市民の森

堆肥箱にチップを入れる 11月13日

市民の森も落ち葉が目だってきました。作業エリア内に設置している落ち葉堆肥箱内に貯めた落ち葉の嵩(かさ)がかなり減ってきているので、6月9日の作業で出たチップや林内の朽ち木片を入れました。
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コナラの伐採作業開始 11月10日

市民の森保全クラブの定例作業日。参加者は芦田さん、金子さん、澤田さん、渡部さん、Hikizineの5名でした。年度後半におこなっているコナラの伐採作業を始めました。作業道沿いのコナラの大径木を渡部さんがチェンソーで倒しました。


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イベント準備の後片づけ 10月30日

台風22号が低気圧となり、強い北風が吹いて秋の嵐となりました。木枯らし1号です。今日は市民の森保全クラブの臨時活動日で、中止となった「市民の森・石坂の森」自然学習ウォーキング秋の森からの贈り物』の後片付けをしました。参加者は片桐さん、金子さん、澤田さん、細川さん、渡部さん、Hikizineの6人です。まず、10月12日に150本準備した20㎝の長さのホダ木のうち36本にシイタケの駒を400個打ちました。9月24日に伐り出したコナラ原木の残材も、ボッシュ林の斜面からC地区に下ろして片づけました。6月25日に外した天板・座板に防腐剤を塗る作業は後日にすることにして、焚き火場を囲んでベンチにしているクヌギの丸太を半割して活用する作業を渡部さんが始めました。
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「市民の森・石坂の森」自然学習ウォーキング参加者募集中

10月14日(土曜日)、東松山市・鳩山町共催で、市民の森、石坂の森で開かれるイベントです。

「市民の森・石坂の森」自然学習ウォーキング秋の森からの贈り物
と  き 平成29年10月14日(土)午前8時30分から午後1時
(小雨決行)

集合場所 物見山公園駐車場

定  員 150人(申込順)

費  用 無料

内  容 東松山市「市民の森」と鳩山町「石坂の森」を散策し、伐採木や木の実を使用したクラフト体験を行います。
申込み・問合せ 10月10日(火)までにFAX又は電子メールで都市計画課へ

件名に「市民の森・石坂の森イベント募集」、参加者全員の氏名、住所、電話番号を明記してください。
       
  TEL 0493-63-5001
  
FAX 0493-24-8857
  メール 
HMY039@city.higashimatsuyama.lg.jp

市民の森・石坂の森チラシ表市民の森・石坂の森チラシ裏

壊れた堆肥箱を解体 10月2日

市民の森作業エリアの壊れかけた堆肥箱を解体し、中身は大きな堆肥箱に移しました。
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シイタケのホダ木準備 9月24日

市民の森保全クラブ定例作業日。参加者は芦田さん、片桐さん、金子さん、澤田さん、細川さん、渡部さん、Hikizineの7人でした。作業エリアのアカマツ林寄りの園路周辺の草刈りをし、9月1日に伐採したコナラの原木を3mの長さに切断してボッシュ林の斜面から岩殿C地区におろしました。
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昼食後は原木を再度1mの長さに切断し、雨がかからないように資材置場に積み上げました。
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市民の森のコナラは大径木が多く、ホダ木にしやすい細い木を選んで伐採したつもりでしたが、切断面を測ってみると直径が15cm近くのものもありました。
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南向き斜面の草刈り終了 9月8日

市民の森保全クラブの定例活動日です。参加者は、芦田さん、片桐さん、金子さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの7人でした。今日で、活動エリアの南向き斜面の下草刈りが終わりました。
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次回は9月24日(日曜日)です。

シイタケ原木の伐採 9月1日

10月14日(土曜日)に実施される市民の森・石坂の森イベントの準備で、シイタケのホダ木にするコナラの原木を伐採しました。参加者は芦田さん、片桐さん、細川さん、三本さん、渡部さん、Hikizineと都市計画課の滝本さんでした。
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林床の下刈り 8月27日

市民の森保全クラブの定例活動日です。芦田さん、太田さん、金子さん、草間さん、澤田さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの9名が参加しました。午前中は作業エリア南向き斜面の林床の下刈りと作業道両側の草刈りをしました。
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午後は10月14日に市民の森・石坂の森で実施されるイベントに向けて、キノコのホダ木に使いやすい大きさのコナラを林内で探しました。9月1日(金曜日)伐採、10月12日(木曜日)に原木に穴開け(一部コマ打ち)、持ち帰りやすいように短く切断する作業をおこないます。
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市民の森のアカマツ林 8月27日

市民の森保全クラブ作業エリアに隣接するアカマツ林です。
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※過去の「アカマツ」記事
 霞丘陵自然公園(青梅市)のアカマツ林

 里山保全と森林資源の活用(3)

 松枯れ防止のために樹幹注入剤を使用

 千本松牧場(栃木県那須塩原市)の松林

 坂東20番札所西明寺・高舘山(益子町)

 テーダマツとアカマツ

 伐倒したアカマツの薬剤処理

 マツ枯損木の伐倒

市民の森用地取得に関わる新聞記事(3) 1986年11月

『朝日新聞』(1986年11月12日)に掲載された市民の森用地取得に関わる記事です。

東松山市に払い下げの国有林
  森林公園に整備
   遊歩道や休憩所を設置


 東松山市岩殿の国有林三十一・九ヘクタールが、十三億七千九百万円で東京営林局から東松山市に払い下げられることになり、同市は、埼玉の自然一〇〇選に選ばれた物見山にも近いこの森を、森林公園として整備、市民の憩いの場にする考えだ。
 鳩山町と境を接する物見山北西の土地で、主に松類の植えられた丘陵地。都市近郊の飛び地で地質が林業に適さないため、東京営林局が払い下げを決め、九月に同市に通知があった。同市は、住宅団地やゴルフ場の建設で、比企丘陵の緑がどんどん失われていることから、この森を市民の財産として残すことを決め、すでに議会の同意を得ている。
 今後、契約の細かい点について交渉を重ね、十二月末までには正式契約し、その後、三千七百万円をかけて遊歩道、休憩所、池、広場などを整備する。
 市では「この森は、現在県に誘致を働きかけている平和資料館の予定地と近く、こども動物自然公園や岩殿観音、物見山とともに、一大観光・レクリエーション地域にしたい」と話している。(『朝日新聞』埼玉版1986年11月12日)

市民の森用地取得に関わる新聞記事(2) 1986年11月

『読売新聞』(1986年11月12日)に掲載された市民の森用地取得に関わる記事です。

東松山の国有山林 市が単独買い入れへ
  乱開発防止、森林公園に

 東松山市は、東京営林局が払い下げを決めていた同市岩殿の国有地の山林三十一・九ヘクタールを約十三億七千九百万円で単独買い入れすることを十一日明らかにした。
 当面、「物見山森林公園」として保全する計画だが、首都圏でも数少ない広い山林を、市単独で買い取る例は珍しく、民間の乱開発を防ぎ、将来は長期展望に立った利用ができるものと期待が寄せられている。
 今回払い下げられるのは、市の南西にある同市岩殿雪見峠一七三八の一のアカマツ林で、県立自然公園「物見山の勝」や岩殿観音の北西一帯の山林。同営林局では、「土壌が粘土質なうえ、森林としても飛び地で林業に適さない」として九月八日に売り払い公示が出された。
 これを受けた市では、山林周辺は、大東文化大、高坂、鳩山ニュータウンなどが完成するなど開発が進み、「将来は、比企広域行政の中心地としての役割も出てくる」として買い入れを決めた。
 最近では、鳩山町の赤沼国有地(宮山台国有林)約四十ヘクタールが一般競争入札で払い下げられ、日立製作所が約三十二億円で落札し注目されたが、これに比べて価格面では「財政緊縮の折だが、将来の財政負担にはならない額」(本橋金次郎・同市収入役)としている。
 また、当初、民間企業からゴルフ場用地として買収希望も出されたが、市が買い入れたことで、採算にとらわれず、幅の広い長期的な利用が可能となった。今回の買い入れについて柴崎亨市長は、「共有財産として非常にいい買い物ができた」と話している。(『読売新聞』埼玉版1986年11月12日)

市民の森用地取得に関わる新聞記事(1) 1986年11月

『埼玉新聞』1986年11月12日)に掲載された市民の森用地取得に関わる記事です。

東松山 国有林32ヘクタール 市が取得へ
  岩殿地区 森林公園を建設
   約14億円で購入 来月にも売買契約

 東松山市(芝崎亨市長)は十一日、林野庁の所有する同市岩殿地区の国有林約三十二ヘクタールを約十四億円で購入する計画であることを明らかにした。早ければ来月中旬にも国と同市との間で売買契約が成立するが、県内の市町村が、払い下げられる大規模な国有林を取得するケースは珍しい。同市は当面、購入する国有林を「物見山森林公園」(仮称)として整備するが、貴重な緑地帯だけに長期的な視野から市民の公共財産として有効利用を図る方針。

 東松山市が購入する国有林は、東武東上線高坂駅から西南約四・五キロの岩殿観音で知られる比企丘陵地帯三一・八ヘクタール。同地区は県営こども動物自然公園、東京電機大、大東文化大、地球観測センターなど多くの公共施設が接近している。一部は県立比企丘陵自然公園に入る。購入価格は十三億七千九百三十万円。
 同市が国に対し購入目的として提示した整備計画書(三カ年計画)によると、自然環境を保全しながら、「物見山森林公園」として整備する。園内には展望台とあずま屋を建設、総延長約四・五キロの散策路を設置する。また、沢の一部をせきとめ、親水池を造るほか、山桜が観賞できる「春の森」(仮称)、バードウォッチングが楽しめる「小鳥の森」(同)などを設ける。
 今回の国有林払い下げについて東京営林局は、同地区がアカマツ林で粘土質のため林業地として生産性に乏しいことを挙げている。が、背後には苦しい林野庁の財政を売却によって補てんする目的が強い。
 しかし、同市にとっては首都圏に残された貴重な緑地帯を手にいれたわけで、購入価格も昨年十二月、隣接する鳩山町内の宮山台国有林約四十ヘクタールが三十二億円で日立製作所に売却されたケースに比べ破格の安さ。
 また、同市は比企広域(一市六町三村)の中核都市。比企広域市町村圏協議会は本年度、二十一世紀の同地区の開発指針となる「ハイタウン・比企21構想」を打ち出し、森林資源を土台とした森林文化都市の創出を目指している。このため同市は当面、森林公園として自然を保護、広域的な視野に立った国有林の有効利用を練る方針。
 国との正式な売買契約は、十二月二十日前後の見込み。

 活用計画も考えたい 芝崎亨・東松山市長の話
購入する国有林は、宅地化などで少なくなった市内に残る貴重な緑地。市民の夢を買ったつもりだ。森林公園としてまず整備するが、次の時代に残る有効な活用計画も今後は、考えていきたい。(『埼玉新聞』1986年11月12日)

雨水の流れ 8月1日

岩殿では午後2時頃、雨が降り出したので、市民の森の雨水が作業道からどのように流れて排水されているか観察しました。耕作放棄地に落ちている所は台風など豪雨により道際が大きく削られることも予想されるので対策を検討します。

田んぼに下りている道の上を流れて入山沼からの水路へ
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岩殿C地区の下の田んぼに下りる道から無名沼ロ号へ
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作業道から耕作放棄地へ(2か所)
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道際の凹地から下へ
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林床の下刈り 7月23日

市民の森保全クラブの定例作業日です。参加者は芦田さん、澤田さん、三本さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの6人でした。市民の森に出かける時刻に降り出した小雨がお昼過ぎまで続きました。刈払機と鎌で林床の下刈りをしました。2012年に活動を始めた頃に伐採した枯損木の株元が朽ちていて、6年間の才月の流れを感じました。
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8月の作業日は11日(金)、27日(日)です。18日(金)午後6時から暑気払いをすることにしました。立秋を過ぎていますが残暑が続いていることでしょう。


市民の森定例作業 7月14日

市民の森保全クラブの定例作業日です。参加者は欠席者が多く、金子さん、澤田さん、細川さん、三本さん、渡部さんの5名でした。雨雲が東北東に移動し、東松山市内では帯状に、短時間、雨が降りました。作業開始時、岩殿C地区でタープをはって雨宿りし、その後、前回からの林床の下刈りを実施しました。
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渡部さん、写真ありがとうございます。

コナラの落枝 6月28日

25日の市民の森保全クラブ作業日、ドシーンという音が聞こえてきたので、倒木かなと思っていました。この木だったのかも知れません。
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頭上10m位の所で枝が折れています。市民の森の作業道の下側、9日にチッパーで作業をした場所の下です。作業道を毎日、車で往復していますが気がつきませんでした。

南向き斜面の裾刈り 6月14日

岩殿C地区の畑の北側、市民の森の南向き斜面の裾刈りをしました。
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入山沼は今日、栓を閉じられました。今年の落水は一昨日、昨日の2日間だけです。天気が続けば畑の仕事は進みますが、C地区の代かき・田植えがいつになるのか、見通しがたちません。

枯損木伐採、チッパー作業 6月9日

市民の森保全クラブの定例作業日です。参加者は、片桐さん、金子さん、草間さん、澤田さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの8名と市役所環境保全課の石川さん。作業道沿いのヤマザクラの枯損木の伐採、作業道下の斜面から4月に刈り倒したアズマネザサを引き上げチップにする作業をしました。
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伐倒方向を作業道の上と決め、渡部さんがチェンソー、全員でロープを引いてドンピシャリ、路上に倒しました。

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作業道下の斜面で伐採した3~4mの笹を、チッパーを使うことで効率良く片づけることができました。出来たチップはC地区に移動して野積みにし、発酵したものを堆肥として活用します。

昼食後、岩殿C地区のベンチ・テーブル、物置周辺の草刈りと萌芽更新したクヌギのひこばえ(萌芽枝)のもやかき(間引き)をしました。
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短時間の雨で作業道の路面が荒れる 6月2日

午前3時から1時間位、集中して雨が降りました(6月2日の降水量:鳩山7.5㎜、ときがわ14.5㎜)。市民の森作業道の山側の轍(わだち)は先日の工事により埋められ、水たまりはほぼなくなりました。市民の森に降った雨水は作業道の路面を水路にして下り勾配を流れて窪地に集まり、そこから道下へ流れおちます。今回、山側の轍がなくなった分、谷側に雨水が集中するようになったようです。窪地から谷へ雨水が落ちる箇所の路肩の崩れが気になります。
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市民の森作業道の路床改修 5月31日

5月12日の市民の森保全クラブ定例作業日に東松山市役所都市計画課に要望した市民の森の作業道のぬかるみ対策工事が都市計画課+道路課により実施されました。市民の森保全クラブの活動日の駐車場は、入山沼付近は釣り人の駐車スペース、田んぼへ下りる路は農家の軽トラの進入路となる私道のため、市民の森作業道を抜けた岩殿C地区の岩殿満喫クラブの管理エリアを使っています。雨天には雨水が作業道を通って流れ、雨後には水たまりが残って、そこが車の通行によりぬかるみとなって、ハンドルがとられそうになる箇所もできて困っていました。梅雨の長雨の季節を控え、今回、土床材を敷き、さらに転圧作業がおこなわれたので、安心して通行ができるようになりました。ありがとうございます。
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市民の森作業道3ヵ所、さらに入山沼への市道2ヶ所が改修されました。
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チップを落葉床に入れる 5月30日

作業道脇に置いてあった收草容器をキャリーカートに載せて運び上げて、チップを作業エリアの落葉柵に入れました。
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高坂丘陵市民活動センターで話合い 5月26日

市民の森保全クラブの定例活動日。雨天のため、高坂丘陵市民活動センターに集まりました。参加者は、芦田さん、澤田さん、細川さん、鷲巣さん、Hikizineの5名と活動してみたいという新人1名でした。新会員を迎えて、市民の森の沿革、市民の森保全活動の歴史、保全クラブの今年度の活動計画などまで、参加者全員で確認することができました。
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お昼ごろの市民の森の作業道。水たまりやぬかるんでいる場所が拡がり、車のハンドルをとられそうな箇所もあって、奥の岩殿C地区まで車を入れるのは躊躇してしまいます。前回5月12日の定例作業日に現場で市役所都市計画課に早目の砂利敷き等の対策と道端に集積した不法投棄物(5月12日14日)の片づけを要望しました。ゴミは19日に撤去され、作業道は来週31日(水曜日)に工事が行われます。

投棄ゴミが回収される 5月19日

5月12日に市役所都市計画課に撤去をお願いした市民の森作業道2ヵ所に集積した不法投棄ゴミが運び出されました。
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作業道下の耕作放棄地のヤナギの種(柳絮)が飛び始めました。

不快昆虫メグリジッコ(クロメマトイ) 5月16日

名前のわからなかった、顔のまわりを飛びまわる不快昆虫クロメマトイ(ヒゲブトコバエ)のことを田んぼの様子を見に来た吉田さんにお話ししたら、それはこのあたりではめぐりじっこ言っていたもので、丘陵の谷底には多いんだよと教えて下さいました。
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※『秩父えこっか!通信』(2016年12月 発行:一般社団法人まつりごと 制作:秩父元気プロモーション)から
 まぐそ:カブトムシのメスの呼び方(荒川西岸)
 ぶーたん:カブトムシのメスの呼び方(荒川東岸)
 あしっつるし:アシナガバチ
 おおしんつく:ツクツクボウシ
 わっくさ(わくさ):カメムシ
 ふえんどう:スズメバチ

チップを堆肥箱に入れる 5月14日

11日に作業道脇に置いたスタンドバックのチップを堆肥箱に移しました。
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昨日の雨で水分が供給されたためなのか、アズマネザサのチップは温度が上昇し発酵を始めていました。
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作業道下からマットを引き上げる 5月14日

昨日はまとまった雨が降り、鳩山の降雨量は27.5㎜。12日の定例作業日にできなかったウレタンマットの回収をしました。
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アズマネザサが何本もマットを突き抜いていたので、刈払機で上から刈っただけでは動かせません。太枝切狭や開墾鍬を使って作業しました。

コナラの稚樹 5月12日

市民の森保全クラブ作業エリアの南向き斜面のコナラの稚樹。
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鋸歯が浅く、やや丸い。

ウッドチッパーで伐採木残材をチップ化 5月11日

今日は市民の森保全クラブの臨時作業日です。澤田さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの5名が参加して、市役所環境保全課の石川さん、根岸さんと伐採木残材や落枝のチップ化作業をおこないました。
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收草容器やスタンドバックに詰めたチップは、作業エリア内の落ち葉堆肥置場に入れる計画です。

今日の作業範囲は入山沼から岩殿C地区に向かう作業道でした。次回は、尾根の四阿(あずまや)付近の園路、入山沼から奥に入る北向き斜面側の園路で実施できればと考えています。

作業道のぬかるむ場所にガレキを入れる 4月22日

市民の森作業エリアの下の作業道には雨が降ると水がたまり、車が通るとぬかるむ場所が2ヵ所あります。今日は手前側のAとBにガレキを入れました。A、Bだけでもガレキの量が足らなくて、岩殿C地区よりのもう1ヵ所は他日にします。
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カスミ共感創造の森(茨城県笠間市) 4月9日

あずま町4丁目のフードスクエア/ライフガーデンにあるスーパーマーケットかすみ東松山店の本社は茨城県つくば市にあります。カスミ共感創造の森は吾国愛宕県立自然公園(3,835㏊)内の笠間市上郷にある4㏊の森林です。カスミの環境社会貢献活動の一つで、2010年10月、いばらき森林づくりサポートセンター((社)県緑化推進機構)、森林所有者と「いばらき協働の森パートナーズ協定」を結びました。11年から毎年5月、共感創造の森、笠間市野鳥の森(16年)で植樹祭を実施し、森林再生事業に取り組んでいます。
協働のもりパートナーズ協定とは、いばらき森林づくりサポートセンターの立ち会いで自己の森林を管理できない所有者と森林ボランティアで社会貢献を目指す企業などの事業体が締結する契約や協定を言います。

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※「カスミが緑化推進機構らと協定/共感創造の森づくり/笠間市内の約4haで」(『日本工業経済新聞』2010年10月27日記事) 

愛宕神社・天狗伝説(笠間市HP)
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市民の森の投棄ゴミを資源回収センターに運ぶ 4月3日

市民の森保全クラブが作業道下の裾刈りをした時に回収した不法投棄ゴミを分別して、資源回収センターに運びました。
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ペットボトルやジュース缶の類いだけではありません。ガスコンロ、棚、バッテリーなどが投棄されています。一昨年は冷蔵庫も回収して処分しました。今回は大型テレビが2台捨てられていて、これには大弱りしました。

コナラの伐採、シデの片づけ 3月10日

市民の森保全クラブ定例作業日。参加者は片桐さん、金子さん、澤田さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの7名でした。チェンソーでコナラの伐採をしました。作業道側に傾いていた25歳位のコナラを倒してみると、心の部分がドロドロとした状態で腐っていました。4本倒して玉切りし、キャリーカートに載せてC地区に片づけました。
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C地区の南側、ボッシュ林の斜面のシデが風で幹から折れて、水路の上に倒れ込んでいました(昨年10月5日の記事)が、片づけやすいようにチェンソーで切断しました。
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3月26日には、岩殿C地区でイベント『シイタケの駒打ち体験』を実施します。23日まで、先着順で参加者募集中です。
シイタケ駒打ち体験


ホダ木準備と倒木処理 2月26日

市民の森保全クラブ定例作業日。参加者は芦田さん、太田さん、片桐さん、金子さん、細川さん、渡部さん、Hikizineの7名でした。市民の森保全クラブでは、3月26日に、「シイタケの駒打ち体験」イベントを実施します。
シイタケ駒打ち体験

北向き斜面で原木のコナラの伐採と落枝や風倒木の処理、片付をしました。
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里山保全活動講習会 2月23日

東松山市役所環境保全課主催『里山保全活動講習会』に金子さん、澤田さん、細川さん、渡部さんと参加しました。講師はNPO法人森林活用研究会こぴすの高橋昭夫さん。チェンソーの取り扱い方から広葉樹の伐倒作業まで、入門的なものから、高度なものまで、幅広い充実した内容の2時間の講習会でした。
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受け口・追い口、追いづる切り
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オープンフェイスノッチ(広角受け口)
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※森林総研の上村巧さんの『森林の安全作業情報』(HP)から
  伐倒技術の変遷
  受口と追口の位置と寸法
  オープンフェースノッチ

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森林ビルダー養成講座(2017年5月2日~8月31日)訓練生募集中!!

きたもとアトリエハウス・自然観察公園 1月28日

きたもとアトリエハウスでランチを食べ、北本自然観察公園(埼玉県自然学習センター)を散策しました。
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カフェは金・土・日、ランチは土・日だけで、前回訪問した11月18日は金曜日でした。。味噌づくりのワークショップをしていて、外のカマドで大豆を煮ていました。
きたもとアトリエハウスは『TURNS』10号(2014年秋号)の表紙を飾り、特集「ニア東京を楽しもう」で取り上げられていました。アトリエハウスのオープン(2012年10月)時期の事情がわかりました。地域情報ブログ『北本日記』に記事「【TURNS(ターンズ) Vol.10】特集「ニア東京を楽しもう!」「北本アトリエハウスが表紙を飾る」(2014.09.23)、「きたもとにっきはアトリエハウスをみつけた」(2015.04.06)がありました。

食後、北本自然観察公園に入って埼玉県自然学習センターの展示を見学し、地蔵口付近を散策しました。
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これらの試みをを市民の森保全クラブの里山保全活動や、岩殿満喫クラブの耕作放棄地再生活動に活かしていけたらと思いました。

玉切りした丸太を片づける 1月22日

13日の定例作業日に作業道から尾根沿いの園路に上がるすぐ手前にあるコナラを2本伐りました。木に登って切り落とすことができない高い位置の枝が枯れ、それが落ちてくると散策者を直撃するリスクがあると判断し、やむをえず幹から伐採しました。その際、チェンソーで伐ったコナラが作業道沿いにあるサクラを巻き添えして押し倒してしまいました。市民の森に隣接する林地の地権者の方にご迷惑をおかけすることになり申しわけありません。
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今日は、玉切りして林地から作業道に運び上げていた丸太を、岩殿C地区に移動しました。隣接する林地内に積んであるものもありますが、そのまま置かせていただければ幸いです。作業参加者は片桐さん、金子さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さんの5名でした。

見晴らしがよくなる 1月14日

市民の森の尾根の四阿(あずまや)から作業道にくだる園路から、九十九川の起点、青木ノ入方向の眺めがよくなりました。昨日の落枝のおそれがあるコナラ2本とサクラ1本の伐採作業の意図しない成果?です。
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新年最初の活動日 1月13日

市民の森保全クラブ定例作業日。作業参加者は芦田さん、片桐さん、金子さん、澤田さん、、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの7名でした。下の作業道の上に貼り出している枝が折れているコナラを伐採しました。
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まず、Aから伐採しました。


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続いてBの伐採。
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Aは樹齢45年。日当たりのよさそうな、照度が確保できるこの場所で、萌芽更新して、自力で若返ることができるのか、見守っていきます。
夜は高坂駅西口ロータリー近くの居酒屋で新年会を行いました。

落枝の危険 1月11日

強風により折れたのでしょうか。園路に落枝の危険があります。13日の市民の森保全クラブ定例作業日にできれば伐採したいものです。
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里山保全と森林資源の活用(5) 12月30日

里山保全と森林資源の活用(黒田慶子)
 里やまへの郷愁
 本来の里山管理は農業の一部
 森林の形成と資源利用の歴史
 人が使わなくなって起こった植生変化と樹木の伝染病
 野生動物の増加と森林被害
 将来を見据えた里山管理とは
 神戸大学農学部での「実践農学」(森づくりグループ)の取り組み
 森づくりグループの演習の内容と成果
 里やまの管理を再開するための地域への提案

里やまの管理を再開するための地域への提案

 広葉樹は針葉樹よりも比重が高く、直径が20㎝を超えて太くなると人手では動かせない重さになる。また、萌芽は若い切株からは出やすいが高齢樹になるほど出にくくなる。小面積の皆伐で日光が地面に届くようになると萌芽の生育が良くなるので、里山林の管理においては、「伐採と若返り」が最重要課題である。しかしながら、日本の森林の3割を占める里山全域の管理再開はほぼ不可能であろう。……このような現状から、人が入って管理しやすい場所や災害リスクが高い場所から管理を再開する必要があるだろう。また、子孫に里山を残したいかどうかなど、所有者の価値観の問題でもある。
 西日本の低標高地にある放置里山林は、今後常緑中低木が主体の貧相な森林になることが明らかになってきた。しかし「それでも構わない」という選択もある。災害リスクの低い場所は放置しても困らないかもしれない。今回1度だけ税金を投入して整備しても、次世代の住民が15~30年後に何もしないで放置するなら、またナラ枯れが発生するなど、荒廃していく。山林として持続的に管理できる体制が作れないのであれば、発想を転換して、今ある樹木を伐ってしまったら森林に戻さないという選択もある。果樹、山菜園、花木や景色を楽しむ場所など、「これなら管理できる」という形態に変えることを推奨したい。(伊藤一幸編著『エシカルな農業』108~109頁)
市民の森保全クラブでも里やまとして持続的に管理できる体制づくりは大きな課題です。

里山保全と森林資源の活用(4) 12月30日

里山保全と森林資源の活用(黒田慶子)
 里やまへの郷愁
 本来の里山管理は農業の一部
 森林の形成と資源利用の歴史
 人が使わなくなって起こった植生変化と樹木の伝染病
 野生動物の増加と森林被害
 将来を見据えた里山管理とは
 神戸大学農学部での「実践農学」(森づくりグループ)の取り組み
 森づくりグループの演習の内容と成果
 里やまの管理を再開するための地域への提案

将来を見据えた里山管理とは

 里山は荒れてきたから整備が必要という意識が、社会的に強まっている。しかしながら、里山を管理して資源を使った世代は80歳を超える方々で、その技術の伝承がほぼ途絶えた。若い世代は、行政も里山所有者も里山管理には無縁であり、そのために残念なことが起こっている。つまり「やってはいけない整備方法」の普及である。……伐採後の萌芽更新を待たずに、クヌギの若木を植え付けるような例がある。
 各地で進む行政主導あるいはNPOやボランティアによる里山整備の多くは「公園型整備」で、人が散策して気持ちの良い林、見て美しい林を目標にしている。下草刈りや細い樹木の抜き切りをして大木は伐らずに残される。また「生物多様性を高める」ことを重視した広葉樹の植樹も人気である。これらは資源として利用していた里山林とはまったく異なる管理方法であり、整備後10年、20年後のことを考えていない点が大きな問題で、ナラ枯れ被害を増やす原因ともなっている。ナラ類の大木の多い森林、間伐(抜き切り)して風通しが良い森林、生木の伐採木が放置された森林では、媒介昆虫であるカシノナガキクイムシが多数飛来し、枯死被害を増やす。獣害防止に行われる帯状伐採でも、大木を伐らずに残した場所や伐採木を放置した場所でナラ枯れが発生している。獣害防止という目的であっても、森林の生態や病虫害に関する知識が必要な事例である。完全に勘違いの里山整備活動の代表例は、「散策路の整備」や「東屋の設置」が主目的で、樹木の管理は「道づくりの邪魔になる木を伐る」という計画であろう。ボランティアは趣味の活動ではないので、活動の結果には責任が伴う。基礎的な知識を得た上での活動が望まれる。
 里山を継続的に管理するには、市町村の行政担当者による指導と様々な団体の交通整理が大変重要である。長期計画のないイベント的整備では「楽しさ」や「清掃のイメージ」が強く、伐採された樹木は「産業廃棄物」(ゴミ)として税金を使って焼却されることが多い。整備目的が不明確であれば、「森林の樹木は再生可能な資源」という認識が薄くなる。資源利用を考えずに管理作業を進めるのは本末転倒である。「伐採-資源利用-森林再生」のどれかを実施するのではなく、森林の持続性を確保するための一連の作業であるととらえたい。
「伐採-資源利用-森林再生」のサイクルでの資源利用。市民の森保全クラブの課題です。

 数年前から林野庁による里山整備の補助金が利用しやすい形になってきている。つまり、資源利用と若齢林の再生を念頭に置いた伐採計画が可能になった。素人では伐採できなかった大径木に公的資金を投入することができ、「公園的でない」管理ができることになったのである。補助金の申請は地方自治体を通じて行うため、行政の担当者自身が里山整備についての知識を蓄積し、指導できることが重要になる。目的が合った行動ができていないボランティアは放置しないで活動団体協議会の設置やセミナー・実習の開催など、知識や技術レベルを上げるための仕組みが必要である。……(伊藤一幸編著『エシカルな農業』99~102頁)

林野庁の森林・山村多面的機能発揮対策交付金
背景・課題
森林・林業を支える山村において、過疎化等の進行に伴い、地域住民と森林との関わりが希薄化し、森林の手入れが行われなくなったことで、竹の侵入等による里山林の荒廃が進行しているため、森林の有する多面的機能の発揮が難しくなっています。

森林の多面的機能を持続的に発揮させていくためには、山村地域の住民が協力して里山林等の保全管理や森林資源の利活用を実施していく体制を整えることが不可欠です。

このため、平成25年度から森林・山村多面的機能発揮対策交付金を交付します。


事業内容
地域住民が中心となった民間協働組織(活動組織)が実施する、地域の森林の保全管理等の取組に対し、一定の費用を国が支援します。なお、交付金の申請にあたっては、都道府県単位に設立される地域協議会に申し込みをしてください。

 ア.地域環境保全タイプ
     ・集落周辺の里山林を維持するための景観保全・整備活動、集落周辺での鳥獣被害の防止活動、風倒木や枯損木の除去、集積、処理
     ・侵入竹の伐採・除去活動や利用に向けた取組

 イ.森林資源利用タイプ
     ・里山林の広葉樹等未利用資源を収集し、木質バイオマス、炭焼き、しいたけ原木等として利用する活動や伝統工芸品の原料として活用

 ウ.森林機能強化タイプ(平成27年度より新設)
     ・事業の円滑な実施に必要な路網や歩道の補修・機能強化、鳥獣被害防止施設の改良等

 エ.教育・研修活動タイプ(平成27年度より新設)

     ・森林を利用した環境教育や研修活動

 オ.機材及び資材の整備
     ・上記ア、イ及びウの実施のために必要な機材、資材及び施設の整備


里山保全と森林資源の活用(3) 12月30日

里山保全と森林資源の活用(黒田慶子)
 里やまへの郷愁
 本来の里山管理は農業の一部
 森林の形成と資源利用の歴史
 人が使わなくなって起こった植生変化と樹木の伝染病
 野生動物の増加と森林被害
 将来を見据えた里山管理とは
 神戸大学農学部での「実践農学」(森づくりグループ)の取り組み
 森づくりグループの演習の内容と成果
 里やまの管理を再開するための地域への提案

人が使わなくなって起こった植生変化と樹木の伝染病
 森林の管理は、①用途に合わせて、②健康に持続することを重視し、数十年以上先を想定して行うものであって、動植物の種数が多いことや、眺めて美しいことが本来の管理目的ではない。むしろ、十分な管理の結果として生物多様性が高まることが知られている。
 スギやヒノキなどの針葉樹人工林は木材生産が目的で、収穫時期を想定して間伐し、材質が良くなるように管理する。一方、里山二次林は昔は薪生産に都合のよい管理が行われてきた。②の健康に持続させる手法としては伝統的なやり方が一番安全であるが、①の用途は1950年代以降の燃料革命のために消滅し、管理の目標がなくなったので、今では所有者自身が里山林に入ることはほとんどなくなった。里山の大半は放置されたために大木が多くなり、中低木やタケ類の繁茂によって人が踏み込めないヤブになっている。さらにアカマツとナラ類は伝染病で次々に枯死している。……
 マツ枯れは1970年代頃から被害が増えて兵庫県下でアカマツ林の多くは壊滅的な状況である。病原体の媒介甲虫であるマツノマダラカミキリの殺虫が被害軽減には最も重要で、枯れ木が燃料に使われた時代(50年ほど前)は焼却で林内のカミキリが殺虫できた。しかし近年は枯死木が放置されるので、殺虫剤の散布なしにはマツ林を持続させることができない。マツタケ山として兵庫県では赤松林を大事にしてきたはずであるが、現実には効果のある防除は実施されていない。里山整備の際に赤松林の再生を目標にする例が増えているが、地掻きなどの伝統的な管理方法では枯死は防げない伝染病に関する知識と防除予算の継続的投入が必要となることを認識してほしい。
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 1990年代からブナ科樹木萎縮病(ナラ枯れ)という伝染病が増加した。兵庫県下では、神戸市や篠山市を含む広域で集団枯死被害が続いている。この病気の媒介者であるカシノナガキクイムシは直径10㎝以上の木で繁殖が可能になり、老大木から先に枯れる。各地の里山には昔のような若齢のナラ林はなく、大半が50年生以上で直径が50㎝前後の大木の多い林である。大径木の集団枯死が起こるため、森林の植生が急激に変化する。次項で紹介する学生の演習で植生調査をした結果、ナラ類が枯れた後は常緑広葉樹で暗い場所でも生育できるヒサカキやソヨゴ(陰樹)が多数生え、高木になる落葉広葉樹(陽樹)の芽生えはまったく育たない。常緑の中低木中心の極めて貧相な森林になることが判明した。ナラ類が枯れてもまだ林床が暗く、太陽光が足りないためである。「森林には回復力があって、放っておけばまた元に戻る」と思われがちだが、そこには勘違いがある。……(伊藤一幸編著『エシカルな農業』96~98頁)
※市民の森作業エリアのコナラも樹齢40~50歳代です。市民の森における東松山市のマツ枯れ対策の記事
 マツの枯損木の伐倒 2015年2月3日
 伐倒したアカマツの薬剤処理 2015年2月23日
 松枯れ防止のために樹幹注入剤を使用 2016年1月29日


里山保全と森林資源の活用(2) 12月30日

里山保全と森林資源の活用(黒田慶子)
 里やまへの郷愁
 本来の里山管理は農業の一部
 森林の形成と資源利用の歴史
 人が使わなくなって起こった植生変化と樹木の伝染病
 野生動物の増加と森林被害
 将来を見据えた里山管理とは
 神戸大学農学部での「実践農学」(森づくりグループ)の取り組み
 森づくりグループの演習の内容と成果
 里やまの管理を再開するための地域への提案

森林の形成と資源利用の歴史
 森林が自然に形成されるには長い時間がかかる。草原から始まって、極相林と呼ばれる最終段階の森林までの遷移には数百年かかるといわれている。人間がその途中で伐採すると、遷移が泊まったり、違う方向に進む。……
 自然に形成された森林(初代の林)を人が伐って薪や炭に利用すると、広葉樹の一部は切株から芽が出てそれが樹木に育ち、この手法を用いた森林再生は萌芽更新(または“ぼうが”)と呼ばれる。特にナラ・カシ類、シイ類などドングリのなる樹種は萌芽能力が非常に高い。昔から薪炭林にはコナラ、アベマキ、クヌギがよく使われており、適宜植栽されてきたと推測される。萌芽は、切株の養分も利用して1年0.5~1m伸長するが、ドングリからの芽生えでは数年かかって20㎝程度しか伸びず、しかも生き残る株が少ないので効率が悪い。このような樹種による特性を経験的に把握して、昔から薪炭林は萌芽更新により次世代の森林を育てていた。一家族あたり年に1反(約0.1㏊)程度の面積を一斉に伐採(皆伐)し、再生した林を15~30年の間隔で伐採してまた燃料に使うという、非常に効率的な「資源循環」を行っていた。定期伐採により遷移が止まり、クヌギやコナラを主体とする落葉広葉樹林として維持される。コナラやクヌギなど陽樹の生育には十分な日照が必要で、他の樹木が上層に茂った所では育たない。そのため、萌芽再生を促すには、一定面積の樹木を皆伐する必要がある。このような樹木の特性(光や水の要求度)を、昔の農民は十分に知って管理していた。生活や収入に関わる重要な技術だったからである。
岩殿C地区のクヌギと市民の森作業エリアのコナラの切株からの萌芽、ドングリからの芽生え(実生)の1年間の伸長を比べると納得できます。
 さて、森林の伐採や落ち葉採取が過酷な場合は、土壌の肥料成分が減るが、その貧栄養土壌でも育つことができる樹木がアカマツである。……アカマツ林は江戸時代以降、関西に広く分布しており兵庫県も例外ではなかった。
 マツ林も森林の植生推移が人為的に停止した状態である。燃料だけでなく、マツ材(アカマツの梁)やマツヤニなどの資源として重要であった。マツ類は痩せ地でも育ち、治山に適しているので、明治以降の六甲山の治山事業ではクロマツとアカマツが植林されてきた。しかし、今はマツ材線虫病(マツ枯れ)という外来の伝染病によってアカマツ林は急激に減ってしまった。また、マツ林の資源利用がなくなって林床に落ち葉が積もり、土壌が富栄養化した。そのためマツが枯れた後は広葉樹が育ちやすい環境となり、ナラ類やカシ類のほか、ソヨゴなどの常緑中低木が優先する林に変化する傾向がある。ここで注意すべきは店は、土壌の富栄養化によってマツが枯れるのではなく、伝染病で枯れた後に広葉樹が生育することである。病害の遷移への影響はこれまで注目されてこなかったが、実は自然の遷移よりもはるかに急激に、10~20年で植生が大きく変化するため、森林生態系に大きな影響を与えている。(伊藤一幸編著『エシカルな農業』92~95頁)
市民の森作業エリアでは尾根沿いにアカマツ林がありますが、伐採跡地には次世代のアカマツは育っていません。

里山保全と森林資源の活用(1) 12月30日

伊藤一幸編著『エシカルな農業 未来のために今すべきこと 神戸大学と兵庫県の取り組み』(誠文堂新光社、2016年10月)第1部地域農業の発展のための神戸大学の取り組み、7里山保全と森林資源の活用(黒田慶子)を市民の森保全クラブの活動と作業エリアを念頭に置いて読みました。筆者の黒田慶子さんは、神戸大学大学院農学研究科資源生命科学専攻応用植物学講座森林資源学研究室教授です。

里山保全と森林資源の活用(黒田慶子)
 里やまへの郷愁
 本来の里山管理は農業の一部
 森林の形成と資源利用の歴史
 人が使わなくなって起こった植生変化と樹木の伝染病
 野生動物の増加と森林被害
 将来を見据えた里山管理とは
 神戸大学農学部での「実践農学」(森づくりグループ)の取り組み
 森づくりグループの演習の内容と成果
 里やまの管理を再開するための地域への提案

本来の里山管理は農業の一部

 里やまとは日常生活に必要な燃料や肥料を採集していた場所で、勝手に樹木が生えていた森ではない。子孫が資源を永続的に採り続けることができるように、上手に管理されていた。樹木の太さは10㎝ほどの若い広葉樹と、同様に若いアカマツ林が大部分を占めていた。背の低い若木が構成する明るい森だったのである。森林というより、収穫期が長め(15~30年)の畑ととらえるのがむしろ妥当だと思っている。その一部には茅葺きに使うための草地もあり、それも禿げ山とままた違った資源採取地であった。以上の理由で、里山林の所有者は昔も今も農家(集落の共同所有も含む)である。……里山林=雑木林+アカマツ林=農用林+薪炭林という見方をしてほしい。近年、多くの人がイメージする里山は、「大木があって緑豊かな森」となっているが、今はむしろ、「緑が異常に増えすぎてしまった」ため、森林に生息する多様な生物にとって、あるいは森林管理上に好ましいとはいえない状況である。……
 森林には様々なタイプや用途がある。里山林とは農村の集落の周囲にある山林を指す。広義では集落近くの人工林も含めるが、一般には人工林を除いた部分を里山林ととらえることが多い。行政上の区分としてはこの里山の林を「天然林」あるいは「天然生林」に分類しているため(林野庁)、まるで原始林・原生林のような手つかずの森のイメージを持つ人が多いが、現在は自然に任せているという意味であり、「天然の林」ではない。人々が生活の資源として使い続けてきた林であり、森林のタイプとしては「二次林」、つまり原生林的な林を伐ったあとに形成された二次的な林である。本稿では里山二次林と呼ぶことにする。田畑の部分は、里山に対する呼び方として近年は「里地」と呼んでいる。(伊藤一幸編著『エシカルな農業』89~92頁)

伊藤一幸編著『エシカルな農業』目次

伊藤一幸編著『エシカルな農業 未来のために今すべきこと 神戸大学と兵庫県の取り組み』(誠文堂新光社、2016年10月)
エシカルな農業
エシカル(ethical)とは?英和辞典では「道徳上の」「倫理的な」を意味する形容詞。近年、英語圏では「環境や社会に配慮している様子を表す」という意味が加わってきた。神戸大学と兵庫県のエシカルな取り組みを紹介!

目次
はじめに(神戸大学農学部地域連携センター長 星 信彦)
第1部 地域農業の発展のための神戸大学の取り組み
1  篠山市と神戸大学の協働 (伊藤一幸・清野未恵子)
2 「丹波の赤じゃが」と「あかじゃが舎」(伊藤一幸)
3  耕作放棄地でできる野生梨のジャムやシロップ(片山寛則)
4  有機水田には新しい機械除草を (庄司浩一)
5  篠山市における大学と協働したサルの追払い施策
   -さる×はた合戦による餌資源管理-(清野未恵子)
6  黒大豆栽培における知恵の継承と創造 (山口 創)
7  里山保全と森林資源の活用(黒田慶子)
8  未来の但馬牛のために今すべきこと(大山憲二)
 コラム1.閉鎖育種を支える (福島護之)
 コラム2.神戸大学ビーフ (大山憲二)
9  人と農を取り巻く自然環境の歴史と在来作物の役割(坂江 渉・宇野雄一)

第2部 コウノトリを大切にする兵庫の農業
1  コウノトリの野生復帰とコウノトリ育む農法
(1) コウノトリの野生復帰(保田 茂・西村いつき)
(2) コウノトリ育む農法・生き物を育む稲作技術(西村いつき)
(3) 持続的水田抑草技術の確立を目指して、天然資材を用いた抑草法 (澤田富雄)
(4) 水田の生物多様性を求めて(戸田一也)
(5) 魚道の整備など生物多様性促進技術(青田和彦)
2  環境創造型農業の歩み(西村いつき)
3  ひょうご安心ブランドのモデル事例紹介(戸田一也)
(1) たつの市のバジル
(2) おおや高原の有機野菜
(3) 母子茶「茶香房きらめき」

まとめに代えて  (著者を代表して 伊藤一幸)
編集後記 (三浦恒夫)

第2回落ち葉掃き・焼き芋体験イベント準備 12月17日

明日の落ち葉掃き・堆肥場作り&焼き芋体験に向けて会場の点検をし、焚き火の場所の設営をしました。
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落ち葉を入れる堆肥箱設置 12月9日

市民の森保全クラブ定例作業日。作業参加者は芦田さん、金子さん、澤田さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの7名でした。12月4日に実施した落ち葉掃き・堆肥場作り&焼き芋体験で市民の森の作業エリア内の堆肥箱がすべて満杯になったので、新たに180㎝×180㎝のものを1箱設置しました。
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※次回の落ち葉掃き・堆肥場作り&焼き芋体験は12月18日(日曜日)。参加者募集中です。
焼き芋チラシ

岩殿の紅葉 12月5日

岩殿丘陵の紅葉は見頃です。天候が安定せず、先月末の初雪と毎週の降雨で落葉が早まりましたが、晩生の紅葉は充分に楽しめます。
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九十九川の起点近くの川沿いの藪がなければ奥まで見通せますね。

市民の森の紅葉 11月21日

市民の森入山口の紅葉です。一雨毎にきれいになります。
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お知らせ
岩殿漫喫クラブと市民の森保全クラブのこれからのイベント情報は、岩殿満喫クラブ・市民の森保全クラブ催事・イベント情報でお知らせ中です。
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