グリーン・ツーリズム

笠間クラインガルテン 11月26日

北関東自動車道の笠間西インターと笠間パーキングの間に車窓から見える山小屋風の50棟ほどの建物。
笠間クラインガルテンでした。1区画300㎡ほどの土地にラウベ(小屋)と芝生、花壇、畑などが配置され、最長5年間利用可能なクラインガルテン(宿初施設付き市民農園、年間利用料40万円)に、農産物販売所、そば処、クラブハウス、楽農工房(農産物加工施設)、炭工房(炭焼き施設)とハーモニーファームカサマ あいあい農園(日帰り市民農園、年間利用料6万円)があります。
滞在型の50棟ほどのラウベの約半数には滞在者がありました。ウィークデイの木曜日ですので、ちょっとおどろきましたが、滞在型だからでしょうか。
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あいあい農園のポスターに「首都圏からお車または電車で約1時間」とあり、三郷ICや上野駅からは乗車時間1時間10分ほどで到着しますが、笠間市は首都圏100㎞で遠いというイメージです。どのような方が利用しているのでしょうか。

※笠間クラインガルテンパンフレット (1) (2) (3)
あいあい農園企画概要書

※東松山市・大東文化大学協働研究報告書ブックレット(No1) 「有効な農業振興方策」(東松山市・大東文化大学協働研究第1分科会、2013年10月)の6~8頁で、笠間クラインガルテンと笠間市の農商観連携・6次産業化の推進による産地活性化への取り組みが取り上げられています。

栃窪(新潟県南魚沼市)の棚田 11月5日

魚沼産コシヒカリの産地は新潟県魚沼地域(5市・2町、魚沼市・南魚沼市・長岡市・十日町市・小千谷市・湯沢町・津南町)。山古志米は長岡市の棚田で栽培されてたお米ですが、今日は美味しいお米の産地といわれている南魚沼市塩沢地区の棚田を見学しました。11月下旬~5月下旬まで雪のある豪雪地域です。
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TAPPO南魚沼やまとくらしの学校が休日農業講座(田んぼのイロハ)、雪国の春を楽しむ山菜講座、棚田オーナーを募集しています。

 休日農業講座 田んぼのイロハ(TAPPOチラシより)
 コシヒカリの本場、新潟県南魚沼市で有機無農薬天日乾燥という伝統的な稲作を通年で学びます。田植えから収穫祭まで全4回。1回ごとの参加も可能です。参加費:10,000円(プログラム費、2日目昼食、保険料込み。学生半額。秋に収穫したコメをおひとり2㎏贈呈)。地元の温泉民宿泊は大人7,000円、公民館での寝袋持参泊は3,500円です。

 棚田オーナー制(TAPPOチラシより)
 絶景棚田の10a分のオーナーになって頂きます。稲の栽培は地元の集落営農組織「とちくぼパノラマ農産」が担当。オーナーはいつでも農作業に参加していただけます。1口5万円。収穫した無農薬天日乾燥米を玄米30㎏相当(白米で約27㎏)をお送りします。田んぼのイロハの参加費が1口につき、1人、通年で無料になります。

TAPPO南魚沼やまとくらしの学校HP
 
 「新たな地域活性化方策」事例紹介:自然と住民の知恵に学ぶ「やまとくらしの学校」NPO法人 ECOPLUS(「山村に生きる力」ナビ)


栃窪パノラマ農産HP

彩の国グリーン・ツーリズム推進のつどい2015 10月26日

ウェスタ川越1階多目的ホールで開催された「彩の国グリーン・ツーリズム推進のつどい2015 -ちょ田舎・彩の里ツーリズムを広げるために-」(主催:埼玉県グリーンツーリズム推進協議会、協力:埼玉県川越農林振興センター)に参加しました。

開催目的:この催しは、里資源に恵まれ、しかも首都圏近郊の埼玉ならではの立地を活かしたグリーン・ツーリズムのコンセプトを「ちょ田舎・彩の里ツーリズム」として訴求していくことを目的としています。里の資源を多角的に活かした取り組みを「里業」として、里ならではの環境や景観の魅力を「里並み」としてアピールしていきます。
※里ツーリズム、里業、里並みについては、「ちょ田舎さいたま・里ツーリズム

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第1部の基調講演は、進士五十八さん「都市近郊における里ツーリズムの意義と可能性」、事例報告
は、山口由美さん「山口農園の梅を活かした取り組み」(越生町)、伊藤蔵衛さん「川越いもを活かした地域活性化の取り組み」(三芳町)

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第2部の交流会は狭山茶と里の食(おやつ)を味わいながらの交流会で、「里の食」は、 JAいるま野の武藏野食文化推進者の皆さん、「狭山茶のおもてなし」は、埼玉県作業協会、日本茶インストラクター埼玉県支部の皆さんの協力で行われました。サトイモやサツマイモの料理を食べ、日本茶を味わいながら話が弾み、楽しい交流会でした。
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川場村の棚田 9月12日

群馬県の北毛エリア、利根郡川場村の諏訪神社から世田谷区民健康村ふじやまビレジの間、桜川に沿った富士山区に、世田谷区川場ふるさと公社の運営するオーナー制度の35区画の棚田があります。
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愛宕山はふじやまビレジに向かって県道263号を北上すると、右手に40m弱の小さな独立した山です。麓には諏訪神社、右手の木の階段を登ると山頂に愛宕神社があります。
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 山頂の愛宕神社の社殿

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山頂からは富士山地区の棚田は見えませんが、東側には一面の黄金色の田んぼが見渡せ、山下のコンニャク畑が見下ろせます。

※世田谷区民健康村棚田オーナー制度のお約束事
○地権者といつもいっしょの米づくりをしていただきます。
基本は地権者と共に田んぼに入り、共に汗をかいていただきます。そんな中、川場についてのいろんな会話から、川場を愛でる気持ちを育んでいただきます。
○田んぼに入ってお米をつくっていただきます
基本的に進んで田んぼに入り、積極的に稲作に取り組むことが目的です。
基本的な作業は①田植え②草刈り③稲刈りとなりますが、稲作にはその他の作業もたくさんあります。
その作業は、地権者と話し合いの上で機会を得ることも可能です。

○自然と付き合っていただきます
自然が相手の稲作ですから、天候により不作になる可能性もありますが、そういったことも含めた理解が必要となります。また、作業日が悪天候の場合も踏まえての1泊2日のスケジュールとなっております。

○地元住人や他のオーナーとのコミュニケーションを大切にしていただきます
地権者やその他の住人との交流を深めることで、双方の信頼関係も 深めることを目的とします。そのため、地権者が経営する民宿に宿泊し、川場村の食文化など交流を深めることも醍醐味の一つと考えます。
また、作業に参加できない場合は、地権者へのご連絡も必要となります。

○美しい景観と地元住人の生活を大切にしていただきます
先祖から受け継いできた貴重な土地・自然を継承し、棚田の周辺環境の整備も目的です。川場の美しい自然とは、地元の生活と自然が結びついていることにもなります。そのため稲作だけでなくその他、農業体験の場も地権者と会員で直接ご相談の上、機会を得ることも可能です。

○安全に作業をすすめていただきます
草刈り、稲刈りでは手道具(刃物)も使用します。その取り扱いには十分注意し、安全で楽しく作業が出来るようご協力ください。
川場村のむらづくり
  Ⅰ.農業+観光  Ⅱ.都市交流事業  Ⅲ.田園プラザ事業(関東好きな道の駅5年連続第1位)

大和田一紘「都市との結婚で過疎から脱却した群馬県川場村 -東京都世田谷区との交流で次々生まれる新プロジェクト-」(JBpress 2015.09.01)  経営力がまぶしい日本の市町村50選

みなかみ町真沢の棚田 9月12日

群馬県の北毛エリア、みなかみ町月夜野真沢(さなざわ)の棚田を訪問しました。
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「農林業の振興及び観光の健全な発展を図るため、都市と農村の交流の場として真沢ファーム交流施設」(みなかみ町真沢ファーム交流施設条例)としてみなかみ町月夜野2537番地2に設置された宿泊・温泉施設「真沢の森」には、棚田と畑の市民農園が付設されています。年間契約で、水田は30区画(区画平均面積35㎡ 料金10,000円~24,000円)、畑は 30区画(区画平均面積50㎡ 料金12,000円~18,000円)だそうです。

隣接して、さなざわ里山だんだんの会」が管理している農地と林地があり、棚田の再生、山林の枝払い下草刈り、田植え経験、収穫祭、子供達の体験学習等の活動を実施しています。
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ちょ田舎さいたま・里ツーリズム 6月24日

埼玉県グリーン・ツーリズム推進協議会第8回定時総会が埼玉トヨペット(株)本社会議室で開催され、本年度の方針として、「埼玉型グリーンツーリズムを新たなコンセプトで訴求していく」ことが決定されました。
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 『ちょ田舎さいたま・里ツーリズム』とは? (総会議案書より引用)
懸案の埼玉型グリーン・ツーリズムを鮮明に打ち出していくために、新たなコンセプトとして「ちょ田舎さいたま・里ツーリズム※1」を訴求していくことにします。関連づけて、農業ビジネスとして、「里業※2」及び里らしい環境・景観として「里並み※3」をあわせて訴求していきます。

※1:里ツーリズムは、里にある地域資源(ヒト・コト・モノ)を多角的に活用し、地域の活性化をめざしておこす地域主体のツーリズム。その背景には、山林・農地の減少・荒廃、世代を超えて身近な自然の農と食に関心をもつ人達の増加、大都市近郊における里の相対的価値の向上など。
※2:里業は、里における地域資源(ヒト・コト・モノ)を多角的に活用しおこす“業=生業・コミュニティビジネス・生きがい就労”
※3:里並みとは、里に培(つちか)われてきた環境・景観、歴史文化、生業、生活の総体。
「ちょ田舎」とは、「ちょー田舎」ではなく、「都会」と「田舎」の間、「トカイナカ」でしょうか。

 総会後の意見交換会では話題提供として、埼玉県グリーン・ツーリズム推進協議会 会長 齋藤章一さんから「地方再生とグリーン・ツーリズム」についてお話しがあり、事例紹介として、大田原ツーリズム(栃木県)、ホトト(山梨県)、花茶(北海道)がとりあげられました。クリックして、それぞれの団体のサイトで活動をご覧ください。
 議案書で紹介されていた「集落丸山」(兵庫県篠山市)のサイトはこちらです。

JA全農さいたまが埼玉県内農産物直売所(116ヶ所)専用「埼玉県産農産物プレミアム付商品券」を7月1日から発売するそうです。5,000円で500円券×12枚、6,000円分の買いものができます。
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滞在型・宿泊型グリーン・ツーリズムについて考えるセミナー 2月24日

埼玉県で農家民宿規制緩和第1号となった「古民家付き貸し農園Corot(コロット)」を会場に、「古民家・農家などを拠点とした滞在・宿泊型グリーン・ツーリズムについて考えるセミナー」が埼玉県グリーン・ツーリズム推進協議会主催で行われました。
埼玉県グリーン・ツーリズム推進協議会、斎藤会長の「古民家・農家を活かした宿泊&滞在型グリーン・ツーリズムの動向について」に続き、コロット代表峯岸祐高さん「古民家付き農園Corotの現状と課題」、ファームインさぎ山代表萩原さとみさん「会議制農家民宿開業に向けての苦労話」、風と土の館代表山本正史さん「農家・風と土の館を拠点とした自然・農業体験」の事例報告があり、その後、意見交換と交流会があり、「民泊」と呼ばれる宿泊施設を取り巻く法規制の問題などとりあげられました。
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埼玉県内では、秩父市など1市4町での「教育民泊」飯能市のエコツーリズムなどについて報道されることが多くなり、他地域でも様々な試みがなされています。川島町・坂戸市・川越市からの参加者とは、帰路の電車の中でも意見交換ができました。隣接地域であっても、どんな団体が、どういう活動をしているか伝わっていないものですね。

中尾 誠二「農山漁村民泊と規制緩和型農林漁家民宿にみる小規模グリーン・ツーリズム政策」の講演要旨(文責:鈴木源太郎)(2010年10月、「農山漁村における教育交流」に関するセミナー、農林水産政策研究所)
……現在ある小規模農林漁家民宿を制度的に分類すると、〔A〕規制緩和策を利用した小規模農林漁家民宿、〔C〕旅館業法等の許可を得ないもの、〔B〕両者の中間に当たり、各県の民泊ガイドライン等に沿いつつ、旅館業法等の許可を得ていないものが存在します。
現在、〔B〕のガイドラインを策定しているのは12県で、その基準を満たす農山漁村民泊は相当数あり、これらが教育旅行の受入主体として注目されています。〔B〕のケースでは多くが、農林漁家の宿泊体験は宿泊部分も含めて「体験」の一環であるため「宿泊」行為にはあたらず、旅館業法等の適用外と判断して運用しています。しかし、安全面を確保する観点等から、要件の整ったものについてはできるだけ〔A〕に移行することが望ましいという見解もあり、〔B〕についてもしかるべき行政の指導を進めて行く必要が考えられます。また、都道府県によっては〔B〕と〔C〕をはっきり峻別せずに指導している地域もあることから、これら都道府県においては、指導方針を明確化することも課題です。……

中尾 誠二「農山漁村民泊と規制緩和型農林漁家民宿にみる小規模グリーン・ツーリズム政策」配布資料(2010年10月、「農山漁村における教育交流」に関するセミナー、農林水産政策研究所)


若林憲子「グリーンツーリズムの教育旅行による農家民宿・農家民泊受入と農業・農村の展開可能性」(『地域政策研究』(高崎経済大学地域政策学会『地域政策研究』第15巻第3号、2013年2月)(長野県飯田市の事例)
事例地長野県飯田市の農村地域は、営業許可申請に対し規制緩和が進んだため、低コストで開業可能な農家民泊が400軒を超える。市では第3セクターの観光公社を設立し、地域ぐるみで受入態勢を整備した。農家は生業と都市住民との関係性を維持した民泊継続が最善の選択であると理解し協力する。地域社会は農業形態や家庭事情によって農家の自己利益を否定せずにそれを公共的次元へと導き、その受入に対し選択自由を可能にした。高齢者、女性、退職者等、通常では収入機会の乏しい人達が副収入を確保する。一方で、子ども交流プロジェクト体験や宿泊の受入は、広域圏でなければ継続できず限界がある。その中で、グリーンツーリズムは、民泊受入で培ったノウハウが生かされ農業・観光分野でのビジネスチャンスを創出し、農業形態別農家の体験受入によって教育的・社会的・経済的効果を産出し、地域特性を生かした農業・農村の展開可能性をもたらしている。

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