章末にある「観察会実施の流れ」から。スダジイしかドングリの木はない三宅島での観察会であることを忘れずに。

観察会実施の流れ
(115頁)
1 テーマとねらいを決める
2 日時、場所を選ぶ
3 参加者の想定
4 下見とプログラム作成
5 コース、所用時間の検討
6 備品の準備
7 観察会実施
8 反省

テーマとねらいを決める(114頁)
 ①ドングリの観察を通して、自然に興味、関心を持たせる。
 ②植物と動物の関係、森の成り立ちについて考えるきっかけとする。
 ③一粒のドングリが大木になるまでの時間の流れを感じさせる。

下見とプログラムの作成(114頁)
 ①ドングリには豊作の年と不作の年があることを知る(室内)
 ・読物によって、豊作年と不作年が訪れる意味を知り、ドングリに関心を持たせ、観察会の導入とする。
 ②ドングリを拾い、形、大きさ、色を観察する。
 ③実の色と違いがあることを知り、その意味を考える。
 ・黒い実と茶色の実があることに気づく。[以下略]
 ④木から落ちた実はどうなるか確かめる。
 ・地面に落ちた実から根が出ていることを発見する。
 ・芽は出ていないことを確認する。
  *実は落ちるとすぐに根を出し、春に芽が出る。
 ⑤前年に落ちた実の芽生えを探す。
 ・崖の途中や朽木の幹の中など、不自然な場所から発芽している芽生えを見つけその理由を考える。
 ・ドングリを隠すヤマガラの行動を知る
 ・ヤマガラがドングリを隠す様子を想像する。
 ・ドングリとヤマガラのかかわりについて考える。
 *ヤマガラにはドングリが大切な食糧になり、ドングリにはヤマガラが分散を助けている。
 ⑥一本の大木を見て考える
 ・大木を見ながら一粒のドングリから育つまでにかかった時間を感じる。
 ・大木が多くの命を支えていることを観察する。
 ・スダジイが三宅島にたどり着き、定着するまでの物語を想像し、観察会のまとめとする。