第2次東松山市環境基本計画(2011年4月)、環境年次報告書を東松山市のホームページからダウンロードして読みました。

 環境基本計画は、自然と人が支えあう「いのち」輝く笑顔つながるまちづくりを基本理念として、①将来世代の豊かさを守る持続可能な暮らし、②恵みをもたらす里山、農地水辺の保全、③市民、地域のチカラが発揮される協働のまちの3つの目標、目標実現のための7つのプラン(笑顔プラン)からなっています。

 笑顔プランは、
  1 ごみ・無駄・危険をなくす「ゼロ・ウェイスト宣言」にチャレンジする。
  2 エネルギーの自給を目指し、自然エネルギーを活用する。
  3 里山・緑地を楽しみ、守り、育てる。
  4 食と農の暮らしの理解を深め、地産地消で農業を支える。
  5 水辺の豊かさを取り戻し、まちづくりにいかす。
  6 “ないものねだり”から“あるものさがし”へ 地域の魅力を発信する。
  7 環境まちづくりで人づくりと地域おこし の仕組みをつくる。
の7本で、市民と市が一緒に進める協働のプランです。

 笑顔プランの構成は次のとおりです。
  ① 取組方針
     「環境×まちづくり=笑顔プラン」に掲げる、市民と市が一緒に進める協働の取組方針を定めます。
  ② 現状と課題
     現時点での状態や課題を整理します。
  ③ 10年後の“こうあってほしい姿”
     計画期間が終了する平成32年度の“こうあってほしい姿”のイメージを文章で表現します。
  ④ 成果を測る注目指標
     “こうあってほしい姿”を客観的に数値で把握できる「注目指標」を設定し、その推移を観察します。
  ⑤ 市の施策
    取組方針に沿って、市がやるべきこと(施策)を掲げます。
  ⑥ 市民プロジェクト
    取組方針に沿って、市民ができること(市民プロジェクト)を掲げます。

 市民プロジェクトの位置づけは、
  「環境×まちづくり=笑顔プラン」に掲げる「市民プロジェクト」は、計画づくりに参加した市民の意見を集約し、“市民が主体的に考え、実践できること”として、市民策定委員会が整理したものです。とりわけ、第2次環境基本計画に示している市の施策と連動し、協働で取り組むことによって、大きな成果を得られると想定される取組を列挙しています。
 今後10年間の計画期間中に、取組主体の組織化も含め、実施体制が整った市民プロジェクトから、順次、行動に移していくものであり、次の視点で検討されています。
  ◆市の施策に連動しています。
  ◆はじめの一歩となる具体的な内容です。
  ◆多くの市民や事業者の参加を期待します。
  ◆進捗状況に応じて、内容の追加や訂正を行います。

 笑顔プラン1の 「ごみ・無駄・危険をなくす「ゼロ・ウェイスト宣言」にチャレンジする。」について、2013年の市民プロジェクトは3本あり、次の事業が登録されています。
 No1「ごみダイエット作戦プロジェクト」~一人一日100グラム、家庭からごみを減らそう~
   4Rアクション 〔実施主体:4Rアクション実行委員会〕
   目標!ゼロウェイスト 〔実施主体:ゼロウェイスト研究会〕

 No2「生ごみ資源化プロジェクト」~生ごみから堆肥をつくり活用しよう~
   生ごみの削減と生活雑排水等の浄化 〔実施主体:生ごみの削減と生活雑排水の浄化プロジェクト〕
   EM菌による生ゴミ堆肥化プロジェクト 〔実施主体:大岡地区EM研究会〕

 No3「有害化学物質削減プロジェクト」~合成洗剤から「せっけん」へ、身近な環境リスクを減らそう~
   楽しく!せっけん 〔実施主体:えがおプロジェクト〕
   福島の原発事故から、暮らしと環境を考え行動するプロジェクト〔実施主体:子ども未来・東松山〕
   生活を科学しよう! 〔実施主体:生活クラブ生協比企支部〕

成果を測る注目指標として、市民一人一日当たりのごみ排出量(g)ごみの資源化率(%)埋立て処分量(t/年)があげられています。2013年度の市民一人一日当たりのごみ排出量は938g、ごみの資源化率15.80%、埋立て処分量3565.76tとなっています。この指標の元になっている数値、計算式はどのようなものなのでしょうか。
 環境省「一般廃棄物処理事業実態調査」の2013年度調査結果の埼玉県のごみ処理の状況(2013年度実績)から算出した東松山市のごみ集計結果では、
 収集ごみ(混合ごみ+可燃ごみ+不燃ごみ+資源ごみ+粗大ごみ+その他)=26,620t/年
 計画収集量(収集ごみ+直接搬入ごみ)=30,221t/年
 ごみ総排出量(計画収集量+集団回収量)=30,895t/年
 ごみ処理量(直接最終処分量+直接焼却量+焼却以外の中間処理量+直接資源化量)=30,153t/年
 1人1日あたりごみ排出量(ごみ総排出量/総人口)=946g/人日
 リサイクル率([資源化量合計+集団回収量]/[ごみ処理量+集団回収量])=20.36%
 中間処理による減量化量(施設処理量-施設処理後資源化量-施設処理後残渣処分量)=21,089t/年
です。

※東松山市のゴミ処理フロー(埼玉中部広域清掃協議会「薪ごみ処理施設整備構想」2014年3月、3頁)
東松山市のゴミ処理フロー
※東松山市合計処理量(2013年度実績) ごみ処理フローシート(環境省「一般廃棄物処理事業実態調査」から埼玉県集計結果(ごみ処理状況)のゴミ集計結果シート(東松山市のコード番号:11212)
東松山市ゴミ集計結果(2013年度)

※東松山市合計処理量(2013年度実績) ごみ処理フローシート((環境省「一般廃棄物処理事業実態調査」から埼玉県集計結果(ごみ処理状況)のゴミフローシート)
東松山市ゴミ処理フローシート(2013年度)