あれこれ

地域ぐるみで生ごみ堆肥を活用 10月28日

『朝日新聞』の10月24日夕刊に「eco活プラス 生ゴミを堆肥化、地域ぐるみ 農業や街の緑化に、市が回収も」が掲載されていました。
 野菜くずや卵の殻などの生ゴミを堆肥(たいひ)にして、家庭菜園や花壇に利用する人がいる。ゴミの減量や再資源化につながるが、1人では長く続けられなかったり、堆肥が使い切れずに余ったりするかもしれない。そんな堆肥を、地域ぐるみで活用する取り組みが進んでいる。
 東京都狛江市の住宅街の一角に、ナスやキャベツ、柿や栗が植えられた農地がある。畑の隅に置かれた木製の箱のふたを開けると、近くの家庭から出された生ゴミが入っていた。ゴミの分解を早めるため、ミミズも一緒に入れられている。堆肥化が進んだ黒っぽい土は、においもしなかった。
 運営しているのは、地域の住民が結成した「ミミズコンポストの会」だ。現在の会員は19人で野菜くずや茶殻、コーヒーかす、卵の殻といった生ゴミを箱に入れてノートに記録。腐りやすい肉や魚などは入れず、定期的にかきまぜるルールだ。
 狛江市がまちづくりの一環として大手ゼネコンの鹿島(本社・東京)と共同で始めた事業がきっかけ。地域内の野菜くずなどでつくった堆肥を畑で利用。さらにこの肥料で、ビール原料にもなるホップを育てて「緑のカーテン」にし、収穫した実を地ビールに活用する。
 「コンポストの会」が肥料をつくる農地で、農業を営むのは飯田美郎さん(66)。堆肥は野菜の栽培に使っている。飯田さんは「野菜くずを持ってきた人と話ができるし、できた野菜もついでに買って行ってくれる」と、様々な利点を挙げる。
 鹿島は埼玉県朝霞市でも同様の取り組みを進める。環境本部の山田順之グループ長は「江戸時代は循環農業が成り立っていたが、化学肥料の登場で途絶えた。地域で作った堆肥を活用した農業や市民参加型緑化は、新しい形の資源循環で注目されます」と言う。
 長野市など一部の自治体では、家庭で手作りした堆肥を回収している。「段ボール箱堆肥」や電動処理したものに限るなど条件がつく場合もあるが、熟成させて緑化や農業に活用している。
 札幌市では、家庭で使い切れずに余った堆肥を地区のリサイクルセンターに持ち込めば、野菜の引換券がもらえる。2016年度は計306件、972キログラムを回収した。
 北九州市は昨年、市民がつくった堆肥を特定の回収施設に持ち込めば、代わりに地域版エコポイントを4ポイント渡す取り組みを始めた。10ポイント集めれば、エコグッズなどがあたる抽選に1回参加できる。
 同市循環社会推進課の梶原浩之課長は「家庭から出る可燃ゴミの約3割から5割が生ゴミと言われる。堆肥にして市内の農業に利用すればゴミの削減や資源循環につながります」と話している。(小堀龍之)

 <eco活の鍵>
 段ボール箱を使った堆肥作りは比較的手軽だ。札幌市が紹介する方法(http://www.city.sapporo.jp/seiso/gomi/namagomi/documents/03.pdf別ウインドウで開きます)は段ボール箱に、大手ホームセンターや通販で買えるピートモス、もみがらくん炭、水を入れて作る。箱の底を木片などで浮かせて通気性を確保し、最初に米ぬか1つかみを入れると生ゴミの分解が早くなる。1日1回は全体を混ぜるとよい。
※東松山市では生ごみ処理器キエーロの普及・市民モニターの実施をしていますが、埼玉県内の自治体・事務組合では下にあるような生ごみの減量化・再資源化施策(コンポスト容器等補助制度を除く)(2015年?)を実施しています。

川越市:集合住宅に設置された生ごみ処理機器保守点検他 学校給食センターへの生ごみ処理機器の設置(菅間学校給食センター)。

熊谷市:学校給食センターから生じる食物残渣と家庭から排出された生ごみを併せて堆肥化を図るため、NPO法人にその処理を 委託している。

所沢市:生ごみ資源化推進事業の実施:家庭から排出された生ごみを自治会等の協力を得て収集し、市内の事業者が堆肥化し ている。

飯能市 :生ごみ処理箱キエーロ(木製)の市民モニター実施15台。

本庄市:広報紙による啓発を実施。 学校給食センターから生じる生ごみを委託業者にて堆肥化している。

春日部市 :生ごみ堆肥作り講習会。

狭山市:生ごみリサイクル事業。事業参加世帯が、生ごみを専用バケツに入れ、集積所に排出する。その後、委託業者がバケツ の中身のみを収集し、リサイクル(堆肥化)を実施。生ごみ処理機器設置補助金制度。生ごみバケツ、コンポスター等の購入費用の補助を実施。学校給食センターの生ごみリサイクル事業:学校給食の残渣を堆肥化し、リサイクルを実施。

鴻巣市:中学校給食センターで生ごみの減量化処理、小学校3校分の生ごみを減量化・再資源化処理(馬室小・北小・中央小)。

深谷市:学校(一部)への生ごみ処理機の設置(3校設置)。

越谷市:学校給食センター生ごみリサイクル(学校給食センター(市内3ヶ所)から発生した調理くずを「彩の国資源循環工場」内 の堆肥化事業者に搬入して堆肥化。

蕨市: 家庭から排出された生ごみを回収し、たい肥化している。

戸田市:家庭系生ごみリサイクル業務  市内の一般家庭から排出される生ごみを堆肥化のために回収し、もやすごみの減量化を図る。

入間市:学校給食センター生ごみリサイクル。

朝霞市:市立保育園、市立小学校、学校給食センター、総合福祉センター等で発生した生ごみを回収し、たい肥化業者へ処理委 託。

和光市:市内公共施設1箇所に生ごみ処理機を設置。そこに近隣住民が生ごみを投入し、そこから生成された堆肥を使用して市 から委託を受けた市民団体が農作物を生産する生ごみリサイクルのモデル事業を行っている。

新座市:水切りネットを配布。生ごみに含まれる水分を取除く事やごみ減量化のイラスト入りの水切りネットを年末街頭啓発(スー パー等)やイベント(秋のリサイクルマーケット等)で配布。 平成26年度実績 水切りネット配布枚数3,200枚。

北本市: 学校給食の生ごみを処理機で堆肥化。

富士見市:公共施設及び一部事業所の生ごみの分別収集・堆肥化。

三郷市:ホームページ、広報での周知。

鶴ケ島市:学校給食センターによる生ごみリサイクル (調理過程で発生した野菜くずや各学校からの下膳ごみを堆肥化処理施設に運びリサイクルを行っています)。

ふじみ野市:26年11月からごみ減量キャンペーンを開始。2月には生ごみの水切り及びベランダdeキエーロの活用によるモニター家 庭を定め計量を行った。

白岡市:市内中学校(篠津中学校)にて、学校給食の残さを生ごみ処理機にて堆肥化・花壇で使用。

小川町:町内の協力世帯から生ごみを収集し、委託業者に依頼して液肥化・メタンガス化している。

蓮田白岡衛生組合:多量排出事業所に対し、減量計画の一環として、簡単なコンポストの方法(段ボールなど)を推進。

久喜宮代衛生組合:HDMシステムによる「台所資源(生ごみ)の減容化及び堆肥化事業」(推進地区を設定) 自治会への生ごみ処理機の設置(管内2ヶ所)。

蕨戸田衛生センター 組合:リサイクルフラワーセンターで生ごみの堆肥化を実施。

※NPO法人ごみ・環境ビジョン21の機関紙『ごみっと・SUN』82号(2010年?)は「多様化する生ごみリサイクルの取り組み 各地の事例の総まとめ」(自家処理・地域内循環・大きな循環)を掲載しています。


狛江市が鹿島建設と共同で提案した農地と緑地を一体的にとらえた資源循環型システム・狛江版CSA(地域支援型農業)国土交通省・農林水産省の2016年度「都市と緑・農が共生するまちづくりに関する調査」に採択されました。埼玉県では、春日部市公園農地連携方策検討会「防災協力農地等による市街化区域内農地の機能発揮及びこれと連携した都市公園利用のあり方等についての実証調査」、川口市「安行近郊緑地保全区域における新たな緑農地保全方策検討調査」が選ばれています。また農林水産省分ではキューピー株式会社「深谷テラスFarm(仮称)事業」をスタディモデルとした、公民連携による都市と農が共生するまちづくりに関する調査」が採択されています。


東松山市:市野川の水位上昇により避難勧告発令 10月23日2時

東松山市は市野川の水位が氾濫のおそれのある水位に達したため、10月23日午前2時、「避難勧告」を発令しました。
避難勧告の発令 平成29年10月23日02時01分配信 市野川の水位が氾濫のおそれのある水位に達したため、午前2時、「避難勧告」を発令しました。対象は市ノ川の一部、大字松山の一部、松本町2丁目の一部、御茶山町の一部、小松原町、砂田町、新宿町、山崎町、五領町、六軒町、六反町の、市野川の近くや、ハザードマップで浸水するとされている地域にお住まいの方です。これらの地域にお住まいの方は、速やかに避難行動をとってください。避難場所は、東松山特別支援学校、新明小、お近くの市民活動センターです。外が危険な場合には、自宅の2階や近くの建物の高層階など、より安全な場所に避難してください。
※問い合わせ:東松山市役所秘書室危機管理課(0493-21-1405)
東松山市水害ハザードマップ(荒川水系市野川)

天神橋の氾濫危険水位は19.58m。午前2時20.03m、3時20.28m。
※市野川天神橋水位経過(10月22日2時~23日2時) (←埼玉県川の防災情報より)
天神橋(市野川)水位情報

その後も水位は上昇し、午前5時20.44m(最高)、その後水位は下がりはじめ、7時20.13m、8時19.83m、9時19.47m、10時19.17mとなり、9時30分東松山市は避難勧告(市野川水系)を解除しました。天神橋のはん濫注意水位19.25mです。

午後4時頃の天神橋。午後4時17.67m。11時現在16.96mまで水位は下がりました。
PA230004PA230002PA230001

天神橋観測所(市野川)河川カメラ映像(←埼玉県川の防災情報より)
PA230010PA230011

薪ストーブで焼き芋づくり 10月16日

プロパンボンベの廃棄品をリサイクルした薪ストーブで焼き芋づくりをしてみました。
PA160005PA160001PA160007
練炭に火を付けて使ってみましたが火力が弱いので薪を燃し、おき(燠)で焼き上げました。一度に8本焼けそうです。

ツマグロヒョウモン♂♀ 10月11日

岩殿A地区で撮影した交尾中のツマグロヒョウモン
PA110013PA110014
左がオス(♂)、右がメス(♀)。

クヌギの萌芽に巣網 10月10日

岩殿C地区の萌芽したクヌギに、ガの幼虫(?)が大量に発生し、クモの巣状に巣網(すあみ)を張り、葉っぱは丸坊主になっていました。
PA100018PA100020PA100023


こま川団地のフリースーパー 10月8日

日高市にあるUR都市機構こま川団地のこまがわ団地自治会館で開かれたフリースーパーに応援スタッフで参加しました。
PA080023PA080024

PA080018PA080020
1972年にできた住宅公団のこま川団地(1,900戸)。スーパーマーケットが閉店し、シャッターを下した商店が目立ちます。

PA080026PA080030
会場は15時でしたが、1時間ほど前から団地の人が集まりはじめ、250人ほどの人が提供された食料品(3,000点)を無料で持ち帰りました。

PA080028PA080029
主催団体のCawaz(カワズ)は、Creaters Assosiation to Wakuwaku-suru Ashitaの略称で、教育と福祉に特化したまちづくり団体です。後援のセカンドハーベストジャパン(2hj)は、まだ食べられるにもかかわらず様々な理由で廃棄されている食品を、食べ物に困っている人に届ける活動を行っているNPO法人です。

※セカンドハーベストジャパンのHP「食べ物の問題・フードバンクとは」から「フードバンクのメリット」(フードバンクを活用することは、受益者・支援者だけではなく、行政にもメリットがあります。)

●受け取る側のメリット
1、食費の節約
 フードバンクが福祉施設や団体を「食」の部分で支援できれば、浮いた費用を本来の活動に回せます。児童養護施設では、本や遊具、学費や修学旅行費、携帯電話代の補助などとして子どもたちに還元したり、母子支援施設では各家庭の食卓が豊かになり、子どもとお母さんが笑顔に変わっていったという事例が報告されています。ある母子支援施設の一食あたりの平均原価は寄付食品なしの時173.2円、寄付食品使用時105.8円で、食費を約4割削減できました。
2、食に関する喜び・体験が増える
 食品を受け取る施設では、食材購入の際、予算の面で栄養より金銭的なことを優先せざるを得ない現状があります。そのため、高級アイスクリームや高級ゼリー、高級調味料などを届けると大変喜ばれます。いつもと違う食体験によって、子どもや母子世帯などの利用者が「食」に対する楽しみや喜びを感じ、味覚の幅が広がり、食の思い出が増えることに繋がります。
3、満足できる食事の提供で、心身の充足感が得られる
 ある自立援助ホームではフードバンクから食品の提供を受ける前、砂糖の減りがものすごく早かったそうです。お金がなく、おやつをほとんど出せなかったので、どうしても甘いものが欲しい衝動にかられ、砂糖をそのまま食べる子が多かったからです。子どもに食事をお腹いっぱい食べさせ、おやつをきちんと与えられるようになり、このような問題はなくなりました。

●企業側のメリット
1、廃棄コスト・環境負荷の削減
 企業は廃棄コストを削減できます。物によって異なりますが、私たちは捨てるために発生する費用を認識しなければなりません。廃棄コストはキロ単位で100円以上かかる上、リサイクルやリユースを考慮した分別の手間などもあり、輸送費だけで済むフードバンク活動はありがたい存在と言えるでしょう。2010年の一年間に2hjへ寄付した企業全体で、廃棄や返品にかかる約8千万円が節約できました。食品を捨てなければ、co2を排出せず、地球温暖化を止めるためのco2削減に貢献できます。
2、従業員の士気高揚
 食べてもらうためにつくった商品を無駄にせず、役立てるために寄付することで、従業員が自分の会社に対して誇りを持つことができます。
3、社会貢献活動の実施
 企業の社会的責任(CSR)を果たす社会貢献活動の一環とみなすことができます。フードバンクへの食品提供によって信頼のできる団体に分配してもらえます。2011年には10.1億円相当以上の食料が企業から2hjに寄付されました。
4、フリーマーケティングが可能
 フードバンクを通じて自社製品が配られることで、潜在的な顧客の掘り起こしが可能です。

●行政側のメリット
1、食品ロスの削減
 食べ残しなどによる食品廃棄の抑制を目指している行政にとって食品廃棄物の「リデュース(発生抑制)」にあたり、環境負荷低減の効果が期待されます。自治体が持っている賞味期限が迫った備蓄食料を入れ替える際、廃棄せず支援に回せば、行政自身で食品廃棄物のリデュースを実現。生活者が誤解しがちな「賞味期限」と「消費期限」の解釈や食品の保存方法などの啓発を行うこともリデュースにつながります。
2、財政負担の軽減
 厚生労働省の調査(2010年)では、日本の相対的貧困率※は16%と1986年の調査以来最悪となり、中でもひとり親世帯の貧困率が50%を超え、2世帯に1世帯が貧困線に満たない状況での生活を強いられています。食料支援によって満足に「食べる」ことが保障され、生命が維持されれば、生活保護受給者や生活困窮者らの就労支援につながる可能性も生まれます。余剰食材を福祉に活用し、困窮者支援をすることは福祉予算の削減にもなり、国全体が潤うことにつながります。
※相対的貧困率とは貧困線に満たない世帯員の割合。2010年の貧困線(等価可処分所得の中央値の半分)は112万円。
3、地域活性化
 生活困窮者に限らず、高齢者を地域全体で支えることも重要です。ボランティアに参加してもらい、フードバンクのシステムを利用して地域を元気にすることで、行政と民間の連携による「生活保護では
ないセーフティーネット」の可能性も生まれます。

当ブログの「食品ロス」タグの記事

ニシオビベニアツバ 9月14日

ヤガ科のニシオビベニアツバ。児沢の上の畑にいました。
P9150035

埼玉県は農産物の宝庫だよ!ポスター 9月12日

埼玉県東松山地方庁舎1Fに貼ってあった2016年作成のポスターです。
pic_poster
埼玉県の推計人口は2017年8月1日現在、730万人を超え、東京、神奈川、大阪、愛知に次ぐ全国第5位の大消費地ですが、生産量全国トップ10以内の農産物の多さは意外でした。

埼玉県の農産物全国トップ10(産出額、2014年)

シロヒトリ 9月10日

岩殿D地区にシロヒトリがいました。
P9100037P9100013P9100015

※シロヒトリ 2016年8月31日撮影

※キハラゴマダラヒトリ 2015年8月28日2015年8月31日撮影

霞丘陵自然公園(青梅市)のアカマツ林 8月26日

つつじで有名な東京都青梅市の塩船観音寺の隣にある霞丘陵自然公園を見学しました。丘陵の斜面の手入れの行き届いたアカマツ林。比企地域では見かけることが少なくなりました。塩船観音寺から岩藏温泉までの霞丘陵ハイキングコースの入口です。
P8260024P8260019

P8260014P8260023

P8260025P8260027

P8260016P8260017P8260032

市民の森用地取得に関わる新聞記事(3) 1986年11月

『朝日新聞』(1986年11月12日)に掲載された市民の森用地取得に関わる記事です。

東松山市に払い下げの国有林
  森林公園に整備
   遊歩道や休憩所を設置


 東松山市岩殿の国有林三十一・九ヘクタールが、十三億七千九百万円で東京営林局から東松山市に払い下げられることになり、同市は、埼玉の自然一〇〇選に選ばれた物見山にも近いこの森を、森林公園として整備、市民の憩いの場にする考えだ。
 鳩山町と境を接する物見山北西の土地で、主に松類の植えられた丘陵地。都市近郊の飛び地で地質が林業に適さないため、東京営林局が払い下げを決め、九月に同市に通知があった。同市は、住宅団地やゴルフ場の建設で、比企丘陵の緑がどんどん失われていることから、この森を市民の財産として残すことを決め、すでに議会の同意を得ている。
 今後、契約の細かい点について交渉を重ね、十二月末までには正式契約し、その後、三千七百万円をかけて遊歩道、休憩所、池、広場などを整備する。
 市では「この森は、現在県に誘致を働きかけている平和資料館の予定地と近く、こども動物自然公園や岩殿観音、物見山とともに、一大観光・レクリエーション地域にしたい」と話している。(『朝日新聞』埼玉版1986年11月12日)

市民の森用地取得に関わる新聞記事(2) 1986年11月

『読売新聞』(1986年11月12日)に掲載された市民の森用地取得に関わる記事です。

東松山の国有山林 市が単独買い入れへ
  乱開発防止、森林公園に

 東松山市は、東京営林局が払い下げを決めていた同市岩殿の国有地の山林三十一・九ヘクタールを約十三億七千九百万円で単独買い入れすることを十一日明らかにした。
 当面、「物見山森林公園」として保全する計画だが、首都圏でも数少ない広い山林を、市単独で買い取る例は珍しく、民間の乱開発を防ぎ、将来は長期展望に立った利用ができるものと期待が寄せられている。
 今回払い下げられるのは、市の南西にある同市岩殿雪見峠一七三八の一のアカマツ林で、県立自然公園「物見山の勝」や岩殿観音の北西一帯の山林。同営林局では、「土壌が粘土質なうえ、森林としても飛び地で林業に適さない」として九月八日に売り払い公示が出された。
 これを受けた市では、山林周辺は、大東文化大、高坂、鳩山ニュータウンなどが完成するなど開発が進み、「将来は、比企広域行政の中心地としての役割も出てくる」として買い入れを決めた。
 最近では、鳩山町の赤沼国有地(宮山台国有林)約四十ヘクタールが一般競争入札で払い下げられ、日立製作所が約三十二億円で落札し注目されたが、これに比べて価格面では「財政緊縮の折だが、将来の財政負担にはならない額」(本橋金次郎・同市収入役)としている。
 また、当初、民間企業からゴルフ場用地として買収希望も出されたが、市が買い入れたことで、採算にとらわれず、幅の広い長期的な利用が可能となった。今回の買い入れについて柴崎亨市長は、「共有財産として非常にいい買い物ができた」と話している。(『読売新聞』埼玉版1986年11月12日)

市民の森用地取得に関わる新聞記事(1) 1986年11月

『埼玉新聞』1986年11月12日)に掲載された市民の森用地取得に関わる記事です。

東松山 国有林32ヘクタール 市が取得へ
  岩殿地区 森林公園を建設
   約14億円で購入 来月にも売買契約

 東松山市(芝崎亨市長)は十一日、林野庁の所有する同市岩殿地区の国有林約三十二ヘクタールを約十四億円で購入する計画であることを明らかにした。早ければ来月中旬にも国と同市との間で売買契約が成立するが、県内の市町村が、払い下げられる大規模な国有林を取得するケースは珍しい。同市は当面、購入する国有林を「物見山森林公園」(仮称)として整備するが、貴重な緑地帯だけに長期的な視野から市民の公共財産として有効利用を図る方針。

 東松山市が購入する国有林は、東武東上線高坂駅から西南約四・五キロの岩殿観音で知られる比企丘陵地帯三一・八ヘクタール。同地区は県営こども動物自然公園、東京電機大、大東文化大、地球観測センターなど多くの公共施設が接近している。一部は県立比企丘陵自然公園に入る。購入価格は十三億七千九百三十万円。
 同市が国に対し購入目的として提示した整備計画書(三カ年計画)によると、自然環境を保全しながら、「物見山森林公園」として整備する。園内には展望台とあずま屋を建設、総延長約四・五キロの散策路を設置する。また、沢の一部をせきとめ、親水池を造るほか、山桜が観賞できる「春の森」(仮称)、バードウォッチングが楽しめる「小鳥の森」(同)などを設ける。
 今回の国有林払い下げについて東京営林局は、同地区がアカマツ林で粘土質のため林業地として生産性に乏しいことを挙げている。が、背後には苦しい林野庁の財政を売却によって補てんする目的が強い。
 しかし、同市にとっては首都圏に残された貴重な緑地帯を手にいれたわけで、購入価格も昨年十二月、隣接する鳩山町内の宮山台国有林約四十ヘクタールが三十二億円で日立製作所に売却されたケースに比べ破格の安さ。
 また、同市は比企広域(一市六町三村)の中核都市。比企広域市町村圏協議会は本年度、二十一世紀の同地区の開発指針となる「ハイタウン・比企21構想」を打ち出し、森林資源を土台とした森林文化都市の創出を目指している。このため同市は当面、森林公園として自然を保護、広域的な視野に立った国有林の有効利用を練る方針。
 国との正式な売買契約は、十二月二十日前後の見込み。

 活用計画も考えたい 芝崎亨・東松山市長の話
購入する国有林は、宅地化などで少なくなった市内に残る貴重な緑地。市民の夢を買ったつもりだ。森林公園としてまず整備するが、次の時代に残る有効な活用計画も今後は、考えていきたい。(『埼玉新聞』1986年11月12日)

はんのうキエーロ 8月12日

飯能市の広報(2017年8月号)に掲載されていた生ごみ処理容器キエーロの販売広告です。完成品・組立キット、直置き・脚付き、大・小サイズがあり、購入価格(18,000~4,500円)の3分の2が補助されるので6,000~1,500円で手に入ります。
page-0003
東松山市役所廃棄物対策課のキエーロは足付き(大・小)、直置きの3タイプ(4,000円、3,500円、3,000円)ですが、2回目も完売し8月現在、販売を終了しています。

※過去の記事 生ごみ処理器「キエーロ」設置 2017年5月22日
          環境みらいフェア出展 2016年10月15日

ウスバカゲロウの仲間 6月11日

アリジゴク(蟻地獄)の成虫、ウスバカゲロウか、コウスバカゲロウ(アミカゲロウ目ウスバカゲロウ科)でしょうか。自宅で撮影しました。
P6110044

生ごみ処理器「キエーロ」設置 5月22日

東松山市役所廃棄物対策課から生ごみ処理器「キエーロ」が配達されました。高さ50㎝×幅110㎝×奥行70㎝の直置き底なしタイプで3,000円。黒土を200リッター入れました。
P5220015

※生ごみ処理器「キエーロ」による生ごみ消滅実験の実施について()(埼玉県HPより)

 皆さんが家庭から出している「燃やせるごみ」の40~50%が生ごみです。1人1日当たりに換算すると約200gになります。このごみをいかに減らしていくかが課題となっています。

 そこで、県では、神奈川県葉山町にお住いの松本さん御夫妻が開発し、一部で導入が進んでいる生ごみ処理器「キエーロ」を県庁敷地内に設置し、生ごみの消滅実験を実施しています。

 キエーロは、黒土の中にいる微生物が、夏場は3~4日、冬場は10日ほどで生ごみを完全に分解するので、土の量が増えることはありません。キエーロの活用で、家庭から出る生ごみを減らすことができます。また、虫や臭いが発生しにくいといった特徴もあります。


  キエーロの特長

 1 庭でも、ベランダでもできる。

 2 黒土の中のバクテリアが生ごみを分解(維持費がかからない。)

 3 虫や匂いが気にならない。

 4 食用の廃油、汁物、腐ったもの、カビが生えたものでも投入が可能。

 

  キエーロの注意点

 1 タケノコやトウモロコシの皮など繊維質の多いものは、分解に時間がかかる。

 2 骨、貝殻、玉ねぎの皮、果物などの種などは分解されない。


カスミ共感創造の森(茨城県笠間市) 4月9日

あずま町4丁目のフードスクエア/ライフガーデンにあるスーパーマーケットかすみ東松山店の本社は茨城県つくば市にあります。カスミ共感創造の森は吾国愛宕県立自然公園(3,835㏊)内の笠間市上郷にある4㏊の森林です。カスミの環境社会貢献活動の一つで、2010年10月、いばらき森林づくりサポートセンター((社)県緑化推進機構)、森林所有者と「いばらき協働の森パートナーズ協定」を結びました。11年から毎年5月、共感創造の森、笠間市野鳥の森(16年)で植樹祭を実施し、森林再生事業に取り組んでいます。
協働のもりパートナーズ協定とは、いばらき森林づくりサポートセンターの立ち会いで自己の森林を管理できない所有者と森林ボランティアで社会貢献を目指す企業などの事業体が締結する契約や協定を言います。

IMG_2481IMG_2482

syokujyuchiIMG_2472


photo_mori

IMG_2480

※「カスミが緑化推進機構らと協定/共感創造の森づくり/笠間市内の約4haで」(『日本工業経済新聞』2010年10月27日記事) 

愛宕神社・天狗伝説(笠間市HP)
IMG_2479IMG_2477

ビオトープ天神の里(茨城県笠間市) 4月8日

茨城県笠間市にあるビオトープ天神の里を見学しました。笠間市環境保全課とNPO法人ビオトープ天神の里を作る会が協働で計画し、市民参加のもと整備をしています。NPO法人ビオトープ天神の里を作る会は「平成15年に策定した(旧友部町)笠間市環境基本計画の重点事業に掲げるビオトープづくり事業に基づき、荒廃していた農地、山林等をビオトープとして整備し、昭和50年ごろの豊かな自然環境を創造するとともに、大切な自然環境の保全活動を行う。また、ビオトープ天神の里等の活動を通して、市民に対して、体験活動や様々な観察会等を開催することにより、自然の大切さや生物への思いやりを多くの方々に理解していただくとともに、次世代に豊かな自然を伝承する」ことを目的として2013年1月設立認証されました。
IMG_2469IMG_2465IMG_2442

IMG_2439IMG_2467IMG_2458

IMG_2450IMG_2447IMG_2459
HPの「天神の里について」に「昭和50年代の生きものを呼びもどす」を目標として、色々な「生きものの里」(ビオトープ)づくり活動の成果と計画がまとめられています。また、「主な生きもの」は自然観察会などで天神の里や周辺で観察できた動物や植物を分類して写真で紹介した労作です。

絶対平和宣言(種村玄碩 1965年) 4月7日 

坂東23番札所正福寺(茨城県笠間市)に立てられている石碑です。
IMG_2368IMG_2367

絶対平和宣言
一、戦争は人類最高の罪悪 最大の不幸 悲劇なり
二、人間が人間を殺すという 理由 理論 権利はない
三、人命尊重 生命あっての人生なり
  世界は一つ これが世界平和だ
  一九六五年       玄碩[ゲンセキ]
  人間と自然の戦いは
     永遠に続くのだ
地震 津波 豪雨 豪雪 洪水 水難 海難 交通
災害 公害 人間を不幸にする病気 病原の研究等
々 自然との闘いに徹せよ 之等の戦いに資本を廻
せ 総ての機械文明は自然戦争に利用せよ
自然科学の研究目標は 自然の制御に在り
人文科学の研究目標は 社会福祉という 人類愛に
徹せよ 一人の落伍者も あってはならない
人間が殺し合う戦争の即時停止 一切の人殺し道具
武器の製造禁止 所有禁止 原爆禁止
犠牲と言う思想を抹殺せよ 一人の生命も犠牲にし
てはならない
健全娯楽 スポーツの普及 土地住宅の所有 老後
の保証 宇宙開発という 人類の夢も育てよ
人命尊重 人間の生命は地球より重い これでこそ
人間が万物の霊長の資格の座に着けるのだ
学者よ 思想家 宗教家 教育者よ奮起せよ
若者よ 青年よ 母親も立て!
 世界の願い 絶対平和!!
  昭和五十五年七月吉日        
     人命尊重    種村製薬株式会社
             取締役社長 薬剤師
                   種村玄碩
IMG_2413
※種村玄碩さんはどのような方だったのでしょう。種村製薬は筑波山のガマの油(陣中油)の製造元です。

キジ 3月23日

岩殿地区のごみステーション近くの道をキジが歩いていました。いても不思議ではありませんが、ここでは始めて見ました。
P3230013

ナナホシテントウ 3月5日

温かくなって越冬していたナナホシテントウがでてきました。アブラムシを食べる益虫だそうです。
P3050008P3050011P3050001

蔦谷栄一『オーガニックなイタリア 農村見聞録』 2月25日

蔦谷栄一『オーガニックなイタリア 農村見聞録 -地域への誇り高き国に学ぶ』(家の光協会、2006年8月)を読みました。
オーガニックなイタリア

蔦谷栄一『オーガニックなイタリア 農村見聞録 -地域への誇り高き国に学ぶ』目次
 はじめに
第1章 イタリア農業の概要
 多様性と地域性に富む国土/地域によって異なる農業/EUの中では小規模経営/起きつつあるCAP[EU共通農業政策]との距離/コラム:マサノブ・フクオカ

第2章 有機農業の歴史・現状・制度等
 1 有機農業の歴史と現状
 1970年前後から取り組み開始/1990年代後半に大きな伸び/ヨーロッパ最大の有機栽培面積/島嶼部と中北部に集中する有機栽培/量販店での取り扱いシェア増加/高い輸出の割合/認証

 2 有機農業に関する法律・制度
 EU共通農業政策が基本/環境支払いの中に位置づけられる有機農業/水質汚染に端を発するEUの農業環境政策ウエートが高まる農業環境政策/EU共通部分と各国規定とに分かれる農業環境プログラム/農家経営を支える直接支払い/コラム:夜遅くまでの集会

第3章 有機農業取り組みの現場
 1 生産・加工の現場から
  水田耕作 有機稲作と不耕起水田のビオトープ
    ピエモンテ州テヌータ・コロンバーラ
 ヨーロッパ有数の水田稲作地帯/味覚のプロである父親と環境にこだわる息子/いい環境がいい米を作る/エコロジー網、エコロジーの回廊を形成/収量ではなく品質で勝負/あわてず急がずゆっくりと

  野菜 在来種・自家採種による多品種少量生産
    ピエモンテ州ロルト・デル・ピアン・ボスコ
 大規模面積での多品種少量生産/有機そして在来種へのこだわり/直売・小売店志向と加工/必ずしも付加価値が実現できていない有機栽培

  ブドウ・ワイン 直接販売能力に見合った適正規模経営
    ピエモンテ州マリオ・トレッリ
 手作業時代のワイン製造施設を展示/有機栽培の裾野に広がるエココンパティビレ/グローバル化で広がる病害虫/規模拡大よりも品質重視/必要なEUからの支援

  モツァラチーズ 消費者との交流が育む手づくりの味
    カンパーニャ州テヌータ・ヴァンヌーロ
 あくまで手づくりにこだわった最高のモツァレラチーズ/有機畜産による水牛飼養/消費者との交流を軸にした多様な展開

  畜産・加工 安全性重視と家伝のレシピ
    ピエモンテ州カッシーナ・サヴォイアルダ
 スローフード運動で再評価を得た黄金の魚ティンカ/自然・生理を無視した近代畜産/家伝のレシピからつくられる極上の味/持続的循環型生活の大切さ

 2 流通・販売・認証の現場から
  1 流通・販売
   地域性を活かした農業と情報開示・文化伝承
    ピエモンテ州カッシーナ・デル・コルナーレ
 日本に学んで宅配を開始した小さな販売農協/農的志向は自分探しの旅/消費者への徹底した情報開示/地域の伝統を発掘し伝える活動

   有機とフェア・トレードへのこだわり
    エミリア・ロマーニャ州コナピ
 理念に「倫理的に」/あくまで生産者の立場で/厳格な管理から生み出されるハチミツ/有機が基本/フェア・トレードへのこだわり

  2 認証
   消費を伸ばし有機農業の拡大をめざす
    エミリア・ロマーニャ州CCPB
 有機認証機関の概要とCCPB/拡大余地が大きい有機農業/最大シェアを握る生協と増加する学校給食での利用/環境、自然と有機農業/コラム:旦那と奥さんとはどちらが強い

第4章 地域づくり、地域農業の現場

  “良心”の貫徹を目指すスローシティー
    リグーリア州レーヴァント
 リゾート地からスローシティーへ/スローシティーとレーヴァントプロジェクト/“自由市民の市長たち/地域資源の再発見とアイデンティティの確認から/目指すは“良心”ツーリズム/交通システム:中心街からの車排除/ゴミ処理:分別の推進とゴミ箱のある風景の改善/エネルギー:景観を損なう太陽光パネル/農業:自らの“良心”をもって選択を/子どもを育てることを通じて大人が成長/最大のプロジェクト:マンジャルンガ/日本へのメッセージ「自由な人間から出発を」

  地域農業と福祉に体をはる逞しき協同組合
    シチリア州ビータ・ビオ・グループ
 マフィアの土地を有機農業による地域農業の土地に/カーサ・ディ・ジョーヴァニ(Casa dei Giovanni)/サッコ(Sacco)/ロ・グラッソ(Lo Grasso)/ノエ(Noe)/ビータ・ビオ(Vita Bio)
  マフィアに立ち向かう若者たちの社会的協同組合
    シチリア州プラーチド・リッツォット
 マフィアの地で有機農業への取り組み/高品質ワインでVQPRD認証獲得/社会奉仕するボーイスカウトたち/いまでも恐れられているマフィア/反マフィア集会と我慢強いイタリア人

  有機農業と農村起業で過疎地帯を蘇らせた農業協同組合
    マルケ州アルチェ・ネロ
 「有機農業の伝道者」ジーノ・ジロロモーニ氏の地域へのこだわり/アルチェ・ネロの多様な活動/行動する哲学者/兼業収入と助成金んが支える中山間地農業

  伝統の味を守る地域組織
    ピエモンテ州チェルヴェーレネギ出荷協議会
 マチスの絵のような風景/地域組織で支えるチェルヴェーレネギ/コラム:夏休みのパーティー

第5章 アグリツーリズモの現場

  “ザ・実力者”が展開するアグリツーリズモと水牛経営
    カンパーニャ州セリアーノ
 南部よいとこ/年間7、8000人もの宿泊客/景観がすばらしい条件不利地域/有機農業よりはエココンパティビレ[減農薬減化学肥料栽培]

  そこにあるものを楽しむスローな旅“お泊まり村”
    リグーリア州レーヴァント
 アグリツーリズモを中心とした多様な施設/マンジャルンガの道とアグリツーリズモ/発展途上のアグリツーリズモ

  レストランも評判のアグリホテル
    ピエモンテ州スル・ピアーノ
 田舎暮らしを丸ごと体験できるアグリホテル/生きた農民の知恵と経験/市場がリードする地産地消/コラム:46年ぶりのアコーディオン

第6章 イタリア農業・農村と日本

  1 有機農業をはじめとする環境保全型農業とその政策
 EU支援によるイタリアの農業環境政策/わが国の農業環境政策の推移と現状/増加しない有機栽培と輸入品依存の有機ブーム/必要な政策支援の強化[……付加価値の実現を困難化しているのは、消費者の低価格志向の影響が大きい。アンケート調査等では、価格が2、3割高くても安全な食品・農産物を購入する、としている消費者が過半を占める結果となっているものが多いが、実際の消費者の購買行動はむしろ安全性よりも低価格志向を優占している向きが強く、行動レベルでは逆転して低価格を優占する消費者のほうが多い、というのが実態であると考えられる。消費者のさらなる理解を獲得していくことが不可欠である。……]

  2 地域性を生かす
 地域性重視と“EU化”への反対/わが国への示唆に富むイタリア農業
  3 経営の多角化
 川下重視から開かれる消費者とのコミュニケーション/地産地消推進と都市農業の見直し、兼業農家の再評価
  4 協同組織とその存在意義
 多様な形態をもって発展してきたイタリアの協同組合/小さいことをよしとするイタリアの農協組織/改革を求められている日本の農協組織[地域農業の確立・部会組織の活性化・販売事業の強化・CSR・ガバナンス]/コラム:スローフードなファーストフード

 おわりに 地域への誇り高き国に学ぶこと
 EUの中でも独自の道を行くイタリア/家族・地域へのこだわりと自由な精神/求められる信念・こだわり

 あとがき

 参考文献・資料
※蔦谷栄一「イタリアの有機農業,そして地域社会農業 -ローカルからのグローバル化への対抗-」(『農林金融』2004年11月号)要旨
1 イタリアの有機栽培面積比率は約8%で,世界で4番目,有機栽培面積ではヨーロッパで最大である。
2  90年代後半,年率で10%強もの伸びを示し,世界的に注目を集めてきたが,01年をピークに有機栽培面積は減少に転じている。
3 これは97年から5年間にわたってEUが有機農業への転換を支援し,特に島嶼部に手厚く設計されたことが大きく影響している。
4 イタリアの有機農業は,約3割を有機食品の輸出が占めていること,大規模層,若い層での取組みが多いことなどの特徴を有する。
5 こうしたなかで,現場では有機認証に要する手間や認証料負担,マニュアル的認証に対する不満が強い。
6 有機生産者は,直売も手がけており,在来種へのこだわり,歴史・文化・伝統を重視するものが多い。有機農業は一つの栽培方法や単なるマーケティング対応にとどまらず,地域社会農業的色彩を強く帯びた活動のなかに位置づけて考えられよう。
7 イタリアは国家統一が1861年になってやっと達成されたが,職人,家族経営,中小企業を大事にし,地域・歴史・文化を重視する風土が根強く,イタリア農業でもこうした考えが根強い。
8 EUのなかでもドイツ,フランス等と違って,我が国ではほとんど知られていないイタリア農業ではあるが,相互交流を促進していくとともに連携を強化し,地域性・多様性重視によってWTO体制下でのグローバル化,モノカルチャー化の進行に対抗していくことが望まれる。

高橋一也『古来種野菜を食べてください。』 2月24日

高橋一也『古来種野菜を食べてください。』(晶文社、2016年11月)。

ボトムアップで施行されたアメリカやヨーロッパの有機認証制度VSトップダウンで認証された日本の認証制度(56~57頁)

page-0004

高橋一也『古来種野菜を食べてください。』目次
 はじめに

 第1章 種が大事だと言い続ける!
  *僕の日常は食のことでずっとさわがしい(独立前)
  *僕の中の「種」となる土台に向き合うことをはじめた(独立後)
  *世界のオーガニック、日本のオーガニック
  *LOVE SEED!とはwarmerwarmerの独自基準のマークです

 第2章 最初に伝えておきたいことが、いくつかあって
  *僕の意識がすべて正しいわけではないけど、あなたはどう思う?
  *F1種の野菜のこと
  *固定種・在来種の野菜が衰退したいくつかの理由
  *僕が懸念していること

 第3章 僕の仕事は野菜の流通、そのすべてだ その1
  *流通、それを語るその前に
  *固定種・在来種の野菜を「流通の乗せ方」という視点で三つに分ける
  *僕の仕事は流通だ その1 マーケット「種市」
  *僕の仕事は流通だ その2 ワタリウム美術館でのマーケット
  *僕の仕事は流通だ その3 warmerwarmerの古来種野菜セット
  *これだって流通だ! 農家さんと企業をつなげること
  *新規就農される方へ

 第4章 種について僕たちが知らなかったこと
  *僕たちは、四〇年前から続いている断続的な流れの中にいる
  *そして僕は、古来種野菜という造語をつくった
  *「野」の「菜」の「種」は旅をする
  *種はどのように定着するの?
  *端境期という時期がある
  *日本が世界に誇る多様性

 第5章 種まく農家と美味しい関係
  *美味しい関係って?
  *農家さんと僕
  *ある農家/野菜との出会いがすべてを変えた
     長崎県雲仙市の種採り農家、岩崎政利さんとの出逢い
  *僕には野菜の師匠がいる
  *それは在来野菜からのギフトだった

 第6章 僕の仕事は野菜の流通、そのすべてだ その2
  *東京に地方の野菜を集める理由
  *再生プロジェクトを成功させる方法
  *百貨店で在来野菜の販売がスタートした
  *伊勢丹新宿本店との取り組みのいくつか
  
 第7章 未来への種をまく
  *子どもたちに伝えたいこと
  *食のはぐくみかた 在来野菜の味覚

 エピローグ 
 おわりに

お昼はソバやウドンをご馳走になる 2月15日

お昼は高坂市民活動センターで、東松山ふるまい蕎麦クラブの皆さんの打ったソバやウドンをご馳走になりました。
IMG_1949IMG_1947IMG_1946
ごちそうさまでした。





ひかり食堂のロース焼肉定食 1月26日

『まつやまさんぽ -東松山あれこれ発見-』15頁で紹介されている、ひかり食堂のロース焼肉定食(並850円)です。
IMG_1320
ひかり食堂は上唐子の浄空院の近く、埼玉県道344号線沿いの蕎麦の増田屋の西隣です。昔、ワカサギフライ定食を食べましたが、今のメニューにはありません。昼食時で車が何台も駐車していました。焼肉定食を注文するお客さんがほとんどです。


町田市東部、三輪地域の谷戸 1月10日

町田市の東部、三輪(みわ)地区の谷戸の空中写真(1961年10月17日撮影)です。
1961MKT616-C8-23(19611017)
東から①玉田谷戸、②三谷戸、③中の谷戸、④西谷戸、⑤南谷戸、⑥鎌田谷戸、⑦沢谷戸、⑧新田谷戸。都市開発により、ほとんどが消滅しています。
東京都町田市三輪町の地図 - Yahoo!地図

※谷戸の名前は、Fujii MotoyaさんのHP『The Life with Steels』の「南谷戸」から教わりました。

玉田谷戸三谷戸の写真は、「多摩丘陵の谷戸田(町田市三輪町) 1月5日」で確かめて下さい。

多摩丘陵の谷戸田(町田市三輪町) 1月5日

多摩丘陵の谷戸田(谷津田)見学に東京都町田市三輪町(みわまち)の三谷戸(みつやと)と玉田谷戸(ぎょくだやと)を訪問しました。玉田谷戸には里山保全・体験活動をしている三輪みどりの会の活動施設や、下三輪玉田谷戸横穴墓群(しもみわぎょくだやと横穴墓群)がありました。古墳時代後期(6~7世紀)のものです。
yatomapdd
Fujii MotoyaさんのHP『The Life with Steels』の「三谷戸と玉田谷戸」より)

三谷戸(みつやと)の谷戸田
IMG_1090

玉田谷戸(ぎょくだやと)三輪みどりの会の拠点施設
IMG_1073IMG_1080

P1050014P1050018

P1050019P1050020

三輪小学校2年生のカブトムシの家
P1050001
落ち葉堆肥置場(2014年)

三輪みどりの会の活動 「花王みんなの森の応援団プロジェクト」レポート(2010年)より

下三輪玉田谷戸横穴墓群

IMG_1087IMG_1081

1号墓(左)と3号墓(右)
P1050003P1050004

レンガ造りの宮裏両樋(茨城県下妻市) 1月4日

茨城県下妻市本宗道(ほんそうどう)の宗任神社(むねとうじんじゃ)の裏手にあります。鬼怒川左岸の栃木県真岡市上江連を水源とし、鬼怒川と小貝川に挟まれた地域の灌漑用として設けられた江連用水(えづれようすい)の旧分水施設で、1900年(明治33)にレンガ造りへ改築されました。江連用水の流路が変更されたため現在は使用されていません。
IMG_1048広報しもつま201612

千代川村生活史・迅速図千代川村生活史・本宗道1
左:本宗道村迅速図(1883年) 右:現況図
迅速図の「宮」の字の南にある橋(宮前橋)は1878年に架設
『村史 千代川村生活史』第2巻地誌(1997年)より

P1040017IMG_1064

P1040010IMG_1057IMG_1055

P1040007IMG_1059IMG_1053

IMG_1051IMG_1052
2015年3月に国の有形文化財に、16年10月に土木学会選奨土木遺産に登録されました。
東松山市にも、レンガ造りの水門(永傳樋管、高畑樋管、奈目曽樋管、矢来門樋、前吐樋管、前樋管、三原樋管、四反田樋管、小剣樋管、鎌田樋管)が残っています。

アグリビジネス創出フェア2016・アグロイノベーション2016 12月14日

12月14日~16日、東京ビッグサイトで開催されているアグリビジネス創出フェア2016アグロイノベーション2016を見学しました。国内各地・各社、大学、研究機関の取組みなど、いろいろと情報収集ができました。
PC140001PC140002

堆肥場資材購入 12月5日

市民の森の落ち葉を入れる堆肥場の資材をホームセンターで買いました。
PC050012PC050001PC050016
単管パイプ、コンパネなどです。展示見本品販売の折りたたみ作業台も購入しました。







初雪で積雪 11月24日

初雪が降りました。最大積雪量は熊谷で6㎝、県土整備事務所の調べでは東松山で4㎝、北本、飯能で5.5㎝、川越、本庄で3㎝。東松山市役所近くでは、6時頃からみぞれ混じりの雪が降りはじめ、自宅の車の上にはお昼頃、7㎝位積もっていました。
熊谷地方気象台の発表では、平年(12月29日)より35日早く、昨年寒候期(2015年10月~2016年3月)より55日早い初雪です。2016年1月18日の初雪の様子はブログに写真があります。
PB240019
11月24日午前9時頃撮影

熊谷で11月に降雪が観測されたのは2002年以来12年ぶり、積雪は1950年(4㎝)以来の66年ぶり。1897年(明治30)の観測開始から現在までの記録で初雪が早かった日は、2002年(平成14)11月9日、1900年(明治33)11月17日、1898年(明治31)11月23日です。

加須はっこう村 11月23日

「私たちが発酵する場所」という言葉に惹かれて「加須はっこう村」(加須市大室620)を訪ねてみました。
加須はっこう村
古民家の参加型リノベーション、フリーマーケット、小学生対象のホリスティック学び舎まんまる、「自然で科学する~べんがら染め~体験」など行われています。あいにくイベントのない日で無人でしたが、駐車、遊び、作業スペースがたっぷりある場所です。
PB230008PB230001

PB230005PB230004

※「コミュニティベネフィット」の発想で大家、建築家、事業者、住人が実践する地主よし!住人よし!街よし!の不動産活用法『土地活用のリノベーション 不動産の価値はコミュニティで決まる』(甲斐徹郎、学芸出版社、2016年3月、1,900円)

パネルハウス見学 11月22日

11月1日につづいて、今日は相模原市で北都物産のパネルハウスを見学しました。
PB220049PB220048PB220047

PB220044PB220025PB220042

きたもとアトリエハウス 11月18日

北本市は埼玉県央エリアにあり、首都圏45㎞、東京・新宿へ1時間圏内の人口7万人の都市です。きたもとアトリエハウスは今月26日に催行される「埼玉をおもしろくする人々と出会う1日」(「埼玉で農ある暮らし」移住体験ツアー)とネットのマガジンハウス『コロカル』のレポートで知りました。
早速、訪ねてみました。北本市荒井5-164、東松山市からは、荒川の荒井橋を渡って行きます。北本自然観察公園の自然観察センターの北、公園地蔵口のそばです。
PB180021PB180022PB180025

PB180012PB180014PB180023
カフェは金・土・日の11時~17時營業。ランチは土・日にあります。北本自然観察公園に出かけた際に立ち寄れば、淹れたてのコーヒーを味わいながら静かな時間を過ごせそうです。

※北本自然観察公園地蔵口の名前の由来になった城中坂(じょうちゅうさか)の地蔵と大山阿夫利講の灯籠。
PB180011

PB180002PB180003PB180004

クロコウガイビル 11月2日

岩殿C地区の畑にいたクロコウガイビル(クロイロコウガイビル)です。
PB020038PB020035PB020033
コウガイビル(ビバリュウム科・コウガイビル科)は扁形動物です。ミミズ、ヒルなどは環形動物です。

扁形動物とは 環形動物とは (サイエンスラーター北村雄一さんのホームページhilihiliから)

扁形動物とは:

 扁形とはようするに”扁平である”という意味で、分類群名のプラティヘルミンテスは平らな動物という意味になります。(Platyhelminthes= platy(扁平な)+ helminthes(虫))。

 彼らは循環器官や特別な呼吸器官を持たない動物です。ようするに血管やエラを持たないわけで、身体に栄養を運ぶのも酸素を運ぶのもいわゆる拡散にたよっています。ですから種類によって身体が細長くなったり、ひらたく広がることはできますが、太くなったり丸くなったりすることは無理です。……

 扁形動物の代表的な種類としては、実験動物で再生能力の高さから有名なプラナリア、海にいる動物で熱帯魚店でもまれに売られているヒラムシ、人間に寄生するサナダムシなどがいます。大きさはサナダムシのように10メートルに達するものもいますが、普通は数ミリ程度であって数センチになるのはさほど多くありません。

 しかしあまり知られていませんが私達の身近にコウガイビルという大形でかつ陸棲の扁形動物がいます。コウガイビルはヒルとついていますが扁形動物で、庭の石の裏とか湿った落ち葉の下にいます。……


環形動物とは:
 ヒルは環形動物です。環形動物とは身体が節にわかれ、それが連続している構造をもっている動物群で、ゴカイやミミズなどが含まれます。……

 環形動物は扁形動物と違い、口と肛門を持ち、消化管が身体を貫通しています。節にわかれた身体は頑強で、活動も扁形動物よりはるかに活発です。コウガイビルもそれなりに筋肉を発達させているらしいのですが、ぜい弱で、身体は容易にちぎれてしまいます。ミミズはもっと強いですし、ヒルは非常に丈夫です(北村が子供のころにやった悪ふざけからするとヒルってそう簡単には切断できないものだと記憶しています)。それにヒルやミミズは身体が丸いですね。これは扁形動物にはできない芸当です。扁形動物はあくまでも扁平。このあたりのことを詳しく知りたい人は「ゾウの時間ネズミの時間」 中公新書 1992 を参考にしてください。

木製物置組立パネルハウス見学 11月1日

武藏村山市で北都物産のパネルハウスを見学しました。2005年にDIYキットハウスの販売を始めて今年5月出荷キット数が3000棟をこえたそうです。
PB010010PB010007

PB010006PB010001

PB010013PB010011PB010012
間口が1間、1間半、2間などあります。室内の大きさが4畳半、6畳あたりが使いよさそうです。

※北都物産のパネルハウスのカタログ:PANEL HOUSE
                        1818 1827 2718 2727 3627

熊谷うどん・月うさぎ 10月31日

星渓園の正門から北側(八木橋方面)を向くと、赤い熊谷うどんの旗が見えます。そこが熊谷うどん・月うさぎです。昨日の彩の国グリーンツーリズム推進のつどい2016でお世話になった青木さんのお店です。
IMG_0817IMG_0811IMG_0808
熊谷うどんは熊谷産地粉を使っているウドンです。香り豊かで食感はツルツルもちもち。ブレンドの割合や使用する粉によって各店で味に違いがあるようです(ごちそう埼玉 熊谷市)。

■日本めん(中華めん等を除く)用小麦の需要(2009年)
    57万トンの需要の内、国内産は34万トン(約6割)
小麦・国内産需要(2009)

埼玉県は麦の主要な産地の一つです。2014年(13年産)の食用小麦の収穫量は、全国で約81万トン、北海道が6割を占めますが、福岡、佐賀、群馬、愛知に続いて6位で2万トンです。県内の小麦の作付面積の上位10市町は比企郡の川島町以外は県北にあります(埼玉県HP「埼玉県の麦類について」)。埼玉県では2014年産から小麦の主力品種を農林61号からさとのそらに転換しました。さとのそらは農林61号と比べて①収量が多い、②草丈が低いため倒れにくい、③縞萎縮病に強いなどの特徴を持つめん用品種です。県産小麦生産量の9割を占める農林61号は、育種から60年以上経過し、温暖化や病気耐性等の原因から面積当たりの収量が減少し続け、農家の減収につながっているとして、埼玉を含めた近県4県において農林61号に代わる新たな品種さとのそらへの大規模な転換が図られています。
 また、製粉業者からの要望で、低アミロース品種あやひかりも作付されており、めんが滑らかでツルツルもちもちした食感に特徴があります。あやひかりは麺の食感が優れた関東107号の早生、多収化を育種目標に1987年度、農業研究センターにおいて関東107号を母に、西海168号を父として人工交配を行い、系統育種法により、選抜・固定を図ってきたもので、2000年2月に小麦農林147号として農林登録され、3月に埼玉県では準奨励品種に採用されました。あやひかりは、多くの地域に普及して希望の光をもたらす小麦にちなんで命名されました。漢字または英文字で表現する必要がある場合には、「採光」、「Ayahikari」を用います(小麦新品種「あやひかり」の育成」農業研究センター研究報告 34号、2001-02年、 農林水産省農業研究センター)。




タカチホヘビ? 10月27日

市民の森の園路で死んでいました。タカチホヘビでしょうか。
PA270026PA270025

IMG_0779

IMG_0781

IMG_0774

藤田宏之,石井克彦(川の博物館)「大里郡寄居町におけるタカチホヘビの記録」(川博紀要 12号 2012:13-16)
 タカチホヘビ(Achalinus spinalis)は本州・四国・九州と、そのすぐ近くの沿岸島などに分布し、全長 30 ~ 60cm(千石,1996)の小型のヘビである。土中、倒木、石の下、落ち葉の下などに生息し、おもにミミズを餌とする。鱗は真珠光沢があり、タイル貼り状で重ならないので皮膚は裸出しているのが特徴である。
 埼玉県での本種の記録は少なく、おもに秩父地方での生息が確認されているが、埼玉県レッドデータブック 2008 では絶滅危惧II類に指定されている(埼玉県 ,2008)。……

クロウリハムシ 10月20日

岩殿B地区のサクラの枝にいましたクロウリハムシ(ハムシ科)です。
PA200015

クロウリハムシと食餌草育て方jp

農業ワールド2016見学 10月12日

幕張メッセで開かれている第6回農業ワールドを見学しました。
PA120026PA120028PA120024
日本最大の農業展とうたうだけあって、海外企業を含む730社が出展しているそうです。農業資材EXPOを主に見ました。

ヤマトシリアゲ 10月5日

岩殿B地区のコンポストの上にいました。ヤマトシリアゲ(シリアゲムシ科)です。交尾の際にオスがメスに餌を与える例が多いそうです。
PA050024PA050025PA050026

ヤマトシリアゲのオス(♂)
PA050028

ヤマトシリアゲのメス(♀)
PA050029



ウスキツバメエダシャク 9月29日

シャクガ科のウスキツバメエダシャクです。日が暮れた頃、置いておいた長靴についていました。
P9290037P9290041

農家からバインダーをいただく 9月26日

神戸(ごうど)の農家から1条バインダー、動力刈取機(結束型)ヰセキRL30をいただきました。ありがとうございます。
P9260008P9260009

稲の干し方から冬水たんぼへ 9月20日

稲刈り体験の参加者に稲の干し方について話そうと、過去の記事を読み直しました。「稲の干し方あれこれ」(2014.11.04)では有薗正一郎さんの『農耕技術の歴史地理』(古今書院、2007年)の第8章「近世以降の稲の干し方の分布について」を紹介しています。
刈った稲の籾を干す方法は、(1) 穂首刈りして、穂の束を干す方法、(2) 刈り取ってすぐ脱穀して、籾を干す方法、(3) 籾付きの稲束を干す方法の3つがあります。現在はコンバインで稲を刈って脱穀し、その後、籾を乾燥機に入れて乾かし、籾摺り機で玄米にしています。
(3)の籾付きの稲束を干す方法には稲束を田面で干す地干し法と、稲束を立木か稲架に掛けて干す掛け干しがあります。地干し法は1910~20年頃もまだ広くおこなわれ掛け干し法と並用されていました。
その理由は、湿田でも稲束を干す前に水を抜けば地干しはできたし、掛け干し法は労力がかかったか らである。20世紀前半までの稲は現在の稲よりも背丈が高かったので、掛け干し法では稲束の穂先が田面につかないように、稲架の横木を高い位置に設定せね ばならなかった。また、20世紀初頭頃までの日本人は現代人よりも10cmほど背丈が低かったので、稲架の横木の位置は現代人の目線よりも30cm以上高 くなり、稲束を持ち上げる姿勢で稲架の横木に掛ける作業は、多くの労力がかかった。さらに、掛け干し法は稲架の設置と取り外しに多くの労力がかかる。他 方、地干し法は背丈が低い人でも背丈が高い稲束を楽に扱えるし、稲架の設置と取り外しの手間がいらない合理的な稲束の干し方であった。 (有薗「近世以降の稲の干し方の分布について」2004年人文地理学会大会研究発表要旨抄録より)
「湿田でも地干しができた」のは、近世には湿田が多かったが、その多くは安定しない用水事情に対応するために田に水をためておく人為的な湿田であったので、稲刈り前に田んぼの水を排水することができたからです。イネの地干し作業が終われば田んぼにまた水を入れ、冬期は水の出入口を管理して水をためておきます(冬季湛水、「冬水田んぼ」)。
 水田は夏期に稲を作付して米を作る場である。したがって、来年春の灌漑水を確保するとともに、水田の地力を維持して一定量の米を収穫するためには、冬期は湛水(たんすい)しておく必要があった。水田でのイネ一毛作と冬期湛水は、低湿地の生態系に適応することで、投下する労力と資材を減らすとともに、地力を維持する農法である。1884(明治17)年の一毛作田率75%からみて、近世にはすくなくとも水田面積の四分の三でイネ一毛作をおこなっていたと考えられる。
 他方、畑では多毛作をおこなう必要があった。冬作物を育て、初夏に収穫した後、畑を休ませると、雑草が生えるので、雑草が繁茂しないように夏作物を作付したからである。
 近世の水田はイネの一毛作が広くおこなわれて冬期湛水が奨励され、畑では多毛作をおこなってきたのは、それぞれの環境に適応する人々の智慧であり、それを文字媒体で奨励したのが、農書の著者たちであった。(有薗「近世農書はなぜ水田の冬期湛水を奨励したか」 『愛大史学』22号、2013年1月、21頁)
岩殿で冬期湛水の「冬水田んぼ」は可能でしょうか。

アオクサカメムシ 9月7日

青木ノ入の畑のゴマにたくさんついていたアオクサカメムシ(カメムシ科)です。
P9070057P9070056

シモフリスズメが羽化 9月7日

8月21日に青木ノ入で捕まえたシモフリスズメの幼虫。土を入れたバケツに入れておくと、その日のうちに、土の中にもぐりこんでしまいました。幼虫が蛹(さなぎ)になるための準備をはじめる(前蛹)と体色が赤紫っぽい色に変化することは確かめられましたが、その後、脱皮して蛹になる蛹化(ようか))や蛹の観察しませんでした。蛹から蛾になる(羽化)のはもっと先だろうと思って放置していたので、今朝、ガサガサと音がして、バケツを覗くと灰色の羽の蛾になっているのをみた時はおどろきました。樹皮のような地味な翅のスズメガ科のガです。
P9070004P9070008

カノコガ 9月4日

岩殿A地区にいたカノコガ(ヒトリガ科カノコガ亜科)です。左の触覚がちぎれています。
P9040024

ヤマトシリアゲ 9月3日

岩殿C地区で撮影したヤマトシリアゲ(シリアゲムシ科)です。
P9030040
初夏にあらわれるものは体色が黒く、晩夏にあらわれるものは黄褐色(ベッコウ色)。

日本産シリアゲムシ図鑑

静まり返ったミツバチの巣箱 9月3日

昨日の喧噪がうそのように静かになったミツバチの巣箱です。捕獲器のゲージの中のオオスズメバチは3、4匹が脱出しようと飛んでいるだけで残りは死んでいます。巣箱の下には数百のセイヨウミツバチの死骸が横たわっていました。
P9030026P9030025P9030030






セイヨウミツバチの巣箱をオオスズメバチが襲撃 9月2日

自然農の桂さんの畑のすみにおいてあるセイヨウミツバチの巣箱にオオスズメバチが来襲し、捕まえたミツバチを肉だんごにして運んでいました。
P9020022P9020018

P9020017P9020019
捕獲器のゲージには何匹ものスズメバチがかかっています。








お知らせ
岩殿漫喫クラブと市民の森保全クラブのこれからのイベント情報は、岩殿満喫クラブ・市民の森保全クラブ催事・イベント情報でお知らせ中です。
催事・イベント情報・比企探訪最近の記事
記事検索
カテゴリ別アーカイブ