岩殿満喫クラブ 岩殿 Day by Day

       Think Globally, Act Locally

岩殿A地区の畑のコムギ 12月2日

岩殿丘陵の紅葉はまっさかりです。
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須田さんが11月14日に蒔いた岩殿A地区の畑の小麦です。雨が降って伸びてきました。
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テンスイダ、ヤツダなど田んぼの水利条件を示唆する名称

『新編 高崎市史 民俗編』(高崎市、2004年3月)72頁~76頁にある水田の呼称。地名(小字名)になっているものもあります。
  ヒッコシダ(引っ越し田):水が周囲の田から滲み出すなどして自然と流れ込み、水が引っ越す田
  カゴッタ(籠田):水はけがよすぎて、水を入れてもすぐ抜けてしまう田
  テンスイダ(天水田):天水(雨)に頼らないと田植えも出来ない田
  ヤツダ(谷田)・ヤチッタヤツッタ:丘陵部の谷の田
  ヒエタ(冷田)・ヒエッタ:冷たい水の掛かる田
  シケッタ(湿気っ田):低湿な田
  ヒドロ・ヒドロッタ:周囲から水が差して常にじくじくと水がある湿田

天水田(『新編 高崎市史 民俗編』73頁~74頁から引用)
 市域の各地に天水田あるいは単に天水(てんすい)と呼ばれる田が存在する。天水というのは天からの水、すなわち雨のことで、天水田は、用水量が不安定で降雨に頼らないと田植えもできない水田のことである。寺尾町舘では、天水に対して河川を堰き止めて揚げる用水を「上水(じょうすい)」といって区別していた。
 丘陵部にある舘の天水田は、ヤツと呼ばれる谷の沢水を簡単な施設によって引き入れている田であった。少しでも用水量を確保するために、谷水を集めるツツミ(堤)と称する小規模な溜池を造った。同じく丘陵部にある鼻高町(はなだかまち)上鼻高でも、やはり谷にあった水田が天水と呼ばれ、「おてんとうさま次第」で大雨が降らないと田植えができなかったという。ここでも用水不足を補うためにツツミが造られていた。……(中略)
 市域の天水と呼ばれる水田は、谷の沢水、湧き水、規模の小さい河川など、その用水源はさまざまであるが、水量の不安定さと降雨への依存度の大きさから「天水」という共通した名称が付けられていたのである。

ヤツダ(『新編 高崎市史 民俗編』74頁~75頁から引用)
 用水量が不安定な天水は、大きな河川を堰上げた水を引くことができない丘陵地の谷筋に多くあった。ヤツ(谷)の水を引く丘陵地の水田はヤツダと呼ばれた。寺尾町舘、鼻高町の天水田はいずれもヤツダであり、山名町の丘陵部山の上にもヤツダがあった。谷を流れる沢の水は、水量が不安定な上に水温も低かった。直接、田の水口から稲に掛けると、半分くらいの稲に実が入らなくなってしまう。そのため、田のクロ(畦)に沿った内側に土手をつけてヒエボリという溝を作り、そこに沢水を通して水温を上げてから稲に掛けた。冷たい水が掛かる田はヒエッタ(冷え田)とも呼ばれる。
 しかし、ヤツダは丘陵部の谷筋にだけあるとは限らない。倉賀野町西部の粕川やそこに流れ込む川沿いの深く窪んだところもヤツと呼ばれ、ヤツにあった水田はヤツダと呼ばれた。裏作の麦は作れたが、低温でシケッタ(湿気っ田)だったといい、土地の価格も低かった。
 湧き水を伴う水流沿いの水が滲みて湿気った田もヤツダと呼んだ。市域北部の行力町にもヤチッタとかヤツッタと呼ばれる田があった。行力町では湧き水が弁天池と呼ばれる池を作っていたが、そこから流れ出る水路の近くに水が滲みて湿気った田があり、これたヤチッタであった。土が重く、作業しづらい田だった。また、弁天下りと呼ばれる弁天池から流れ出る水は水温が摂氏16度程度と冷たく、やはり水田の畦の内側に稲一株分の水路を作り、そこに水を通して温めた。これをマワシミズ(廻し水)といい、そうしないと、「アオサに立つ」といって稲が肥料を吸収せずに、青いままで実が入らなかった。
 貝沢町では道木堀という水路が清水と呼ぶ湧き水があり、周囲から水が差してヤチ(谷地)のようだったといい、その水が掛かる字八反田の水田は湿田で、「ヤチッタみたいなものだ」といわれていた。ここも地価が低かったという。

※岩殿の谷津田で「ヒエボリ」「マワシミズ」というような田んぼに入る水を温めるための溝を掘っていたところがあったのか、農家に尋ねてみましょう。「ツツミ」と呼ばれる溜池の大きさはどの位なのでしょうか。現地で確かめたいものです。

『所沢の民具 2』「稲作とその用具」の目次

小さい農家であっても農業機械は一通り持っていて、それらがあるから、ウィークデイは高齢者主体、土・日は同居家族も加わって自家の田んぼや畑が管理できるというのが岩殿地区の農業の現状です。岩殿満喫クラブの今年の谷津田での稲作も岩殿・入山田んぼの会の皆さんの協力で岩殿C地区ではトラクタ、田植機、バインダー、ハーベスタを使って農作業をしました。手押しの耕運機(管理機)は田んぼに入るが他の作業機は使えない岩殿B地区の田んぼで作業をしていると、1960年代半ば以前、昭和30年代の機械化以前の米作に思いを馳(は)せることがあります。埼玉県内の市町村で発行されてきた市町村史の民俗編には機械化以前の農作業がまとめられているものがあり、それらを満喫クラブの農業に活かしていけたらと思って頁を繰っています。何かの時に思い出せるよう、目次や引用を読書ノートとして記事にしておきます。

  所沢の民具 2 稲作・茶作り編   所沢市史調査資料別集17  1994年3月発行
   編集 所沢市史編さん室  発行 所沢市史編さん室

  稲作とその用具
  1 稲作の概要
  2 稲作の行程
  3 稲作の用具
   (1)水利
    〈セキ(堰)〉
   (2)耕起・整地
    〈人力による耕起・整地〉
     マンガ(タマンガ・タウナイマンガ)
     エブリ(エボリ・イブリ)・ナラシボウ
     シビオシ
    〈畜力による耕起・整地〉
     牛
     マンガ(馬鍬)・クラ・ハナザオ・ハラオビ
    〈機械による耕起・整地)
   (3)クロツケ
     クロツケの方法と使用用具
   (4)苗間作り
    〈水苗代〉
    〈岡苗代〉
   (5)田植え
    〈苗取り〉
    〈苗運び〉
    〈苗振り〉
    〈田植え〉
     センビキ(線引き)・スジヒキ
    〈手植えの方法〉
    〈機械植え〉
   (6)ツミタ(摘田)
    〈ツミタの播種〉
     ツミタのスジツケ・ナラシボウ
    〈ツミタの利点と欠点〉
   (7)除草
     タノクサトリキ
     クサトリ
   (8)害虫・害鳥駆除
   (9)稲刈り
    〈刈り方〉
     フネ(舟)
     ウシ
     タゲタ
    〈運搬〉
    〈稲の乾燥〉
   (10)脱穀
     センバ
     リンテンキ(輪転機)
    〈ポーチ〉
     クルリボウ
    〈機械を使った脱穀〉
     脱穀機
    〈選別〉
    〈籾の乾燥〉
   (11)籾摺り
     カラウス
   (12)精米
     タチウス(立臼)
     ジンガラ(地唐臼)
     水車
     精米機
   (13)コメの保存
    〈種籾の保存〉

※大館勝治さん執筆。写真に加えて宮本八惠子さんの農具や農作業の図版がある。

籾すり、ブロッコリとカリフラワー収穫 11月29日

児沢家で籾すりをしました。玄米で30.6㎏です。
畑のカリフラワーとブロッコリをとりました。
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午後は石坂の森を歩く 11月29日

地球観測センターで昼食をすませ、NPO法人里山環境プロジェクト・はとやまのスタッフの皆さんのガイドで、石坂の森の谷津の休耕田の側を通る散策路を石坂の森駐車場まで歩きました。雨の中、短い時間でしたが生きものゆたかな石坂の森の魅力を体感できました。
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セラピーウォーキング、雨天のため午前で中止 11月29日

市民の森-地球観測センター-石坂の森-岩殿観音(坂東札所10番正法寺)-物見山で予定されていた『森の魅力発見!森林セラピーウォーキング』は、雨天の為、地球観測センターまでの午前の部で中止となりました。残念です。ガイドしながら、参加者の皆さんと会話して、今後の活動の示唆をえました。
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市民の森を安心感が高くリラックスできるウォーキングや森林浴を楽しんでもらえる場として整備し、散策する皆さんにガイドする、生きもの観察会や自然体験活動を企画する、さらに森林整備作業やモニタリング(調査・記録)活動に参加して活動することもセラピー効果、心身の癒し効果があることをアピールし、市民の森保全クラブの里山保全活動を広げていきたいと思いました。

市民の森を健康と癒しの森へ

明日行われる「森の魅力発見!森林セラピーウォーキング」の市民の森のコースのガイドを引き受けています。物見山駐車場からボッシュ林、谷津田、入山沼、市民の森保全クラブ作業エリア、尾根沿いの園路を通って地球観測センターまでご案内します。コースを参加者の皆さんと歩きながら、快適さを感じる場所・五感を刺激する場所(景観がいい・風が通りぬける・明暗の変化がある・日当たりがよい・視界が急に開ける・鳥の声が聞こえる・食べられる木の実があるなど)、セラピーポイントを確認し、保全活動に活かしていきたいと思っています。

千葉県のホームページの農林研究所刊行物のダウンロードページに、『里山公開講座 里山活動による千葉の森づくり Vol.5  健康と癒しの森づくり 1909年3月』があります。17頁のパンフレットです。

1 森の持つ癒し効果
   ちばの自然・風土を活かした森づくり
   森林セラピーとは
   森林セラピーの広がり
   明らかにされつつある森林セラピーの効果
  コラム1 ドイツの自然療法
2 健康と癒しの森づくりのポイント
   どんな森を目指したらよいか
   高齢者を対象としたポイント
   障害者を対象としたポイント
   幼児を対象としたポイント
3 健康と癒しの森づくり(計画編)
   セラピーコースの概要
   森づくりの流れ
   セラピーポイントの抽出
   整備計画の作成
  コラム2 私の原風景~脳裏に焼きつく雑木林~
4 健康と癒しの森づくり(実践編)
   目標林型と整備方法
   気持ちの良い森
   五感を刺激する森
   安心して散策できる森
   整備前後の森の変化
   整備後のフィードバック
  コラム3 船橋県民の森における癒しの森づくり
5 セラピー効果の測定
   セラピー効果の測定方法
   森づくり前後のセラピー効果
  コラム4 セラピー効果の測定指標
6 セラピープログラム
   五感を刺激するプログラム
   ストレッチや体操
   セルフカウンセリング
   その他のプログラム


その1 http://www.pref.chiba.lg.jp/lab-nourin/nourin/documents/satoyamaguide501.pdf

その2 http://www.pref.chiba.lg.jp/lab-nourin/nourin/documents/satoyamaguide502.pdf

その3 http://www.pref.chiba.lg.jp/lab-nourin/nourin/documents/satoyamaguide503.pdf

その4 http://www.pref.chiba.lg.jp/lab-nourin/nourin/documents/satoyamaguide504.pdf

詳細な研究は千葉県農林総合研究センター『特別報告第5号(2014)』の白井珠美「療法的活用を目的とした身近な森づくりに関する研究」でご覧下さい。

序章
 第1節 研究の背景
 第2節 研究の目的
 第3節 論文構成
第1章 森林が有する療法的効果
 第1節 本章の目的
 第2節 療法的効果の意味
 第3節 植物の療法的効果に関する研究
 第4節 森林の療法的効果に関する研究
 第5節 海外における自然療法と日本での展開事例
 第6節 小括
第2章 身近な森林の療法的効果の検証
 第1節 本章の目的
 第2節 コナラを主林木とする里山での療法的効果
 第3節 海岸林の療法的効果
 第4節 様々な里山景観における療法的効果
 第5節 小面積の里山が有する療法的効果
 第6節 季節の違いによる療法的効果の差異
 第7節 小括
第3章 療法的活用を目的とした森づくりの方向性
 第1節 本章の目的
 第2節 森林内の光・温熱環境と空間評価との関係
 第3節 森林療法に効果的な活動プログラムの検討
 第4節 森林療法を目的とした森づくり活動の試み
 第5節 小括
第4章 森林の療法的活用の定着に向けた取り組み(千葉県の事例)
 第1節 本章の目的
 第2節 森林療法を行う場所の確保に関する取り組み
 第3節 森林療法を担う人材育成とプログラム開発に係る取り組み
 第4節 森林療法の理解者および利用者を増やすための取り組み
 第5節 小括
終章
 第1節 本研究の総括
 第2節 今後の課題

摘要
引用・参考文献
謝辞
Summary

※森林セラピー、森林療法、森の癒し活動について
心身を回復に導く「森林療法」 上原巌氏 - こだわりアカデミー
『森の癒し』活動について - 千葉県森林インストラクター会
   FICは千葉県森林インストラクターの会(Forest Instructor Chiba)

セラピーウォークの下見 11月27日

DSCN076029日(土曜日)に、鳩山町・東松山市の共催で行われる「森の魅力発見!森林セラピーウォーキング」の市民の森散策コースを、片桐さん、渡部さんと下見しました。林内には石坂の森・市民の森の共通案内板が新たに立てられていました。
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ハナビラニカワタケ
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オトコヨウゾメの赤い実
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コシアブラの「紅葉」
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晩秋・葉の色が白くすきとおっていく

ハグロケバエの幼虫集団
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25日・26日の雨でひょうたん池にも水が入る 11月27日

25日、26日の雨でひょうたん池に水が入っていました。メダカの移動はしばらく延期です。
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快晴の岩殿風景 11月27日

2日間の雨が上がり、晴れ上がって紅葉が美事でした。
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