大江靖雄『グリーン・ツーリズム -都市と農村の新たな関係に向けて- 』(千葉日報社、2013年3月、762円)を読みました。「県土と県民の豊かな未来に向けて」出版された『千葉学ブックレット』の「都市と農業-4」で、都市と農村の混在する千葉県を舞台にグリーン・ツーリズムのあり方を探った本です。

  はじめに
第1部 グリーン・ツーリズムの社会的背景と意義
    国民的関心の変化
    都市と農村の関係とグリーン・ツーリズムの意義
    グリーン・ツーリズムの歴史と特徴
    わが国グリーン・ツーリズムの特徴
第2部 千葉の観光と農村資源の現状
    千葉県における観光の特徴
    千葉県の農林水産資源
    千葉県グリーン・ツーリズムの特徴
第3部 事例にみる千葉からの動き
    NPO法人千葉自然学校-統合型NPO組織の意義と役割-
    枇杷倶楽部-房州びわを活用した商品開発のコミュニティ・ビジネス-
    自然の宿「くすの木」-集落管理運営による交流施設-
    棚田倶楽部 鴨川大山千枚田-都市農村交流による地域資源の保全-
    鴨川農家民泊組合
    千草台園芸サークル-市民管理運営型の市民農園-
    谷当グリーンクラブ-交流による里山保全の経済的自立化を目指して-[やとう]
    須藤牧場-酪農教育ファームと交流型ファミリー・ビジネス-
    ペンション・スズキアグリ-定年帰農者による農林漁業体験民宿-
  むすび
  あとがき
 参考文献と文献案内-さらに知識を深めたい方々へ-