青木ノ入の畑にいました。ツマグロヒョウモン(タテハチョウ科)のオスです。
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※ツマグロヒョウモンの出現は温暖化の影響(埼玉県環境科学国際センター「緊急レポート地球温暖化の埼玉県への影響」2008年)
かつて埼玉県内ではほとんど確認されなかった南方系の生物で、近年、その記録が増えているのはムラサキツバメだけではない。チョウでは、かつては全く記録の無かったナガサキアゲハが2000 年に北本市で記録され、その後、県内各地で記録されている。1980 年代まではほとんど近畿地方以西でしか見られなかったツマグロヒョウモンも、2000 年代に入ると県内各地で確認されるようになり、現在は最も普通に見られるチョウの一つになっている。また、チョウ以外では、元々中国や東南アジア原産であり、昭和初期に九州に入ったと考えられているカメムシであるヨコヅナサシガメも、2000 年代に入ると埼玉県内でも記録されるようになった。この様な、南方系の生物の埼玉県への侵入や定着は、今後進むと考えられる。