1月15日、高坂丘陵市民活動センター調理室で大東文化大学の学生と「豆腐と切り干し大根づくり」をします。
豆腐1丁を作るには何グラム、何粒の大豆が必要なのでしょう。日本豆腐協会のサイトには、昔から豆腐業界では、「1丁380粒」といわれていますとあります。
豆腐は、大豆に水を加えてすり潰し、それを煮て、しぼった汁(豆乳)をにがりで固めたものですから、市販の豆乳からでもつくれます。豆乳類は「大豆固形分8%以上」(豆乳)とか、「大豆固形分6%以上」(調製豆乳)あるいは「同4%以上または2%以上」(豆乳飲料)などと規定(JAS法)されています。水分を除いた大豆固形分10%以上の成分無調整の豆乳から豆腐はつくれますが、大豆固形分8%以上の豆乳、混ぜ物のある調整豆乳(大豆固形分7%以上)、豆乳飲料(大豆固形分4%以上)ではにがりを入れても固まらず豆腐はつくれません。
大豆(フクユタカ)150グラム=1カップ、水1.6リットル、にがり10ミリリットルから木綿豆腐1丁(約350グラム)とおから約150グラムができる。1カップの大豆は数えると470粒。1カップの大豆を収穫するにはおよそ1㎡の畑の面積が必要という記事(『婦人之友』2014年3月号、51頁)がありました。大豆1丁のおおきさや重さは地域や製法によって違いがありますので、「豆腐1丁は大豆380粒」はおおまかな値です。

野田知子「50分でできる生絞り法で豆腐をつくる」『自然教育活動』42号、1997年10月、72頁~73頁)