グリーン・ツーリズム

儀明の棚田(新潟県十日町市) 4月5日

新潟県十日町市松代・松之山地区にはいたるところに棚田がありました。越後松代棚田群の一つ、儀明(ぎみょう)の棚田です。
P4050003P4050004

P4050006P4050009

※棚田の役割(十日町市観光協会の棚田マップより)
 松之山・松代には日本の棚田百選に選ばれた「狐塚の棚田」をはじめ、「耕して天に至る」と形容される美しい棚田の景観がいたる所にあります。この地域では昔から、豪雪のもたらす豊富な雪解け水を、ブナ林という「緑のダム」に貯えて棚田を潤し、稲作をしてきました。
 森と棚田のつながりはお米以外にも様々な恩恵をもたらしてきました。多種多様な生き物を守り育てる生物多様性保全機能、水を貯えて洪水を防ぐ水源涵養機能、地滑りや土壌浸食を防ぐ土砂災害防止機能、訪れた人の心を癒す保健文化的機能など、様々な公益機能をもつ地域の宝物ともなっています。
  棚田はダム 棚田はダムと同じような働きをする。あぜが水をためて大雨が降っても洪水やてっぽう水が起こらないようにしている。山の斜面には小さなミニダムがいっぱいあるというわけだ。
  地すべりを防ぐ 棚田は水をためて土砂の流出や地すべりを防ぐだけでなく、荒れてしまうと、乾いた地面に水が入りこんで地すべりを起こす原因の一つにもなってしまう。
  水や空気をきれいに 棚田は「ろ過フィルター」の役目もする。よごれやばい菌は、棚田を通って地面にしみこんでいくあいだにろ過される。その上、イネは酸素を吐き出し、空気をきれいにする。
  棚田の風景は心がなごむ そのほか水田から水がゆっくり蒸発するおかげで、気温が調節されているし、棚田の風景は見る人の心を和ませてくれ、都市に住む人たちとの交流の鳩もなっている。さらに、棚田はたくさんの生きものたちを育んでいる場でもある。

発酵の里こうざき 4月3日

3月29日、千葉県香取郡神崎町の「発酵の里こうざき」に行きました。2015年4月29日に開業した道の駅で、圏央道神崎インターチェンジから車で数分の利根川沿いにあり、24時間営業のファミリーマート、野菜いろいろ新鮮市場、発酵専門店発酵市場、喫茶・お食事オリゼがあります。
P3290010
写真の発酵市場は全国の発酵関連商品(味噌・醤油・日本酒・ワイン・ビール・パン・漬物・鰹節・干物・ピクルス・納豆・キムチなど400点)の展示・販売、情報コーナーがありにぎわっていました。
微生物が醸(かも)し出す発酵をテーマに様々な試みが近年、各地でもりあがっているようで、『ソトコト』186号(2014年12月)は「おいしい伝統食の最前線! 発酵をめぐる冒険」を特集しています。神崎町は2009年から二つの蔵元で始めた酒蔵まつりの成功を背景に、2013年、「発酵の里こうざき」を商標登録し、それが道の駅プロジェクトのまちづくり発展したようです。

1993年に103駅で始まった道の駅は、2015年11月現在1079駅が登録されています。2015年1月、国土交通省は、地域活性化の拠点として特に優れた全国モデル「道の駅」6ヶ所と、将来性の高い重点「道の駅」35ヶ所を選定しました。全国モデル「道の駅」6カ所は、地域外から活力を呼ぶ「ゲートウェイ(入り口)型」と地域の元気を創る「地域センター型」に分類されました。関東地方で選ばれた全国モデル3駅はすべて「ゲートウェイ型」に属しています。栃木県茂木町の道の駅「もてぎ」、群馬県川場村の道の駅「川場田園プラザ」、千葉県南房総市の道の駅「とみうら」です。道の駅「発酵の里こうざき」は重点「道の駅」(ゲートウェイ型)に選ばれ、成田国際空港との至近距離を活かし、ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食・日本人の伝統的食文化」をイメージとした「発酵文化」を世界に向けてPRし、海外からの観光客を誘致するインバウンド観光を促進する「道の駅」として期待されています。今後、まちづくりの拠点としての「道の駅」に注目していこうと思います。

石田東生「全国「道の駅」シンポジウムin田辺 道の駅 地方創生への期待と課題」(2015年11月17日)

石川雄一・四童子隆・小島昌希「「道の駅」による地域活性化の促進―重点「道の駅」制度の創設」『観光文化』225号特集・観光の経済波及効果を高めるには(日本交通公社、2015年4月)

秋山聡「「道の駅」による地域の活性化」『JICE REPORT 第27号』特集・地方創生-地方創生の方向性(国土技術研究センター、2015年7月)

木こり体験・森のたんけん 3月27日

いけぶくろ自然クラブの自然体験活動『木こり体験・森のたんけん』を実施しました。児童・幼児期の自然体験がこどもと保護者の成長にとても大切なものであることはいうまでもありません。先行する自然体験・森林体験活動、安全管理をしっかり学び研修して、楽しい・おもしろいプログラムを提案、フィールドを整備して提供していこうと思います。
P3270029P3270030

P3270035P3270044

木こり体験コース変更 3月26日

岩殿C地区からボッシュ林の四阿に上り、物見山駐車場から高坂駅へという昨日のコースを変更し、C地区周辺で森のたんけんを行い、ここから車で駅に直行するという計画にしました。そこでテーダマツの松ボックリ採集地周辺の点検・整備をしました。焼き芋もC地区で実施します。
P3260002P3260004

P3260008P3260010

埼玉グリーン・ツーリズム推進協議会第2回実践者セミナー 2月4日

埼玉県グリーンツーリズム推進協議会第2回実践者セミナー『里ツーリズムを活かした古民家&地区再生へのアプローチを考える』が、さいたま市中央区上落合2丁目2番1号(埼京線北与野駅徒歩1分)、埼玉トヨペット3階会議室を会場にして開催され、52名の参加者がありました。
DSCN2368

 講演会
   兵庫県篠山市における集落丸山等における古民家&地区再生の取り組み
     一般社団法人ノート代表理事:金野幸雄氏
DSCN2380DSCN2373DSCN2374

DSCN2375DSCN2378DSCN2379

 事例報告
   廃校を活用した「天空の楽校」 嵜本幸男さん(皆野町)
   農家の納屋を活用したOIMO cafe 武田浩太郎さん(三芳町)

空き家活用と地域再生 一般社団法人ノオト代表理事 金野幸雄
47NEWSちょっとだけ行政ジャーナル」 2013年4月15日)

天空の楽校紹介(YouTube)


里ツーリズムを活かした古民家&地区再生へのアプローチを考えるセミナー 2月4日

埼玉県グリーンツーリズム推進協議会第2回実践者セミナー『里ツーリズムを活かした古民家&地区再生へのアプローチを考える』が2月4日(木)、埼玉トヨペット3階会議室(JR埼京線北与野駅南口徒歩1分)で開かれます。

 埼玉県グリーンツーリズム推進協議会第2回実践者セミナー
  里ツーリズムを活かした古民家&地区再生へのアプローチを考える
   日時:2月4日(木曜日)13:30~16:30
   会場:埼玉トヨペット3階会議室(JR埼京線北与野駅南口徒歩1分)
   参加費:無料

   第1部 講演会
         金野幸雄氏:兵庫県篠山市の集落丸山等における古民家&地区再生の取り組み
   第2部 事例報告
         﨑本幸男さん:皆野町「天空の楽校
         武田浩太郎さん:三芳町「OIMOcafe」
   第3部 意見交換
         里ツーリズムを活かした古民家再生及び地区再生についての意見交換

実践セミナー(20160204)
※チラシはこちら

空き家活用と地域再生 一般社団法人ノオト代表理事 金野幸雄
47NEWSちょっとだけ行政ジャーナル」 2013年4月15日)
天空の楽校紹介(YouTube)

益子町のラーニングバケーション 11月27日

ラーニングバケーション(学びの休日)とは、単に「見る」だけの旅ではない「学び」や「体験」の旅。主体的に何か体験、発見、学びを求め、その土地土地の自然や文 化、人との交流を行う旅です。国土交通省は2003年2月、その振興により地域への人流の増加が図られ、それが地域の活性化につながるとしてラーニングバケーションシンポジウムを開催しています。
益子町では、2009年からさまざまな体験を通して益子の魅力を楽しめる日帰り体験ツアーをラーニングバケーションとして始めました。
2013年は6メニュー、
 野菜を育て、収穫を楽しむ「無農薬野菜」物語、全4回 参加費1人6000円。
 果物の収穫とジャム作りを楽しむ「ジャム」物語、全7回 参加費1人12000円(1回3000円)。
 綿の種まきから収穫を体験する「綿」物語、全4回 参加費1人6000円(小学生未満無料、小中学生半額)。
 どぶろく作りや果物、野菜の収穫と盛りだくさんの「里のめぐみ」物語、各回1200円(第3回目のみ3500円)。
 ビルマ汁調理と陶芸体験のできる「土のめぐみ」物語、全2回1人4000円。
 そば播きから収穫、そば打ちを体験が楽しめる「そば」物語、全3回1人10000円、1回3500円(子供料金有)。
2014年は4メニュー、
 果実を摘み取り、ジャムやジュースを作る体験 「ジャム」物語
 綿の種まきからはじまり、育てて、綿摘みまでを体験する 「綿」ものがたり
 果物狩りだけでなく、餅つきやそば打ちも挑戦できる 「里のめぐみ」物語
 無農薬野菜や有機野菜を作り、郷土料理やパン作りも体験できる 「無農薬野菜」物語
2015年は3メニュー、
 益子木綿の工房~綿を身近に感じてみませんか?~
益子木綿工房では、わずかに残された優れた綿の道具を使用し、綿づくり、糸紡ぎ、益子木綿づくりを工房で1年間にわたり作業していただきます。
さらに、綿栽培にもご参加いただきますので、木綿にかかわる全てを体験できます。
益子「里のめぐみ」物語
里のめぐみ物語は、今年も『農業体験&食』をスタイルにして展開しています。毎年好評のいちご・ブルーベリー狩りを実施し、ジャム作りを体験していただきます。また、旬の食材を使用した、まぜご飯や野菜カレー、ビルマ汁、ピザ、野菜鍋など、参加者の方には調理体験もしていただきます。家族連れの方でも1日を楽しく過ごせる内容です。
 益子「西明寺風土(foods)千年」物語
西明寺地区は、山を背負って田畑を耕す農家が多く残っている地域です。四季折々の風景と美味しい農産物、また奈良時代に建立された「西明寺」があります。この物語では西明寺地区ならではの農業体験と里山の恵みを味わい、古くから文化財とともにくらしてきた人々と語り合うことができます。益子「西明寺風土(foods)千年」物語は、さつまいも掘り・調理体験、自然観察、すいとんまつりの3回シリーズで行います。ぜひこの機会に、西明寺の風土に触れてみてはいかがですか。
メニューは減っていますが、バージョンアップしたプログラムになっているようです。一度、参加してみたい企画です。

笠間クラインガルテン 11月26日

北関東自動車道の笠間西インターと笠間パーキングの間に車窓から見える山小屋風の50棟ほどの建物。
笠間クラインガルテンでした。1区画300㎡ほどの土地にラウベ(小屋)と芝生、花壇、畑などが配置され、最長5年間利用可能なクラインガルテン(宿初施設付き市民農園、年間利用料40万円)に、農産物販売所、そば処、クラブハウス、楽農工房(農産物加工施設)、炭工房(炭焼き施設)とハーモニーファームカサマ あいあい農園(日帰り市民農園、年間利用料6万円)があります。
滞在型の50棟ほどのラウベの約半数には滞在者がありました。ウィークデイの木曜日ですので、ちょっとおどろきましたが、滞在型だからでしょうか。
DSCN0823DSCN0824

DSCN0825DSCN0834DSCN0835

DSCN0827DSCN0832DSCN0833
あいあい農園のポスターに「首都圏からお車または電車で約1時間」とあり、三郷ICや上野駅からは乗車時間1時間10分ほどで到着しますが、笠間市は首都圏100㎞で遠いというイメージです。どのような方が利用しているのでしょうか。

※笠間クラインガルテンパンフレット (1) (2) (3)
あいあい農園企画概要書

※東松山市・大東文化大学協働研究報告書ブックレット(No1) 「有効な農業振興方策」(東松山市・大東文化大学協働研究第1分科会、2013年10月)の6~8頁で、笠間クラインガルテンと笠間市の農商観連携・6次産業化の推進による産地活性化への取り組みが取り上げられています。

栃窪(新潟県南魚沼市)の棚田 11月5日

魚沼産コシヒカリの産地は新潟県魚沼地域(5市・2町、魚沼市・南魚沼市・長岡市・十日町市・小千谷市・湯沢町・津南町)。山古志米は長岡市の棚田で栽培されてたお米ですが、今日は美味しいお米の産地といわれている南魚沼市塩沢地区の棚田を見学しました。11月下旬~5月下旬まで雪のある豪雪地域です。
DSCN0428DSCN0431DSCN0432

DSCN0440DSCN0442DSCN0447

TAPPO南魚沼やまとくらしの学校が休日農業講座(田んぼのイロハ)、雪国の春を楽しむ山菜講座、棚田オーナーを募集しています。

 休日農業講座 田んぼのイロハ(TAPPOチラシより)
 コシヒカリの本場、新潟県南魚沼市で有機無農薬天日乾燥という伝統的な稲作を通年で学びます。田植えから収穫祭まで全4回。1回ごとの参加も可能です。参加費:10,000円(プログラム費、2日目昼食、保険料込み。学生半額。秋に収穫したコメをおひとり2㎏贈呈)。地元の温泉民宿泊は大人7,000円、公民館での寝袋持参泊は3,500円です。

 棚田オーナー制(TAPPOチラシより)
 絶景棚田の10a分のオーナーになって頂きます。稲の栽培は地元の集落営農組織「とちくぼパノラマ農産」が担当。オーナーはいつでも農作業に参加していただけます。1口5万円。収穫した無農薬天日乾燥米を玄米30㎏相当(白米で約27㎏)をお送りします。田んぼのイロハの参加費が1口につき、1人、通年で無料になります。

TAPPO南魚沼やまとくらしの学校HP
 
 「新たな地域活性化方策」事例紹介:自然と住民の知恵に学ぶ「やまとくらしの学校」NPO法人 ECOPLUS(「山村に生きる力」ナビ)


栃窪パノラマ農産HP

彩の国グリーン・ツーリズム推進のつどい2015 10月26日

ウェスタ川越1階多目的ホールで開催された「彩の国グリーン・ツーリズム推進のつどい2015 -ちょ田舎・彩の里ツーリズムを広げるために-」(主催:埼玉県グリーンツーリズム推進協議会、協力:埼玉県川越農林振興センター)に参加しました。

開催目的:この催しは、里資源に恵まれ、しかも首都圏近郊の埼玉ならではの立地を活かしたグリーン・ツーリズムのコンセプトを「ちょ田舎・彩の里ツーリズム」として訴求していくことを目的としています。里の資源を多角的に活かした取り組みを「里業」として、里ならではの環境や景観の魅力を「里並み」としてアピールしていきます。
※里ツーリズム、里業、里並みについては、「ちょ田舎さいたま・里ツーリズム

DSCN0274
第1部の基調講演は、進士五十八さん「都市近郊における里ツーリズムの意義と可能性」、事例報告
は、山口由美さん「山口農園の梅を活かした取り組み」(越生町)、伊藤蔵衛さん「川越いもを活かした地域活性化の取り組み」(三芳町)

DSCN0281DSCN0278
第2部の交流会は狭山茶と里の食(おやつ)を味わいながらの交流会で、「里の食」は、 JAいるま野の武藏野食文化推進者の皆さん、「狭山茶のおもてなし」は、埼玉県作業協会、日本茶インストラクター埼玉県支部の皆さんの協力で行われました。サトイモやサツマイモの料理を食べ、日本茶を味わいながら話が弾み、楽しい交流会でした。
DSCN0290DSCN0293

川場村の棚田 9月12日

群馬県の北毛エリア、利根郡川場村の諏訪神社から世田谷区民健康村ふじやまビレジの間、桜川に沿った富士山区に、世田谷区川場ふるさと公社の運営するオーナー制度の35区画の棚田があります。
DSCN9253

愛宕山はふじやまビレジに向かって県道263号を北上すると、右手に40m弱の小さな独立した山です。麓には諏訪神社、右手の木の階段を登ると山頂に愛宕神社があります。
DSCN9292DSCN9260DSCN9285

DSCN9268
 山頂の愛宕神社の社殿

DSCN9282DSCN9281
山頂からは富士山地区の棚田は見えませんが、東側には一面の黄金色の田んぼが見渡せ、山下のコンニャク畑が見下ろせます。

※世田谷区民健康村棚田オーナー制度のお約束事
○地権者といつもいっしょの米づくりをしていただきます。
基本は地権者と共に田んぼに入り、共に汗をかいていただきます。そんな中、川場についてのいろんな会話から、川場を愛でる気持ちを育んでいただきます。
○田んぼに入ってお米をつくっていただきます
基本的に進んで田んぼに入り、積極的に稲作に取り組むことが目的です。
基本的な作業は①田植え②草刈り③稲刈りとなりますが、稲作にはその他の作業もたくさんあります。
その作業は、地権者と話し合いの上で機会を得ることも可能です。

○自然と付き合っていただきます
自然が相手の稲作ですから、天候により不作になる可能性もありますが、そういったことも含めた理解が必要となります。また、作業日が悪天候の場合も踏まえての1泊2日のスケジュールとなっております。

○地元住人や他のオーナーとのコミュニケーションを大切にしていただきます
地権者やその他の住人との交流を深めることで、双方の信頼関係も 深めることを目的とします。そのため、地権者が経営する民宿に宿泊し、川場村の食文化など交流を深めることも醍醐味の一つと考えます。
また、作業に参加できない場合は、地権者へのご連絡も必要となります。

○美しい景観と地元住人の生活を大切にしていただきます
先祖から受け継いできた貴重な土地・自然を継承し、棚田の周辺環境の整備も目的です。川場の美しい自然とは、地元の生活と自然が結びついていることにもなります。そのため稲作だけでなくその他、農業体験の場も地権者と会員で直接ご相談の上、機会を得ることも可能です。

○安全に作業をすすめていただきます
草刈り、稲刈りでは手道具(刃物)も使用します。その取り扱いには十分注意し、安全で楽しく作業が出来るようご協力ください。
川場村のむらづくり
  Ⅰ.農業+観光  Ⅱ.都市交流事業  Ⅲ.田園プラザ事業(関東好きな道の駅5年連続第1位)

大和田一紘「都市との結婚で過疎から脱却した群馬県川場村 -東京都世田谷区との交流で次々生まれる新プロジェクト-」(JBpress 2015.09.01)  経営力がまぶしい日本の市町村50選

みなかみ町真沢の棚田 9月12日

群馬県の北毛エリア、みなかみ町月夜野真沢(さなざわ)の棚田を訪問しました。
DSCN9238DSCN9240
「農林業の振興及び観光の健全な発展を図るため、都市と農村の交流の場として真沢ファーム交流施設」(みなかみ町真沢ファーム交流施設条例)としてみなかみ町月夜野2537番地2に設置された宿泊・温泉施設「真沢の森」には、棚田と畑の市民農園が付設されています。年間契約で、水田は30区画(区画平均面積35㎡ 料金10,000円~24,000円)、畑は 30区画(区画平均面積50㎡ 料金12,000円~18,000円)だそうです。

隣接して、さなざわ里山だんだんの会」が管理している農地と林地があり、棚田の再生、山林の枝払い下草刈り、田植え経験、収穫祭、子供達の体験学習等の活動を実施しています。
DSCN9228

ちょ田舎さいたま・里ツーリズム 6月24日

埼玉県グリーン・ツーリズム推進協議会第8回定時総会が埼玉トヨペット(株)本社会議室で開催され、本年度の方針として、「埼玉型グリーンツーリズムを新たなコンセプトで訴求していく」ことが決定されました。
DSCN7204

 『ちょ田舎さいたま・里ツーリズム』とは? (総会議案書より引用)
懸案の埼玉型グリーン・ツーリズムを鮮明に打ち出していくために、新たなコンセプトとして「ちょ田舎さいたま・里ツーリズム※1」を訴求していくことにします。関連づけて、農業ビジネスとして、「里業※2」及び里らしい環境・景観として「里並み※3」をあわせて訴求していきます。

※1:里ツーリズムは、里にある地域資源(ヒト・コト・モノ)を多角的に活用し、地域の活性化をめざしておこす地域主体のツーリズム。その背景には、山林・農地の減少・荒廃、世代を超えて身近な自然の農と食に関心をもつ人達の増加、大都市近郊における里の相対的価値の向上など。
※2:里業は、里における地域資源(ヒト・コト・モノ)を多角的に活用しおこす“業=生業・コミュニティビジネス・生きがい就労”
※3:里並みとは、里に培(つちか)われてきた環境・景観、歴史文化、生業、生活の総体。
「ちょ田舎」とは、「ちょー田舎」ではなく、「都会」と「田舎」の間、「トカイナカ」でしょうか。

 総会後の意見交換会では話題提供として、埼玉県グリーン・ツーリズム推進協議会 会長 齋藤章一さんから「地方再生とグリーン・ツーリズム」についてお話しがあり、事例紹介として、大田原ツーリズム(栃木県)、ホトト(山梨県)、花茶(北海道)がとりあげられました。クリックして、それぞれの団体のサイトで活動をご覧ください。
 議案書で紹介されていた「集落丸山」(兵庫県篠山市)のサイトはこちらです。

JA全農さいたまが埼玉県内農産物直売所(116ヶ所)専用「埼玉県産農産物プレミアム付商品券」を7月1日から発売するそうです。5,000円で500円券×12枚、6,000円分の買いものができます。
DSCN7211

滞在型・宿泊型グリーン・ツーリズムについて考えるセミナー 2月24日

埼玉県で農家民宿規制緩和第1号となった「古民家付き貸し農園Corot(コロット)」を会場に、「古民家・農家などを拠点とした滞在・宿泊型グリーン・ツーリズムについて考えるセミナー」が埼玉県グリーン・ツーリズム推進協議会主催で行われました。
埼玉県グリーン・ツーリズム推進協議会、斎藤会長の「古民家・農家を活かした宿泊&滞在型グリーン・ツーリズムの動向について」に続き、コロット代表峯岸祐高さん「古民家付き農園Corotの現状と課題」、ファームインさぎ山代表萩原さとみさん「会議制農家民宿開業に向けての苦労話」、風と土の館代表山本正史さん「農家・風と土の館を拠点とした自然・農業体験」の事例報告があり、その後、意見交換と交流会があり、「民泊」と呼ばれる宿泊施設を取り巻く法規制の問題などとりあげられました。
DSCN3550DSCN3551

DSCN3552DSCN3558

埼玉県内では、秩父市など1市4町での「教育民泊」飯能市のエコツーリズムなどについて報道されることが多くなり、他地域でも様々な試みがなされています。川島町・坂戸市・川越市からの参加者とは、帰路の電車の中でも意見交換ができました。隣接地域であっても、どんな団体が、どういう活動をしているか伝わっていないものですね。

中尾 誠二「農山漁村民泊と規制緩和型農林漁家民宿にみる小規模グリーン・ツーリズム政策」の講演要旨(文責:鈴木源太郎)(2010年10月、「農山漁村における教育交流」に関するセミナー、農林水産政策研究所)
……現在ある小規模農林漁家民宿を制度的に分類すると、〔A〕規制緩和策を利用した小規模農林漁家民宿、〔C〕旅館業法等の許可を得ないもの、〔B〕両者の中間に当たり、各県の民泊ガイドライン等に沿いつつ、旅館業法等の許可を得ていないものが存在します。
現在、〔B〕のガイドラインを策定しているのは12県で、その基準を満たす農山漁村民泊は相当数あり、これらが教育旅行の受入主体として注目されています。〔B〕のケースでは多くが、農林漁家の宿泊体験は宿泊部分も含めて「体験」の一環であるため「宿泊」行為にはあたらず、旅館業法等の適用外と判断して運用しています。しかし、安全面を確保する観点等から、要件の整ったものについてはできるだけ〔A〕に移行することが望ましいという見解もあり、〔B〕についてもしかるべき行政の指導を進めて行く必要が考えられます。また、都道府県によっては〔B〕と〔C〕をはっきり峻別せずに指導している地域もあることから、これら都道府県においては、指導方針を明確化することも課題です。……

中尾 誠二「農山漁村民泊と規制緩和型農林漁家民宿にみる小規模グリーン・ツーリズム政策」配布資料(2010年10月、「農山漁村における教育交流」に関するセミナー、農林水産政策研究所)


若林憲子「グリーンツーリズムの教育旅行による農家民宿・農家民泊受入と農業・農村の展開可能性」(『地域政策研究』(高崎経済大学地域政策学会『地域政策研究』第15巻第3号、2013年2月)(長野県飯田市の事例)
事例地長野県飯田市の農村地域は、営業許可申請に対し規制緩和が進んだため、低コストで開業可能な農家民泊が400軒を超える。市では第3セクターの観光公社を設立し、地域ぐるみで受入態勢を整備した。農家は生業と都市住民との関係性を維持した民泊継続が最善の選択であると理解し協力する。地域社会は農業形態や家庭事情によって農家の自己利益を否定せずにそれを公共的次元へと導き、その受入に対し選択自由を可能にした。高齢者、女性、退職者等、通常では収入機会の乏しい人達が副収入を確保する。一方で、子ども交流プロジェクト体験や宿泊の受入は、広域圏でなければ継続できず限界がある。その中で、グリーンツーリズムは、民泊受入で培ったノウハウが生かされ農業・観光分野でのビジネスチャンスを創出し、農業形態別農家の体験受入によって教育的・社会的・経済的効果を産出し、地域特性を生かした農業・農村の展開可能性をもたらしている。

      お知らせ
    記事検索
カテゴリ別アーカイブ