梅雨空が続いています。鳩山の雨量はこの3日間で27.5㎜です。山崎亮『コミュニティデザインの時代』(中公新書2184、2012年)を読みまし
仕事の区切り 「コミュニティデザインの仕事はどういう状態になると終わったことになるんですか」と聞かれることが多い。…… コミュニティデザインの仕事がひと区切りしたと思う基準はさまざまだが、おおむね「コミュニティが自走し始めた」と思うところまで来たら僕たちの仕事はほとんどなくなったと判断することが多い。コミュニティにおける各人の役割が明確になり、なにを目指して活動するか、具体的に活動をするかが共有されており、すでに何度か活動した実績があるという状態、また、自ら事例を調べたり、新しい企画を生み出したりすることができ、新たなメンバーを募集することができ、自分たちの活動をしっかりと広報できるツールや技術を手に入れている状態。さらに、まちづくり基金などのコミュニティを応援する仕組みが整い、コミュニティ自身も助成金や補助金などの競争的資金を適宜手に入れることができるような書類が作れるようになった状態。こうした状態になったら、コミュニティは自ら走っているといえよう。……コミュニティデザインとは、「大人の部活動づくり」なのかもしれない。(243頁~245頁)
岩殿満喫クラブや市民の森保全クラブのことを考えると、「日暮れて道遠し」の感がありますが、「倒行逆施」することなく進んでいきたいと思います。