県土強靭化緊急治水対策プロジェクト(新規)
背景・目的
令和元年(2019年)10月11日~13日に東日本を直撃した台風第19号により、県管理河川では昭和57年(1982年)の台風第18号以来、37年ぶりの堤防決壊が発生した。また、溢水・越水が57箇所(決壊2箇所含む)で発生したことや国管理河川の決壊などにより、県内の総浸水面積が約10,000haとなる甚大な被害が生じた。そこで、県土全体の強靭化を図るため、61河川・101箇所において緊急治水対策を実施する。

事業の概要
(1)決壊対策台風第19号で越水した堤防について補強を行う。越水に至っていない箇所においても、越水した場合の決壊防止対策として、粘り強い堤防の構築を進めていく。
(2)漏水・浸透対策堤防からの漏水や浸透への対策として、堤防への浸透を防止する遮水シートの設置や、水の通り道を防止する止水矢板の設置、堤体内の水を速やかに排水する設備の整備を実施する。
(3)溢水・越水防止対策溢水・越水という現象自体を少なくするために、河道内の樹木伐採、河道の掘削により水位低下を図るほか、可能な地区では既存の開発調整池の活用を進める。
排水機場では、周辺が浸水しても、その機能を維持できるよう耐水化の対策を実施する。さらに、河川の合流点付近の浸水対策を検討する。

予算額 8,508,810千円
2020年度当初主要な施策(県土整備部)

入間川流域緊急治水対策プロジェクト)(新規)
背景・目的
入間川流域では、国管理河川3箇所、県管理河川1箇所で堤防の決壊が発生するなど流域の広範囲で外水氾濫が発生した。このことを受け、国・県・市町で構成する大規模氾濫に関する減災対策協議会の入間川流域部会で「入間川流域緊急治水対策プロジェクト」が取りまとめられ、埼玉県も積極的にこのプロジェクトを推進する。今後、地域が連携し、「多重防御治水の推進」及び「減災に向けた更なる取組の推進」により、「社会経済被害の最小化」を目指す。※入間川流域部会構成員:国土交通省荒川上流河川事務所、気象庁熊谷地方気象台川越市、東松山市、坂戸市、川島町、埼玉県

事業の概要
(1)多重防御治水の推進河道の流下能力の向上、遊水・貯留機能の確保・向上、土地利用・住まい方の工夫を組み合わせ対応する。
(2)減災に向けた更なる取組の推進関係機関等が連携し、円滑な水防・避難行動の体制等の充実を図る。
(3)埼玉県の主な取り組み埼玉県としては、令和元年(2019年)12月補正で計上した災害復旧費の執行を進めるとともに、流下能力の向上として堤防整備を進めていく。
さらに、河道内の土砂掘削、樹木伐採により水位低減を進めていく。
また、本川合流点付近において、本川への流出抑制や支川の溢水・越水軽減、支川流域内における内水浸水の軽減を兼ねた、遊水地や排水機場等を組み合わせた対策を検討していく。
※対象の県管理河川九十九川、都幾川、飯盛川、葛川

予算額 420,000千円(令和元年12月補正からの累計で1,731,000千円)
2020年度当初主要な施策(県土整備部)_01