と伐倒の徹底、さらに倒したマツ枯れ被害木を放置しないで、チップ化、薬剤撒布や燻蒸処理などを徹底することが松枯れ被害を減らしていくことにつながります。
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松くい虫対策(東松山市都市公園内樹林地等管理指針)
松食い虫対策(東松山市都市公園内樹林地等管理指針)

堆肥箱に落葉を追加 1月14日

市民の森保全クラブ作業エリアの堆肥箱に、ネットに詰めてあった落葉を足しました。堆肥箱7箱でネット10袋分です。
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※備忘録
・作業エリアにある堆肥箱の大きさは2種類あり、1間×1間の大きさのものには大文字、1間×半間には小文字のアルファベットをふります(斜面下東側から西側の5箱はA、b、c、D、E、斜面上の尾根の園路に近い2箱はF、G)。
・昨年12月、落ち葉掃き&焼き芋イベント(16日23日)準備で、b、c、Eは箱の中の落葉堆肥を全て取り出し、F、Gは新設しました。
・A、Dの2箱については2017年産落ち葉堆肥の上に、18年産の落ち葉をイベント時に積み込んでいます。

保全作業区切り地点にポールを立てる 1月13日

11日の定例活動日の市民の森保全クラブ作業エリア拡大範囲について話し合いをふまえて、作業範囲の区切り地点にポール(①~④)を立ててみました。これまでのコナラ林の保全・更新による里山再生に加えて、拡大エリアでは新たに松枯れ対策として、アカマツ林の再生を目標とした作業を実施する計画で準備をすすめています。松山という地名が昔からあった東松山市で、松枯れ被害で市民の森のアカマツ林が消滅するというような事態は避けなければなりません。

●作業エリア想定図
 拡大作業エリア想定図
尾根を通る園路の⑤~③-①の範囲の南向き斜面(アカマツ&コナラ林)全面。
①~④で囲まれた南向きの斜面部分は、尾根に沿ったアカマツ林エリアと、斜面下部の岩殿C地区と接する部分、無名沼イ号周辺との2エリアで、当面、作業をすすめる。無理なく安全に作業をすすめることを優先し、急斜面での市民の森保全クラブ単独作業は当面見あわせる。
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伐採作業を始める 1月11日

2019年最初の作業日です。参加者は、芦田さん、片桐さん、金子さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの7名でした。チェンソーを使う作業を始め、今日はコナラ1本を伐採しました。幹の太さ34㎝、年輪がきちんと読めませんでしたが樹齢60年位です。
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夜はやるき茶屋高坂店で新年会を行い、12名が参加しました。

市民の森作業エリアのマツの本数(2016年1月) 1月4日

2016年1月、市民の森のアカマツには松枯れ防止のために樹幹注入剤注入が実施されました。その際、市民の森のマツ(テーダマツ、アカマツ)の高木全てにナンバーがふられ、樹幹注入剤を使用したアカマツには、調査年月日、施工年月日、樹木番号、胸高直径、薬剤本数を記入したシートが貼りつけられました。
IMG_4457●市民の森施設平面図1600×1200

市民の森の岩殿物見山駐車場から地球観測センター向かって舗装された園路を歩いて行くと、途中で入山沼にに向かう尾根の園路がわかれます。この地点に地区ナンバーI1番のマツがあります。さらに入山沼に向かう尾根の園路をすすんでベンチがある地点(地図A地点)に到着すると、尾根の園路北向き斜面にはJ1番、清澄ゴルフ場が下に見える西向き斜面にはJ266番、J267番(Jの末番)、南向き斜面にはI185番のマツがあります。そこで、2016年1月現在で中央園路からこの地点までのI地区(東向き斜面)には185本のマツがあり、この地点から始まるJ地区には267本のマツがあったことがわかります。
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B地点は園路の階段が終わった場所で、ここにはI633番、J164番のマツがあります。
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5の数字がふられた赤いプラ杭があるのがC地点です。ここから東側が市民の森保全クラブの作業エリアです。杭付近にはI858番からのマツがあります。北向き斜面のJ262番は所在不明。A地点からC地点の間のマツの本数(この間は尾根にアカマツ、斜面にはテーダマツが多い)は園路沿いと南向斜面(I)には673本(I866を足して)、北向き斜面と北に突き出た尾根部分(J)には261本、テーダマツ、アカマツ合わせて尾根と南北斜面には、934本のマツがあったことがわかります。
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さらに尾根の園路をすすんで四阿からカーブして作業道に下りて行きます。そこがD地点でI872~874番、I875番、J265番のマツがあります。J263番は上の四阿のそば、J264番は下りカーブ途中にありました。
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まとめると、市民の森保全クラブの作業エリアには2016年1月の時点で、南向斜面にはI858~75番(I866番はエリア外)の17本、北向き斜面にはJ262~265番の4本、合わせて21本のアカマツ(エリア内にはテーダマツはない)があったことがわかります。現在は、南北斜面とも伐採等でアカマツの本数はさらに減っており、作業エリアについてはコナラが他種を圧倒する「ドングリの森」であることを示しています。

2016年1月時点でA地点から作業道に下りていくまでの範囲にマツが955本あったことがマツにふられた通し番号の合計から知ることができましたが、その本数の多さに改めて驚かされます。2000年4月に市民の森が都市緑地として公開された時点で、市民の森全域に「松約9000本」あったと言われていますが、この数もハッタリではなさそうです。

マツ枯れの仕組みと防除③ 1月3日

森林被害対策シリーズ  No.1 「松くい虫」の防除戦略  マツ材線虫病の機構と防除』(独立行政法人 森林総合研究所、2006年)を再読しました。市民の森保全クラブ会員必読です。

松枯れは線虫と昆虫が共同して引き起こす病気です。その仕組みは以下の通りです(冒頭の番号は下図と対応しています)。
1)5~7月にマツノマダラカミキリ成虫がマツノザイセンチュウ(線虫)を体内に入れて(主に気管の中)前年に枯れたマツから脱出。
2)カミキリ成虫は生きたマツの枝をかじって栄養摂取。この傷から線虫が樹体内に侵入。
3)侵入後、線虫はマツの樹脂道(ヤニの通り道)を通って樹体全体に広がり、マツの細胞から栄養を摂取。線虫の活動にともなって、水(木部樹液)の通路である仮道管から水分が抜けて無くなり、樹液が上昇できなくなる。感染後1〜2ヶ月で、水不足のため葉が変色し、樹幹内で線虫が増殖。  
4)カミキリ成虫は枯死したマツが放つ匂いに引かれ、枯損マツの樹幹に産卵。10日ほどで孵化して幼虫になる。
5)夏から秋にかけてマツ林で枯損が目立つようになる。
6)カミキリ幼虫は枯死したマツの樹皮下を食害して成長。
7)十分に食べた幼虫は材内にもぐり、蛹室を作り、翌年春に蛹になる。
8)材内にいた線虫は蛹室に集まり、カミキリ成虫の気門(空気を取り入れるために体表にある穴)に入り込み、カミキリとともに材の外へと旅立つ。
松枯れの仕組み

  松枯れを防除しなければマツ林は消滅
松枯れを引き起こすマツノザイセンチュウは北アメリカから侵入した侵入生物で市民の森に植林されたアメリカ原産のテーダマツは抵抗性が強いが、日本の在来種のアカマツは致命的に弱い。マツノマダラカミキリは日本在来の昆虫であるが、マツノザイセンチュウが侵入する以前は枯木や枯枝が少なかったので、マツノマダラカミキリの繁殖できる資源が少なく、虫の密度が低かった。マツノザイセンチュウが侵入後、マツノマダラカミキリがマツノザイセンチュウと結びづき、枯れ木が増えたため、繁殖を妨げるものがなくなり、爆発的に増える条件が整った。放置すれば被害は広がるのみ。マツ林を守るには人間による制御が必要!!


  マツ枯れ防除の基本戦略
   ①マツノマダラカミキリまたはマツノザイセンチュウを絶滅させる
これが可能なのは、島嶼など、周囲から隔離された場所だけです。鹿児島県沖永良部島で実証例があります。周辺に被害マツ林がある場合やマツ枯損木の移動(持ち込み)が考えられる場所では、不可能
   ②マツ林を抵抗性の強い品種に変換する
抵抗性家系でも感染して枯れることはあるものの、苗木を積極的に植栽すると将来の被害を減らすことができる
   ③マツノマダラカミキリの増殖率を抑える
天敵として、菌類、センチュウ、クモ、ダニ、昆虫、鳥類など多くが知られていますが、マツノマダラカミキリの数をコンスタントに制御できる有効な天敵は見つかっていない
   ④予防散布や伐倒駆除を継続することにより微害を維持する
被害量が少ない場合、微害に維持するための費用はそれほど多くかからない。狭い地域ならば予算的にも、防除労力、枯損木探査の確実性等からみても可能

現状では④の方法、また条件の整った場所では①が実現可能。②は長期的な防除費用や薬剤の使用を減らせる点で今後はより重要になると考えられる。③についてはいまのところ有効な方法はない。[「マツノマダラカミキリを振動で寄せ付けない方法」が③でしょうか]

  防除手順の実際
   微害(林野庁では枯損率が1%以下の場合を指す)を維持する
   手順1:「保全するマツ林」の決定
   手順2:現在の被害量を微害に誘導
   手順3:微害の維持
    ①周辺マツ林の樹種転換
    ②保全するマツ林における徹底的な駆除
     ●すべての枯損木を見つける
     ●見つけた枯損木は、すべて駆除対象とする
     ●駆除対象の枯損木からマツノマダラカミキリをすべて殺虫
    ③保全するマツ林の成立本数の確保
     予防散布だけで被害がゼロになった例はない
予防散布と伐倒駆除(薬剤散布)の組み合わせだけでは被害量を減らせることは難しく、枯損木の焼却やチップ化による特別伐倒駆除との併用が被害を減少させるにあたって効果的

  個別防除法 ①予防散布

  個別防除法 ②伐倒木の処理
   焼却
   破砕(チップ化)
   燻蒸
   薬剤処理

  個別防除法 ③効果を上げるには
   枯損木の見落とし対策
   駆除残し対策
   駆除率を上げる

  戦略を実行する手順
   実施前
   1年目-5年
   5年目以降
   周辺マツ林の取り扱いの重要性

  防除の成功例


マツ枯れの仕組みと防除② 1月2日

神戸大学大学院農学研究科黒田慶子教授の『マツの材線虫病』。

松食い虫や松枯れと呼ばれる現象の実体は、マツ材線虫病という伝染病である。北米からの侵入病害で、日本原産のアカマツ・クロマツは感受性が高く、感染すると大半が枯れる。過去の記録から、1905年に長崎で起こった集団枯死が最初の被害と推定されている。マツノザイセンチュウが病原体であることを徳重と清原(1971)が発見し、それから30年以上の研究を経て、発病および萎凋のメカニズムは、かなり細部まで説明できるようになった。近年では、抵抗性のアカマツやクロマツが選抜され、苗木の生産が行われている。しかし、「発病メカニズムは全然わかっていない」という誤解や、「線虫が枯らしているのではない」と、強く主張される場合が依然としてあり、防除推進の妨げともなっている。
発病のメカニズムについて基本的な事柄が理解されていれば、マツ枯れの防除はより効果的に実行できる。また、薬剤使用についても正確な判断が可能となる。
線虫はマツの柔細胞類の内容物を酵素分解して吸収するが、発病前の早い段階では摂食によって壊死[えし]する細胞はごく僅かであり、マツの組織を食い荒らして枯らすのではない。
「気体による通道阻害」が明らかになるまで、枯損理由は「線虫や松ヤニが仮道管や樹脂道に詰まるため」と説明されていた。まだこの説で説明されている事例がある。
 なお、材線虫病で枯れたマツの材に糸状菌類(カビ)が繁殖しているため、糸状菌を萎凋の原因とする説もあったが、糸状菌類単独でマツ枯れを起こすという説は否定された。
  感染から枯死までのプロセス 仮道管の排水
感染から枯死までのプロセス

なお、毒素で枯れるという説もあるが、樹木の細胞を多量に壊死させ枯死に至らせる毒性物質は発見されていない。「未知の物質」程度の意味合いで「毒素」という言葉が用いられて、誤解をまねくことがある。
  抵抗性のマツ
   1)抵抗性種の特徴
病原線虫とのつきあいがたった100年間という日本産のアカマツやクロマツは感受性が非常に高く、接種実験では70~90%が枯れる。一方、北米原産のテーダマツやストローブマツは抵抗性が高く、感受性により枯れる率が低い。ただし、100%枯れないわけではない。テーダマツでは、線虫はマツ組織に感染(侵入)できるが、樹幹内での移動は不活発で、増殖できない。仮道管の排水現象は局部的に起こるが、樹液流動は持続するので枯れにくいという結果が出ている。抵抗性発現のメカニズムとしては、線虫の移動阻害と増殖阻害の二つが考えられる。線虫の活動を妨げるような化学物質が組織に含まれている可能性はあるが、まだ検出されていない。
   抵抗性マツの利用に関する今後の課題
マツは10年生ぐらい成長するとマツ材線虫病に罹病しやすくなる。植栽地で罹病率調査を実施する必要があるが、単なる「枯死率調査」ではなく、材線虫病による枯死かどうか確認しなければ、有用なデータとはならない。
※池田武文「キャビテーションとエンボリズム ―渇きのシグナル―
    (シリーズ 森をはかる その8 『森林科学』24巻、1998年10月)

   樹木をめぐる水移動とキャビテーション[空洞現象]
樹木をめぐる水移動とキャビテーションの検出
   エンボリズム[通道(通導)阻害]の形成メカニズム
エンボリズムの形成メカニズム

※黒田宏之「マツ枯損防止のための新戦略構築」(『木材研究・資料』第35号、1999年)
    材線虫病に対するマツの抵抗性
材線虫病に対するマツの抵抗性
     抵抗性の強さ A>B>C>D
     アカマツC クロマツD テーダマツA

マツ枯れの仕組みと防除① 12月31日


マツを守る
  1.なぜマツを守るのか
  マツを守る6つの意義
 2.マツと人とのつながり
  日本の原風景
 3.マツが危ない
  海岸林の消失・衰退
  マツ枯れの推移
 4.マツ枯れの正体
  マツ材線虫病発生の謎
  発生のメカニズム
 5.マツ枯れ対策
  マツ材線虫病の診断
   ・樹脂の出方による診断 
   ・葉の枯れ方による診断 
  マツノマダラカミキリの駆除
   物理的・科学的駆除
    ①焼却駆除
切り倒した被害マツを焼却駆除
材の表面から内側に1㎝程度炭化させる
土壌が加熱されるとつちくらげ病の地中の休眠胞子が活動を始める引き金となるので、焼却はマツ林の外で行う
    ②破砕(チップ化)処理
材に潜り込んだ幼虫や蛹の大きさから、チップ材片の暑さは規則で6㎜以下
幼虫は2㎝ほどの細い枝にも潜り込んでいるので、細い枝も残さず破砕
    ③土中処理
切り倒した被害マツを土の中に埋めて処理
地下15㎝以上の深さに埋めて土をかける
    ④薬剤散布
切り倒した被害マツの枝を払い、幹を玉切りにして駆除薬剤を散布
「秋期駆除」(~10月末頃)幼虫が樹皮下にいるか、穿入孔道を掘っている
「冬期駆除」(10月末~3月末)
「春期駆除(3月末以降)成虫が羽化脱出するまでに
    ⑤くん蒸剤処理
縦1m横2.5m程度を浅く掘り、被害マツの切り払った枝を下に敷き、その上に玉切りした幹を高さ90㎝ほどに積み重ね、全体をビニールシートで密閉し、薬剤を用いてくん蒸、7日間放置して処理
  生物的駆除
   ①天敵微生物(カビの1種ボーベリア菌をマツノマダラカミキリの幼虫に感染させる)
   ②天敵昆虫(オオコクヌスト、サビマダラオオホソカタムシが有望)
   ③天敵鳥類(キツツキ類)
  6.マツ材線虫病の予防
   マツノマダラカミキリの成虫を退治すること
空中散布(航空機を利用する特別防除)
貴重な野生動植物の生息地又は生育地や周辺に病院や学校、水源などがある森林ではできない。また、住宅、公園、レクリエーション施設、水道、鉄道等の周辺の森林やタバコや桑、お茶などの栽培地、畜産、養蜂、かいこなどに影響が及ぶおそれがある場合、水産生物、漁場、保護水面などのある場合などについても、地域住民からの要望があり、かつ、地域住民等関係者の意向を十分確認でき、これらの環境に悪影響を及ぼさないよう安全かつ適切な防止対策を講ずることができなければ特別防除という手法はできない。
地上散布(ポンプや送風散布装置、スプリンクラーなど)
  7.抵抗性マツの利用と樹種転換
抵抗性マツの利用
 マツノザイセンチュウが樹体内に侵入しても枯れないマツ
樹種転換
 しっかりと守る必要があるマツ林の周辺にあり、そのマツ林へ病気をうつす恐れのあるマツを取り除いて、広葉樹などの林に変えること。
 マツノマダラカミキリは、2km以上はなれているマツ林にはほとんど移動できないことがわかっている。
  8.マツ林の手入れ
・手入れされたマツ林は、枯れるマツの本数が少ない。
・マツ林をきれいにして、そこに生えているマツを健康に育てることにより、被害を少なくしようとするもの。
・燃料が薪や炭から石油やガスに代わるとマツ林は放置され荒れるにまかされてきた。そのため、マツ林には草やほかの樹が生えて藪化、枯れたマツの樹もそのまま放置されることが多く、マツノザイセンチュウを運んで病気をひろげるマツノマダラカミキリの大発生源となって、病気がひろがった。
  昔から行われている松葉かきや下草刈りなどを続けているマツ林では、それをやめてしまったマツ林に比べ、枯れるマツの本数が少ないことがわかってきた。
 マツ林の手入れとマツ材線虫病の被害の関係は、まだはっきりとした答えをだすことはできないが、これからの研究によってマツ材線虫病に負けない強いマツ林を育てていくマツ林手入れの方法が見つかることが期待される。

マツノマダラカミキリを振動で寄りつかせない方法 12月28日

12月23日の『朝日新聞』夕刊に「ブルブル木揺らし…松枯れ害虫優しく撃退 天敵と勘違い」という記事が掲載されていました。
 松枯れを引き起こすのにかかわる「マツノマダラカミキリ」を駆除する新たな方法を、森林総合研究所(茨城県つくば市)などのグループが開発した。鳥や動物などの天敵が歩く時の振動をまねて松の幹を揺らすと逃げ出すという。殺虫剤を使わない環境に優しい方法だ。
 研究所の高梨琢磨・主任研究員によると、マツノマダラカミキリは1秒間に100回程度の振動にとても敏感だという。6本の足の太ももに木から伝わってくる振動を感じる感覚器官があり、天敵のキツツキなどが近づくと感じる。
 研究チームは数年前から、この振動を与える円筒形の装置(直径約5センチ、長さ約20センチ)を国内メーカーと開発してきた。松の幹にベルトをつけ、カミキリ10匹の様子を調べた。
 2時間後、装置を取り付けなかった幹にはカミキリはそのままいたが、取り付けた幹では平均4割が逃げた。また、松の丸太に一晩メス6匹をつけたところ、振動を与えなかった丸太には産卵したが、振動を与えると全く産卵しなかった。
 カミキリが松の樹皮を食べると、そこからカミキリ体内にいた線虫が侵入し、根からの水を通す管を詰まらせて松枯れが起きる。被害は全国に広がっている。殺虫剤でカミキリを駆除する対策が主流だが、環境への影響が心配されている。
 高梨さんは「松1本に装置1個で十分な効果があり、市街地の公園などでも安心して使える。数年以内に安価で小型な装置を実用化させたい」と話す。振動による駆除法はトマトの害虫「コナジラミ」などにも効くとみて、開発を進めている。(三嶋伸一)
         [朝日新聞DIGITAL 2018年12月23日08時48分
ネットで検索してみると、11月10日に共同通信社が「松の害虫、振動で寄りつかせず 薬剤減らす対策に新手法」を配信し、『沖縄タイムス』、『京都新聞』、『佐賀新聞』など地域紙が記事を転載し、『毎日新聞』は11月22日に「森林総合研究所 小刻みの振動、松の害虫回避 新手法開発」をデジタル版に掲載していました。松枯れの原因として記事にある「根からの水を通す管を詰まらせて」とか「松が水を吸えなくなる」とかの説明でよいのでしょうか。松枯れ病は「マツの体内で線虫(マツノザイセンチュウ)が増殖し、水を運ぶ仮道管に障害が起こることで、マツが枯れてしまう」病気ですが、そのメカニズムについて再度、学習してみたいと思いました。

マツノマダラカミキリを寄せ付けないで産卵を抑制して増殖率を抑える新手法
農薬を散布することでカミキリを駆除する方法は、周囲の生物にも影響を与え、生態系を破壊してしまうことが懸念されています。そこで森林総合研究所の高梨琢磨さんたちが着目したのが、カミキリがマツの木に伝わる天敵の振動を察知して逃げるという行動です。カミキリが脚にある感覚受容器で振動を感知して不動化するメカニズムが明らかになり、天敵が発する振動をマツに与えることでカミキリを駆除する小型の振動発生装置を数年間かけて国内メーカーと開発、実用化の目途が立ったようです。


※日本木材学会 組織と材質研究会 2014年秋季シンポジウム『樹木と昆虫のインタラクション ̶ 樹幹加害の多面的理解ー 』(2014年9月18日)

荻上チキ Session-22(TBSラジオ)の2014年10月放送「積水化学の自然に学ぶものづくり」(ゲスト:高梨琢磨さん)①「超音波とはどういうものなのか」、②「なぜ、昆虫が振動・超音波を発するのか?」、③「松枯れを起こす害虫マツノマダラカミキリ」、④「虫よけ技術の秘密兵器」

※森林総合研究所研究成果2017年紹介「振動でカミキリムシが不動化するメカニズムを解明

「林業に新規参入する労働者に係る労働災害防止対策推進事業」報告書目次 12月27日

2013年度厚生労働省委託事業「林業に新規参入する労働者に係る労働災害防止対策推進事業」報告書』(株式会社森林環境リアライズ、2014年3月)は全7章、本文127頁ですが、イラスト・写真類も多数掲載されて読みやすい報告書です。「第5章 実地検証後の報告書」(84~110頁)については節・項・目まで詳細な目次を紹介しています。
 なお、前年に発行された『林業に新規参入する労働者のための安全な作業のテキスト』、『安全作業に必要な作業計画の作成支援』(株式会社森林環境リアライズ、2013年1月)は、株式会社森林環境リアライズHPの「[厚生労働省委託事業]林業に新規参入する労働者に係る労働災害防止対策推進事業」ページの「林業に新規参入する労働者のための「安全な作業のテキスト」及び「安全な作業に必要な作業計画書の作成支援」についてからダウンロードできるのであわせて目を通してもらいたいと思います。
平成25年度厚生労働省委託事業報告書表紙
まえがき
 森林林業における労働災害の発生状況は、中長期的にみると減少傾向にあるものの、他産業に比べると発生率が高い水準で推移しており、災害の程度も死亡災害など重篤な災害の割合が高い状況にある。また、長引く木材価格の低迷の中で生産活動による利益を上げるため、コスト低減や高い労働生産性を求めるあまり、安全対策が十分講じられず労働災害の危険性が高まりかねない状況にある。
 近年の死亡災害の内訳をみると、①間伐作業中における災害、②不適切な方法による「かかり木」処理中における災害、③複数の林業労働者の近接作業が原因の災害が多くなっている。また、林業機械の普及等により、車両系の林業機械の転倒、転落や周囲の労働者を巻き込む災害が多発している。
 本事業は、林業に新規参入する労働者に係る労働災害防止対策推進事業の一環として、安全性能の高い保護具着用の徹底等の諸外国の先進的な林業労働災害防止対策の調査・検討と、検討結果に基づく対策の実地検証の実施により、林業における労働災害防止対策の推進をはかることを目的に取りまとめた。
章立て
1. 事業の概要
2. 事業の実施計画
3. 先進的な林業労働災害防止対策の検討
4. 検討結果に基づく対策の実地検証
5. 実地検証後の報告書
6. 留意事項およびその他
7. 林業機械等の検討課題の抽出と検討方針等について

詳細目次
1. 事業の概要
 1 . 1 事業の目的と内容
2. 事業の実施計画
 2 . 1 事業の実施方針等
 2 . 2 事業項目等
 2 . 3 各項目の実施内容
 2 . 4 事業実施に伴う提案事項
3. 先進的な林業労働災害防止対策の検討
 3 . 1 林業作業に伴う安全な服装と保護具
 3 . 2 チェーンソーによる安全な伐木作業指針
 3 . 3 かかり木処理作業
 3 . 4 集材作業
 3 . 5 林業労働災害防止対策検討委員会
4. 検討結果に基づく対策の実地検証
 4 . 1 実地検証対象事業場の選定
 4 . 2 実地検証用調査票作成
 4 . 3 実地検証の実施
  1) 実地検証事業場の事業規模等
  2) 実地検証事業場の林況等
  3) 実地検証事業場の作業システム等
  4) 実地検証概況
 4 . 4 実地検証結果
  1) 安全な服装と防護具の装備
  2) 手工具の管理とチェーンソーの大きさ等
  3) 伐木作業に伴う安全確保およびチェーンソー取り扱いの基本
  4) 欧州等の安全な伐木方法の取組み
  5) 造材作業に伴う安全確保および枝払いの基本
  6) かかり木処理作業の実態

5. 実地検証後の報告書[84~110頁]
 5 . 1 安全な作業の基本
  1)林業作業に伴う安全な服装と保護具の装着
   (1)作業用衣服
   (2)防護・防振手袋
   (3)安全靴等
   (4)チェーンソー等林業作業のための防護衣等
   (5)保護帽・保護網・保護眼鏡および防音保護具
    参考:保護具の性能と切断に関する保護性クラス

  2)手工具の管理と使用方法
   (1)手工具の種類と主な作業項目
   (2)林業機械・器具の種類と主な作業項目
   (3)機械・器具の整理整頓と点検整備
   (4)安全な持ち運びと現場における管理
    参考:クサビの種類
    参考:トビ・ツルの使い方

 5 . 2 伐木・造材作業
  1)伐木作業に伴う安全の確保
   (1)伐木作業前の準備
   (2)伐木作業に伴う立入り禁止区域および伐木者の退避

  2)チェーンソー取り扱いの基本
   (1)チェーンソー作業時の立入禁止区域
   (2)チェーンソー取り扱いの基本

  3)伐木作業の基本
   (1)受け口切り
   (2)追い口切り
   (3)クサビの打ち込み
   (4)つるを適切につくる
   (5)伐木

  4)先進的なチェーンソー伐木技術の取り組み
   (新規就労者の安全なチェーンソーによる伐木技術)
   (1)取り組みの目的
 ① チェーンソー用防護ズボンの安全性は、ガイドバーが長いと防護クラスに対応した安全性は保障されない。このため、ガイドバー45cm 程度のチェーンソーで伐木する技術の体系化が必要である。
 ② 日本国内ではクラス1(最低限の性能)の防護ズボンが広く普及しているため、ガイドバー45cm 程度のチェーンソーの使用が望ましい。
 ③ ガイドバーが短く重量が軽いチェーンソーは、取り扱いやすく安全な作業が行える。また、重量が軽い出力3.5kW程度のチェーンソーは、燃料消費が少ないので手持ち資材も軽いなど労働負荷の観点からも、ガイドバーが短いチェーンソーの使用が望まれる。
 ④ 特に、新規就労者はチェーンソーの取り扱いは未熟のため、取り扱いやすいガイドバーの短いチェーンソーの使用が望ましい。
   (2)20 ㎝以上の伐木の一般的な伐木方法(オリエンテーションカット)
 オリエンテーションカットは、近年、ヨーロッパの林業専門作業員の伐木方法のスタンダードとして指導教育される方法である。受け口、つる幅・高さ、追い口切りの基本は、国内の基準と同様である。
 伐木方法の特徴は、伐木の安全作業を向上させるため、伐木方向づけ(オリエンテーション)を確実にするために、【①受け口の直角方向の側面を切り落として、つる面と側面を四角に整形して伐木する。】【②つるの幅と高さを厳守させるために、切り落とした側面につる幅と高さを木材チョークなどで(熟練者はチェーンソーの刃を使用)印をつけて、その目印を基準に伐木する。】
 なお、側面の切り落としは、国内の一般的な根張り切り(根元切り・斧目)に類似するが、オリエンテーションカットは、つる幅と高さを基準に幹部を四角に整形する作業であり、根張り切りとは異なる方法である。
   (3)伐木径直径約20 ㎝以下の場合(オープンフェイスノッチカット)
 オープンフェイスノッチカットは、ヨーロッパや北欧における小径木(胸高直径20cm以下)の伐木方法として広く普及する。国内の小径木の切捨て間伐等の伐木は、簡易な受け口を取り、一気に伐木することが多い。このため、かかり木の発生が多く、径級が細いことから、投げ倒し(あびせ倒し)や元玉切りを安易に行うことが散見され、重大事故の招く要因となっている。
 オープンフェイスノッチカットの特徴は、伐木時に人が押してコントロールできる20cm 以下の径級の立木のかかり木を避けるため、正しい伐木方向に倒すことを目的とした技術である。
 なお、オープンフェイスノッチカット(広角受け口)は、「伐木造林業務従事者必携-安全衛生教育用テキスト-(林業・木材製造業労働災害防止協会)」により、伝統的受け口伐木方法より安全度が高く、高い精度で伐木方向が決まる。また、元口の跳ね上がりと制御不能な動きを減らすことが出来ると紹介される伐木方法である。
   (4)腐朽木の伐木
 伐根部分が腐朽している木および凍裂などの被害木の伐木は、つるやクサビが均一に機能せず伐木方向が変化したり、伐木中に幹が裂けたりして非常に危険である。

   (5)伐木に伴う安全作業のまとめ

  5)造材作業の基本
   (1)造材作業に伴う安全の確保
   (2)枝払い作業の基本【大径木および太い枝の樹種(広葉樹)の場合】
   (3)枝払い作業の基本【小径木および細い枝の樹種(針葉樹)の場合】

  6)玉切り作業の基本
   (1)作業の基本
   (2)片持ち材、橋状の材の玉切り
   (3)クサビの使用例
   (4)小径木の玉切り方法
   (5)中~大径木の玉切り方法

 5 . 3 かかり木処理作業
 かかり木の処理は伐木作業の中でもっとも危険な作業である。かかり木処理については「かかり木の処理の作業における労働災害防止のためのガイドライン」を基本にして、事前に適切な処理方法を学び、適切な機械器具を使用して処理する。
  1)安全なかかり木処理作業
   (1)事前調査と準備
   (2)確実な合図と退避
   (3)適切な処理方法
    参考:欧州のかかり木処理方法

  2)かかり木処理の禁止事項
   (1)かかられている木の伐木の禁止
   (2)投げ倒し(あびせ倒し)は禁止
   (3)かかっている木の元玉切りは禁止
   (4)かかっている木の肩担ぎは禁止
   (5)かかられている木の枝切りは禁止

  3)止むを得ない場合の危険区域の設定
(1)かかり木が発生した場合は、できるだけ速やかに処理する。
(2)やむを得ず放置する場合は、危険区域に他の作業者が立ち入らないよう、標識の掲示、縄張りなどの立入禁止の措置を行う。
 5 . 4 集材作業
  1)架線集材
   (1)作業開始前の点検
   (2)安全な荷かけの方法

  2)安全な荷かけ・荷はずし作業の方法
(1)架線集材作業では合図と退避が必須条件で、指差し呼称して運転者に合図する。
(2)張力がかかっているときのロープの内角作業は行わない。
(3)同一斜面の上下作業は行わない。半地引き集材では斜面上部から、転石・切り捨てられた端材などが落下するため注意する。
(4)引戻索の台付け索が切れた場合、ワイヤーはバネのように跳ねて転石・枝・切り捨てられた端材を跳ね飛ばすので注意する。
(5)ロージングブロックが停止してから荷かけを行う。
(6)荷の巻上げ後、すぐに主索の直下に入らない。また、主索の下の荷の落下などのおそれのある箇所では作業しない。
  3)車両系集材
   (1)作業開始前の点検
   (2)安全な荷かけ作業の方法
   (3)無理な荷かけはしない
   (4)集材作業の注意事項
   (5)荷かけ作業の禁止事項
    参考:チェーンおよび可動式チョーカーフック

6. 留意事項およびその他
 6 . 1 事業効果の把握
  1) アンケート様式
  2) アンケート結果

7. 林業機械等の検討課題の抽出と検討方針等について
 7 . 1 林業機械の安全基準及び安全な作業
 7 . 2 伐木、造材等の見直しについて
 7 . 3 路網整備関係の安全作業
 7 . 4 木質バイオマス燃料生産機械の安全基準および安全な作業について
 7 . 5 林業機械等の検討課題のロードマップ

※『東京都保全地域保全活動ガイドライン=東京の自然環境を次世代に伝えるために=』(1918年)をはじめ、里山保全活動や作業に関わるガイド、マニュアル類は自治体から種々発行されています。森づくり安全技術・技能全国推進協議会からは『森づくり安全技術マニュアル』(基本編・動力機械編・応用作業編・指導編)が発行されており、1冊2,000円の寄付で入手できます。
 市民の森保全クラブの現場作業はチームで行っています。チェンソー、刈払機を使っている、使っていないにかかわらず、全会員が「無理なく・楽しく・安全に」里山保全活動が続けられるように、これらのテキストを自習するとともに集団で研修する機会を設けて認識を深め、現場活動で体得していきたいと思います。
※「保全作業の安全確保」(2018年12月22日記事)


落葉掃き&焼き芋イベント第2回実施 12月23日

市民の森保全クラブ・岩殿満喫クラブ共催の落葉掃き&焼き芋イベントの2回目です。参加者は大人・子どもあわせて51名、スタッフ10名でした。雨が降るのではないかと天気予報が気になっていましたが、開催中は風もない曇天で、寒さを感じることも少なく、大人も子どもも、スタッフも、参加者全員楽しく過ごせたことと思います。2年物の落葉堆肥を入れて育てた今年の紅はるかは昨年より大きめでしたが、焚き火でおいしく焼くことができました。同時に提供したドングリ茶や蒸かしたサトイモも好評でした。来年度もさらにバージョンアップして楽しいイベントにしていきたいと思っています。
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保全作業の安全確保 12月22日

渡部さんを指導者にして、新井さん、片桐さん、金子さん、草間さんでチェンソー操作スキルアップ講習会を行いました。市民の森保全クラブでは来年度、活動エリアの拡大を計画しています。新エリアは等高線がこんでいる場所もあり、2019年1月~3月に現場で危険性の事前評価(リスクアセスメント)を実施して危険要因を洗い出し、リスク低減対策を実施します。
PCを利用できる会員の皆さんは、『林業・木材製造業労働災害防止協会』(林災防)の「災害事例研究」、『森づくり安全技術・技能推進全国協議会』の「森づくり安全データベース(試行版)」等にアクセスして、事故事例、刈払機・チェンソーや道具の使い方、救急救命・応急処置など再学習することをお願いします。




薪の準備 12月21日

23日の焚き火に使う薪を集めて、シートを掛けておきました。
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落葉掃き&焼き芋イベント実施 12月16日

「落葉を掃いて焼き芋を食べよう」第1回、無事に終了しました。参加者は大人・子どもあわせて54名、スタッフ9名でした。落葉堆肥箱5箱を満杯にしました。次回は23日(日曜日)です。
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落葉掃き&焼き芋イベント準備 12月14日

16日の落葉掃き&焼き芋イベントに向けて落葉掃きエリア、焚き火場、作業道具、小物類の点検と当日の進行・役割分担等の確認をしました。参加者は芦田さん、片桐さん、金子さん、草間さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの8名でした。
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落葉を掃いて焼き芋を食べよう(16日・23日)募集終了 12月12日

12月16日・23日(日曜日)、市民の森で『落葉を掃いて焼き芋を食べよう』イベントの参加者募集を終了しました。2回で40組募集し33組の応募をいただきました。ありがとうございます。雨天中止とならないことを祈っています。
落ち葉チラシ(2018)
集合場所・時刻:岩殿物見山駐車場・9時30分までに集合して下さい。
募集人員:先着各回20組(小学生以下は保護者同伴)
     大人だけの参加もできます。
参加費:1人500円(幼児無料)
服装・持ち物:作業のできる服装、手袋、飲み物など

チッパー作業、落ち葉堆肥箱新設 12月11日

環境保全課の石川さんと落葉掃きイベントエリアのコナラの株元に積んでいた落枝のチップ化作業を5箇所でしました。参加者は片桐さん、澤田さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineと石川さんの7名です。
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11時半にチッパー作業を終了し、その後、現場ですぐに組立がきるように枠付けしてくれたコンパネを使って1間×1間の落葉堆肥箱を2箱設置しました。澤田さんお疲れさまでした。
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これで市民の森の作業エリアの堆肥箱の数は、1間×半間2、1間×1間5、合計7となりました。

落葉堆肥箱を空にする 12月4日

今日は片桐さんと園路近くの1間×半間と西側の2016年に設置した1間×1間の落葉堆肥箱の堆肥を土のう袋に詰めました。2箱であわせて55袋ありました。
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落葉堆肥箱を空にする 12月1日

12月16日・23日に開催する落葉掃き&焼き芋イベントの準備です。尾根に上がる園路の東側にある1間×半間の落葉堆肥箱内の落葉堆肥を袋に詰めました。落葉の原形をとどめているものは隣の1間×1間に移動。完熟したものを土嚢袋に詰め重さを測ると170㎏ありました。
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(市民の森保全クラブ)落葉掃き&焼き芋体験イベントで落葉を集める→堆肥箱で熟成(2年間)→落葉堆肥→(岩殿満喫クラブ)落葉堆肥を畑に入れてサツマイモ栽培→収穫したサツマイモを落葉掃き&焼き芋体験イベントの食材として提供というスタイルで「循環」します。

1間×半間の落葉堆肥箱の歴史
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 2014年1月26日 組立・設置。落葉を入れる
 2016年1月8日 設置場所を2m移動。
 2016年1月13日 コンパネを杭で固定
 2016年1月21日 24日に予定していた落葉掃き&焼き芋体験イベントは降雪で中止(24日現場写真
 2017年12月11日 枠板・杭など補修
 2017年12月13日 落葉掃き&焼き芋イベント(第1回)実施
 2018年1月1月14日 落葉掃き&焼き芋イベント(第2回)実施

アカマツの枯損木 11月30日

市民の森保全クラブでは現在活動をしているコナラ二次林エリアの西側の南向き斜面でアカマツ林の保全活動を来年度から始めることを検討しています。新活動エリアの範囲を検討するために斜面を登っていくと、枯れて倒れたマツに目がいきます。
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市民の森のマツ(アカマツ・テーダマツ)には1本ごとに番号をふったシールが貼られています。2016年1月のシールが最近のもので、松枯れ防止のために樹幹注入剤を使用した時に作業用につけたものです。尾根の園路沿いの高木が園路をふさいで倒れたり、掛かり木になると、委託業者が速やかに片づけていますが、斜面のものは放置され、時が経つと写真のような姿になっていきます。
現・新活動(予定)エリアには何本位のマツ(アカマツ・テーダマツ)が生えているのでしょうか。2016年1月から来年で丸3年経ちますが、この間、枯れて片づけられたものが何本もあり、生き残っているマツの本数が気になります。

アカマツ林下南向き斜面の下刈り 11月26日

無名沼イ号の北側の篠藪の刈り取りと片付を刈払機、重機を使って作業し、南向斜面の下刈りが完了しました。この間の施業を担当してくださったアート緑化土木さんありがとうございました。
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落ち葉掃きエリアの落枝片付け 11月25日

市民の森保全クラブの第4日曜日の活動日です。参加者は、新井さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの5名でした。落葉の時期となりました。12月の落ち葉掃き会場の林床の落枝を集めて片づけました。参加の子どもたちがけがをしないように、また荒熊手で掃きやすくするためです。
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※「木の葉ハキ」(2014年1月26日記事)
※「くずはき・木の葉はき・枯れっこ掻き」(2015年01月12日記事)
  15 やまし
 昭和30年代頃までは、食生活のための竃、囲炉裏での燃料、そして暖を取るための燃料もすべて燃し木に頼っていました。
 ですから、生活の収入源である春の養蚕から秋の稲の収穫、麦まきが終わると、冬場の農家の仕事としてやましがありました。
 やましは、山に生えている下草を刈り取り、熊手でくずぎ(松などの針葉樹の落ち葉が多くて竃や囲炉裏の燃料に適しているのをくずぎと言い、楢の木などの落葉樹の落ち葉が多いところを木の葉と呼びましたが、松林がほとんどであったので総称で言う時にはくずぎはきと言いました。)はきをして、大かごに入れ、その後は、竹棒の先に鎌を結わえて、枯れ枝(不必要な枝もあわせて)を引っ掻き落とす「枯れっこ掻き」を行ない、枯木の伐採と間伐した木を玉詰めして、家に持ち帰り木小屋の中に積み込んで一年間の燃料としました。
 ですから、冬場となると、学校の帰りが早いときや休みの日には、子供はやましに刈り出されます。そしてやましに行く時には、牛の引く荷車の上の籠の中に入って乗るか、歩きであったので、行き帰りに時間がかかり大変でした。そこで何時も弁当もちでのやましでした。やかんで沸かしたような気もしますが、お茶はポットもない時代でしたから、どのように持っていったのか、記憶が定かではありません。しかし、木の枝を折ったり、篠ん棒を使ったりして、家族みんなで食べる食事は格別なものがありました。
 それに正月を過ぎると、お茶休みの時には決まって山で餅を焼きました。燃し灰の中から豆餅、繭玉などを掻きだして食べる、その美味しさは格別、昨日のように思い出されます。
 探検隊のように何事も興味しんしんで、昼休みの時などは、山の周りの少し遠い山までも足を伸ばして周辺の状況を知って楽しみました。この頃の山はどこも綺麗で、山の中を駆け回っても何の不都合がありませんでした。
 やましの仕事の合間には、木登りしたり、くずぎの入っていたかごから飛び降りたり、本当に自然の中で過ごしていたのだなあと思い起こせます。

アカマツ林下南向き斜面の下刈り 11月25日

来年度からの市民の森保全クラブ作業エリア拡大予定地のアカマツ林下南向き斜面の下刈りが進んでいます。無名沼イ号北側の篠藪を残して、沼の奥の谷底部まできれいに刈払われています。

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アカマツ林下南向き斜面の下刈り 11月22日

無名沼イ号、堰堤下のサトイモを植えている段、その下の落ち葉・チップ置場の段に接するところが急勾配で難所のようです。
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アカマツ林下南向き斜面の下刈り 11月21日

今日午前中はハンマーナイフモア、午後からは刈払機も加わりました。
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今週中に無名沼イ号の上まで刈り終わりそうです。

アカマツ林下南向き斜面の下刈り 11月20日

市民の森保全クラブの作業エリアの西隣尾根沿いにアカマツの林が残っています。アカマツ林下の南向き斜面(岩殿C地区・F地区の北側)の下層のアズマネザサや灌木などの刈り取りが始まりました。
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市民の森保全クラブは来年度からこの場所でアカマツ林の再生・保全活動を実施する計画です。

市民の森でドングリウォッチング 11月18日

市民の森でドングリウォッチングを実施しました。参加者が少なかったのは残念でしたが、「森林の中で学ぶ」(Learn in the forest)、「森林について学ぶ」(Learn about forest)、「森林のために学ぶ」(Learn for the forest)という、森林ESDのアクティブラーニング(体験学習、調べ学習・相互学習、問題解決学習・発見学習)がどの程度実践できたでしょうか。今後も小学校各学年の子どもたちの成長に合わせた森林体験プログラムを企画していきます。
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イベント実施に当たり、下見・当日とお世話になった森林インストラクターの二宮さん、坂田さん、カシワの粉でドングリクッキーを作ってくださった竹島さん、チラシの配布や簡易仮設トイレの設置などいろいろとお世話になった市役所環境保全課の皆さん、ありがとうございました。




モリ×モリウォーキング体験ポイント②実施 11月17日

鳩山町と東松山市の協働事業「モリ×モリウォーキング」に協力して市民の森保全クラブは体験ポイント②でドングリストラップ作りを実施しました。高齢者から子どもまで年齢を問わず楽しめている様子でした。
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スタッフとして、芦田さん、片桐さん、金子さん、澤田さん、細川さん、鷲巣さん、Hikizineの7名が参加しました。

参加者には、農薬・化学肥料をしようしていない(GP農法)食材で調理された豚汁とおむすびが配られました。
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チッパー作業、ドングリクラフト準備 11月15日

市民の森保全クラブの臨時作業日です。午前中は、10月24日に続くチッパー作業、午後はモリ×モリウォーキングのドングリクラフトの準備をしました。参加者は芦田さん、片桐さん、澤田さん、細川さん、渡部さん、Hikizineと環境保全課の石川さん、小林さんの8名でした。
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園路沿いに集めた落枝はチップとなって片付けることができました。堆肥化して活用します。ありがとうございました。残りは南向斜面と下の作業道付近の落枝です。
園路沿いの倒木・落枝等は公園管理の手順に則り委託業者により速やかに片づけられています(10月3日)が、森の中に入ってみると10月1日の台風24号の暴風による倒木・落枝・折枝の多さに驚かされます(10月3日4日11日の記事)。

午後は、岩殿C地区でドングリにルーターで穴を開けてヒートン(接合金具)をねじ込む作業やドングリの下地の色づけをデッピング(浸漬作業)でしました。17日の参加者には細字のペイントマーカーで顔などの絵を書いてもらいます。
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最後になりましたが、簡易仮設トイレを岩殿C地区に置くことができました。市民環境会議のイベント「ドングリウォッチング」開催に伴う臨時の設置ですが、市民の森保全クラブ作業エリア(岩殿雪見峠地区)と谷間の再生耕作放棄地(岩殿入山地区)でイベント企画時、ネックになってきたことの一つが参加者用のトイレットがないことでした。市民の森保全クラブ・岩殿満喫クラブの長年の要望が実現し、一同喜んでいます。
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イベント準備 11月9日

雨模様の天気で市民の森と岩殿C地区での作業は中止。高坂丘陵市民活動センターが文化祭準備で使えないので、児沢家で17日に実施される鳩山町・東松山市協働事業モリ×モリウォーキングの木工クラフトづくりに使う資材・ドングリの点検などをしました。明日の青空朝市に向けて岩殿満喫クラブのサトイモなど野菜類の出荷準備もあわせて行いました。参加者は片桐さん、金子さん、澤田さん、細川さん、渡部さん、Hikizineの6名でした。
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林床の落枝を集める 10月28日

10月24日に続いて11月15日に予定されているチッパー作業に向けて、エリア内の落枝を拾ってまとめました。
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参加者は、片桐さん、金子さん、澤田さん、細川さん、渡部さん、Hikizineの6名でした。

落枝をチップ化して片づける 10月24日

チッパーを使って台風24号の強風で落ちたコナラやアカマツの枝をチップにして林内を整頓しました。今日は市民の森保全クラブ作業エリアの尾根にある四阿(あずまや)から西の園路沿いを片づけたので、次回は四阿から下の作業道へ下りていく園路沿いで作業をすることにします。参加者は環境保全課の石川さん、小林さん、片桐さん、澤田さん、渡部さん、Hikizineの6名でした。
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第8回関東森林学会大会聴講 10月22日

東松山市民文化センターで開かれた関東森林学会の講演と発表を聴講しました。

古谷益朗さんの『森林から丘陵、平坦地へ拡大する野生動物被害 ~拡大させないために~』講演
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●野生動物はなぜ、拡大する? 食欲を満たす食べ物がある 安心・安全な身を隠せる場所がある
●鳥獣害は原因転嫁、責任転嫁のヒューマンエラー 思い込み! 気づきの遅れ!ひとまかせ!
●なぜ被害が減らないのか? 正しい事実が伝わっていない! 正しい技術が伝わっていない!
●被害対策の考え方
  被害管理 追い払い、環境管理、侵入防止柵、捕獲
  個体数調整・侵入拡大防止 シカ、アライグマなど捕獲
●野生動物を拡大させないためには?
  相手を知る!
  餌となるものを放置しない!
  休息場所・繁殖場所をつくらない!
  特性を利用した有効な柵を設置!
  被害管理のための計画的な捕獲!
●夜行性、昼間は行動しないという思い込み
  イノシシ(昼間行動する動物)、ニホンジカ(昼夜問わずに活動)
  ニホンザル(昼行性)、タヌキ(夜間活動するする動物)
  アナグマ(昼間活動する動物)、ハクビシン(完全な夜行性)
  アライグマ(完全な夜行性ではない)、
●人里は最高の栄養源!…なぜ?
  意図的なエサやり 無意識なエサやり(食っても怒られないエサ!)
●集落へ呼びよせる大きな原因
  廃棄果樹・野菜、廃園となった果樹園、収穫しない柿
  対策をしない田畑、無防備な市民農園
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●野生動物を拡大させないためには?
  相手がいやなことをする(来ても食えなかった! 安心できない!)
  侵入防止柵、追い払い、環境整備
●自分たちの地域は自分たちで守る!
  正しい情報と知識を共有!
  餌場、餌付け、隠れ場所の撤去!
  ひとりひとりの意識改革!

野生動物と戦うための意識改革!(講演配布資料から)
……自然環境下には年や気象条件などにより変動はあるものの野生動物が暮らすだけの食べ物は十分存在する。しかし、山の中で食べ物を探し空腹を満たすのは大変な作業だ。人里にある農作物や果樹はこのような動物にとって魅力的な存在になるのは当然である。ようするに「楽」を選択し、生活環境周辺で快適な生活を手に入れたのだ。……山から人里へ移った生活圏が平坦地や市街地に拡大しつつある。……

野生動物が生活するためには「空腹を満たす」と「安心・安全」が必要である。被害は何処でも発生しているように見えるが、実はこの2つが揃わないと発生しない。つまり、原因は食べ物と隠れ場所の存在、そして人の圧力の著しい低下である。原因がわかれば対策は見えてくる。生活環境周辺から食べ物を無くし、安心して生活できる環境をなくしていくことが対策の第一歩だ。……長い年月をかけて人里での快適な生活を手に入れた野生動物を人の都合で一夜にして山に返すことはできない。時間をかけて築いてきたものは時間をかけて崩していく、遠回りに思える対策でもそれが一番大切である。

生活環境周辺で野生動物食べ物になっているものについて考えてみよう。被害面積や額といった数字で表れてくるのが収穫前の作物である。このほかに、傷ついたり規格外の廃棄作物、収穫後の残渣、廃園となった果樹の放置、家庭菜園、庭の果樹など数字に表れないものが存在するはずだ。実はこの数字に表れない食べ物が野生動物を人の生活環境に依存させ、増加させている大きな要因なのだ。……

次に隠れ場所の問題である。野生動物の発生現場を見ていると安心して隠れていられる場所が多くある。遊休化した農地、林縁部の山林内の草、荒れ放題の竹林などあげればきりがない。そして市街地には空き家など中型の動物が入り込める建物も増加している。作物を狙うための前線基地ができているようなものだ。野生動物は人里に馴れていても警戒心は強く、開かれた場所を好まない。被害に遭わないためには見通しを良くすることや建物に入り込めなくすることなど休息場所をなくすことが大切だ。見通しが良くなれば動物も出にくくなり、人も入って行けるようになるため林縁部の圧力も高くなる。……

個体数が既に増加してしまっている現在の状況では捕獲も進めなければならない。……

野生動物の対策は被害が増加した原因を理解し、関係する人々が同じ方向を向いて進めていかなければならない。「ここはまだ大丈夫!」の時代はすでに終焉である。「どこに出てもおかしくない!」時代に突入した。事実を見据えてそれぞれの立場で考える時期ではないだろうか。
 ブログ掲載記事(古谷益朗氏講演)

3本の発表を聴きました。『要旨集』が配布されています。
森田厚さん『堂平鳥獣保護区を中心としたニホンジカの行動圏について』(要旨集№43)
埼玉県内ではシカの個体数の削減や生息地の縮小を目的として捕獲を強化しているが、増加・拡大に歯止めがかかっていない。シカの移動実態(ルート、範囲、時期等)や利用環境を明らかにするため、埼玉県内のシカ生息地域の中央に位置する堂平山鳥獣保護区内で捕獲したシカ7頭にGPS首輪をつけて1時間に1回即位して移動実態を追跡した。秩父高原牧場では昼間は林内、夜間は採草地。観音山北麓のエリア(東秩父村役場の西方)では逃げやすい場所(尾根など)で休んでいる。

岩本宏二郎さん『都市近郊林における皆伐後9年間の天然更新過程』(要旨集№87)
●調査
  森林総研多摩森林科学館の2調査区で2m×2mの方形区38を設けて5月末から6月に植生調査
  出現種を生活型(高木・小高木・低木・小低木・つる・ササ・多年生草本)にわけて、各型出現種の被度と最大高記録
●検討
  階層ごとの出現頻度の年変化の検討
  樹高2m以上の樹木と高木については2調査区の本数密度を検討
●まとめ
  更新時のアズマネザサの被度の違いが高木・亜高木性樹種の更新に影響することが示唆された。
  広葉樹林育成のためには、更新木がやぶの高さを抜けるまでは刈払いなどの更新補助作業が必要と考えられた。

荻原謙さん『30年生を超えて伐採されたコナラ林の萌芽状況』(要旨集№88)
  埼玉県内の7地区で伐採したコナラ203本とクヌギ78本の萌芽について2年間の調査報告
●高齢化したコナラ林は更新が必要
  放置されると荒廃が進行 ナラ枯れの危険性大
●更新方法の検討
  萌芽更新低コストで成長優れるが高齢木の萌芽力低下
  萌芽更新は可能か? →萌芽調査
●コナラ・クヌギ伐採株の計測
  年輪を数えて年齢記録
  株直径・伐採高
●萌芽枝の計測(1成長期経過後)
  萌芽本数(基部直径4㎜以上すべて)
  萌芽高(群生型は1群生ごとの最大値)
  萌芽直径(最大萌芽高を計測した萌芽枝の基部)
●まとめ
  高齢化したコナラ・クヌギでも萌芽の発生はあるが、萌芽株率は若年性よりかなり低い
    →目標とする林相によっては他の更新方法との併用が必要
  萌芽の発生・成長に何がどの程度かかわっているのか、明確にならなかった
    →より多くのデータ収集・解析が必要

第19回環境みらいフェア出展 10月20日

岩殿満喫クラブ、市民の森保全クラブ、ちご沢ホタルの里ブルーベリー園の3団体がテントを並べ、環境みらいフェアに出展しました。参加者は芦田さん、新井さん、片桐さん、金子さん、澤田さん、細川さん、三本さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの10名です。秋晴れの好天気で来場者も多く、野菜やブルーベリージャム、松ボックリクラフトなどの売り上げも好調でした。
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閉会後、松山地区では3時頃から天気雨がありました。児沢では降らなかったようですが、大気が安定せず夕方は降雨がありました。





環境みらいフェア出店準備 10月19日

岩殿満喫クラブ・市民の森保全クラブ合同で環境みらいフェア出店の準備を児沢家でしました。参加者は芦田さん、片桐さん、草間さん、澤田さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、hikizineの8人です。
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作業は午前中で終りました。午後になって小雨がありましたが、軽トラに載せた荷物にはシートをかけておいたので濡れなかっただろうと思います。明日の昼間の天気はよさそうです。

11/18・市民の森でドングリウォッチング 10月13日

11月18日に開催する『市民環境会議 市民の森でドングリウォッチング』の概要です。
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市民の森でドングリウォッチング ~ひろって学ぼうドングリの森~
 日時:11月18日(日曜日)9:30~12:30 雨天中止
 会場:市民の森
 集合場所・時刻:(市営)岩殿物見山駐車場・9:30まで
 募集期間:11月5日(月)~11月10日(土)
 募集人員:小学校3年生8名、4年生8名と同伴の保護者 先着順
 参加費:小学生・同伴の保護者 1人500円
 内容:ドングリをひろってドングリの森を知ろう
  ①ひろったドングリの形、大きさ、色を観察して種類を調べます。
  ②地面に落ちたドングリの育ち、ドングリの森の成り立ちを考えます。
 服装・持ち物:帽子、手袋、脱げにくい靴、飲み物など
 主催:東松山市・環境基本計画市民推進委員会
 担当団体:岩殿満喫クラブ・市民の森保全クラブ

環境みらいフェア出展準備 10月12日

10月20日(土曜日)10時~14時、東松山市市民文化センター(六軒町)で開催される第19回環境みらいフェア ~広がる活動、新しい仲間~ (主催:東松山市・環境基本計画市民推進委員会)の出展準備をしました。参加者は芦田さん、金子さん、草間さん、澤田さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの8名です。岩殿C地区に集めておいた発電機や工作道具を児沢家に移動して夕方まで作業しまし、テーダマツのまつぼっくりでミニツリーを100個ほどつくりました。お昼は鷲巣さんが持ってきてくれた新米を羽釜で炊いて、バーベキューをし歓談しました。
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環境みらいフェアポスター
環境みらいフェアポスター

落木に注意 10月11日

台風24号の強風で市民の森作業エリア内のコナラの木が高い位置で引き裂かれたように折れて、折れたところから先がとなりの木に引っかかっていますが、枯れてきてはっきりとわかるようになりました。完全に切断されているわけではないのですが、なにかの拍子に落ちて来るおそれがあるので早目の処理が必要です。
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