市民の森
ホオノキ(モクレン科)は単葉、トチノキ(トチノキ科)は掌状[しょうじょう]複葉です。ホオノキの葉は全縁[ぜんえん]を覚えていれば見分けられます(トチノキの鋸歯はとがらずにやや波状)。尾根の道近くにあるコシアブラ(ウコギ科)も掌状複葉ですが、小葉に柄(小葉柄)があります。トチノキには小葉柄はありません。
ナラ枯れとは何か?
なぜナラ枯れは発生するのか?
ナラ枯れの診断方法
①夏から秋に赤茶色になった樹木を確認
【狙われやすい場所】
②カシノナガキクイムシの入り込んだ穴(穿孔)の確認
ナラ枯れから樹木を守るために -防除方法-
【これ以上広がらないようにする対策】
★伐倒駆除+くん蒸、破砕
★立木処理+くん蒸、粘着シートによる穿入防止
★クリアファイルトラップ
【予防対策】
★樹幹注入による予防
・静岡県、2016.静岡県ナラ枯れ被害対策ガイド
・小林正秀・上田明良・野崎 愛、2003.カシノナガキクイムシの飛来・穿入・繁殖に及ぼす餌木の含水率の影響.日本林學會誌、852:100-107.
・一般社団法人日本森林技術協会、2015.ナラ枯れ被害対策マニュアル改訂版.
・独立行政法人森林総合研究所関西支所、2007.ナラ枯れ被害をどう減らすか-里山林を守るために-.
「ニホンマムシの確定的な特徴は鋭い目つきを思わせる縦長の瞳孔(黒目の部分)です。日本の蛇は昼行性で円形の瞳孔のものが多く、夜行性動物に特有の縦に細長い瞳孔をもつ蛇はニホンマムシだと考えて構いません」。「アオダイショウの虹彩は、その名前のとおり青や緑に近い色をしています。カーキ色、オリーブ色というとイメージしやすいかもしれません。瞳孔は円形で、大将という名前のイメージには合わない、つぶらでかわいらしい顔つきをしています。かわいらしい見た目と穏やかな性格から、ペットとしても人気があるようです。」(←『害獣駆除110番』2021年9月28日記事)。タカチホヘビは夜行性ですが、瞳孔は円形だったような……。シロマダラは夜行性で瞳孔は縦長の楕円形。……
ナラ枯れの確認はフラス(木屑・糞の混合物)有無と枯れ枝葉状態から判断。昨年11月中旬の調査結果では被害総数は228本。その内訳(比率)は①枯死木104本(45.6%)、②半枯れ状態の木25本(11.0%)、➂健全木と同様に全て緑葉を維持していたもの99本(43.4%)。この内、ナラ枯れ拡大抑止と安全面から、昨年秋から今年3月末までに尾根道を中心に伐採されたもの41本(18.0%)。
これまでに分かった事は、①ナラ枯れ被害は尾根道沿いや林縁に集中、②被害はほとんどコナラでクヌギは僅か1本のみ(生木維持)、➂主に直径約30㎝以上の大径木に被害が集中していること等。幸い、ナラ枯れ被害を受けながらも半数以上のものは生き残り、今春も若葉を付けた。一度穿孔受けると再度カシナガの侵襲は受けにくい(雄の習性、樹木の防御反応)とされている。昨今の異常気象等は生態系のバランスを乱す要因と考えられ、まだ感染拡大の恐れがあります。
※YouTube『地球守チャンネル』
・ナラ枯れを環境から考える 2021/7/10大磯町講演ダイジェスト版(11:28)
・「ナラ枯れ・松くい被害対策から見直す持続可能な地球の森の育て方」(前編)NPO法人地球守代表理事・高田宏臣講演(神奈川県大磯町)(55:44)
・「ナラ枯れ・松くい被害対策から見直す持続可能な地球の森の育て方」(後編)(54:53)
※YouTube『ZIBATSUチャンネル』
・【第58回】ナラ枯れを虫のせいにしない!高田宏臣と語る「土中環境」改善のヒント(1:00:08)
・【第66回】森林の再生は「土中環境」にあり 特別対談・高田宏臣×中嶋健造(1:05:57)
※シラタマタケ(『三河の植物観察』きのこ図鑑)
ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)は、温暖な気候を好み、水温が上がる田植時期に活発に活動し始めます。
雌貝は3・4日ごとに200~300個のピンク色の卵を産み、10日程度でふ化すると、2か月程度で5~8cmまで成熟します。
市内では、吹上地域でジャンボタニシの発生が確認されています。
卵には毒性があり、貝には寄生虫がいる可能性があるので、絶対に触らないようにしましょう。