クリオオアブラムシ:カメムシ目アブラムシ科。全国の山林のクリ、クヌギ、カシ類に集まる昆虫。大きさは4㎜前後の大型のアブラムシで、全身黒色、触角は短く、脚は長い。有翅型の翅も黒色で、白い斑紋がある。翅 のあるものとないものとがある。春・夏はオスのみの単為生殖でメスの幼虫を胎生する。秋になるとオスを生み、有性生殖で卵を産み、卵で越冬する。クリ、クヌギ、カシ類の枝に集団で寄生して樹液を吸う (国営讃岐まんのう公園動植物図鑑HP)。
生態:卵越冬。青枝や小枝に群生する。春から秋の間に繁殖を繰り返し、数世代を経過する。6月頃、有翅の雌成虫が現れ、他の木に移動して繁殖する。晩秋に幹の株元近くに複数の雌成虫が集まって卵をまとめて産む。